UTSUNOMIYA2018 うつのみや あなたと市議会 No.173 平成30年7月27日 発行/宇都宮市議会 〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号 編集/広報広聴委員会 電話:028-632-2611 祝!日本遺産認定 大谷石文化が息づくまち宇都宮 日本遺産認定セレモニー(カトリック松が峰教会) 大谷石夢あかり祭 大谷景観公園(提供:宇都宮観光コンベンション協会) 大谷夏いちご入りスパークリングワイン あなたと市議会 主な目次 定例会の概要…❷ 一般質問…❹ 特集 〜議会を見る・聞く・知る〜…❾ 常任委員会の主な審査…❿ 議会のニュース…⓬ 平成30年6月 定例会を開催 本会議の採決結果 会派の態度が分かれた案件 市長提出議案 専決処分した事件の承認(宇都宮市国民健康保険税条例の一部改正) 宇都宮市監査委員の選任(今井恭男氏、五月女伸夫氏) 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 統一◯ 立憲● 社民党◯ 愛うつのみや◯ 30年度一般会計補正予算(第1号) 工事請負契約の締結((仮称)鬼怒川橋梁工事(分割1号、2号)) 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 統一● 立憲● 社民党● 愛うつのみや◯ 宇都宮市税条例等の一部改正 市道路線の認定及び廃止 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 統一◯ 立憲● 社民党● 愛うつのみや◯ 宇都宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を 定める条例の一部改正 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 統一◯ 立憲◯ 社民党● 愛うつのみや◯ 結果 可決 議員案 人権擁護委員候補者の推薦の諮問に対する答申 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 統一※ 立憲● 社民党◯ 愛うつのみや◯ 公文書の諸問題の真相究明と公文書の適正管理、改善を求める意見書 虐待から子どもの命を守るためのあらゆる措置を求める意見書 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 統一◯ 立憲● 社民党◯ 愛うつのみや◯ 結果 可決 陳 情 東海第二原発の稼働延長を認めない意見書の提出を求める陳情(第65号) 自民党◯ 自民クラブ◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 統一◯ 立憲● 社民党◯ 愛うつのみや◯ 結果 継続審査 LRTの工事施行に関する「認可の取り下げ」の議決を求める陳情(第66号) 宇都宮市のLRT施設工事の中止を求める陳情(第68号) 自民党● 自民クラブ● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 統一◯ 立憲◯ 社民党◯ 愛うつのみや● 住宅開発の安全確保についての陳情(陳情事項1)(第67-1号) 住宅開発の安全確保についての陳情(陳情事項2、3、5)(第67-2号) 自民党● 自民クラブ● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 統一● 立憲◯ 社民党◯ 愛うつのみや● 結果 不採択 全会一致で可決した案件 市長提出議案 30年度特別会計補正予算(都市開発資金事業、鶴田第2土地区画整理事業、宇大東南部第2土地区画整理事業、岡本駅西土地区画整理事業) 宇都宮市監査委員に関する条例の一部改正 宇都宮市介護保険条例の一部改正 旅館業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 宇都宮市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正 宇都宮市公園条例の一部改正 財産の取得(テクノポリスセンター地区新設小学校建設用地) 採決結果の表記 ・本会議での態度は賛成・採択の場合「○」、反対・不採択の場合「●」と表記 ・陳情第65号は、継続審査に賛成の場合「○」、反対の場合「●」と表記 ・会派内で態度が分かれた場合は「※」と表記 (賛成1人、退席1人) 会派の構成 会派とは、主義・主張を同じくする議員によって作られる団体で、本市議会には9つあります。本紙内では、会派名を( )内の略称で表記しています。 自由民主党議員会(自民党)17人 自民クラブ(自民クラブ)7人 市民連合(市民連合)7人 公明党議員会(公明党)6人 日本共産党宇都宮市議員団(共産党)2人 統一会派フォーラム・未来(統一)2人 立憲クラブ(立憲)1人 社会民主党(社民党)1人 愛・うつのみや(愛うつのみや)1人 定例会の概要 定例会の日程と概要 6月8日 本会議 [開会] 提案 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案や条例の一部改正案などの議案を説明 議案の採決 ・監査委員の選任などの議案について、可否を決定 6月14・15・18・19日 本会議 [一般質問] 質疑 議員が質問 ・14名の議員が議案についての質疑とあわせて、市政全般について質問し、市長などが回答 ⇒詳細は、 4~8ページ 6月20日 常任委員会(総務、厚生、環境経済、建設、文教消防水道) 審査 議案・陳情の審査  ・各常任委員会で所管ごとに執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 10〜11ページ 分野にわけて、5つの常任委員会を常時設置しています。 6月22日 議員協議会 出資法人の決算・予算などの説明 ・市が出資している公益財団法人などの団体の決算・予算などについて、説明を受け、議員が質問 6月28日 本会議 [閉会] 採決 議案・陳情・議員案の採決 ・常任委員会の委員長が審査結果を報告 ・陳情について、討論 ・議案と陳情の可否を決定 ・公文書の諸問題の真相究明と公文書の適正管理、改善を求める意見書(議員案)を可決 ・虐待から子どもの命を守るためのあらゆる措置を求める意見書(議員案)を可決 ⇒詳細は、 12ページ 採決結果はこちら ここがききたい! 一般質問 熊本 和夫 (自民党) 新生児聴覚検査の支援を 問  聴覚障がいは、早期発見・療育により、音声言語発達等への影響が最小限に抑えられるため、新生児聴覚検査について、国や県では普及啓発に取り組み、県内他市町においては公費助成が開始されている。  市では、妊産婦医療費助成など中核市トップレベルの支援を実施しており、乳幼児に対する全ての健診・検査が無料で受診できるが、新生児聴覚検査のみ自己負担である。  新生児聴覚検査の受診状況はどのようになっているのか。また、支援を必要とする子どもの早期発見・療育につながるよう検査費用の公費助成をすべきと考えるがどうか。 答  産後4か月までの全ての母親を対象に調査したところ、9割以上の新生児が聴覚検査を受診している一方で、検査の重要性を認識していなかったり、検査費用に負担を感じていることがわかった。また、市産婦人科医会から、検査費用の公費助成を求められている。  このため、30年度から新たに作成したリーフレットを活用し、周知啓発や受診勧奨の強化を図ったところである。  今後、検査の公費助成について検討を行い、支援の充実、強化に取り組んでいく。 その他の質問項目 ①LRT(市長の決意ほか)②マイナンバーカードの普及促進と証明書交付サービスの対応③公文書管理④本市にふさわしい入札契約制度の取り組み⑤職員数の適正化⑥自転車安全条例の制定⑦新産業団地の造成⑧自動車のご当地ナンバー 今井 政範 (自民クラブ) 世界の観光地大谷の実現に向けて 問  大谷地域について、ここ数年、国内外からの観光客が年々増加し、30年5月には大谷石文化が日本遺産に認定され、世界が認める観光地へと変ぼうしていくことも期待している。  大谷地区に再びにぎわいが戻ってきたことを肌で感じる一方、観光地に欠かせないおもてなしの機能が不足していると思う。このような中、※1コト消費拡大に向けた※2体験型の観光コンテンツが世界の趨勢(すうせい)になりつつあり、今後、世界の観光地・大谷を実現させるためには、体験型コンテンツの充実が必要と考えるがどうか。 答  現在、大谷石採取場跡地を活用した地底湖クルーズが様々な世代から人気を博しており、こうしたコト消費のニーズを的確に捉え、地域に点在する魅力ある資源を活かした多様な体験型コンテンツの充実が必要と考えている。30年度は、民間事業者などと協力し、国内外の観光客を対象に屋外アクティビティなどの観光ツアーを試験的に実施するとともに、その課題や顧客ニーズなどの市場性を把握したうえで、海外からの観光客にも選ばれる大谷ならではの体験型コンテンツの早期商品化を目指す。 その他の質問項目 ①新産業団地造成②幼児教育の無償化に伴う政策③市の自転車政策の推進④ジャパンカップサイクルロードレースのコース⑤北西部地域の強みを生かす政策⑥マンホールのふたの老朽化対策など⑦市庁舎の消灯時間設定の通年化を目指した働き方改革など⑧部活動指導員 小平 美智雄 (市民連合) 医療的ケア児への支援強化のために 問  市が30年3月に策定した第1期障がい児福祉サービス計画では、医療的ケア児に対し一部対応の強化が図られているが十分ではなく、支援体制の充実が必要である。  ①乳幼児期から継続した支援が行えるよう専門的な人材の育成や相談、コーディネートの体制を強化する必要があると考えるがどうか。  ②他自治体の先進事例を踏まえ、保育の受入体制の構築や保育士が※3認定特定行為業務従事者となるための研修支援を図り、受入環境を整備する必要があると考えるがどうか。 答  ①医療的ケア児が退院する前から5か所の子育て世代包括支援センターの保健師が中心となり関係機関と連携し、保護者の意向や個々の状況に応じた適切な支援に取り組んでいる。医療的ケア児の増加や病状の多様化により、より高い専門性が求められているため、関係機関の職員に研修の受講を働きかけるなどし、質の高い相談支援体制の強化に努める。  ②30年度から保育所等に受入促進のための研修会を開催するなど、受入環境の整備促進に取り組む。今後、国のモデル事業の成果などを踏まえ効果的な新たな仕組みや支援方法などを検討していく。 その他の質問項目 ①LRTとまちづくり(公共交通網の形成計画の策定、事業用地の取得と市民合意、LRT沿線のまちづくり)②地域の防災活動を生かした避難場所の指定③本市農畜産物・特産品の流通拡大④消防団で所有する消防自動車に係る準中型免許の新設に伴う対応 ※1 コト消費・・・物を所有することではなく、その物の購入によって得られる経験、もしくはサービスにおける経験そのものに価値を見出す消費傾向のこと ※2 体験型の観光コンテンツ・・・従来の見る観光に対して、地域固有の資源などを活用し、その場所ならではの体験を提供する観光商品のこと ※3 認定特定行為業務従事者・・・介護職員等であって、喀痰(かくたん)吸引等の業務の登録認定を受けた従事者 ここがききたい! 一般質問 金沢 力 (公明党) 駅東口地区整備LRT整備との連携を 問  宇都宮駅東口地区は、県都宇都宮の玄関口やLRTの起点であり、県内外から多くの人が訪れる重要な地区であるため、多様で魅力的な拠点を形成することが重要である。  ①事業者募集では、どのような提案があったか。  ②LRT整備との整合を図りながら事業を進めていくことが望ましいと考えるが、今後のスケジュールは。 答  ①中央街区には、コンベンション施設や交流広場、商業施設やホテル、医療、南街区には、マンションなどの提案をいただくとともに、自然エネルギーの活用など、新たな拠点にふさわしい提案をいただいた。  ②宇都宮駅東口地区整備事業者選定委員会で審査し、優先交渉権者を決定した後、9月を目途に事業契約を締結し、30年度末には基本設計に着手していく。  LRT整備と整合を図ることは、さらなる事業効果が期待できるため、事業の連携を一層図りながら、優先交渉権者とともに取り組んでいく。 ▲駅東地区整備のイメージ JR宇都宮駅 東西自由通路 駅前広場 LRT(予定) 中央街区 コンベンション施設 「人・もの・情報」の交流 交流広場 民間施設 南街区 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(LRT事業、若者の地元企業への就職促進ほか)②福祉行政(要支援児童への支援、認知症対策ほか)③安全・安心のまちづくり(山下川の溢水軽減対策ほか)④教育行政(子どもの家等事業、学校におけるがん教育の推進) 五月女 伸夫 (自民党) 市民の自発的な協働意欲の向上策は 問  本格的な少子高齢化社会が到来し、市民ニーズの多様化など、市を取り巻く状況が大きく変化していく。  30年度を初年度とする第3次市民協働推進計画が策定され、今後、行政だけでは担うことができない公共サービスの拡大に繋がるものと期待している。  計画では普及啓発事業の実施、まちづくり活動応援事業(情報収集と発信)を重点事業に掲げているが、その推進方法は。 答  市民協働意識の浸透を図るため、幅広い年代に、まちづくり活動への参加促進に係る出前講座などを継続的に実施してきた。今後は、特に若者を対象としたまちづくり関連講座の充実や、※4SNSを活用したボランティアや寄付の募集情報の収集・発信を強化していく。  まちづくり活動応援事業は、活動団体などがインターネットで新たな参加者を募り、情報を得た市民が気軽に活動に参加できる仕組みで、31年度中の本格実施に向けた制度構築を進めている。  今後は、31年2月予定の試行運用で十分な検証を行い、本格実施にあたっては、積極的な事業PRと参加の促進に取り組んでいく。 その他の質問項目 ①魅力ある観光と交流②LRTにおけるトータルデザインの取り組み③JR岡本駅周辺の整備と今後のまちづくり④新たな廃棄物処理施設の整備⑤健康寿命の延伸に向けた介護予防の取り組み⑥学校教育の成果と今後の取り組み 中塚 英範 (市民連合) ※5LGBTへの取り組みと理解促進を 問  LGBTの調査結果から、実態や様々な課題が明らかになる中で、LGBTの人々が安心して暮らせる環境作りが必要である。  ①LGBTの中学生に苦痛を与えない制服を導入すべきではないか。また、LGBTに配慮された水着の着用を認めるべきではないか。  ②LGBTへの理解促進や当事者の不利益解消と幸福感のために、同性パートナーシップ制度を導入すべきではないか。 答  ①LGBTの生徒に配慮した環境づくりが求められていることから、今後、校長会と連携しながら、性別に関係なく制服を選べるデザインの導入など制服の在り方について研究していく。  また、現在も全ての学校において、児童生徒や保護者からの申し出があれば、上半身を覆う水着の着用を認めており、今後ともきめ細かな対応に努めていく。  ②LGBTの人が、生活の場において直面する様々な困難を解消するためには、まずは、市民の理解が重要であることから、市民に対する周知啓発に努め、社会全体が性の多様性を受け入れる環境づくりを進めるとともに、国や県、他自治体の動向を注視していく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(ハラスメント対策ほか)②こどもの貧困対策③障がい者の雇用を支える就労継続支援A型事業所の適正運営に向けた取り組み④第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体)における市のデモンストレーションスポーツ ※4 SNS・・・利用者同士がスマートフォンでメッセージなどをやりとりして交流することができるサービスのこと ※5 LGBT・・・レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時に診断された性と自認する性の不一致)の頭文字をとった総称 ここがききたい! 一般質問 西 房美 (立憲) 農薬を使用しない農業に転換を 問  ミツバチやカエルなどが田んぼから姿を消しており、特に栃木県内ではニホンミツバチが全滅に近い状況にある。  農家は農薬を使わないと大変な手間がかかり、収入にも影響するため農薬を使用しているようだが、他県では農薬の使用をやめて、カエルなどが戻ってきている例もあることから、市においても経済優先の農業から、農薬を使用しない、人の健康優先の農業に転換する時期と考えるがどうか。 答  環境に配慮した持続可能な経済社会への転換を図るため、資源の循環利用や環境負荷の低減などを目指していくことが、農業にも求められており、堆肥などを使用した土づくりや農薬などの使用低減による環境にやさしい農業の取り組みが必要と考えている。  農薬の使用を5割以上低減する取り組みは、国の環境保全型農業直接支払制度により、少しずつ拡大している。この取り組みは、生産性との調和に留意しながら、農業者の自主性のもとに進められるものであり、国の制度の活用などを通して支援していく。  また、農薬を使用しない取り組みは、生産性に与える影響が大きいため、農業者の自主的かつ総合的な経営判断のもとに行われるべきであることから、県などと連携し、意欲ある農業者へ必要な支援を行っていく。 その他の質問項目 ①ヘルプマーク②錦地区におけるまちづくり協議会と社会福祉協議会と連合自治会 宇賀神 文雄 (社民党) 障がい者差別への対応について聞く 問  ①障害者差別解消法の施行から2年が経つが、日本盲導犬協会アンケートの結果から、盲導犬利用者の6割がこの1年間に病院や飲食店で受入拒否を経験したことが分かった。このように社会の理解が進んでいない現状をどう考えるか。  ②国は、旧優生保護法に基づく強制不妊手術などの実態の速やかな解明と被害者救済のための立法措置を整えるべきである。全国被害弁護団は、県に相談窓口の設置や各地の弁護団との連携を求めようとしているが、市はどのように対応するのか。 答  ①第5次障がい者福祉プランの基本目標の達成に向け、障がいへの理解促進・差別解消の推進を基本施策と位置づけ、盲導犬ふれあい教室など各種事業に取り組んでいるが、差別解消に向けた相談窓口にも相談が寄せられていることから、市民意識の醸成をより一層図り、引き続き共生社会の実現に向け取り組んでいく。  ②県が相談に対応する窓口を設置していることから、市に問い合わせがあった場合には速やかに県の相談窓口を案内し、国や県から協力依頼があった場合は適切に対応する。 ▲内閣府パンフレット その他の質問項目 ①労働行政②農業振興(米政策の見直し、固定資産税及び都市計画税の軽減ほか)③外国人技能実習生問題④公契約条例⑤東京電力福島第一原発事故への対応⑥タミフルの10代への投与の再開⑦地域内交通のあり方(今後の充実ほか)⑧LRT問題 山﨑 昌子 (自民党) 日米野球の歴史更なる伝承のために 問  プロ野球初の最高殊勲選手となった沢村栄治投手や世界のホームラン王ベーブ・ルースが活躍した昭和9年の日米野球の最終戦は宇都宮で行われた。宇都宮常設野球場があった宮の原小学校の校庭には平成16年に顕彰碑が建立され、歴史が伝承されている。子どもたちにとって有名選手がプレーした歴史は誇りであり世界に羽ばたく夢や原動力につながる。  現在、宮原運動公園野球場では再整備の工事が進んでいることから、日米野球の歴史を伝える工夫を検討し、伝承する取り組みが必要と考えるがどうか。 答  宇都宮常設野球場で沢村栄治とベーブ・ルースが対戦したことは市の輝かしい歴史である。日米野球の歴史を伝承し、スポーツへの夢や憧れを育むことは、市の更なるスポーツ振興を図るうえで大切であることから、この歴史的な出来事や顕彰碑を広報紙やホームページで広く紹介していく。  また、宮原運動公園野球場を利用する市内外の競技者や観戦者に、この歴史的な出来事を伝えられるよう、野球場の再整備に併せ、記念プレートの設置などについて競技団体などの意見を聞きながら検討していく。 ▲宮の原小の顕彰碑 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(公共交通、観光振興、特色ある魅力的な都市空間)②生活習慣病の発症予防・重症化予防③育児参加を推進するイクボス宣言④中小企業の支援(設備投資の支援、ODAを活用した海外展開の支援) ここがききたい! 一般質問 村田 雅彦 (公明党) バス路線再編プランの基本方針は 問  車社会の進展により全国各地でバス路線の廃止が相次いでおり、市のバス利用者も減少しているが、公共交通の充実は、交通弱者の生活を支援するだけではなく、中心市街地の活性化や観光の振興にも大きく寄与する。  市内の公共交通ネットワークを充実させるバス路線の再編プランについて、その基本方針は。 答  バス路線の充実のため、バス事業者などとバスネットワーク再編・利便化に関する連絡調整会を設置し、協議・調整を重ね、バス路線再編の基本方針として、拠点間の連携の強化、公共交通空白・不便地域の解消、中心市街地の多様な移動需要への対応、定時性の向上などを定めたところである。  この基本方針に基づき、都市拠点と各拠点間を結ぶバス路線における1日あたり60本以上の運行本数の確保、鉄道駅等との接続強化、LRTと重複するバス路線の一部の郊外部等への振り分け、主要なバス停のみ停車する急行便の導入などの再編案の検討を進めている。  今後とも、バス路線再編の具体化に向けて取り組んでいく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(文書管理、各種ハラスメントの防止策ほか)②産業振興策(中小企業のICT化の推進、外国人観光客の受入態勢強化ほか)③地球温暖化対策(再生可能エネルギーの拡大、省エネルギー建築の促進ほか)④教育投資の強化 久保井 永三 (統一) 鬼怒川の橋梁(りょう)LRT軌道と道路橋両方の役割を 問  東海第二原発で放射能が漏れる深刻な事故に備え、5月に市など県内6市町は、水戸市民約3万9500人を受け入れる避難協定を結んだ。笠間市、常陸大宮市などを含めると、約17万人を受け入れることになる。移動は原則として自家用車を使うとのことであり、足利市長や水戸市長は、ひとつの橋が落ちる可能性もあるため、二重三重のバックアップを講じなければいけないと懸念している。  新聞によると、鬼怒川橋梁(りょう)工事分割1号の落札業者が入札書記載金額(税抜き)21億3600万円で決定、また、鬼怒川橋梁(りょう)工事分割2号の落札業者が入札書記載金額(税抜き)21億3500万円で決定し、合計で42億7100万円(税抜き)と報じている。多額の税金の投入から考えても、軌道だけの橋梁(りょう)だけでなく、道路橋としても使える構造とすべきでは。 答  道路ネットワーク全体を検討する中で、利便性の高い公共交通ネットワークを構築することができ、自動車よりも輸送容量の大きいLRTの専用橋が適正であると判断したところである。緊急時の対応などについては、今後検討していく。 ▲鬼怒川橋りょうのイメージ その他の質問項目 ①市の環境問題についての取り組みと現状②断水時における対応と今後の改善点③障がい者支援施設などにおけるサービス給付費の不正請求④LRT事業⑤建設業の後継者不在 角田 充由 (自民党) 高齢者の生活支援体制整備を 問  地域包括ケアシステムの構築を進める上では、医療・介護サービスはもちろん、高齢者の生活支援体制の整備が急務であり、地域の関係者等が我が事として、地域課題について協議する第2層協議体の早期設置が不可欠である。  協議体が円滑に設置されるよう、住民周知をより強化していく必要があるが、市の第2層協議体の設置状況と理解促進、設置促進に向けた取り組みは。 答  身近な地域で支え合う生活支援体制の構築に向けて、第2層協議体の設置が市内39地区の連合自治会単位において促進されるよう「協議体設置・運営の手引き」を活用した理解促進や、勉強会の開催等を支援してきた。これらの取り組みにより、協議体の理解が地域で深まり、市内5地区に第2層協議体が設置された。  今後は、医療・介護・福祉の関係団体で構成する地域包括ケア推進会議で全市的な視点から共通する課題や対応策の検討を進めるとともに、地域に負担のかからない運営方法の情報提供など、地域の自主的な取り組みを支援し、2020年度末までに全地区連合自治会単位に第2層協議体の設置を目指していく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(新地方公会計制度の導入と今後の財政運営、総合スポーツゾーン周辺の道路整備、予防接種)②地域包括ケアシステム(地域包括支援センターの体制整備、高齢者の活動場所の確保)③都市景観④伝統文化の継承 ここがききたい! 一般質問 福田 久美子 (共産党) 誰もが利用できてこそ 公共交通 問  地域内交通は、観光客も含め、地域外の人は利用できず、誰もが利用できなければ、公共交通とはいえない。石井町に住む市民が、細い道路一本隔てた隣接の瑞穂野地区の地域内交通を利用したいと希望したが認められなかった。地域内交通の制度の見直しが必要ではないか。 答  地域内交通は、地域全体で支えるという理念のもと、地域自ら検討組織を立ち上げ、地域負担や利用者の範囲などについて、地域が主体的に決定し、運行している。  市では、運行経費への補助や、地域と一体となって地域内交通の利便性の向上などに取り組むとともに、地域内交通の運営組織の代表者が一堂に会する地域内交通連絡会議を設置し、定期的に運行上の課題などについて意見交換を行っている。  地域内交通の導入地区の拡大に伴い、地域によっては、隣接する市街地部の方などから地域内交通を利用したい、との要望が出ており、こうした要望については、運営組織に対応を確認してきたところである。市としては、地域内交通連絡会議でも、改めて、各地域の運営組織と協議するとともに、市街地部においても、日常生活の移動手段を確保するため、生活交通の充実に努めていく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(公務労働のあり方ほか)②健康を守る取り組み(差額ベッド料金ほか)③女性が輝く宇都宮(女性が輝ける地域社会のための積極的取り組みほか)④宇都宮にふさわしい公共交通(宇都宮にふさわしい公共交通とLRT)⑤適応支援教室への給食の提供 馬上 剛 (自民党) 3x3のまちに向けた積極的な取り組みを 問  30年7月に3人制バスケットボールの3x3ワールドツアー宇都宮マスターズが開催される。  ①宇都宮マスターズは3年連続の開催となるが、過去の開催を踏まえた今大会の意気込みは。  ②市のさらなるブランド力向上のため、今後も3x3の国際大会を誘致するなど、日本一の3x3のまちに向けて積極的に取り組むことが重要と考えるがどうか。 答  ①過去の経験と実績を踏まえるとともに、2年後に開催される東京オリンピックに3x3が正式種目として採用されたことを好機と捉え、3x3の楽しさを街全体に広げ、ワールドツアーマスターズが開催される世界の9都市において、ナンバーワンホストシティと呼ばれるよう大会を成功に導いていく。  ②30年度に予定している、市内全小中学校への3x3専用ボールの配布や公園、学校へのゴールの設置を通じて、誰もが気軽に3x3を楽しめる環境づくりに努めるとともに、ワールドツアーファイナルの開催に向け積極的な誘致活動に取り組み、世界にも認められる3x3のまち宇都宮を目指していく。 ▲3x3専用ボール その他の質問項目 ①まちづくりにおける大学と地域の連携及びまちづくり交流センターの利活用②本庁舎における来庁者及び職員の安全対策③Society5.0を見据えた企業との連携④集約型都市構造に関する課題⑤複式学級が憂慮(ゆうりょ)される市立小学校の推移 政務活動費収支報告書等を公開 政務活動費とは議員の調査研究活動に必要な経費の一部を助成するものです。 市議会では会派ごとの執行状況をホームページで公開しています。 また、29年度の収支報告書や明細書、政務活動実績報告書の写しを市役所1階の行政情報センターでご覧いただけます。(原本は議会事務局でご覧いただけます。) 詳しい閲覧の方法については、ホームページなどでご確認ください。 議会事務局総務課 電話(632)2604 宇都宮市議会ホームページアドレス http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/gikai/ 政治家の寄附禁止 公職選挙法の規定により、政治家が選挙区内の市民にお金や物などの寄附をすることは禁止されています(親族に対するものなどは除かれます)。 主な事例は次のとおりです。 ◎お中元やお歳暮、葬式の花輪や供花、初盆のお供物などを贈ること ◎地域運動会などの各種行事に金品を贈ること など また、有権者が寄附を求めることも禁止されています。市民の皆さんのご理解をお願いします。 特集 〜議会を見る・聞く・知る〜 特集 議会を見る・聞く・知る 市議会では、市をよくするためにさまざまな政策について話し合っています。 話し合いの様子や内容をいろいろな方法で知ることができます。 議会について感じたことや、ご意見をお寄せください。 STEP1 話し合いの内容を知りたい インターネットでの議会中継 インターネットで、本会議の生中継と録画配信を行っています。 宇都宮市議会ホームページアドレス http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/gikai/ 本会議を傍聴したいけど、市役所には行けない… 宇都宮ケーブルテレビでの放映  宇都宮ケーブルテレビでは本会議を生中継しています。  また、再放送も生中継の当日午後8時から行っています。  本会議当日は、市役所本庁舎1階のテレビでもご覧になれます。 直接聴きたい 市議会で傍聴  本会議、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会等の傍聴ができます。本会議の傍聴で、手話通訳者を希望する方は、7日前(土日祝日・年末年始は除く)までに議会事務局までお申し込みください。 市議会議場の見学  本会議が開催される議場を見学できます。議会の仕組みについても説明します。  夏休み中も見学できますので、希望される方は事前に議会事務局までお問合せください。 会議録  本会議を記録したもので、議会事務局や市役所1階の行政情報センター、市内の図書館で閲覧いただけます。  また、市議会ホームページでもご覧いただけます。 録画DVDの貸出  ケーブルテレビやインターネット上での放送をご覧になれない場合は、本会議終了後の約2週間後から、録画DVDの貸出を行っています。 議会広報紙「あなたと市議会」  定例会ごとに発行し、新聞折り込みでお届けしています。ご希望の方には郵送もしています。  目が不自由な方へは、点字版議会広報や音声版議会広報(デイジーCD)を発行しています。 あとでじっくり、内容を知りたい STEP2 私の意見を議会に伝えたい 市議会へのご意見をお寄せください  市議会では、広く市民の皆さんからご意見をお聴きし、議会活動のさらなる活性化を図っています。皆さんからのご意見をお待ちしています。  対象:市内在住又は通勤・通学している人  方法:郵便、ファクス、メールなど    (電話などでのご意見は受付できません。また、住所、    氏名等が記載されていることが条件となります。) ※原則として1カ月程度で回答させていただきます。 提出先 〒320-8540宇都宮市旭1-1-5宇都宮市議会広報広聴委員会 メール:u79002000@city.utsunomiya.tochigi.jp F A X:(632)2613 請願・陳情のご案内  請願・陳情は、市民の皆様の要望を市政に反映させるための制度です。 【提出方法】  請願・陳情は、一人でも団体でも提出することができます。日本語で趣旨、請願(陳情)事項をわかりやすく記載し、署名又は記名押印したものを、直接議会に提出してください。  議員の紹介があるものを請願、ないものを陳情と呼んでいます。  請願は必ず審議されますが、陳情の場合、市の事務に属さないもの、明らかに実現性のないものなど、内容によっては「議長預かり」となり、審議されない場合もあります。 【お問い合わせ先】 議会事務局政策調査課 電話(632)2611 常任委員会の主な審査 総務常任委員会 ○平成30年度宇都宮市一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 歳入歳出それぞれで16億7千万円余を追加計上するもの。  歳入は、国庫支出金、繰入金、市債を追加計上するもの。地方債については、今回の補正に伴い、土地区画整理費ほか5件の限度額を変更するもの。 意 見 LRTの事業補助金として多額の資金が入ってくるが、LRTについては市民合意が得られていない事業であることから、賛成できない。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ○宇都宮市税条例等の一部改正 議案の概要 地方税法の一部改正に伴い、個人市民税における非課税の範囲変更、固定資産税における中小企業の先端設備などの特例措置の新設、たばこ税における加熱式たばこの区分の新設及び税率引き上げなどをするもの。 質 疑 個人市民税の非課税範囲の変更について、対象人数と影響額はどのくらいになるのか。 説 明 該当する納税者は約1600人で約790万円の減額になると見込んでいる。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ○工事請負契約の締結 議案の概要 (仮称)鬼怒川橋梁(りょう)工事(分割1号、2号)に係る請負契約をするもの。 質 疑 一つの企業体で施工した方が効率的にできるのではないか。 説 明 市内事業者の受注機会の拡大を図るため、また、工事エリアが、右岸、左岸に必然的に分断され、施工管理や安全管理上、分けて施工することが望ましいため、分割による施工とした。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 厚生常任委員会 ○宇都宮市介護保険条例の一部改正 議案の概要 介護保険法施行令の一部改正に伴い、引用条文を整理するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 ○旅館業法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 議案の概要 旅館業法の一部改正により、旅館営業及びホテル営業の営業種別が統合されるとともに、施設の構造設備等の基準が見直されたことに伴い、関係条例について必要な規定の整備をするもの。 質 疑 旅館、ホテル事業者の創意工夫を促進するために法の改正が行われたと言われているが、具体的にどういう内容なのか。 説 明 衛生的な基準は残しながら、競争力を保ちつつ、多様化するニーズに対応できるよう、部屋数の基準の撤廃などが行われたところである。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 環境経済常任委員会 ○住宅開発の安全確保についての陳情 陳情の趣旨 竹林町の5軒の建て売り住宅建設で、工事開始時より隣接住宅の住民が工事内容に不安を感じ、市に安全の確認を求めてきたが、市は民民の問題として突然仲介をやめた。住宅購入者、隣接住宅の住民の不安は解消していないことから、原因究明と対策が求められる。ついては、当該地の埋め立て工事の安全と適正可否判断を議会で専門家を呼び確認をするとともに、市民の安全を行政のどこが担保するのか確認をするよう陳情する。 意 見 事業者から提出された造成計画などにより、土砂条例の許可対象外であることが確認されており、また、搬入土砂の安全性については、事業者が提出した分析証明書により、全ての分析項目において環境基準値以下であることが確認されている。今後は住宅瑕疵担保履行法の制度などを活用することが望ましいことから、不採択としたい。 委員会の結論 全会一致で不採択。 建設常任委員会 ○平成30年度宇都宮市一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 土木費で、国庫補助金の交付決定に伴う小幡・清住土地区画整理事業費、公園緑地整備費、LRT整備推進費、鶴田第2土地区画整理事業特別会計の補正に伴う同会計への繰出金その他を追加計上するもの。 質 疑 LRT整備推進費について、国庫補助金が増額されたが、どのような事業に活用されるのか。 説 明 LRT施設の詳細設計や、清原地区や陽東地区などの一部の用地取得、新4号国道横断部のボックスカルバート設置工事に伴う光ケーブルの移設に要する宇都宮国道事務所への負担金として活用する。 要 望 地権者の90%以上に測量の合意をいただき、詳細な測量に入っている状況であるが、継続して、丁寧な説明と事業理解に努め、慎重な意見を持つ方にも配慮して事業を進めてほしい。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ○市道路線の認定及び廃止 議案の概要 田川サイクリングロードの整備などに伴い、新たに25路線を市道として認定し、2路線を廃止するもの。 質 疑 今回の認定路線のうち、2路線はLRT事業関係と理解してよいか。 説 明 市道6467号線は、LRTの側道から鬼怒通りを結ぶ新4号国道までの側道整備に伴い認定するもの。市道6468号線は、LRT軌道の側道整備と同時に、国道408号とほかの市道をつなぐ地域の道路として認定するものである。 意 見 当該2路線については、将来、LRT沿線の道路になることを危惧しているため、賛成できない。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ○LRTの工事施行に関する「認可の取り下げ」の議決を求める陳情 陳情の趣旨 LRTは、構造上、大量輸送に無理があるなど、市の東西公共交通の基軸になれる交通手段ではなく、また、私達が清原・芳賀工業団地の企業などに実施したアンケート結果では、LRT橋を期待する、はゼロであった。ついては、5月9日付で市長宛てに求めた認可の取り下げの決断の後押しをお願いしたく、工事施行認可の取り下げを議決するよう陳情する。 意 見 地権者269軒のうち、254軒の理解が得られていると聞いたが、理解と了解は違うので、採択としたい。 意 見 行政は、乗車人口などの基礎データをもとに事業を進めていることから、不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 ○宇都宮市のLRT施設工事の中止を求める陳情 陳情の趣旨 30年5月28日に、当該工事の起工式が行われたが、当該計画については、市民合意が得られていないことや、市民の移動手段としての利便性など問題が多い。ついては、議会において当該工事を中止する議決をするよう陳情する。 意 見 市のみならず、県内全体においても理解不足であると思われるので、採択したい。 意 見 市民合意をしっかりとることが前提だが、着工前の経費が公表されていないことや、違法性があるなどの指摘は、事実誤認であるため、不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 文教消防水道常任委員会 ○平成30年度宇都宮市一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 教育費で、習熟度別学習指導助手の配置数が確定したことに伴う学力向上推進費、国庫補助金の交付決定に伴う体育施設等整備費を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 ○宇都宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正 議案の概要 国の放課後児童健全育成事業の設備 及び運営に関する基準の一部改正に準じ、放課後児童支援員の資格要件の緩和などをするもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 ▲放課後児童健全育成事業の様子 ○宇都宮市公園条例の一部改正 議案の概要 宮原運動公園の再整備に伴い、仮設野球場の整備が完了するまでの間、野球場の供用を休止するとともに、バレーコート及び弓道場を廃止するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 政策討論のテーマが決定しました 市議会では、 常任委員会ごとに政策討論を実施しています。  政策討論は、議員間の合意形成や議員のさらなる資質向上を図り、積極的な政策立案や政策提言に取り組むため、決定したテーマについて、各委員が積極的に情報収集をし、委員間での自由討論を行うものです。  30年度の各常任委員会の政策討論のテーマは次のとおりです。   【総務常任委員会】  ・公共交通の利便性向上について 【厚生常任委員会】  ・地域包括ケアについて  ・産後ケア事業について 【環境経済常任委員会】  ・地球温暖化対策の推進について  ・インバウンド観光の推進について 【建設常任委員会】  ・都市政策について(景観形成、住宅政策) 【文教消防水道常任委員会】  ・子どもの家等事業運営について 議会のニュース 意見書 ◆公文書の諸問題の真相究明と公文書の適正管理、改善を求める意見書 行政や民主主義に対する国民の信頼を取り戻すため、公文書の諸問題に対し、徹底した真相究明を行い、国民に対して十分な説明責任を果たすとともに、改善策を講じられるよう、国に強く要望するため、意見書を提出する。 ◆虐待から子どもの命を守るためのあらゆる措置を求める意見書 虐待から子どもの命を守ることを第一に考えたあらゆる措置の構築に取り組むため、児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律を現状に即して改正することなど、特段の措置を講じるよう国及び県に強く要望するため、意見書を提出する。 ※意見書は、衆参両院議長及び関係機関に提出しました。 討論 【LRTの工事施行に関する「認可の取り下げ」の議決を求める陳情及び宇都宮市のLRT施設工事の中止を求める陳情】 不採択に反対 共産党 事業の前提である市民合意が存在しないこと、費用対効果が不透明であることなど、LRT計画は、県都宇都宮のまちづくりとの整合性がとれていないため、不採択に反対する。 ♪第16回議場ジャズコンサートを開催しました♪ 市議会では、ジャズによるまちづくりを応援しており、6月8日の議会開会前に、野中英士カルテットによる演奏が行われました。 当日は、大勢の市民が、「黄鮒のマーチ」や「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など、素晴らしい演奏を楽しんでいました。 ▶コンサートの様子 9月定例会の日程(予定) 月日 内容 時刻 8月 31日(金)本会議開会 午前10時 9月 6日(木)一般質問 午前10時 9月 7日(金)一般質問 午前10時 9月10日(月)一般質問 午前10時 9月11日(火)一般質問 午前10時 9月12日(水)常任委員会 午前10時 9月13日(木)常任委員会 午前10時 9月14日(金)決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 9月18日(火)決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 9月19日(水)決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 9月20日(木)決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 9月21日(金)決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 10月2日(火)本会議閉会 午前10時 ※上記日程は変更になる可能性がありますので、ご来場の際は、事前にお問い合わせください。 議会事務局議事課 電話(632)2608 宇都宮ジュニア未来議会を開催します 宇都宮の未来を担う中高生48名がジュニア議員となって、議場で質問します。ぜひ傍聴にお越しください。 ◀29年度の様子 ◇日時 平成30年8月7日(火) 午後1時30分~ ◇会場 宇都宮市議会議場(議会棟6階) ※事前申し込みは不要ですので、直接議場までお越しください。 議会事務局政策調査課 電話(632)2611 今回の表紙写真 〜大谷石文化が息づくまち〜 市を代表する歴史文化資源である大谷石文化が、30年5月24日に日本遺産に認定されました。 日本遺産認定のテーマは「地下迷宮の秘密を探る旅〜大谷石文化が息づくまち宇都宮〜」。 人々は、古くから海底火山の噴火が産み出した凝灰岩の岩山から大谷石を掘り出し、教会や寺、公共建築、民家の壁などに使用してきました。 また、大谷石をテーマにしたイベントも多数開催され、地域活性化の一翼も担っています。8月には、大谷石夢あかり祭が開催される予定です。 大谷石の建造物であるカトリック松が峰教会において行われた日本遺産認定セレモニーでは、大谷夏いちご入りのスパークリングワインが振る舞われました。 大谷石は、建築資材としてだけではなく、他の産業や観光、地域づくりなど、「大谷石文化」として幅広く人々の生活に息づいています。 ◀城山地区コミュニティ協議会が作成した日本遺産認定記念プレート ◎「あなたと市議会」173号の印刷費1,409,400円(消費税含む)◎次回の発行は、10月下旬の予定です。