------------------------------------------------------------ 表紙 ------------------------------------------------------------ 宇都宮の生活情報満載の行政情報誌 広報うつのみや 8月号 平成29年(2017年) ナンバー1696 今月の表紙 清南スマイル号 運行開始式 特集 ふるさと宮まつり・うつのみや花火大会 介護予防 風水害に備えよう LRT「渋滞対策」 宇都宮市ホームページ http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp 代表電話(市政情報コールセンター) 電話 028-632-2222 表2 ------------------------------------------------------------ 目次 ------------------------------------------------------------ 1 LRT 2 特集1 ふるさと宮まつり・うつのみや花火大会 4 特集2 介護予防 6 特集3 風水害に備えよう 12 健康・福祉・国保・年金 18 子ども 23 健康ポイント事業 24 住まい・環境・安全・交通 27 道の日/行政改革 28 暮らし 32 税・産業・雇用 33 文化・教養・スポーツ 38 相談窓口 42 地域スポーツクラブ 43 はつらつ宮っこ/教えてイイトコUTSUNOMIYA(ウツノミヤ) 44 施設のイベント 48 日程・情報/カレンダー 人のうごき 平成29年7月1日現在(前月比) 人口総数 520,058人 (+(プラス)262人) 男  259,913人 (+(プラス)115人) 女  260,145人 (+(プラス)147人) 転入 1,346人 転出 1,119人 出生 394人 死亡 359人 世帯 222,370世帯(+(プラス)221世帯) 上記の人口・世帯数は、平成27年国勢調査人口を基礎とし、住民基本台帳による異動数(出生・死亡・転入・転出者数)を加減したものです。  お問い合わせ 政策審議室 電話 632-2124 ------------------------------------------------------------ 今月の表紙 清南スマイル号 運行開始式 ------------------------------------------------------------  6月1日に、清原地区南部の地域内交通「清南スマイル号」の運行開始式が開催されました。市内で14路線目となる地域内交通がスタートし、「外出が便利になる」と地域の皆さんも、「みんなが笑顔で乗ってほしい」という気持ちを込めて愛称を命名した水沼陽香(はるか)さん(清原南小学校4年)も、笑顔です。  本市では、少子高齢化・人口減少社会においても、市民が「幸せ」「楽しい」「豊か」を実感できるよう、鉄道やLRT、バス、地域内交通などが効率よく連携した公共交通ネットワークの構築に取り組み、「交通未来都市うつのみや」の実現を目指しています。 お問い合わせ 交通政策課 電話 632-2133 ------------------------------------------------------------ クイズコーナー ------------------------------------------------------------ 宇都宮(うつのみや)にまつわるクイズを出題(しゅつだい)するよ。答(こた)えは37ページ下(した)を見(み)てね 問題(もんだい)1 西刑部町(にしおさかべまち)にある「みずほの自然(しぜん)の森公園(もりこうえん)」の広(ひろ)さはどれくらい? 1 東京(とうきょう)ドーム1個分(こぶん) 2 東京ドーム3個分 3 東京ドーム5個分 4 東京ドーム7個分 問題(もんだい)2 うつのみや花火大会(はなびたいかい)では、何発(なんぱつ)くらいの花火が打(う)ち上(あ)げられる? 1 約5,000発 2 約10,000発 3 約15,000発 4 約20,000発 ------------------------------------------------------------ イベント日記 ------------------------------------------------------------ 6月9日 議場ジャズコンサート 6月17・18日 篠井農産加工教室 6月30日 プロ野球公式戦 巨人対横浜DeNA戦 7月8・9日 3×3 PREMIER.EXE(スリーバイスリー プレミアムドットエグゼ) 02-03ページ ------------------------------------------------------------ 特集1 ふるさと宮まつり・うつのみや花火大会 ------------------------------------------------------------ 8月5日(土曜日)・6日(日曜日) 第42回 ふるさと宮まつり 市民の皆さんの交流の場として、また、お互いの「心」の触れ合いの場として誕生した「ふるさと宮まつり」。市内最大のお祭りは、見て楽しい、参加してうれしい催しが盛りだくさん。 日程 5日(土曜日) 正午 バンバ・日野町通り交通規制開始 正午〜午後1時ごろ 黄ぶなの絵付け手作り体験広場(注 対象は小学生以下。 先着100人。) 会場 バンバひろば 正午〜午後2時 パレード演奏会in(イン)オリオンスクエア 会場 オリオンスクエア 正午〜午後2時30分 ダンスイベント 会場 バンバひろば 正午〜午後9時 協賛イベント 日野町屋台村 会場 日野町通り 正午〜午後3時30分 おはやし(昼の部) 会場 バンバ通り 会場 ララスクエア宇都宮前 午後2時30分〜8時 協賛イベント 県内のプロスポーツPR(ピーアール)コーナー 会場 オリオンスクエア 午後3時〜 郷土芸能 会場 オリオンスクエア 午後3時〜9時 協賛イベント 餃子(ギョーザ)・地ビール屋台村 会場 ふれあい広場 午後4時30分 交通規制開始(大通り、周辺道路) 午後4時40分〜 パレード 会場 本町交差点 午後4時40分〜 和太鼓(出場11団体による勇壮な響き) 会場 上河原交差点 午後5時40分〜 おはやし(夜の部) 会場 本町交差点 会場 上河原交差点 午後5時45分〜 みこし(2日間で51団体88基) 会場 本町交差点 会場 上河原交差点 午後9時 交通規制解除 6日(日曜日) 午前11時30分?11時55分 木遣り・はしご乗り 会場 バンバひろば 正午 バンバ・日野町通り交通規制開始 正午〜午後1時ごろ 黄ぶなの絵付け手作り体験広場(注 対象は小学生以下。 先着100人。) 会場 バンバひろば 正午〜午後1時30分 宮っ子みこし 会場 バンバひろば 正午〜午後9時 協賛イベント 日野町屋台村 会場 バンバ通り 正午〜午後3時30分 おはやし(昼の部) 会場 日野町通り 午後0時30分〜3時30分 和太鼓 会場 バンバ通り 会場 ララスクエア 宇都宮前 午後1時〜3時 民謡民舞の祭典 会場 バンバひろば 午後2時30分〜8時 協賛イベント 県内のプロスポーツPRコーナー 会場 オリオンスクエア 午後3時〜 郷土芸能 会場 オリオンスクエア 午後3時〜9時 協賛イベント 餃子・地ビール屋台村 会場 ふれあい広場 午後4時30分 交通規制開始(大通り、周辺道路) 午後4時40分〜 宮っ子パレード 会場 本町交差点会場 上河原交差点 午後5時5分〜 おはやし(夜の部) 会場 本町交差点 午後5時5分〜 おどり 会場 上河原交差点 午後5時10分〜 宮の梵天 会場 本町交差点 午後5時15分〜 木遣り・はしご乗り 会場 本町交差点 午後5時45分〜 みこし 会場 本町交差点 午後6時34分〜 宮っ子よさこい 会場 上河原交差点 午後8時25分〜 木遣り・はしご乗り 会場 バンバ通り 午後9時 交通規制解除 8月4?7日 協賛イベント オリオン七夕まつり 会場 オリオン通り 交通規制時間・場所 規制日時 8月5・6日午後4時30分〜9時 バンバ・日野町通りの通行止めは、5・6日の正午?午後9時。 中央卸売市場無料駐車場 午後2時30分〜10時中央小前までシャトルバスを運行(片道1人100円・約15分おき)。 市役所駐車場無料開放 午前8時?午後10時 その他 会場となる大通りや周辺道路が規制され、混雑が予想されます。できるだけ公共交通機関などをご利用ください。なお、大通りには自転車の乗り入れもできません。規制解除は現場の状況によります。 市民の皆さんにはご迷惑をお掛けしますが、ご理解・ご協力をお願いします。 8月12日(土曜日) 2017うつのみや花火大会 注 荒天時は13日(日曜日)に順延。  そして、今年で11年目を迎える「うつのみや花火大会」。約2万発の花火が宇都宮の夏を盛り上げ、夜空を彩ります。フィナーレを盛大に締めくくる雷都うつのみやは迫力満点。 時間 午後6時30分〜8時30分。午後7時〜打ち上げ。 会場 道場宿緑地(道場宿町)。 内容 イベントテーマは「幸せ」。二尺玉3連発、昨年比2倍以上の幅で展開する特大スターマイン、幸せや雷などをイメージした花火を、さまざまな音楽と共に打ち上げ。 交通規制 下の地図の通り。会場周辺に一般駐車場はありません。できるだけ公共交通機関などをご利用ください。 電車 JR宇都宮駅から関東バス柳田車庫、徒歩16分。 車 北関東自動車道宇都宮上三川インターチェンジから国道4号、国道121号を経由し、国道408号を清原工業団地方面へ車で12キロメートル。 見どころ 1部 二尺玉3連発を含む音楽連動型特大スターマイン。 2部 今年のメーンテーマ「幸せ」にちなんだ色とりどりの花火。 3部 「雷が多い地域」宇都宮の夏を大迫力で再現。 お楽しみイベント 1 「花火の絵展覧会」作品打ち上げ 1部と2部の間に、市内幼稚園、保育園の年長対象の、約3,000点から選ばれた6作品を実際の花火にして打ち上げ。 2 ことだま花火 「幸せ」のテーマについて、抽選で選ばれた人たちが、特設ステージで花火に乗せて大切な人に思いを伝える。 交通規制・有料シャトルバス・無料臨時駐車場案内 交通規制(一車線規制)午後5時?(規制解除は現場状況による) JR宇都宮駅東口発、柳田車庫行きシャトルバス  運行時間 午後3時?6時30分、午後8時?10時30分 費用 片道340円(利用料)。 キヤノン臨時駐車場4,000台 会場までのシャトルバスを運行します。 運行時間 午後2時30分?10時30分(開門は午後2時?) 費用 片道200円以上(利用料)。 作新学院大学臨時駐車場300台 清原中学校臨時駐車場400台 清陵高等学校臨時駐車場150台 平出パナソニック工場跡地臨時駐車場 日本電産エレシス臨時駐車場 平出パナソニック臨時駐車場 合計700台以上 平出パナソニック無料臨時駐車場シャトルバス発着所 運行時間 午後2時30分?10時30分(開門は午後2時?) 費用 往復600円以上(利用料)。 会場近隣の駐車場には限りがありますので、公共交通機関をご利用下さい。 「ふるさと宮まつり」についての問い合わせは、ふるさと宮まつり開催実行委員会事務局 電話 633-8766へ。「2017うつのみや花火大会」についての問い合わせは、うつのみや百年花火 電話 600-3980、観光交流課 電話 632-2437へ。 04-05ページ ------------------------------------------------------------ 特集2 介護予防 ------------------------------------------------------------ まだまだ先のことと思っていませんか 元気なうちから介護予防  生涯に渡って自分らしく健康な生活を送るため、できることは何でしょうか。  今回は年を重ねてもいつまでも元気に過ごせるよう、さまざまな介護予防の取り組みや、実際に活動している高齢者の皆さんの声を紹介します。 いつまでも元気で暮らすために 栄養とお口の健康 栄養バランスのよい食事を心がけ、歯磨きなどお口の手入れもしっかり行いましょう。 運動 簡単な筋力運動やウオーキングなどを積極的に生活の中に取り入れましょう。 認知症予防 規則正しい生活と脳トレで脳の機能を維持しましょう。 閉じこもり予防 趣味や生きがいづくりなどに積極的に参加し、外出の機会を増やしましょう。  高齢者が「要介護」状態になる主な原因は、脳血管疾患、虚弱(フレイル)状態による衰弱、筋肉の減少(サルコペニア)による転倒・骨折、認知症などがあげられます。  これらを予防・改善するためには、積極的に体を動かすことやしっかり栄養を取ることなどが大切です。  いつまでも、介護を受けずに健康でいきいきとした生活を続けられるよう、元気なうちから「介護予防」に取り組むことが重要です。 身近な場所で介護予防  本市では、各地区市民センター・地域コミュニティセンター・公民館などで介護予防教室(はつらつ教室)を開催しています。  運動やレクリエーションの他、認知症予防のための脳トレーニング・口腔ケア・栄養について学ぶことができます。  詳しくは、お住まいの地区の地域包括支援センターへお問い合わせください(5ページ左の表参照)。  その他にも、今年日本一に輝いたリンク栃木ブレックスや、栃木SC、宇都宮ブリッツェンの選手たちと交流しながら、健康の保持増進を目的とした教室も行っています。  詳しくは15ページをご覧ください。 介護予防の「通いの場」地域の自主グループ  本市の介護予防教室などに参加した人たちが、地域の身近な公民館や集会所などを「通いの場」として、教室終了後も仲間と一緒に継続的に介護予防の運動などに取り組んでいます。  皆さんも、「通いの場」に足を運んで、楽しく介護予防の取り組みを始めてみませんか(5ページ上のインタビュー参照)。 自主グループ活動紹介冊子を作りました  自主グループの活動を、より多くの皆さんに知っていただくため、「自主グループ活動紹介冊子」を作成しました。  身近な地域で楽しく活動している多くのグループを紹介しています。  各地区市民センターや地域コミュニティセンター、出張所、図書館などで閲覧できます。  お問い合わせ 高齢福祉課 電話 632-2357 共同研究(注1 平成24年度から、獨協医科大学と市で行った介護予防に関わる共同研究。)の結果から 握力が強い人ほど、元気!! 目指そう 握力 男性30キログラム以上 女性20キログラム以上 共同研究者獨協医科大学地域医療教育センター (西山緑さん、降籏幹子さん、古市照人さん) 握力の違いによる測定値(注2 平成23〜27年介護予防事業参加者659人) 開眼片足立ち(秒)(注3 目を開けて片足で立っていられる時間。バランス能力を測るテスト。) 握力が強い人(男性30キログラム以上、女性20キログラム以上)は37.2 握力が弱い人(男性30キログラム未満、女性20キログラム未満)は27.5 Timed up & go test(秒)(注4 椅子から立ち上がって3メートル歩く時間。複合的な運動能力を測るテスト。) 握力が強い人(男性30キログラム以上、女性20キログラム以上)は6.5 握力が弱い人(男性30キログラム未満、女性20キログラム未満)は7.4 かなひろいテスト(個)(注5 認知機能を測る検査。) 握力が強い人(男性30キログラム以上、女性20キログラム以上)は28.9 握力が弱い人(男性30キログラム未満、女性20キログラム未満)は25.4 本市の介護予防教室参加者の筋肉量などの変化を測定したところ、教室参加後は、男女ともに筋肉量が増加し、筋肉量が多い人ほど、認知機能・虚弱・運動機能などの要介護になるリスクが低いことが分かりました。  上の図は、握力が強い人ほど、バランス能力や複合的な運動能力、認知機能の結果が良かったことを示しています。また、筋肉量が多い人ほど、「握力」が強いことも分かりました。つまり、握力が弱くなってきているということは筋肉量が減ってきていることを意味し、高齢者の筋肉減少症(サルコペニア)は、握力である程度予測できるのです。  筋肉量を増やし、「握力」を、男性30キログラム以上、女性20キログラム以上目指しましょう。  最近、ペットボトルのふたが開けにくいなんてことないですか。  筋力アップにつながるスクワットやグーパー体操(手をグッと握ってパッと開く)などがお勧めなんですって。 上野典男さん 上野裕子さん  (新里町) インタビュー 「明るく 楽しく 朗らかに」をモットーに 新里団地ゴールドクラブの皆さん  毎週金曜日は合唱の練習をしています。そして老人ホームなどで歌やダンスを披露するボランティア活動をしています。練習して日々向上していくことも楽しいです。また、聞いてくれる皆さんが喜んでくれるのを見ると、必要とされていると実感し、こちらもやりがいを感じます。市の「高齢者等地域活動支援ポイント(注 高齢者等地域活動支援ポイント事業について、詳しくは13ページへ。)」も、積み重ねが形になって見えるのはうれしいですし、張り合いになりますね。  他にも、第1水曜日は健康サロンとして活動し、また、そば打ちなどの料理教室を開いたり、切り絵などの創作をしたりと参加者の特技を生かし活動しています。  健康づくりはもちろん、仲間づくり、生きがいづくりにもなっていると感じます。ぜひ、皆さんも「通いの場」を作ってみてはいかがでしょうか。  働いていたころは、地域の皆さんとの交流が少なく、あいさつを交わす程度でした。今は、このようにコミュニケーションが増え、ここへ来るのが楽しみで、生きがいになりました。 伊藤ひろ子さん 福田艶子さん 半田美代子さん   (新里町) 介護予防などをお手伝いします 地域包括支援センター 御本丸  電話 651-4777 担当する地区 中央・簗瀬・城東 ようなん  電話 658-2125 担当する地区 陽南・宮の原・西原 きよすみ  電話 622-2243 担当する地区 昭和・戸祭 今泉・陽北  電話 616-1780 担当する地区 今泉・錦・東 さくら西  電話 610-7370 担当する地区 西・桜 鬼怒  電話 683-2230 担当する地区 御幸・御幸ヶ原・平石 清原  電話 667-8222 担当する地区 清原 瑞穂野  電話 656-9677 担当する地区 瑞穂野 峰・泉が丘  電話 613-5500 担当する地区 峰・泉が丘 石井・陽東  電話 660-1414 担当する地区 石井・陽東 よこかわ  電話 657-7234 担当する地区 横川 雀宮  電話 655-7080 担当する地区 雀宮(東部) 雀宮・五代若松原  電話 688-3371 担当する地区 雀宮(西部)・五代若松原 緑が丘・陽光  電話 684-3328 担当する地区 緑が丘・陽光 砥上  電話 647-3294 担当する地区 姿川(北部)・富士見・明保 姿川南部  電話 654-2281 担当する地区 姿川(南部) くにもと  電話 666-2211 担当する地区 国本 細谷・宝木  電話 902-4170 担当する地区 細谷・宝木 富屋・篠井  電話 665-7772 担当する地区 富屋・篠井 城山  電話 652-8124 担当する地区 城山 豊郷  電話 616-1237 担当する地区 豊郷 かわち  電話 673-8941 担当する地区 河内(古里中学校区) 田原  電話 672-4811 担当する地区 河内(田原中学校区) 奈坪  電話 671-2202 担当する地区 河内(河内中学校区) 上河内  電話 674-7222 担当する地区 上河内 開設時間 月〜金曜日、午前8時30分〜午後5時15分 06-11ページ ------------------------------------------------------------ 特集3 風水害に備えよう ------------------------------------------------------------  梅雨が明け、今の時期は集中豪雨などによる風水害が発生しやすい時期です。また、秋ごろまでは、台風などによる風水害の被害も懸念されます。  日ごろから風水害に備え、被害を最小限に食い止められるよう、防災についてもう一度考えてみましょう。今回は、洪水ハザードマップについても紹介します。 もしものときに備える  いつ起きるか分からない災害の被害を最小限にとどめるために、非常持出品・備蓄品の準備(7ページ) ・家の周囲の備え(7ページ)・防災情報の入手方法・ 避難場所(10・11ページ)を確認しておきましょう。  また、特に鬼怒川・田川・姿川の周辺に住んでいる人などは、洪水ハザードマップを活用し(8ページ)、河川の氾濫による水害などの被害を最小限にできるよう、地域の水害のリスクなどを確認しておきましょう。 気象情報を常に確認する  気象台では、警報と注意報を市町ごとに発表しています。また、その前段階として、注意を促したり、警報・注意報を補完したりするため、気象情報を提供しています。テレビやラジオなどで提供されるこれらの情報を正しく理解し、活用しましょう(9ページ)。 注意報 災害が起こる恐れがあると予想される場合。 警報 重大な災害が起こる恐れがあると予想される場合。 特別警報 警報の発表基準をはるかに超える豪雨や暴風などが予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合。 防災情報を入手する  災害時に、より多くの市民の皆さんが迅速かつ確実に情報を収集するための手段として、防災情報の登録制メールや緊急速報メールがあります。 防災情報の登録制メール 本市では、市に関係する防災情報などについて、事前に登録した人へメール配信を行っています。配信する情報は次の通りです。 気象警報や土砂災害警戒情報など気象に関する情報。 宇都宮市域における、避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急)などの情報。 その他 市が必要と認めた情報。 緊急速報メール 市内の携帯電話へ、次の内容を一斉配信します。事前登録の必要はありませんが、携帯電話の機種や通信状況、災害の状況などにより、配信されない場合があります。 内容 市域の広い範囲を対象とする避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告など。 その他市からの情報 避難所の開設状況や災害の影響に伴うライフライン情報などを、とちぎテレビ・栃木放送・エフエム栃木・コミュニティFMなどのメディアへ、随時、情報提供します。また、市ホームページや携帯サイト、とちぎテレビのデータ放送を活用して、災害情報をお知らせします。 避難関連の情報を入手する  風水害などの危険が迫っている場合、避難に関する情報を状況の深刻度に応じて発令します。 避難準備・高齢者等避難開始 人的被害が発生する危険性が高まった状況。 避難に時間がかかる高齢者や障がい者などの要配慮者とその支援者は避難を開始してください。 通常の避難行動ができる人は、非常持出品の用意などの避難準備を開始してください。 避難勧告 人的被害が発生する危険が高まった場合。 対象地域の市民の皆さんに避難場所などへの避難を促すものです。 避難指示(緊急) 人的被害が発生する危険性が非常に高まった、またはすでに人的被害が発生した状況。 まだ避難していない市民の皆さんは、直ちに避難に移るとともに、そのいとまがない場合は、命を守る最低限の行動をしてください。 市総合防災訓練 日時 8月19日(土曜日)午前9時〜正午。 会場 宇都宮城址公園。 内容 自主防災会や防災関係機関による救出訓練、炊き出し訓練、避難所訓練(天神1丁目・旭中体育館)、地震体験、非常食の無料配布など。 ▽その他 車でお越しの場合は、旭中学校・一条中学校跡地(一条1丁目)に駐車してください。なお、駐車場の利用時間は午前8時?午後1時です。  お問い合わせ 危機管理課 電話 632-2053 家の周囲の備え 災害を最小限にするために 皆さんの家庭では、台風や大雨に対する備えは万全でしょうか。 家の中や周囲をしっかりと点検し、いざというときに備えましょう。 瓦やトタンの剥がれがないか点検 アンテナ支線の補強 物干しざおや鉢、プランターなどベランダの小物を取り込む モルタルの壁に亀裂がないか 雨戸や窓の補強 看板などの安全点検 床上浸水に備えて家財道具の移動 自動販売機の転倒防止の強化 ブロック塀の補強 プロパンガスのボンベを固定 排水溝の清掃 板塀の補強 外回りの小物の片付け 家庭にあるものを利用して浸水防止 簡易水のうを活用 ごみ袋を2重にして中に半分程度水を入れ、袋の口をしばると簡易水のうができます。 ダンボールなどに入れると持ち運びに便利で、設置も簡単です。 プランターやポリタンクを活用 プランターやポリタンクを並べてレジャーシートで包み、浸水を防ぎます。 止水板を活用 長めの板などを利用して水のうやポリタンクと組み合わせて、浸水を防ぎます。 非常持出品 最低限そろえておきたいもの 避難するときに持ち出す最小限の必需品。すぐに取り出せる場所に保管することも大切です。 懐中電灯 できれば1人に1つ用意。予備の電池と電球も忘れずに。 携帯ラジオ 小型で軽く、AMとFMの両方を聞けるものがよい。予備の電池は多めに。 貴重品 現金、預・貯金通帳、印鑑、健康保険証など。 その他 ヘルメット、マスク、上着・下着、タオル、軍手、紙の食器、ライター、缶切り、ビニール袋、ティッシュ、生理用品、紙おむつ、哺乳瓶、携帯トイレなど。 救急医薬品 傷薬、ばんそうこう、解熱剤、風邪薬、胃腸薬、目薬など。常備薬があれば忘れずに用意。 非常食・水 乾パンや缶詰など、火を通さずに食べられるもの。水はペットボトル入りが便利。乳幼児がいる場合は、粉ミルクとお湯も忘れずに。 備蓄品 災害後に備えるために 災害復旧までの数日間を自活するためのもの。少なくとも、災害後3日間は自活できるように準備をしておきましょう。 水 飲料水は大人1人当たり、1日3リットルを目安に準備。ペットボトルのほか、ポリ容器に水をためておくと便利。 食品 缶詰やレトルト食品、ドライフーズなど、そのまま食べられるものや、簡単な調理で食べられるものを準備。チョコレートやあめ、梅干しなども。 燃料 卓上こんろや固形燃料、予備のガスボンベなど。 その他 毛布、寝袋、洗顔用具、ラップ、食器類、使い捨てカイロ、ロープ、バール・スコップなどの工具、マスク、トイレットペーパー、予備の眼鏡、ドライシャンプーなど。 防災出前講座 災害に関する日ごろの備えや、災害が発生した際の命を守るための適切な行動などの、防災出前講座を開催しています。自治会やサークルなどの団体で申し込んでください。希望の日程を調整し、地域へお伺いして講座を行います。申し込み方法など、詳しくは、危機管理課 電話 632-2053へ。 九州北部における豪雨災害に対する義援金を受け付けています  受付期間 8月31日まで 受付場所 保健福祉総務課(市役所2階)、保健と福祉の相談(市役所1階)、各地区市民センター・出張所 その他 受け付けた義援金は日本赤十字社を通して被災地へ送ります。また、市の窓口では領収書を発行できませんので、あらかじめご了承ください。 お問い合わせ 保健福祉総務課 電話 632-2919 安全避難のポイント 安全な服装で ヘルメットで頭を保護し、ひもで締められる運動靴を履きましょう。はだしは怪我をしたり、長靴は足を取られたりする危険性があります。 持ち物は必要最小限に 荷物は必要品のみとし、背負って、両手が使えるようにしましょう。 車は使わない 車は数十センチの浸水でも浮いてしまうので危険です。他の避難者や緊急車両の妨げにもなるので、徒歩で避難しましょう。また、車を放置せず、なるべく道路の端に止めておきましょう。 歩ける深さの時に動く 大人でも浸水が50センチメートルを超えてからの歩行は危険です。避難をする際は、早めに避難しましょう。 ロープを使って体をつなぐ はぐれないようにお互いの体をロープで結んで避難しましょう。特に子どもから目を離さないようにしましょう。 隣近所で声を掛け合う 避難は2人以上で、隣近所を誘い集団で避難しましょう。高齢者や障がい者などの要配慮者に配慮しましょう。 マンホールや側溝に注意 急激な大雨が下水管に流れ込むとマンホールのふたを開けてしまうこともあります。マンホールや側溝への転落に十分注意しましょう。長い棒などを使用し、確認しながら歩行しましょう。 命を守る最低限の行動  危険な状況の中での避難はできるだけ避け、安全確保を第一に考えます。避難場所への移動(水平避難)だけでなく、自宅や近くの頑丈な建物の2階以上へ緊急的に避難(垂直避難)し、救助を待つことも検討してください。  ただし、家屋倒壊等氾濫想定区域(下記参照)では、家屋が倒壊する恐れがあるため、区域内にお住まいの人は、速やかに避難所へ移動(水平避難)してください。 あなたの家の周辺は大丈夫? 鬼怒川の洪水を見直しました 洪水ハザードマップを活用しよう 洪水ハザードマップとは 洪水による被害を最小限にするため、河川が氾濫した場合に浸水すると想定される区域を記載したものです。浸水区域を水深によって色別に表示していますので、市民の皆さんのスムーズな避難のために、ご活用ください。 鬼怒川洪水ハザードマップの見直し 平成28年8月に、国は鬼怒川の洪水により浸水が想定される区域を見直しました。そこで、市ではこれまでの鬼怒川洪水ハザードマップを見直し、新たにマップを作成しました。市内の浸水想定区域面積や浸水対象戸数が拡大しているため、特に鬼怒川周辺にお住まいの人は、事前に確認するようお願いします。 鬼怒川洪水ハザードマップの改訂内容 浸水想定区域の変更 今までよりも大規模な降雨による鬼怒川の氾濫を想定したため、対象区域が広がりました。 浸水想定深さの見直し 区分けを4段階から5段階にし、最大浸水想定深さが20メートル未満まで分かるなど、より危険度が詳しくなりました。 家屋倒壊等氾濫想定区域の追加 河川の浸食や氾濫などにより、家屋が倒壊する恐れのある区域を記載しました。ここの区域内にお住まいの約800戸の人は、洪水時に早期の避難が必要です。 浸水継続時間の追加 鬼怒川の氾濫によって浸水が発生した場合に、長時間に渡って水が引かない区域を最大72時間以内まで記載しました。 姿川・田川洪水ハザードマップも活用してください 市では、鬼怒川洪水ハザードマップの他、姿川・田川洪水ハザードマップを作成しています。河川課(市役所8階)に置いてある他、市ホームページからも閲覧できます。また、洪水ハザードマップは各地区市民センターにも置いてあります。  お問い合わせ 河川課 電話 632-2685 土砂災害ハザードマップもご利用ください 市では、洪水ハザードマップの他、土砂災害ハザードマップを警戒地域ごとに28種類作成しています。河川課、該当地域に関連する各地区市民センターなどに置いてある他、市ホームページからも閲覧できます。 お問い合わせ 河川課 電話 632-2685 気象情報や危険ポイントを詳しくチェックしよう 雨の強さと降り方 やや強い雨(1時間に10?20o) 地面一面に水たまりができ、雨の音で話し声がよく聞き取れなくなります。長雨になりそうなら、注意が必要です。 強い雨(1時間に20?30o) 「土砂降りの雨」です。傘を差していてもぬれてしまうほどです。側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れが始まります。 激しい雨(1時間に30?50o) 「バケツをひっくり返したような雨」です。寝ている人の半数くらいが雨に気が付き、がけ崩れ、山崩れなどが起きやすくなります。 非常に激しい雨(1時間に50?80o) 「滝のような雨」です。水しぶきで辺り一面が白っぽくなり、視界が悪くなります。傘が全く役に立たなくなり、浸水など多くの災害が発生する可能性があります。 猛烈な雨(1時間に80o?) 猛烈な雨により、息苦しくなるような圧迫感があります。雨による大規模な災害の発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要です。 気象台が発表する気象情報(大雨) 大雨に関する気象情報 警報・注意報に先立って発表 大雨注意報 大雨によって災害が起こる恐れがあると予想される 大雨警報(土砂災害) 大雨警報(浸水害) 大雨によって重大な災害が起こる恐れがあると予想される 土砂災害警戒情報 土砂災害の危険性が、さらに高まった 大雨が降り続き、重大な災害が起こる危険性が非常に高まった 大雨特別警報 ただちに命を守る行動を! 特別警報について、詳しくは、 気象庁ホームページ http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tokubetsu-keiho/をご覧ください。 土砂災害  土砂災害とは、土砂の移動が原因となる自然災害のことです。集中豪雨などを原因とする土砂災害はもちろん、近年は大規模な地震に伴い土砂災害が発生するケースも多く見られます。 土砂災害の前兆に注意 避難勧告が出なくても、以下のような危険を感じたら、周囲の人に知らせて自主的に避難しましょう。 雨が降り続いているのに、川や沢の水が減る。 川の流れが濁り、木が流れてくる。 小石がパラパラ落ちてくる。 山鳴りがする。 斜面から水が湧き出ている。 地面にひび割れができる。 土砂災害から身を守る 大雨が一番強く降ってから1時間以内、または3・4時間後を中心にがけ崩れなどの土砂災害が発生しやすくなります。しかし、この時間を過ぎても土砂災害が発生しないとは言い切れません。状況を把握し、適切な対応や避難を行いましょう。 竜巻  竜巻注意情報が発表された場合は、空が急に真っ暗になったり、大粒の雨や雷、「ひょう」が発生したりするなどの前兆があるので、周囲の状況に注意してください。万が一、竜巻が発生した場合は、次の方法により身を守る行動をとってください。 屋内にいる場合 雨戸、窓、カーテンを閉め、窓から離れる。 窓のない部屋がある場合、移動する。 丈夫な机やテーブルの下に入って身を守る。 屋外にいる場合 物置や車庫など飛ばされる恐れがある建物や電柱や樹木など倒れる恐れがあるものから離れる。 丈夫な建物に避難し、身を小さくする。 周囲に建物がなければ、うずくまって両腕で頭や首を守る。 風の強さと吹き方 やや強い風(平均風速10?15m/秒)  風に向かって歩きにくくなり、取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始めます。 強い風(平均風速15?20m/秒) 風に向かって歩けなくなり、転倒する人もいます。ビニールハウスなどが壊れ始めます。 非常に強い風(平均風速20?30m/秒)  しっかりと身体を確保しないと転倒します。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れます。 猛烈な風(平均風速30m/秒?) 樹木が根こそぎ倒れ始めたり、住宅の屋根が飛ばされたりします。屋外での行動は危険です。 わが家の防災マニュアル 自然災害別の備え方や避難所、また、非常持出品や備蓄品などを詳しく掲載した「わが家の防災マニュアル」を発行しています。各地区市民センター・出張所などに置いてある他、市ホームページからも閲覧できます。 お問い合わせ 危機管理課 電話 632-2053 自助・共助・公助の輪  災害による被害を最小限に抑えるためには、「自分たちの命は自分で守る」という「自助」の精神と、「自分たちの地域は自分で守る」という「共助」の精神が、非常に重要です。 自助「自分と家族」 自分と家族の安全は自分で守る(防災の基本)。 共助「地域・自治会」 自分たちの地域は自分たちで守る。自主防災組織など地域住民が助け合う。いざというとき、お互いに助け合える関係を構築していくために、地域内で顔の見える関係をつくり、住民同士の絆を深めておきましょう。 公助「行政機関」 消防、警察などの行政機関による防災活動。 自助 自分と家族 公助 行政機関 共助 地域・自治会 家族で決めよう連絡ルール 1 集合場所・一時避難場所 避難経路も併せて2ルートぐらい確認 2 どこに避難したかを書いておく (家のどこに貼って置くかも確認) ガムテープの上に油性フェルトペンで書くと便利 3 連絡の中継点となる遠方の親戚・知人を決めておく  その他、携帯電話がなくても困らないように家族や友人、連絡の取り次ぎをしてくれる人の連絡先を書いておきましょう。 鬼怒川洪水時は、上河内東小学校・瑞穂野北小学校・瑞穂野南小学校・瑞穂野地区市民センター避難所は危険が伴うため、周辺の避難所を利用してください。 この特集についての問い合わせは、危機管理課 電話 632-2053、河川課 電話 632-2685へ。