市長定例記者会見平成20年2月
(注)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
平成20年2月27日(木曜日)午後1時から
宇都宮市役所3階・特別会議室
発表事項
市長 それでは、本日開催いたしました庁議の結果について、発表いたします。
まず、はじめに「平成19年度総合計画進行管理対象主要事業の進捗状況等について」でありますが、今年度は、15の施策・事業を進行管理対象主要事業に選定し、計画どおり事業が推進できるよう、その進捗状況の管理を行っているところであり、各事業の1月末の進捗状況は、お手元の資料の通りとなっております。
いくつか申し上げますと、資料1番目の「自治基本条例の制定」についてでありますが、昨年度に設置した宇都宮市自治基本条例を考える会議におきまして、条例に盛り込む基本的事項等の検討がなされ、現在、提言書が策定されております。これらを踏まえながら、20年度の条例制定を目指し、引き続き、検討を進めてまいります。
5番目の「魅力ある学校づくりと家庭・地域の教育力向上」についてでありますが、「地域と連携した魅力ある学校づくりの推進」につきましては、保護者や地域の意見を学校運営へ反映させるとともに、家庭や地域の教育力向上を図るため、現在、市内の小中学校に設立を進めております、「魅力ある学校づくり地域協議会」につきましては、昨年度の11校に加え、今年度新たに28校において設立がされたところであります。20年度には、市内の全小中学校93校での設立を目指し、引き続き、取組みを進めてまいります。これらを含め、本年度の主要事業につきましては、概ね順調に進んでいるものと認識しており、今後も引き続き、円滑に推進できるよう、全庁一丸となって、取り組んでまいります。
次に、「『全国に誇れる・選ばれるまちづくり事業』の創出状況について」でありますが、「全国に誇れる・選ばれるまちづくり事業」は、本市が、日本一と言えるような、施策・事業を積極的に展開し、「選ばれる都市」を実現していくため、「日本で唯一」や「宇都宮独自」、また、全国でも「先駆的」、「トップクラス」の取組を全庁を挙げて創出しているものであります。
これまでの創出状況につきましては、「日本で唯一」の取組といたしまして、「消費生活相談窓口」の年末年始以外の常時開設などが、全国でも「先駆的」な取組といたしまして、本市の呼びかけで初の全国大会を開催した「もったいない全国大会」などがあります。また、本市独自の取組といたしましては、本市独自の子どもの行動規範を制定した「宮っ子の誓い」などを定めたところであります。今後とも、市民のニーズを的確に把握しながら、より充実した施策・事業を積極的に創出、展開し、独自の存在感と風格を備えた「選ばれるまち」の実現に努めてまいります。
次に、「八幡山公園における競輪場との一体利用促進事業計画について」でありますが、この計画は、本市の中心部における緑豊かな憩いの場として、また、本市公園のシンボルとして多くの市民に親しまれている八幡山公園と再整備に着手した競輪場との、一体的な利用を促進するために策定にしたものであります。計画におきましては、八幡山公園の、自然や地形の起伏を楽しむ園路の整備や、競輪場と共用する多目的広場の整備など利用者の満足度アップや八幡山公園のイメージアップなど、競輪場との連携により相乗効果を図るための施策を盛り込んでおります。今後とも八幡山公園が、本市のシンボルとして、競輪場と相互の魅力アップが図られるよう事業の推進に取り組んでまいります。
次に「JR宇都宮駅周辺への防犯カメラの設置について」でありますがJR宇都宮駅周辺につきましては、本市の玄関口として、多数の人が行き交う場所でありますが、犯罪発生件数も多い場所であります。このため、「犯罪等の未然防止」と「事件、事故の早期発見・早期対応」を目的といたしまして、駅西口及び東口にそれぞれ10基ずつ、防犯カメラを設置いたします。駅西口につきましては、本年3月21日から運用を開始し、駅東口につきましては、10月上旬ごろには運用を開始したいと考えており、運用に当たりましては、防犯カメラの効果を高めるために、宇都宮東警察署と協定を締結し、迅速な初動対応に努めてまいります。また、運用面での個人情報の保護につきましては、全国でも先駆的な取組といたしまして、交番でのモニター投影にはモザイク処理を施すなどの取扱をしてまいります。今後とも、本市の安全・安心なまちづくりの推進に努めてまいります。
以上をもちまして、庁議結果の発表を終了いたします。
資料
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平成19年度総合計画進行管理対象主要事業の進捗状況等について(PDFファイル 272.1KB)
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全国に誇れる・選ばれるまちづくり事業の創出状況について(PDFファイル 110.2KB)
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別紙 全国に誇れる・選ばれるまちづくり事業(PDFファイル 161.4KB)
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八幡山公園における競輪場との一体利用促進事業計画(PDFファイル 179.9KB)
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JR宇都宮駅周辺への防犯カメラ設置について(PDFファイル 132.4KB)
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別紙 JR宇都宮駅周辺への防犯カメラ設置について(PDFファイル 738.4KB)
質疑事項
庁議案件に関する質疑
「JR宇都宮駅周辺への防犯カメラ設置」
記者 画像データの警察への提供は、警察からの照会に基づいて市職員が交番に出向いて提供する、と資料にある。いつ、何件、警察から照会があり、それに対し市は何件提供した、という情報公開は行うのか。
生活安心課 個人情報に当らない部分、例えば、何件照会があった、それに対し、何件、情報提供したかにつきましては、情報公開の対象になると思います。
記者 何月何日の映像を警察は求め、それを市が提供したというのはわかるのか。
生活安心課 具体的な個々の事案を見てみませんとわかりませんが、個人情報に当らない限りにつきましては、提供できるものと認識しております。
記者 モザイク処理というのは、リアルタイムの画像がモザイク処理されているということか。顔の部分だけがあいまいになるのか。
市長 リアルタイムの画像については、顔も体も、全体的にモザイクがかかるそうです。ただし、犯罪行為とか、何をしているのかは鮮明にわかるそうです。
記者 顔とか服装は詳しくはわからないが、例えば、万引きをしているとか、乱暴をしているとか、そのような行動はわかる画面ということか。
市長 そういうのはわかるということです。
記者 (運用されたら)画像を実際に見せていただければと思う。
庁議案件以外の質疑
「パリで開催された自治フォーラムに参加した感想」
記者 最初に、市長が先月末からパリへ行かれたということで、そのときの印象などを聞かせて欲しい。
市長 いくつか印象があります。ひとつ目は、車窓からでしたが、ノートルダム寺院などの歴史的建造物が多く見られ、そのどれかひとつでも宇都宮にあったら、毎日、あれだけの観光客が押し寄せるのではと思いました。これは、日本とフランスの建造物の違いということもありますが。ふたつ目は、日本文化へ対するフランス国民の憧れというものがあると思いました。それが、日仏文化協会の設立につながったものだと伺いましたが、そのような中で、定期的に日本の伝統文化、例えば、能や歌舞伎などが上演されています。そういうものが、日本の存在感を示すのに有効な手段であると感じました。一方、テレビとかを見ても日本のニュースが全然流れていない、話題がない。現地の方からは、日本は、ここ10年、存在感が薄くなっていると伺いました。今の経済力が表していると思うのですが、日本の円が力を失っています。私も、空港で日本円で買い物をしようと思ったのですが、日本円はお断り、ユーロかクレジットカードで、と言われました。昔、私たちがボランティアで行っていたときには、何でも日本円で払ってくれと言われ、日本円だと喜んでくれたものです。それが、ここまで変わってきたのかと思いました。また、私は、講演で、宇都宮のギョウザや、城址公園の日本式の建築の組み立て方を話したのですが、とても興味を持っていただいたと思います。あとは、環境問題ですね、もったいない運動について話しましたが、日本が環境問題に熱心に取り組んでいることを知っていただけたと思います。
記者 フランスの国際空港でも日本円は使えないのですか。
市長 シャルル・ド・ゴール空港でだめでしたね。これは、1月4日の新春賀詞交換会のときに、簗会頭がそのお話をされました。日本円が力を失って、国際空港で使えないということでした。それで、更に、フランスでは日本の印象が薄いというので、私も試してみたのです。
「合併後1年を迎えて」
記者 旧上河内・河内町と合併して間もなく1年がたとうとしているが、新市の一体感の醸成がどうできたのか、市長の認識を伺う。
市長 一体感を醸成するかということに苦心してきました。当然、時間がかかるものだと思っています。しかし、時間はかかりますけれども、早く、「合併して良かった、合併の道を選択して良かった」という気持になってもらうことが、一体感につながると思いますので、極力、力を入れてきたつもりですが、まだまだ、すぐには完全にできないものだと実感しています。何度もそれぞれの地区に入って、いろいろな話を聞かせていただいたところですが、まだまだ努力をしていかなければならないと感じています。ただ、いろいろいい話を聞かせていただけるようになり、批判を受けるというのはありませんでした。
記者 合併で一体化することも必要だが、同時に、旧町の個性や地域の独自性を残さなくてはならないという議論もあった。特に、各地域自治センターは、従来とは一味違った地域自治というのを打ち出した。新宇都宮市になったが、旧町の独自性が残っていると感じるのはどのようなものか。
市長 伝統や歴史について意識が高いと思います。地域の一体感、例えば、逆面の獅子舞をこれからも保存していこう、継承していこうということに関して、純粋にその地区が一つになれるというのは、その町の個性であり、特性であり、これからも地区で守っていかなくてはならないものだと思います。
記者 自治会議や参与からの意見で参考にしたものや、印象に残ったアドバイスはあるか。
市長 慎重に事を運び、慌てずに進むべき問題である、ということ。あるいは、これはもう、住民が望んでいることだから進めてほしい、ということ。そのようなアドバイスをいただきました。また、参与などだけでなく、地域自治センターの所長や職員、議員からもアドバイスをいただきました。とにかく合併して良くなったと、50万人の市民に思ってもらうことが、みんなのゴールですから、意見がどんどん出てくるのは素晴らしいことだと思います。
「市長選挙について」
記者 県では福田知事が、早ければ今回の議会内で自身の再選出馬について何らかのコメントをするのではないかと言われている。明日から宇都宮市も議会が始まり、市長も今年、いよいよ選挙があるが、自身の再選出馬について、いつごろ表明するという考えはあるのか。
市長 今の時点では、自ら表明する段階ではないと思っています。選挙という言葉がだいぶ注目されていますが、4年近くやらせていただいて、50万人の市民にとって良い市長か、任せられる市長かどうか、ということだと思います。その点は熟慮をしなくてはならないと思っておりますし、今はその段階だと思っています。
記者 自ら表明するというのはどういう意味か。
市長 実は、こういうことは、どういうしきたりがあるのか、よくわからないのです。よく新聞などでは、議会で質問を受けて、その首長が答えました、などとありますが、多分、自ら表明するというのは、そういうことだと思います。ただ、誰も質問しなかったり、聞かれなかったりしたら、やはり、立候補の届け出を出すときなのでしょうか、まあ、そのようなことはありえないのでしょうけれど。とにかく、私にとっては、初めてのことなので皆目わからないのです。
記者 (3月議会の中で)出馬の意思を問われれば、答えるということか。
市長 質問があれば当然、何らかの答えをしなくてはならないと思います。ただし、まだ期間はありますし、執行部の協議も始まっていませんので。
記者 市長が意思を表明するのは、議員から質問があればということか。主語が議員である場合ということか。例えば、記者から「出馬するか」と質問するのではどうか。
市長 そういう質問をされればちゃんと答えますね。この質問に対する答えは、熟慮しないとわからない、ということですね。
記者 50万市民にとって良い市長かどうか、ということを熟慮しないといけないということだが、新年度予算もだいたい決まった今の段階で、市長は、どんなふうに自分を評価しているのか。
市長 自分では、誠心誠意、あらん限りの力をふりしぼってやってきたという感想を持っています。当然、市民のみなさんが評価するのは、また違うと思いますし、自分だけが良かった悪かったというのではなくて、市民にとっては、取り返しのつかない4年間ですから、冷静な判断もしていかなくてはならないと思っています。
記者 冷静な判断はまた改めてということで、今は、主観的に考えて、市長が市民にとって良かったはずだ、と思うことはなにか。
市長 市の職員が優秀なので大変やりやすかったと思いました。これが市民の皆さんにプラスに働いたというのは、この優秀な人材をフルに使った結果、それを行政としての力として使うことができたということです。併せて、私の民間感覚を付加することができました。そういうことが、今までにはなかったものだと思っています。そういう点で、市民の皆さんにプラスになったという感想を持っています。
記者 選挙は11月頃と言われているが、今度はマニフェストは用意する予定か。
市長 今、予算を立てたばかりですから、そこまではわからないです。今日も、総合計画の進捗状況等を出していますが、初当選のときの公約についても、進捗状況をしっかりと把握し、数値を求めて検証しています。 4年の総決算には、そういったものも参考にしていきたいと思います。そして、 自分で判断したときは、土台として使っていきたいと思います。ところで、「全国に誇れる・選ばれるまちづくり事業」はどうでしょうか。一番時間をかけてやってきたところなのですが、日本一は良いという、そこにこだわりを持っているわけではなく、市民の皆さんにとって住みやすいことにつながる、そして、他から宇都宮を見たときに選ばれるような、そのような施策を各課で作っていこうということで、ちょうど2年くらいになります。この日本一という言葉ですが、わかりやすくするため庁内では使っています。もう少し、やわらかく言うと、全国に誇れるような、選んでいただけるような施策は何か、ということで、本日の資料に一覧表で示しております。このようなことを行うことによって、宇都宮の弱点もだんだんとわかり、ここから更に補強し、オンリーワンと言われる長所を伸ばしていきたいと思っております。
「都市計画について」
記者 第5次総合計画を策定中だが、その中で、市街化調整区域への規制について、規制がないと集約化が難しいのではないか。市長の考えを伺う。
市長 規制がないと乱開発につながりかねないと思います。ただし、従来の規制のあり方は、これからの時代には、そのままでは通用しないものと考えています。そのため、都市計画の中で、規制のあり方というのも見直していかなくてはならないと思います。ただ単純に、市街化調整区域と市街地というような、そういう整理の仕方だけではなく、住みやすさという観点から、これからの都市のあり方というものを、都市計画の中で考えていかなくてはならないと思います。市街化調整区域だから、全部、規制の中で開発を認めないという一辺倒だとまずいですね。
記者 今以上の、どの規制が必要なのか、これは都市計画自体の見直しで行うのか。
市長 第5次総合計画の中ではなく、平成22年度に作成する、都市計画の中でです。当然、ネットワーク型のコンパクトシティなどを主体に考えていくため、総合計画を受け、マスタープランで、ネットワーク型コンパクトシティのあり方も練っていかなくてはならないと思います。
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