市長定例記者会見平成19年11月
(注)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
平成19年11月26日(月曜日)午後1時から
宇都宮市役所3階・特別会議室
発表事項
市長 それでは、本日開催しました庁議の結果について、報告いたします。
まず、はじめに、「平成19年度職員提案の取組結果について」でありますが、職員提案は、実際に行った改善事例や自由なアイデアを募集し、事務改善や市民サービスの向上に生かすことを目的としています。今年度は、従来の「部」に加え、「課」を対象とする表彰枠を新たに設けるなど、提案活動への参加の促進を図ったところです。その結果、昨年度のおよそ1.5倍となる870件の提案が提出されました。これらにつきましては、「費用対効果」や「実現性」などの観点から評価を行い、『窓口順番お待たせ時間』の有効活用」をはじめ12の提案を市長賞、優秀提案賞に選定いたしました。今後、これらの提案を活用し、さらなる事務の効率化や市民サービスの向上を図るとともに改善に、不断に取り組む組織風土をより一層醸成してまいります。
次に「平成19年度総合計画進行管理対象主要事業の進捗状況について」でありますが、今年度は、15の施策・事業を進行管理対象主要事業に選定し、計画どおり事業が推進できるよう、その進捗状況の管理を行っているところであり、おおむね、各事業の10月末の進捗状況は、お手元の資料の通りとなっております。いくつか申し上げますと、2番目の「第5次総合計画の策定」についてでありますが、本年7月に設置した総合計画審議会の調査・審議などを踏まえ、現在、基本構想及び基本計画の概案をとりまとめているところであります。また、できるだけ多くの市民の皆様の意見等をこの計画に盛り込んでいけるよう、11月15日を皮切りに、市長と市民の意見交換会「みや・未来トーク」を市内5箇所で順次開催し、市民の皆様のまちづくりへの夢や思いなどについて、お話をお伺いしているところであります。今後は、パブリックコメントや審議会からの答申等を受け、最終案を固め、3月議会に基本構想の議案を提出してまいります。次に13 番目の「雀宮駅周辺地域整備の推進」についてでありますが、第三図書館や駅舎、駅前広場などの各施設につきましては、整備内容、設計等について検討を進めているところであります。引き続き、地元や関係機関等との協議・調整を進め、平成23年4月のオープンに向け取組みを進めてまいります。これらを含め、本年度の主要事業につきましては、概ね順調に進んでいるものと認識しており、今後も引き続き、円滑に推進できるよう、全庁一丸となって、取り組んでまいります。
次に、「第11回宇都宮市まちなみ景観賞について」でありますが、この賞は、本市の景観づくりに貢献している建物等を表彰し、都市環境の資質の向上と、まちなみ景観に対する市民意識の高揚を目的とし、平成4 年度より、実施しているものであります。今年度は、180件の応募をいただきました。その中から、まちなみ景観賞選考委員会で選考した結果、「まちなみ景観賞」には、砂田町にあります、インテリア店の「アクタス宇都宮店」、桜2丁目にあります、「栃木信用金庫桜通り支店」、中岡本町にあります、パン屋の「ベーカリーペニーレイン宇都宮店」の3点を決定いたしました。受賞された皆様への表彰式は11月28日に行う予定でありますが、今後も、景観づくりの模範となるような魅力ある建物等を表彰するとともに、広く市民に周知することで、市内外に誇れる、良好な景観形成の促進に努めてまいります。
以上で、わたくしからの発表を終わらせていただきます。
資料
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平成19年度職員提案の取組結果について(PDFファイル 132.5KB)
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平成19年度職員提案の取組について(別紙)(PDFファイル 154.2KB)
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平成19年度総合計画進行管理対象主要事業の進捗状況について(PDFファイル 248.7KB)
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第11回宇都宮市まちなみ景観賞について(PDFファイル 182.8KB)
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第11回宇都宮市まちなみ景観賞について(別紙)(PDFファイル 243.9KB)
質疑事項
庁議案件に関する質疑
記者 「平成19年度総合計画進行管理対象主要事業の進捗状況等について」の7番の「新斎場の整備」で、一部の住民の中から、斎場を外から見えないようにしてほしいということで、道を曲げて斎場を見えにくくするというのが当初の予定で、我々はそう聞いていたのだが、具体的になった最終的な計画では、道はまっすぐになって、外から斎場が見える。それでは景観を損ねるというような陳情が市にも寄せられているが、それについて動きがあったら、お願いします。
政策審議室長 北側からの侵入につきましては、植栽等でカバーすることで、対応できると考えております。このことについて、特別、反対であるという大きな運動はありません。
記者 植栽で対応できるというのは、見えなくなるということではなく、全体的な美観や景観に配慮したものであるということか。
政策審議室長 そうです。
記者 5番の「親学の推進」で、例えば、「給食費を払っているのだから、子どもに、いただきますと言わせないでください」という親がいる。また、朝食を食べさせない親が、「自分も朝食を食べていないのに、子どもに食べさせるなんて」と言うような話を市長は時々している。そのような中で、親学が必要だという話をするが、この親学という事業の推進によって、どのように変化したと評価しているのか。
市長 教育に対して、学校や地域だけでは、やはり限界があるということが理解していただいたと思います。地域の中で、企業には今年からお願いをして協力いただいておりますが、あらゆる分野の人たちに参加をしていただかないと、教育は更に良くなっていかないのです。その中で、根本的には、家庭が一番真剣になる必要があると思います。そういう意味で、家庭の教育というのも大切だということと、また、家庭が一番本気になってください、ということに、少しはつながったのではないかと思います。教育委員会が家庭に入り込むというのはなかなか難しく、支援といく形しかできませんけれども、家庭での教育が重要であるということ、そして、あらゆる市民の皆さんの力をいただかないと、子どもたちの環境は良くなっていかないということが、少しは周知できたのではないかと思っています。
記者 確かに、家庭の中に教育委員会が入っていくのは難しいのかなと思う。「給食費を払っているのだから、いただきますを言わせないで」というのはレアな人だと思うが、このレアな人に、親学というものが効果があるのかどうか、そこが見えない。
市長 例え話で、いろいろなことを言いますが、そうは言っても、極めてレアな人に伝えるのに、今までのやり方では全く通用しないと思うのです。そのようなレアな人は、ほとんど、出てこない。だから、出てくる工夫をするためにも、呼びかけをするという従来の手法だけでなく、例えば、こちらから出向いていって、3歳児の健康診査時や5歳児の健康相談を活用したり、小学校の入学式、幼稚園や保育園の入園式、このようなところには、ほとんどの親御さんが出てきますので、そのようなところで、家庭教育だけではありませんが、学校教育などについても、理解をお願いしていったりします。レアな人の中には、「給食費を払っているのだから、いただきますを言わせないで」ということが、「お金を払っているのだから、お店でも、いただきますを言わない」という理由で、普通のことだと思っていた保護者もいるのです。そうではないのですよ、と話をすると、「そうなんだ」と理解を示すこともあります。このように、こちらから、親御さんがいるところに出向いて行くことも必要だと思います。今後も、そのような工夫はしていかなくてはならないと思っています。
その他の質疑
記者 11月を迎えて、市長に就任し、丸3年ですが、この3年を振り返って、率直な感想と、3年間のうち、自分で評価するところを教えてほしい。
市長 振り返ってみると、追われてきた気がするのですが、時間的にはあっという間に3年が過ぎたなと思っております。また、自分で評価することはできないですけれども、やらなければならないことや、気づいて新たにやらなくてはならないと思ったことは、しっかりと手を付けたもの、現在進行中のもの、既にしっかりと達成できたものと、おおまかに3つに分かれると思います。また、みなさんが支えてくれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
記者 3年間は早かったということか。
市長 振り返ると、まるで、1年くらいしか経っていない気がします。
記者 3年間、市長となり、現在、課題としてどのようなことが挙げられるか。
市長 職員にも常日頃から言っているのですが、今は宇都宮市とか栃木県という枠で、そういうコップの中で考えているような時代ではもうない、ということです。つまり、今、比較的、財政も含めて順調に推移している宇都宮であったとしても、日本全体や世界を見渡しながら、行政経営をやっていかなければ、これから20年、30年、100年先まで見据えたまちづくりを、今からやっておかないと、後々、市民の皆さん迷惑をかけたり、これから生まれてくる子どもたちに負の遺産を背負わせることになったりするのです。今、われわれ、私を含め職員の責任は相当重いと思っています。
記者 再選については、現時点では、どのように考えているか。
市長 まだまだ、あと1年ありますからね。ようやく3年たったばかりですから、先のことは、もう少したたないとわからないと思います。ただ、先ほど申し上げた、3つの進捗状況の中で、100年先を考えると、やらなくてはならないことがこれからも出てくるのだと思います。思いついていることは、手をつけていますけれども、まだまだ出てくることがあると思いますので、それをフル回転で職員一丸となって、頭を使って抽出し、しっかりそれを手がけていく、また、未達成のものは、当然、達成に向けて汗をかいていかなくてはならないと思っています。今はとても、再選というそのようなことまでは考えつかないですね。
記者 市長は民間感覚を大切にするということで当選し、民間感覚というのは、この3年間で、活かせた部分と、活かせなかった部分とがあったと思うが、振り返ってどう思うか。
市長 活かせた部分もあると思いますが、民間がすべて良いとは限らないですから、やはり、行政にもいいところはたくさんありますし、それぞれのいいところを、いかに取り入れるかということを、残りの1年でやっていかなければなりません。また、活かせなかった点、民間が特に通用しないというのは、市民に対して、政治的な判断を下さなくてはならないというところ、民間感覚だけでは通用しないので、その難しさを痛感しております。例えば、LRTなどは、市長に就任したてで、ここの場で、「5年」と言い、民間ではそのようなことを言うのは当たり前ですが、政治家としては慎重に発言をすべきという指摘もされました。そういうことがありましたね。
記者 再選の質問で、確認だが、再選するかどうかのためには、出馬しなくてはならないわけだが、その点についても、まだ考えもつかないという意味でよいか。
市長 そうでしょうね。何が起こるかわからないですしね。まだまだ、言う余裕もないというのが事実ですね。逆に、このようことは、1年前くらいに言うものなんですか。
記者 われわれはお約束として、1年前くらいからお聞きしますので、どこで答えるかは、市長のご判断となりますが。
市長 誰に対してもですか。
記者 また、これもお約束ですが、3年を振り返って、敢えて100点満点で、点数を付けていただくとすると、どのようになりますか。
市長 これも、市民の皆さんに、あるいは、記者の皆さんに決めていただいたほうがいいですね。選挙ではなく選ばれるのであれば、自分で点数をつけますが、やはり、有権者の皆さんに選んでいただく立場からすると、自分で点数をつけるのではなく、有権者の皆さんや記事を書く皆さんに評価していただいた方がいいと思います。
記者 小学校の副校長の不祥事があったが、行政側の立場として、どのように受け止めたか。
市長 最初に一報を聞いたときには、本当に耳を疑いました。そんなことがあり得るわけがない、と思いました。あれだけ、不祥事が続き、また、教育委員会も必死になって学校現場に出向いて、何とか信頼回復をしようと努めてきたにも関わらず、ましてや副校長ですから、遺憾に思いました。常識的に考えられないですし、また、まじめにやっている教師に対しても、本当に申し訳ないと感じます。恐らく、多くの方が、そんなことはないと言っても、他の教師に対し良い思いを持たないことも増えるでしょうから、信頼回復には、今後、相当時間がかかると思います。生半可な気持ちではできないと思いますし、情けないです。
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