------------------------------------------------------------ 表紙 ------------------------------------------------------------ 宇都宮の生活情報満載の行政情報誌 広報うつのみや 1月号 平成30年(2018年) ナンバー1701 今月の表紙 宇都宮のお酒で乾杯 特集  スポーツ未来都市 新春特集 防災 マイナンバー LRT「インタビュー」 宇都宮市ホームページ http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp 代表電話(市政情報コールセンター) 電話 028-632-2222 表2 ------------------------------------------------------------ 目次 ------------------------------------------------------------ 1 LRT 2 特集1 新春特集 6 特集2 防災 10 特集3 マイナンバー 12 健康・福祉・国保・年金 17 地域包括支援センター 18 子ども 21 世論調査 22 住まい・環境・安全・交通 25 財政状況 26 暮らし 29 税・産業・雇用 34 文化・教養・スポーツ 38 相談窓口 42 地域スポーツクラブ 43 はつらつ宮っこ/教えてイイトコUTSUNOMIYA(ウツノミヤ) 44 施設のイベント 48 日程・情報/カレンダー 人のうごき 平成29年12月1日現在(前月比) 人口総数 520,457人 (+(プラス)58人) 男  260,135人 (+(プラス)20人) 女  260,322人 (+(プラス)38人) 転入 1,166人 転出 1,095人 出生 375人 死亡 388人 世帯 223,010世帯(+(プラス)113世帯) 上記の人口・世帯数は、平成27年国勢調査人口を基礎とし、住民基本台帳による異動数(出生・死亡・転入・転出者数)を加減したものです。  お問い合わせ 政策審議室 電話 632-2124 ------------------------------------------------------------ 今月の表紙 宇都宮のお酒で乾杯(県酒造組合アンテナショップ「酒々楽(ささら)」) -----------------------------------------------------------  市内にある3蔵元の杜氏(とうじ)が集合し、自分たちで造ったお酒で乾杯しています。  昨年ロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジのSAKE(サケ)部門で1,245銘柄が出品された中、市内の3蔵元(銘柄)がそろってゴールドメダルを受賞。井上清吉商店の「澤姫 下野純米大吟醸」、宇都宮酒造の「四季桜 万葉聖」、虎屋本店の「菊 純米大吟醸」。ゴールドメダルは上位わずか3~5パーセントの受賞だそうです。  普段から、研修会などを通してお互い切磋琢磨(せっさたくま)し合い、日本酒造りをしている皆さん。「この受賞を機に、ますますお酒造りにも気合が入り、今年もおいしい日本酒ができた」と笑顔です。 本市では、地場産業の振興や中小企業者への支援など、経済の活性化に取り組むとともに、4月からのデスティネーションキャンペーンなどでも、本市の貴重な観光資源として活用していきます。 お問い合わせ 商工振興課 電話 632-2434、観光交流課 電話 632-2436 ------------------------------------------------------------ クイズコーナー ------------------------------------------------------------ 宇都宮(うつのみや)にまつわるクイズを出題(しゅつだい)するよ。答(こた)えは37ページ下(した)を見(み)てね♪ 問題(もんだい)1 ゆうあいひろばはどこにある施設? 1 宮(みや)カフェ 2 市保健(しほけん)センター 3 青少年活動(せいしょうねんかつどう)センター 4 うつのみや表参道スクエア 問題(もんだい)1 宇都宮城址公園(うつのみやじょうしこうえん)にある富士見櫓(ふじみやぐら)から、冬(ふゆ)の晴(は)れた日(ひ)の朝(あさ)に見(み)える山(やま)は? 1 比叡山(ひえいざん) 2 阿蘇山(あそさん) 3 エベレスト(えべれすと) 4 富士山(ふじさん) ------------------------------------------------------------ イベント日記 ------------------------------------------------------------ 11月18日 大人向けマジック講座 11月23日 宇都宮市民福祉の祭典 12月2・3日 宇都宮 シクロクロスシリーズ 12月3日 栃木SC J2復帰 02-05ページ ------------------------------------------------------------ 特集1 新春特集 ------------------------------------------------------------ 未来都市うつのみやの実現に向けて  新年、明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。  今年も、私が公約として掲げた「未来都市うつのみや」を実現するため、市民の皆さまと一緒にまちづくりを推進してまいります。 住みよさ度 安心度・利便度・快適度・富裕度・住居水準充実度 5年連続全国第1位 出典 東洋経済新報社「都市データパック2017年版」人口50万人以上の28都市中 財政健全度 全国第3位 出典 東洋経済新報社「都市データパック2017年版」人口50万人以上の28都市中 共働き子育てしやすい街2017 全国第1位 出典 「自治体の子育て支援に関する調査」(日経デュアルDUAL×日本経済新聞社)を基に、人口50万人以上の都市を抽出 うつのみやの実力 第1位 宇都宮市 第1位 杉並区 第3位 福岡市 平成29年(2017年)を振り返って 明るい話題も多かった1年  宇都宮をホームタウンとするリンク栃木ブレックスが、Bリーグ初代王者に輝き、優勝パレードには市内外から3万人のファンが駆けつけお祝いしました。また、スポーツクライミングのボルダリングでは、本市出身の楢ア智亜選手が、日本人で初めて世界選手権で優勝するという快挙を成し遂げました。  さらに、自転車のジャパンカップサイクルロードレースでは宇都宮ブリッツェンの雨澤毅明選手がチーム創設初となる3位に入賞し、栃木SCが待望のJ2昇格を果たしました。 市政が大きく前進した1年  民間調査では、本市は住みよさランキングで5年連続全国1位と高く評価されました(人口50万人以上の都市)。  こうした評価は、本市が、子育て支援や次世代を築く人材の育成、産業力の強化、魅力ある拠点の創造、総合的な交通体系の確立などを重点課題として、次のようにさまざまな取り組みを進めてきた成果であると考えています。  現在、待機児童の解消が全国的な課題とされている中、本市では昨年4月に待機児童ゼロを実現し、さらに本年4月もゼロに向け、施設整備への助成や保育士の確保・育成に努めてきました。また、小学3年生まで35人学級を拡大するとともに、タブレット型PCを活用した授業や、学力向上や学校図書館司書などの非常勤嘱託員を本市独自に約460人配置するなど教育環境を整備していることなどにより、全国学力テストは全ての教科で国、県の平均を上回ることができました。  さらに、産業分野では内陸型工業団地として国内最大規模を誇る清原工業団地の用地が完売するとともに、長年の課題であったJR宇都宮駅東口地区の整備について、事業者募集に関する整備方針の検討を開始しました。  総合的な交通体系の確立に向けては、東西の基幹交通であるLRTについて工事施行認可を国に提出するとともに、市民の皆さまの理解を促進するため常設型の情報発信拠点オープンスクエアを開設しました。さらに、JR宇都宮駅東側におけるバス路線再編案を作成・公表するなど、総合的な交通ネットワークの構築がまた一歩進みました。 大きな転換期を迎えるこれからのまちづくり  全国的に少子・超高齢社会、人口減少時代を迎えており、本市においても、2018年の約52万人をピークに減少に転じ、2050年には約45万人になることが見込まれています。人口の減少が避けられない中、高齢者が増加することにより、医療・介護など社会保障関係経費が増加するとともに、労働者や消費者が減少することによる地域経済の縮小など、地域の活力の低下が懸念されています。私たちは、これまで誰も経験したことのない時代を迎えようとしていることを認識する必要があります。その上で、次世代にしっかりとバトンをつなぐために、こうした時代に対応できる社会システムづくりを責任をもって進めていかなければならないと決意を新たにしたところです。  このような本市の現状や時代潮流の変化を展望し、これからのまちづくりの指針となる第6次総合計画の素案を取りまとめたところです。  この計画では、人口減少や人口構造が変化する潮流を踏まえ、目指すべき方向として、安心して出産・子育てができる環境と次世代の人づくりが充実した「子育て・教育の未来都市」や、魅力ある都市空間の創造と市民や来訪者が快適に移動できる交通ネットワークが構築された「交通の未来都市」など、6つの未来都市の実現を掲げています。  今後、市民の皆さまのご意見を踏まえながら、計画の策定を進め、市民の皆さま一人ひとりが輝く、活力あふれる「未来都市うつのみや」の実現に取り組んでまいります。 第6次総合計画(素案)に示す まちづくりの基本方向  本市の現状や時代潮流の変化と展望を踏まえ、「まちづくりの重点課題」や「まちづくりの基本方向」など、計画の素案を取りまとめました。今後、市民の皆さまからいただいたご意見を踏まえ、本市のまちづくりの指針である「総合計画」の策定を進めていきます。 まちづくりの重点課題 1 次代を築く人づくり。 2 健康づくりと福祉の充実。 3 安全・安心な地域づくり。 4 都市の個性づくりのさらなる強化と魅力の発信。 5 地域経済を支える産業の活性化と環境調和型社会の構築。 6 骨格の強い都市の形成。 1 安心して出産・子育てができる環境が整い、次世代の「人づくり」が充実し、誰もが生涯にわたって主体的に学ぶことができる 「子育て・教育の未来都市」(子育て・教育・学習 分野) 今後の主な取り組み 子育てと仕事の両立支援の充実 保育所、認定こども園の整備促進や保育士の育成・確保。 子どもの貧困対策の推進 教育の支援や経済的支援。 グローバル社会・情報社会の急速な進展に対応できる教育の推進 英語コミュニケーション能力の育成や本市を愛し誇りに思う態度の育成、プログラミング教育の推進。 など 2 医療・福祉が充実し、誰もが健やかで生きがいを持って自立した生活を送ることができる 「健康・福祉の未来都市」 (健康・福祉・医療 分野) 今後の主な取り組み 健康づくりの推進 健康づくり活動にポイントを付与する健康ポイント事業や従業員の健康づくりに取り組む事業所の増加。 地域包括ケアシステムの構築 医療と介護の連携、認知症対策の推進、介護予防・生活支援の充実。 など 3 危機への備えが万全で、地域のつながりや支え合いが大切にされ、日常生活において誰もが不安なく、安全・安心を実感して暮らせる 「安全・安心の未来都市」 (安心・協働・共生 分野) 今後の主な取り組み 溢水(いっすい)対策などあらゆる災害対応の強化 ハード面からの治水・雨水対策やハザードマップの活用によるソフト的な対策、また、ICT技術の活用。 ICTを活用した市民の市政参画と市民協働の促進 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを活用した戦略的な情報発信や市民ニーズの的確な把握。 など 4 地域資源の魅力を創造・発信し、人や情報が行き交い活力が生まれる 「魅力創造・交流の未来都市」 (魅力・交流・文化 分野) 今後の主な取り組み 自転車を核とした都市の魅力向上 ジャパンカップサイクルロードレースの観戦環境や安全性の向上、新たなサイクルスポーツの振興や自転車の利用環境の向上。 大谷の地域資源のフル活用 大谷石採石場跡地、石造建造物、景観、文化などの地域資源の魅力の発信。 文化資源を活用した地域の活性化 歴史、文化資源、芸術、さらには郷土の伝統芸能などに触れる機会の充実や歴史・文化のストーリーづくりとその情報発信。 など 5 地域の確固たる経済力の維持・発展と環境に優しい都市の実現が両立する 「産業・環境の未来都市」 (産業・環境 分野) 今後の主な取り組み 女性の雇用創出・就労の促進 女性の就労の受け皿となる企業の増加や女性の市内企業への就職を促進する仕組みの構築。 農の産地力強化と農産物ブランド化の推進 農業を支える担い手の確保・育成、企業の参入促進、国内外の消費者から選ばれる農産物のブランド化の促進。 LRT沿線における低炭素化の促進 LRTのトランジットセンターへの省エネ・再エネ設備の導入、周辺街区も含めたエネルギーの利活用。 など 6 魅力ある都市空間の創造と骨格の強い交通ネットワークが構築された 「交通の未来都市」 (都市空間・交通 分野) 今後の主な取り組み 都市拠点への高次都市機能の集積促進 広域的な交流・賑わい機能の創出を図るJR宇都宮駅東口整備の推進や中心市街地における再開発などの推進。 地域拠点などへの居住や生活利便施設の集積促進 病院や買い物などのさまざまなサービスを受けやすくするための立地誘導策の推進。 公共交通ネットワークの構築 LRTの整備、バス路線の再編。 公共交通で外出しやすい環境づくり 交通ICカードの導入、運賃体系の見直し(乗り継ぎ割引、上限運賃設定など)。 など 第6次総合計画(素案)に関して パブリックコメントによる意見を募集中  市では、皆さんの意見を計画に反映するため、12月から素案を公表しており、引き続き意見を募集しています。 公表・意見募集期間 平成29年12月8日?1月8日。 公表方法 市ホームページ、政策審議室(市役所5階)、行政情報センター(市役所1階)、各地区市民センター・出張所・生涯学習センター・市民活動センターで閲覧できます。 意見提出方法 送付・ファクス・Eメール(意見・住所・氏名・電話番号・年齢・性別を明記)で、 郵便番号 320-8540市役所政策審議室 電話 632-2115、 ファクス 632-5422、メールアドレス u2005@cit y.utsunomiya.tochigi.jpへ。 06-09ページ ------------------------------------------------------------ 特集2 防災 ------------------------------------------------------------ 「もしも」の時どう守る  いつ発生するか分からない災害。  もしもの時に自分を、大切な家族を、どう守りますか。 災害時の助けとなる、「自助」「共助」「公助」のうち、自分の安全は自分で守る「自助」を中心に紹介します。自分の防災体制は万全か、今一度考えてみましょう。 自助 自分と家族の安全は自分で守る(防災の基本) 公助 消防・警察などの行政機関による防災活動 共助 自主防災組織など地域住民が相互に助け合う  いつ発生するか分からない災害。  もしもの時に自分を、大切な家族を、どう守りますか。 災害時の助けとなる、「自助」「共助」「公助」のうち、自分の安全は自分で守る「自助」を中心に紹介します。自分の防災体制は万全か、今一度考えてみましょう。 天災は忘れた頃にやってきます  東海地震、東南海地震、南海地震は、いつ起きてもおかしくないといわれ、その被害は甚大で広範囲にわたると予想されます。また、近年、気候変動などの影響で、台風の大型化や局地的集中豪雨(ゲリラ豪雨)、大雪、竜巻、噴火など、さまざまな自然災害が想定されます。特に地震は、突発的に発生するもので、前もって予測ができません。いつか起きるものと思っている、その「いつか」は、今この直後かもしれません。その時に備える準備と心構えは万全でしょうか。 自助・共助・公助の輪が災害を最小限に防ぐ  被害を最小限に抑えるための取り組みとして、「自助」「共助」「公助」という考え方があります。  いずれも重要ですが、防災の基本は「自助」です。今回の特集では特に今すぐできる「自助」の取り組みを紹介します。 本市の主催する防災訓練や催しに参加し、災害時の対応について学ぶ皆さん。子どもから大人まで、積極的に参加していただきました。 被災者の皆さんが教えてくれた「命を守るための行動」の重要性 帝京大学 防災ボランティアサークル ERSU(エルス) 衝撃的だった被災者の声  私たちは市内の防災イベントへの参加や、救命救急法の勉強などに励みながら、東日本大震災の被災地へ足を運ぶ活動を続けています。 そして被災者のお話を聞く中でたくさんのことを学ばせていただいています。  ある男性は、何とか津波の及ばない安全な場所へ逃げたものの、居合わせた友人は、家族が逃げ遅れてしまったそうです。家族を助けに行こうとする友人を必死に止め、その時泣き崩れた友人の姿が今でもまぶたの裏に焼き付いているということでした。改めて自然の猛威に、本当にやりきれなさを感じます。 被災者が教えてくれた生きるための行動  私たちにできることは、これらの経験から少しでも学び、伝え、未来へ生かしていくことだと思います。  痛感したのは、「安全な場所に逃げられた人は生き残ることができた、逃げられなかった人は生き残ることができなかった」という単純で残酷な現実です。中には「今までも大丈夫だったから、今回も大丈夫だろう」と油断した人もいたようです。宇都宮でも、これまでの経験から、少しくらいの地震であればと甘く判断しがちではないでしょうか。しかし、その際にすぐに机の下に隠れるといった行動ができる人は、いざ大災害が起きても適切な行動が取れると思うのです。  そのために、有事の際に自分や、家族を助けるためには知識や装備などの準備が重要であることを思い知りました。  皆さんも、災害の際には、生きるための行動をしてください。生きていれば何とかなります。きっと誰かが助けてくれます。そのためにも、普段からの準備が重要だと、私たちは被災地の皆さんから学びました。 「もっと詳しく知りたい」あなたへ わが家の防災マニュアル  平成29年、わが家の防災マニュアルを改訂しました。自然災害別の備え方や避難所、避難場所の地図、また、非常持出品や備蓄品などを詳しく掲載しています。各地区市民センター・出張所などに置いてあるほか、市ホームページからも閲覧できます。 保存版としてご家族で活用してください。 危機管理課 主任主事 杉本さゆり 自分と家族を守るために今すぐできる6つのコト  地震などの災害は突然襲ってきます。家族が一緒の時に起こるとは限りません。どんなときでも慌てず的確な対応ができるよう、日ごろから家族で確認しておくことが大切です。まずは次の6つのテーマについて話し合いましょう。 1 家族の役割りを決める 日常の防災対策の役割りと災害時の役割りを決める。 2 危険箇所をチェックする  家の内外に危険がないかチェックして、事前に十分な安全対策をしておく。 3 家具類の転倒・落下防止をする 家具などを固定し、転倒や落下防止措置をしておく。けが防止や避難に支障のない家具の配置にする。 4 非常持出品を備える 必要なものがそろっているか確認する。保存状態や賞味期限などを点検し、必要に応じて交換する。 5 避難場所を確認する 最寄りの避難場所や避難するときの経路なども確認する。家族の集合場所を決めておく。避難場所について、詳しくは、「わが家の防災マニュアル」または市ホームページをご覧ください。 6 緊急時の家族との連絡方法を決める 家族が離ればなれになったときの連絡先や連絡方法を確認しておく。 その他 防災の知識・情報を入手する手段については、9ページ左上をご覧ください。 チェックしよう 住まいの備え 家の中 室内の空間 人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置く。難しい場合は、少しでも安全なスペースができるように配置換えする。 出入口や通路 安全に避難する通路を確保するため、出入口や通路に物を置かない。 たんす・本棚 L字金具や支え棒などで固定する。2段重ねの場合はつなぎ目もしっかり連結しておく。本は重いものを下に、軽いものを上に置く。 食器棚 扉が開かないように留め金を付ける。収納物の落下を避けるために、棚板には滑り止めのシートなどを敷く。 その他の家具 家具と壁や柱の間に空間を作らない。固定器具や家具の転倒防止シートなどを利用する。 家の周囲 ブロック塀・門 柱土中にしっかりとした基礎部分がないものや、鉄筋が入っていないものは補強する。ひび割れや傾き、鉄筋のさびも修理する。植木鉢など、落下の危険性があるものは置かない。 屋根 アンテナはしっかり固定。瓦にひび割れや、ずれ、はがれがある場合は補強する。 プロパンガス ボンベを鎖などでしっかり固定する。 窓ガラス 窓枠のがたつきがないか点検する。飛散防止フィルムを貼る。 自分たちの全ての技術で地域のために貢献したい 広がる協力の輪 市防災協力事業所(注1 市防災協力事業所などを募集 事業所の組織力や技術力などの特徴を生かし、地域の一員として防災活動にご協力ください。内容 応急処置・救出活動・避難所の運営活動などの人材協力、食料支援・日用品の支援など物品協力、避難場所となる施設の提供などその他 登録後、登録証を交付し、事業所の名などを市ホームページに公表します。また、登録すると、本市の入札資格審査で、地域貢献度評価として加点の対象となります。登録方法など、詳しくは、危機管理課 電話 632-2052へ。) 相互電設 代表取締役社長 平塚 美紀さん 代表取締役専務 平塚 憲浩さん  東日本大震災を機に、皆さんの力になりたいと思い、防災活動に励むようになり、本制度に登録しました。  普段は電気関連の公共工事が主な業務ですが、有事の際には、物資や場所の提供はもちろん、私たちの専門知識を生かし、困っている人の助けになりたいと思います。  そのため、普段から地域の祭りや自治会活動などに積極的に関わり、顔を合わせ、コミュニケーションを取ることを心掛けています。 小さな事業所でも、協力できることはたくさんあります。災害時には、私たちの技術・知識で、全て地域のために貢献するつもりです。 大地震発生その時どうする ケース1家の中 1情報の収集 事前に緊急地震速報が流れた場合は、周囲の状況をよく確かめ、落ち着いて行動する。 2安全の確保 揺れを感じたら、丈夫な机やテーブルの下に身を隠し、座布団などで頭を守り、安全を確保する。 3火元の確認 揺れが収まったら、使用中の火を消し、ガスの元栓を締め、電気器具は電源プラグを抜く。 ケース2車の運転中 1急ブレーキはNG 前後の車に注意しながらスピードを落とし、道路の左端に停車する。 2状況の把握 エンジンを切り、揺れが収まるまでは車外に出ず、ラジオを付け、状況を把握する。 3徒歩で避難 車の鍵を付けたままロックせず、連絡先を車外から見えるところに置き、貴重品を持って徒歩で避難する。車での避難は緊急車両の妨げになるので、原則行わない。 ケース3 路上にいる場合 落下物に注意 ブロック塀や自動販売機の転倒、看板や割れたガラスなどの落下に注意する。 防災の知識・情報を入手しよう 防災知識を学ぶ 新聞やテレビなどで防災に関する情報に触れ、防災知識を学びましょう。本市では防災についての出前講座や催しを開催しています。 防災情報を入手する 災害に情報を入手する手段として、市防災情報メールをご利用ください。 内容 気象警報、土砂災害警戒情報などの気象情報や避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急)などの情報。 登録方法 市ホームページから「メール配信サービス」を選択。 チェックしよう 防災グッズ 非常持出品 必ず備えたいグッズ 避難するときに持ち出す最低限の必携品。すぐに取り出せる場所に保管しましょう。 貴重品 現金、預貯金通帳、印鑑、免許証、権利証書、健康保険証など 非常食品 缶詰、栄養補助食品など調理せずにそのまま食べられる物。ミネラルウォーター。乳幼児やお年寄りなどの食料も必要に応じて用意 携帯ラジオ 予備電池は多めに用意 懐中電灯 できれば1人に1個。予備電池も忘れずに 応急医薬品 ばんそうこう、傷薬、包帯、胃腸薬、鎮痛剤、解熱剤、目薬、消毒薬など。持病のある人は常備薬も忘れずに その他の生活用品 上着、下着、靴下などの衣類、軍手、ティッシュペーパー、タオル、ウェットティッシュ、雨具、ライター、ビニール袋、生理用品、紙おむつなど 備蓄品 災害後の生活グッズ 災害復旧までの数日間を自活するためのもの。少なくとも災害後3日分は準備しましょう。 飲料水 飲料水は1人1日3リットルが目安。ペットボトルなどがよい 非常食品 缶詰やレトルトのおかず、アルファ米、レトルトのごはん、ドライフーズ、インスタント食品、梅干し、チョコレートやアメなどの菓子類、調味料など 燃料 卓上こんろ、携帯こんろ、固形燃料など。ガスボンベの予備も忘れずに その他の生活用品 生活用水(風呂・やかん・ポットなどに水を入れておく)。毛布、寝袋、洗面用具、携帯トイレ、トイレットペーパー、使い捨てカイロ、ろうそく、ロープ、ドライシャンプー、新聞紙、ビニールシート、布製ガムテープ、キッチン用ラップ、ペットフード(ペットがいる場合)、自転車など 県弁護士会 会長 近藤 峰明さん 災害時の困り事相談法律相談についての協定を締結しました  平成29年、本市は、県弁護士会と災害時の法律相談業務に関する協定を、県内市町で初めて締結しました。この協定は、災害時に市が無料相談会を行い、その際に弁護士を派遣してもらうという内容です。  土地、保険、借金に関するものなど、災害時には、専門的な知識が必要となることも多くあります。そんな時にこの法律相談は力になれるはずです。熊本地震の際にも大変好評でした。備えは非常に重要です。もしもの時には、皆さんの助けになりたいと思います。 注2 その他に結んでいる協定についても欄外をご覧ください。 災害時の応援協定を新たに結びました 市では、災害におけるさまざまな協定を結んでいます。平成29年度に締結したものを紹介します。 県トラック協会 宇都宮支部・宇都宮中央支部・宇都宮東支部 食糧・生活必需品などの輸送協力に関する協定。 県LPガス協会宇都宮支部 LPガス・こんろなど物資の供給に関する協定。 市内郵便局 地域の防災活動や災害発生時の協力に関する協定。 この特集についての問い合わせは、危機管理課 電話 632-2052へ。 10-11ページ ------------------------------------------------------------ 特集3 マイナンバー ------------------------------------------------------------ マイナンバー(社会保障・税番号制度)で もっと便利に暮らしやすく  平成28年1月から、マイナンバー制度がスタートし、社会保障、税、災害対策の行政手続きで、マイナンバーが利用されています。マイナンバーやマイナンバーカードでみんなの暮らしが、どのように便利になるのか、ミヤリーが友達のマイナちゃんにいろいろな質問をしました。 マイナンバー通知カードやマイナンバーカードでできること 内容 提示で行政機関への提出書類省略(注1 マイナンバー通知カードの提示に併せて、本人確認ができる身分証明書の提示も必要です。) 通知カード ○できる マイナンバーカード ○できる 顔写真付きの公的な身分証明書 通知カード ×できない マイナンバーカード ○できる 各種証明書のコンビニ交付 通知カード ×できない マイナンバーカード ○できる (注2 コンビニ交付・電子申請ができるのは、電子証明書の搭載があるもののみです。) 行政手続きの電子申請 通知カード ×できない マイナンバーカード ○できる (注2 コンビニ交付・電子申請ができるのは、電子証明書の搭載があるもののみです。) 行政機関に提出する書類が省略できます マイナンバーって、どんなものなの? 複数の行政機関が持っている個人情報が、同じ人の情報だってことを確認するため1人1つずつ持つ12桁の番号だよ。社会保障や税の手続きなどで必要になったんだ。自分のマイナンバーは、マイナンバー通知カードやマイナンバーカードの他、マイナンバーを記載した住民票の写しでも確認できるよ。 マイナンバーを使うことでどう変わったの? マイナンバーで市民の皆さんの個人情報を、異なる行政機関の間でやり取りする情報連携ができるようになったんだよ。この情報連携で、行政機関に提出していた書類が省略できるようになったんだ。 どんな書類が省略できるようになったの? 市役所では、それぞれの申請をするときに提出する、住民票や課税証明書などの書類が省略できるようになったよ(欄外参照)。これから、省略できる提出書類が増えて、市民の皆さんの申請がもっと簡単で便利になっていくよ。 暮らしを便利にマイナンバーカード マイナンバーカードって、どんなカードなの? 氏名・住所・生年月日・性別・顔写真などが書いてある、マイナンバーの証明と本人確認の両方ができる唯一の公的機関が発行するカードだよ。 マイナンバーカードを持っていると、どんな便利なことがあるの? 身分証明書として利用できたり、電子証明書やICチップが内蔵されているから、確定申告などの電子申請ができたりするよ。 また、住民票などの証明書をコンビニエンスストアなどで取得できたり、情報連携の履歴や行政機関が持っている自分の個人情報を確認できる「マイナポータル」にログインできたりするんだ。  将来、健康保険証やオリンピックの入場券として利用するなど、さまざまな利用方法が検討されている便利なカードだから、たくさんの人に申請してもらいたいな。 マイナンバーカードの取得方法など 便利なカードだね。でも、どうやったらもらえるの? 希望する人は、マイナンバー通知カードの下の交付申請書を使って、郵送またはインターネットで申請してね。初回の交付手数料は無料だよ。ただし、申請から受け取りまで1~2カ月かかるから、確定申告などの電子申請をする場合は、早めに申請してね。 もしマイナンバーカードをなくしたり、住所や氏名が変わったりしたら、どうすればいいの? 紛失や盗難にあったときは、マイナンバー総合フリーダイヤル 電話 0120-95-0178(24時間365日対応)に利用の一時停止の連絡をしてね。  また、住所や氏名などの記載情報が変わると、身分証明書として使えなくなるし、電子申請ができなくなってしまうよ。  マイナンバーカードの再交付(有料)や記載内容の変更は、市民課・各地区市民センター・出張所で手続きしてね。 マイナンバーカードであなたの暮らしがこんなに便利に 将来、健康保険証やオリンピックの入場券など、さまざまな利用方法が検討されているよ。 マイナンバーカードがあれば… 運転免許証などと同様に、顔写真付きの公的な身分証明書として使えます。 住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍謄抄本、戸籍の附票、所得証明書、課税証明書をコンビニで取得できます(注3 証明書のコンビニ交付や電子申請には、電子証明書が搭載されたマイナンバーカードが必要です。)。 確定申告などの申請が電子申請でき、 「マイナポータル」を利用できます(注3 証明書のコンビニ交付や電子申請には、電子証明書が搭載されたマイナンバーカードが必要です。)。 マイナンバーカードの申請から受け取りの流れ 1 マイナンバーカードの申請 マイナンバー通知カードの下の交付申請書に、必要事項を書き、顔写真を貼って、郵送またはインターネットで、申請ができます。 2 交付通知書が届きます 申請して1~2か月後に、交付通知書(はがき)が自宅に届きます。 3 マイナンバーカードの受け取り 交付通知書に記載された交付場所で受け取れます。必要書類を提出し、本人確認の上、暗証番号を設定していただきます。 注意事項 交付申請書を紛失または、交付申請書に記載されている住所・氏名などに変更があった場合は交付申請書は使用できません。その場合、本人確認書類2点と顔写真をお持ちの上、直接、市民課・各地区市民センター・出張所へ。 3月までマイナンバーカード取得促進キャンペーン実施中 窓口の時間延長 市民課(市役所1階)では、マイナンバーカードの申請受け付けを平日午後7時まで延長しています。 オンライン申請の支援 市民課では、タブレットを使って入力操作や写真撮影などの支援を行います。 出前講座 市職員がマイナンバー制度の概要やマイナンバーカードの紹介などを行います。希望者には、申請書の記入方法の説明や受け付けを行います。 企業や団体における一括受け付け 市職員が企業や団体に出向いて申請の受け付けを行います(要事前相談)。 お問い合わせ 市民課 電話 632-5266 マイナンバーを使って省略できる書類  保育所などの利用認定 生活保護受給証明書、児童扶養手当証書、特別児童扶養手当証書 児童手当 課税証明書 児童扶養手当 住民票、課税証明書、特別児童扶養手当証書 生活保護 課税証明書、雇用保険受給資格者証、児童扶養手当証書、特別児童扶養手当証書 障がい児通所支援・医療費助成 住民票、課税証明書、生活保護受給証明書 その他 「保育所などの利用認定」の課税証明書や「児童手当」の住民票は、平成30年7月以降省略可能となる見込みです。 マイナンバー制度について、詳しくは、内閣府マイナンバー特設ホームページ http://www.cao.go.jp/bangouse ido/を、マイナンバーカード・マイナンバー通知カードについて、詳しくは、マイナンバーカード総合サイト ホームページ https://www.kojinbango-card.go.jpをご覧ください。 この特集についての問い合わせ=(イコール)行政改革課 電話 632-2039、市民課 電話 632-5266、マイナンバーカード・マイナンバー通知カードについての問い合わせ=(イコール)マイナンバー総合フリーダイヤル 電話 0120-95-0178へ。