特集テーマ MOVE NEXT(ムーブ ネクスト ウツノミヤ)LRTからはじめる、次の暮らし 100年先も誇れる次の宇都宮のために、いまはじめよう。未来へのアクション  私たちの宇都宮が、今の暮らしの豊かさや活力を維持し、さらに発展を続けていくためには、時代の変化に合わせた新たな進化が必要です。  人口減少、超高齢化、全国でも有数のクルマ社会であることなど、宇都宮が抱えるさまざまな問題に対して、次のまちづくりを見据えたアクションを、今から始めなくてはなりません。  「MOVE NEXT(ムーブ ネクスト)」の第一弾が、市の東西をつなぐ「LRT」導入。車だけに頼ることなく、子どもから高齢者までみんなが便利にスムーズに移動できるまちをつくることで、人の流れを活性化し、まちの賑わいを高め、活気ある宇都宮を創ります。  100年先も便利に快適に暮らせる活気あふれる宇都宮をみんなで一緒に考え、一緒に作っていきましょう。   「MOVE NEXT」ロゴデザインの解説  LRTを軸に、市全体の交通ネットワークを充実させるイメージをLRT事業のシンボルカラーであるイエローで囲んで表現したデザインです。さらにイエローのラインは「無限大」を、中央の「X」は様々な交通手段のつながりも表現しています。 LRTニュース(お知らせ) 「交通未来都市うつのみやオープンスクエア」オープン(常設型オープンハウス)  「交通未来都市うつのみやオープンスクエア(以下オープンスクエア)」では、宇都宮市のまちの未来、公共交通を中心としたさまざまな取り組みの情報の発信拠点として機能していきます。  宇都宮市の公共交通の軸となるLRT事業の情報やVRによるLRTの疑似体験、LRTを応援する市民の皆さんからのメッセージ、ここでしか見られない限定公開コンテンツなどの情報を拡充していきます。  場所 ベルモール1階フードコート側エスカレーター近く(郵便番号321−8555宇都宮市陽東6丁目2−1)  営業時間 午前10時から午後7時。年中無休。 フェイスブックページ開設  「交通未来都市うつのみやオープンスクエア」の公式フェイスブックページを開設しました。イベント情報や取り組み、市民応援団「team NEXT(チーム ネクスト)」情報などを投稿していきます。 公式ウェブサイト開設  公式ウェブサイト「u−movenext.net」では、「まちの将来は?」「LRTとは?」「どこにできるの?」「料金は?」「LRTの乗り方、乗り換え方は?」などLRT事業に関する最新の情報や「交通未来都市うつのみやオープンスクエア」でのイベント情報などを更新し、ウェブ上での情報発信拠点として機能していきます。 マンガ「宇都宮の未来と、私の将来」  今回の特集では、LRTについて、漫画形式で説明しています。漫画の様子を説明する描写が多くなっていますのでご了承ください。 人口減少・高齢化が進んだ社会(マンガ)  夜、就職活動帰りの花子と、それを迎える家族(父親・母親・弟)の会話です。  花子 ただいま。就職活動疲れた。  父親 お、お姉ちゃん。おかえり。進路決まったのか?  花子 県外よ、県外。東京。  母親 えー花子。宇都宮を出ちゃうの?ママ寂しい。  花子 だって。  花子 昨日テレビで、これから人口が減って高齢化が進んでいくって。  花子 宇都宮市も2017年に人口約52万人のピークを迎えた後、人口は減少し、2050年には約45万人にまで減少しちゃうらしいよ。働く世代が減ってお年寄りの割合が高くなっていってね、お年寄りの暮らしを支える若者の負担が、地域で差が出るんだって。  花子 だから、人口も若者も多い都会に出るの。  花子 人口の減らない都会の方が絶対暮らしが楽だもん。  弟 えっ、姉ちゃん東京行くのやめてよ。宇都宮も結構な都会だよ。  花子 えーだって車がないとどこにも行けないし。  弟 車がないとどこにも行けないかぁ。   利用者が減ってバス路線廃止の危機(説明イラストとマンガ)  (説明イラスト)「車がないと行きたいところに行けない、車の運転も不安だし」「バスに乗るにもバス停は遠いし、数も少ない。時間通りに来ない」と嘆くお年寄りのイラスト。「アクセルとブレーキの踏み間違えなど、高齢者の自動車による事故が年々と増加」という吹き出しと共にコンビニエンスストアに車が突っ込むイラスト。  母親 出かけられなきゃ買い物もできないし、お年寄りは家から出られず不健康ねぇ。  弟 車は便利だけどさ。このまま車頼みの社会でいいのかな。   まちの負のスパイラル(説明イラストとマンガ)  (説明イラスト)人口減少と超高齢化といった社会問題から公共交通が衰退して外出者が減少。通勤時間も増える一方。そうすると、市民の消費が減少し企業は業績悪化、市民税や法人税が減少し、働くところが減り市外への転出者が増え、人口減少が加速。それにより、行政サービスを縮小せざるをえなくなり、子育てや福祉に関するサービスが危機的状況になり、住みにくいまちになるという負のスパイラルを描いたイラスト。  母親 それに、働く世代が減っちゃうと市の税収も減るから、いろんなサービスも厳しくなって、暮らしにくいまちになっちゃうのかしらね。  父親 まちに魅力がなくなってしまって、人も離れていってしまうし、財政は悪化するばかり。  父親 でも、お年寄りはもちろん、宇都宮を支えていく若い世代が暮らしやすいまちにするためには、30年50年先を見通して、新しい宇都宮のまちに変えていけばいいのだ。  母親 パパ、かっこいい。  父親 現在宇都宮市は、全ての地域が発展を続け、住民が身近な場所で快適な日常生活を送れるように、地域には暮らしやすくするための病院・スーパーマーケット・コンビニエンスストアなどの施設を誘導するなど、市内の地域をパワーアップ。公共交通で移動できる暮らしやすいまちづくりを目指しているんだよ。  父親 そして、その第一弾となるのがLRT。  弟 あ、ぼく知ってる。次世代の路面電車のことでしょ。  母親 その通り。環境に優しくて100パーセントバリアフリー、何より時間通りに人を運ぶ新しい公共交通よ。 LRTとは(説明イラストとマンガ)  (説明イラスト)車両コンセプトは「雷都を未来に」、まちのシンボルとなる近未来な車両をイメージしたイラスト。  父親 宇都宮駅を中心に、芳賀・高根沢工業団地から桜通り十文字付近(予定)までの区間を東西につなぐスマートな路面電車だよ。南北のJR線と東西のLRTは、宇都宮市内の交通網の背骨になる大事な装置だね。イメージカラーは雷。  花子 背骨が通るから小骨(路線バスや地域内交通・デマンドタクシーなど)が走るのね。  弟 魚の骨のようなイメージだね。  母親 定時運行だし、移動がスムーズになるわね。安心。 LRTが走るとこう変わる(イラスト地図)  LRTでお出掛けなら、ゆっくり買い物、お酒もOK。  LRT路線沿いに主要施設を集中させることで、用事を一度に済ませやすくなる。  LRTで公共交通と車が共存。  トランジットセンターで、他の交通機関との乗り換えが楽に。トランジットセンターとは、バスや地域内交通、自動車、自転車など、さまざまな交通手段からスムーズにLRTに乗り換えるための施設です。主要な5カ所にトランジットセンターを設け、それぞれの場所の特徴に応じて、バス停留所や送迎スペース、駐車場を整備します。現在トランジットセンターに予定している停留場は、JR宇都宮駅東口、ベルモール前、平出町、清原管理センター前、管理センター前です。  ICカードを使えば、路線バスからLRTの乗り換えが快適でスマートに。  バスとLRTをつなぐと、車の運転ができない世代でも遠出がしやすくなる。  JR宇都宮駅西側も、バスを増設・再編。  父親 市内の東西をLRTでつないで、人の移動軸をつくり、路線バスをLRTの停留場に向けて走らせたり、地域内交通を充実させたりして、LRTをきっかけに、交通網がとても便利になるよ。  父親 LRTは未来のための、まちの投資だよ。  花子 LRTだけじゃなくて、バス路線も増やすのね。  弟 LRT導入をスタートに、まちがこんな風に変わるんだね。 LRTってどんな乗り物なの(マンガ)  父親 導入されるLRTは、低床車両を採用し、お年寄りや車いすの人も乗降しやすいバリアフリー設計。  弟 いろんな人がお出掛けしやすくなるね。  父親 開業後は、いろんなラッピング車両やイベント車両を走らせたり、沿線の地域と連携した行事やサービスも開催されたりするみたいだよ。  母親 良いじゃない。沿線も盛り上がるし、市外からお客さんも来るわね。  父親 宇都宮は、自然も豊かで、子育てしやすい。食べ物も水もおいしい。さらに交通網が便利になることで、おじいちゃんおばあちゃんから子どもまでみんなが暮らしやすいまちになっていくよ。  花子 LRTから始まるのね。  花子 宇都宮のいろいろなサービスがアップし、みんなが暮らしやすい街になると、生活も交通も便利な宇都宮の評判を聞きつけて、宇都宮に若者が増加するかも。  父親 こっちで頑張る気になったかい。  花子 考えてみる。  問い合わせ LRT整備室協働広報室 電話 632−2305