創設事業

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ページID1002691  更新日 令和6年3月8日

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 宇都宮市の中心部は、昔、大小の池沼が散在し、このため池辺郷と呼ばれていました。沼地の埋め立てによる土地が多く、低湿地のため井戸の水量は多いのですが、アンモニアなどの有機物を含み、良質の飲料水にもことかく状態で、伝染病の流行などの保健衛生上の問題や、火災の延焼による損害も大きな問題となっておりました。
 このような中で、明治11年頃には水道敷設を希望する声が起こり、明治25年の町会で水道敷設案が可決されました。
 しかし、財政上時期尚早との意見が現れ、一時挫折、その後敷設論の再燃など紆余曲折を経、明治29年市制を契機に、水道敷設は焦眉の課題となりました。
 明治39年、水道臨時委員設置案が可決され、ようやく具体化の一歩を踏み出し、明治42年水道敷設認可申請を内務大臣あて提出、申請後も経費問題など協議を繰り返し、認可を再申請するなどして、大正元年10月30日、ようやく認可指令を受けました。
 創設工事は、水源を利根川水系大谷川にもとめ、当時の金額で1,705千円、3年間の市費総額に相当する莫大な費用をかけ完成し、大正5年3月1日全市民待望の通水となりました。
 創設当時における宇都宮市の世帯数は12,017世帯、同年末の給水戸数は3,902戸で普及率32.5%でありました。

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