市長定例記者会見平成19年10月
(注)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
平成19年10月29日(月曜日)午後1時から
宇都宮市役所3階・特別会議室
発表事項
市長 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
まず、はじめに、「宇都宮市食料・農業・農村基本計画」及び「宇都宮農業振興地域整備計画」の改定についてでありますが、農業や農村をとりまく状況は、高齢化の進展に伴う担い手の不足や、米価の下落、農作物の輸入自由化問題など、様々な課題が山積しております。このような中におきましても、これら様々な課題や環境変化に的確に対応しながら農業や農村の持続的な発展を図るため、農業分野の総合的な計画である「宇都宮市食料・農業・農村基本計画」を改定し、施策・事業のさらなる充実を図ってまいります。
また、農業の振興を図るべき地域を明らかにする「宇都宮農業振興地域整備計画」につきましては、本市の将来の農業と、農村の状況を的確に捉えた上で、農業上の土地利用と、農業以外の利用との調整に留意しながら、農地の保全や効率的な利用のあり方、農業生産基盤の整備の方向などについて見直しを図ってまいります。これらの計画改定にあたりましては、審議会での議論や、パブリックコメントなどを通して広く市民の意向を踏まえながら、「農業王国うつのみや」の実現にむけ、実効性のある計画としてまいります。
次に、「宇都宮市財政白書について」でありますが、この白書は、決算状況の推移や中核市との比較分析により、本市の財政状況を明らかにし、本市の財政の現状や課題について、市民の皆様にお伝えするとともに、分析結果を今後の行財政運営に反映するため作成したものです。
まず、平成18年度の普通会計決算の概要でありますが、歳入におきましては、税制改正や、一部企業の業績好調に伴い市税が増加したことから、合併前の1市2町を合計した前年度と比較し、46億円増の1,709億円となりました。歳出におきましては、宇都宮城址公園整備事業の完了などから、投資的経費は減少しましたが、「こども医療費助成費」の対象年齢の拡大などにより前年度比1億円増の1,596億円となりました。
次に、財政指標についてでありますが、財政運営の弾力性を表す「経常収支比率」につきましては、前年度と比較し、1.3ポイント上昇し、84.0 パーセントとなりましたが、目標であります「80パーセント台」を堅持するとともに、本市の中核市35 市における順位は、前年度より上昇し5位となりました。他の財政指標につきましても、目標とする数値を達成するなど、適正な水準にあり、中核市のなかでも、相対的に上位を維持しており、財政の健全性は確保されているものと考えております。
なお、財政健全化法により、平成19年度決算から、地方公共団体の財政破綻を早い段階で食い止めることを目的として、新たな4つの財政指標が適用されますが、いわゆる「財政赤字」のない本市は、良好な水準を確保できるものと考えております。今後とも、これらの財政情報に基づきさらに本市財政の特徴や傾向を分析しながら、健全で安定した財政運営に努めてまいります。
次に、「廃食用油の資源化モデル事業の概要について」でありますが、この事業につきましては、環境への負荷の少ない資源循環型社会を実現するため、家庭や学校給食から出る廃食用油を回収して、軽油の代替燃料であり二酸化炭素の削減につな繋がるバイオディーゼル燃料を製造し、市のごみ収集車に利用するものであります。まず、この11月からモデル事業として、姿川地区及び雀宮地区で、地区内のスーパーなどの協力を得ながら、試験回収を開始してまいります。
また、実施にあたりましては、障がい者の自立を支援する視点から業務の一部を福祉法人に委託することにより、障がい者の自立支援、就労機会の場の創出を図ってまいります。今回は、モデル事業でありますが、今後の事業展開につきましては、このモデル事業の実施状況等を見ながら検討してまいりたいと考えております。
次に、「『うつのみや食育フェア』をはじめとした市中心部でのイベント開催について」でありますが、今年も、11月3日、4日にかけまして市中心部において、賑わいと交流を生み出す、様々なイベントが開催されます。まず、「家庭の食育」をテーマとした「第2回うつのみや食育フェア」を11月3日、土曜日、宇都宮市中央卸売市場にて開催いたします。当日は、メインステージの催しや体験コーナー、出展ブースでの試食や展示などに加え、中央卸売市場内の事業者の方々のご協力によるイベント開催もあり、まさに「宇都宮市の台所」において、楽しみながら食育について考える祭典となります。
また、城址公園におきましては、上河内地域の梵天や、河内地域の逆面の獅子舞など、市内各所の伝統文化が集結する「宇都宮市伝統文化フェスティバル」が3日に、櫓の特別開放などを行う「うつのみや城址まつり」が4日に開催されます。
また、バンバ通りにおきましては、3日、4日を通じて、毎年恒例の「ミヤ・ジャズイン」や、「宇都宮餃子祭り」、「宮の市(みやのいち)」が開催されます。今週末は、中心部でのにぎやかなイベントを是非とも楽しんでいただきたいと考えておりますので、多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。
以上で、わたくしからの発表を終わらせていただきます。
資料
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「宇都宮市食料・農業・農村基本計画」及び「宇都宮農業振興地域整備計画」の改定について(PDFファイル 129.0KB)
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「宇都宮市財政白書」について(PDFファイル 24.5KB)
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廃食用油の資源化モデル事業の概要について(PDFファイル 22.9KB)
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廃食用油のリサイクルはじまります(ちらし)(PDFファイル 885.1KB)
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「うつのみや食育フェア」をはじめとした市中心部でのイベント開催について(PDFファイル 26.5KB)
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秋の街なかにぎわいまつり(PDFファイル 286.6KB)
質疑事項
庁議案件に関する質疑
「宇都宮市食料・農業・農村基本計画」及び「宇都宮農業振興地域整備計画」の改定について
記者 宇都宮市の食糧自給率はどのくらいか。農家の人との関わりの今後の方向性について、また、継続的な地産地消の取組についてお聞きしたい。
農業振興課長 食糧自給率につきましては、農水省のソフトを使って算出しますと、約31パーセントでございます。また、平成19年度から、国の品目横断的経営安定対策が始まり、認定農業者の場合は4ヘクタール以上、小規模農家などが集まり組織される集落営農組織の場合は20ヘクタール以上が対象となっております。5年ごとに公表される農林業センサスによりますと、平成12年度と比較して平成17年度は、4ヘクタール以上の農家戸数が増えています。また、地産地消につきましては、地産地消推進計画を策定するため、庁内、庁外の組織により、計画策定のみならず一緒に推進していくということで、平成20年度から動き出すところです。
記者 今後、大規模農家をどのように育成していくのか。
農業振興課長 大規模農家の育成のため、現在、土地を貸す人と借りる人に対し支援策があり、農業公社を通じて、農家に斡旋しています。
記者 流動化率はどれくらいか。
農業振興課長 これまでの実績では、約1,000ヘクタールです。
記者 地産地消の流通については、小さな流通を心がけるという考えか。
農業振興課長 はい。地元で生産したものを地元で消費するという地産地消の取組は、生産者の顔が見えるということで、安全、安心の面においても効果があり、学校給食におきましても、地元で採れたものを子どもたちに食べてもらうことによって、生産者の地域貢献にも役立っております。
記者 そういうものは、既にやっているのではないか。
農業振興課長 中心市街地にショップを作ったり、食育の関係から、朝食を食べようというイベントを行ったりしているわけですが、そのような事業も含めて、来年度の予算に取り組んでいければと考えております。
市長 加工所なども篠井で始まり、城山地区でも農産加工所ができました。そういうものをこれから増やしていくこともひとつの方法だと思いますし、宇都宮には道の駅がございませんので、道の駅まで行かなくても利用できるよう、市内に直売所を作るなど、積極的に農家の生産高が高まるような取組もしてくると思うのです。また、大規模農家に集約していくという国の品目横断的経営安定対策でもれてしまう人、そのような人も、市の食糧自給率を考えますと、支援をしていかなくてはなりませんから、面積の問題ではなく、農業に携わっている第一種兼業農家とか第二種兼業農家、あるいは自給的な農家に至るまで、行政は、国との溝を埋めていかなくてはならないという気持ちでいます。また、パイプハウスの補助は農家の方々に重宝されているということがあり、給食用のパイプハウスだけではなく、広く野菜等のパイプハウスの補助の拡大についても検討しなくてはならないと考えています。農業振興課長から申し上げましたように、来年度の予算対応ということになりますが、いずれにしても、今、手を打っておかないと、本市の農業が大変なことになるんだというのは当然のことです。
「宇都宮市財政白書について」
記者 普通会計決算の概要は、この前いただいたものと変わらないのかどうか。また、財政指標は、前年度と比べてどうだったのか。また、前年度との比較は、旧宇都宮市との比較か、それとも全体同士の比較か。
財政課長 財政指標につきましては、経常収支比率は、前年度よりも1.3パーセント上昇しておりますが、これは、旧宇都宮市との財政指標との比較になっておりまして、上河内・河内分につきましては、繰り出し金等を調整しませんと、財政指標が出てこないということで、今回の比較につきましては、旧宇都宮市と新宇都宮市の比較ということになっております。自主財源比率につきましては前年度と同率、義務的経費比率につきましては0.1ポイント上昇、公債費負担比率につきましては0.9ポイント低下、投資的経費比率につきましては0.7ポイント低下しております。また、普通会計決算の概要でございますが、8月に公表させていただいたものと、全く同じでございます。
記者 去年の発表では、非常に良かった指標があったと思う。中核市の比較で3位であったものがあったと思うが。
財政課長 財政力指数というものが、全国中核市の平均で第3位でございまして、今年度においても第3位でございます。その指数でございますが、1.029で、これは、地方交付税の交付の判断材料になってくるものでございます。
「廃食用油の資源化モデル事業の概要について」
記者 資料を見ると、姿川地区、雀宮地区の37、000世帯に限定するような書き方だが、ちらしを見ると、対象地域外にお住まいの皆様につきましてもご協力をお願いします、とある。市民全員が持ち込んでもいいのか。
ごみ減量課長 対象地区は南部地区とありますが、他の地域の方にもご協力いただきたいと考えております。この人口10万人の南部地区というのは、将来、全市展開する場合のデータとして参考になるだろうと考えておりますので、全市的に持ち込まれるものと分けてカウントしていきたいと考えております。
記者 持ち込むときには、どこに住んでいるかというのを確認した上で、持ってきてもらうということか。
ごみ減量課長 回収ボックスごとにカウントしていきます。
記者 50万人市民全員が持ち込んでも、大丈夫か。
ごみ減量課長 それくらい集まってほしいと考えております。
記者 持ち込みは、どこに持ち込んでもいいということか。モデル地区の住民はどこ、それ以外の住民はどこ、という区別はあるのか。
ごみ減量課長 ありません。
記者 目的のひとつに、障がい者の自立や就労機会の場の創出とあるが、具体的にそのような方々がどのような業務に携わるのか、また、今後、そのような方々がどのような活動で事業に参加していくのか。
ごみ減量課長 回収ボックスから廃食用油を集める回収の仕事、そして回収したものを製造機にかけてバイオディーゼル燃料を製造する作業、このふたつのことを委託します。今後につきましては、資料に記載のとおり、事業評価に基づいて検討してまいります。
記者 障がい者の方々は、11月から基本的な部分で携わるということか。
ごみ減量課長 11月の資源回収の時から障がい者の方が携わります。12月からは、回収と製造にも携わります。
記者 11月中は回収作業ということか。
ごみ減量課長 回収し、実際に作るところまでやってみます。11月の1か月間で、回収や製造の練習もするということです。
市長 実際に、燃料の利用先として、6台くらいのごみ収集車で対応することになると思いますが、バイオディーゼル燃料で動くのかどうか、そのような実験も行い、その段階から、障がい者の方には一緒に関わっていただき、本格開始の12月からは主体となってやっていただくということです。
「うつのみや食育フェアをはじめとした市中心部でのイベント開催について」
記者 資料を見てみると、昨年の秋のイベントよりも大きくなっていると思うが、予算としては、昨年度と比較した場合どれくらい増えたのか。また、たくさんイベントが集中すると、いろいろな所が見られて便利であるが、その分、一つひとつが、埋没する可能性があるのではないか。その分の利益、不利益をどういうふうに考えるか。
産業政策課長 予算規模で申しますと、食育フェアは昨年度と同額規模でございます。また、他のイベントも予算規模は大きくなっておりません。
記者 例えば、城址まつりは新しいイベントですよね。
産業政策課長 城址まつりについては予算規模を、今、手元に控えておりません。同時開催で埋没してしまうのではないか、についてでございますが、同時開催をすることで、ちらしを持参いただき、きぶなを無料でご利用いただく、また、中心部や駅からシャトルバスで食育フェアに行く、など、一つひとつを楽しむため、移動の足を確保しております。
記者 マイカーをあまり使わないで、中心部をいかに回れるかということのシミュレーションはどのようにしているか。
産業政策課長 食育フェアなどの会場には駐車場もございますが、それでも限りがありますし、環境のことも考えまして、公共交通機関を利用できるようにしました。
市長 中心市街地のイベントですが、バスに乗って行こう、歩こうというように、公共交通機関も利用していただきたい、という利用促進の意味もございます。また、埋没するというのもですね、それぞれのイベントが集中していますけれども、将来的には、それぞれが単体で集客や街のにぎわいになれば、当然、それを分離していいと思います。その方が、1年間を考えると、イベントが、いろいろなときに見られる、いろいろな時期に体験できる、ということになりますので、今後、これらのイベントが好調であれば、分離してもいいのではないかと考えます。
記者 最初にお聞きした、全部をひっくるめた支出する予算規模というのは、後で、どこに聞いたらわかるか。今、わかるのか。
財政課長 申し訳ございませんが、今はわかりません。
記者 きぶなに無料で乗れるちらしはどこで手に入れられるか。新聞折込か、各会場に置いてあるのか。
産業政策課長 「秋の街なかにぎわいまつり」という資料にございます、紫色の色で示した部分(ミヤ・ジャズイン2007の会場)、および二荒山前のインフォメーションで、このちらしなどを配布します。また、食育フェアの会場の市場までのシャトルは無料です。
その他の質疑
記者 先日、学力テストの結果を県が出し、市でも公表するということは伺っているが、その時期はいつか。公表する内容は、数字だけか、それとも分析まで入るのか。
学校教育課長 学力テストの目的が、児童生徒の指導の工夫や改善に役立てるということですので、保護者や地域への説明の義務がございます。今後の学校の指導や、地域のご理解、ご協力いただくという趣旨、今後の指導や工夫に役立てるということがございますので、公表してまいりたいと思います。ただし、公表の方法といたしましては、数字だけを公表いたしますと、それが、一人歩きをすることも心配されますので、調査結果のデータのみではなく、精査し、調査結果の見方、分析、指導の工夫、改善等を併せて公表したいと思います。時期につきましては、11月下旬を予定しております。それをもとに、各学校へ結果を送りたいと考えております。
記者 公表の方法について説明してほしい。
学校教育課長 市ではホームページに掲載ということを考えております。また、分析は冊子になると思われますが、現在、検討中でございます。
記者 各学校には発表させるよう、促すのか。
学校教育課長 各学校につきましては、各学校ごとにホームページや学校だよりなどで公表するよう、今の予定ですと市の発表が11月の下旬ですので、その1か月後、12月下旬を目途に、各学校に指導していく予定です。
記者 各学校のものは、ホームページ等で公表され、記者発表しないということがありうるか。
学校教育課長 各学校には、学習内容定着度のほうもホームページや学校だよりなどで発表しておりますので、同じスタンスで発表するよう指導してまいります。
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