市長定例記者会見平成17年8月
(注)このページは、定例記者会見のもようを広報広聴課がまとめたものです。
日時・会場
平成17年8月25日(木曜日)午後1時から
宇都宮市役所3階・特別会議室
発表事項
市長 それでは、本日開催しました庁議の結果について、発表いたします。
まず、「第5次 宇都宮市 総合計画 策定大綱について」でありますが、本市では、今年度から、まちづくりの新しい指針となる「第5次 宇都宮市 総合計画の 基本構想及び基本計画」の策定に向け、準備を進めております。このたび、計画の位置付けや策定体制、スケジュールなど、計画を策定する上での基本的な事項を明らかにする策定大綱をとりまとめました。
この策定大綱の決定により、一連の計画策定作業がスタートいたしますが、計画の策定にあたりましては、人口減少期の到来や急速に進む少子・高齢化、地方分権の本格化など、社会環境の変化を十分に踏まえ、様々な課題について的確に対応しながら、本市が、北関東はもとより、首都圏の中枢拠点都市として将来にわたって発展していけるよう、その目標となる「目指すべきまちの姿」、将来の都市像を、市民の皆さんとともに十分に議論し、構築して参ります。
特に、今回の計画では、厳しい財政状況を踏まえ、「あれも・これも」という、総花的なものではなく、「あれか・これか」という、「選択と集中」を基本に、目標達成のための政策・施策の優先化・重点化を図ったより戦略性の高い計画を策定して参りたいと考えております。
また、現在、「まちづくり市民会議」の設置に向けた委員の公募や「市民アンケート」、「大学生によるまちづくり提案」などの取り組みを進めておりますが、この計画が、市民の皆さんに広く浸透し、市全体で共有できる計画となるよう、子どもから高齢者まで、一人でも多くの市民に参画をいただきながら、策定を進めて参りたいと考えております。
今後は、平成18年度に「総合計画審議会」を設置し、計画案についての議論をいただき、さらに、市議会により基本構想の議決を経て、平成19年度中には計画を決定できるよう、鋭意取り組んで参ります。
次に、「平成17年度宇都宮市中期財政計画の策定について」でありますが、本市では、向こう5か年の財政収支の見通しと、財政運営の健全性確保のための方策を内容とした中期財政計画を毎年度策定しており、このたび、平成18年度から22年度を計画期間とする「平成17年度中期財政計画」を策定いたしました。
計画における今後の財政収支の見通しでありますが、市税収入は緩やかな増加が見込めるものの、「三位一体の改革」の影響や、扶助費などの義務的経費の増加により、除々に財政の硬直化が懸念される状況にあります。
このようなことから、今後の行財政運営にあたりましては、人件費の抑制など内部管理経費の縮減をはじめ、民営化の推進、施策事業の優先化・重点化など、限られた財源を最大限に活用するとともに、歳入におきましても、国庫支出金などの確保はもちろんのこと、市税や使用料など、すべての徴収金の収入率向上に取り組み、自主財源の充実・強化を図ってまいりたいと考えております。
今後とも、健全な財政運営をベースに、地方分権時代にふさわしい自主的・自立的な行財政運営を推進し、市民生活や市民満足度の向上に取り組んでまいります。
次に、「平成17年度宇都宮市防災訓練の実施について」でありますが、訓練を通じた自主防災会と防災関係機関の連携や、自主防災会の育成強化及び市民の防災意識の高揚を目的に、8月27日土曜日、午前8時50分から11時10分まで、JR宇都宮駅東口広場で実施いたします。
今回の訓練の特色は、市内37のすべての地区の自主防災会の参加をいただき、避難所の開設や、資機材の活用訓練などを実施するとともに、今年度は新たに「大規模公共施設からの避難訓練」として、JR宇都宮駅から、駅職員の誘導による今泉小学校児童の避難訓練を実施いたします。
また、各種防災関係機関による訓練のほか、一般の方々にも体験していただける常設訓練も実施いたしますので、多くの市民の皆様の参加をお待ちいたしております。
資料
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第5次宇都宮市総合計画策定大綱について(PDFファイル 70.9KB)
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平成17年度宇都宮市中期財政計画の策定について(PDFファイル 194.3KB)
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平成17年度中期財政計画(PDFファイル 116.3KB)
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平成17年度宇都宮市防災訓練の実施について(PDFファイル 44.2KB)
質疑事項
庁内案件に関する質疑
平成17年度宇都宮市防災訓練について
記者 参加予定団体に郡山市が入っているのはなぜか?
行政経営課長 協定を結んでいるところでございまして、それに基づいて今回参加していただけるということでございます。
記者 どういう協定なのか?
行政経営課長 災害時、こちらから救援したりとか、何かあったときに救援を受けるというような協定を結んでおります。
記者 防災訓練は毎年やっているのか?
行政経営課長 はい。
記者 前回と違う点はあるか?
行政経営課長 先ほど市長からも話がありましたように、今泉小学校の6年生児童を対象にして避難訓練をするということと、37地区に地区防災会ができておりますので、そこから訓練に参加をお願いしています。防災訓練は昭和61年から実施しておりまして、平成10年に1回、那須水害で実施できなかったものですから、今回で19回目となります。また、JR東日本は昨年まで参加をしていなかったのですけれども、今回、協力をしていただけるということで、併せて避難訓練を実施することになります。
市長 この台風の影響がちょっと心配されるところです。影響がなければ予定どおりできるところですが、台風次第ではもしかすると中止になることも有り得るのでご了承願いたいと思います。
記者 今までは鬼怒川で開催していたと思うが、駅東での開催は初めてか?
行政経営課長 水防訓練というのが鬼怒川で開催しておりまして、この防災訓練は駅東で2回目の開催になります。それまでは各地域、学校などで開催していました。
記者 参加者は総勢何人くらいか?
行政経営課長 市民、今泉小学校等を含めて総勢2,500人くらいを予定しています。
第5次宇都宮市総合計画策定大綱について
記者 合併を睨みながらの計画なのか?
市長 当然合併は念頭に置かないということはありません。それぞれの市町村の合併については、まったく無いということは予期することができませんから、どんなことがあっても予期できるような計画としていかなければならないと思います。合併ありきというよりも、道州制もありますし、三位一体の改革だけではなく財政的な問題も含めて、これからの都市間の市町村との連携、そういったものを踏まえた第5次総合計画であるべきだろうという捉え方をしていきます。
その他の質疑
おもてなし運動について
記者 おもてなし運動ということで市長が号令をかけて、庁内では進んでいると思うが、庁外に対して、市民に対しての部分が進んでいないと思う。外に広がる方策などはどうか?
市長 全庁的にもったいない運動をやろうということで、今、掲げております。これは例えば環境部であれば、当然環境を大切にして、地球のみならず宇都宮という街を、きちんと次世代につなげていくことも当然のことであり、それができなかったらもったいないだろうと、だから環境部としてはもったいない宇都宮という運動をこれからしていきます。7つのもったいない環境の策定目標をつくって、これから仕掛けていきます。
では、商工部のもったいないとは何だろうと、やはり宇都宮に来ていただいた方々にもう一回宇都宮に来ていただく、そうしたリピーターを増やして交流人口を増やしていくことが商工部のもったいない運動だろうと。ついてはこのおもてなし日本一というものを目指して、おもてなしのまちにしていこうというのが前回発表させていただいた商工部のこれからの政策です。
これは私が観光コンベンション協会のホスピタリティ部会長の時に、タクシーの会社の方々も入って宇都宮に来ていただいた方々にもう一度来ていただくためには、そしてコンベンションを誘致するためには何が必要だろうということでアンケート調査等いろいろやりましたけれども、結局のところは宇都宮のタクシー・バスといった公共交通の接客態度が良くないと、今おっしゃられたとおりのアンケート結果が出ました。そこでタクシー業界・バス業界に打診をしたところ、我々も一生懸命やっているんだ、会社での教育を徹底してやっているけれども中々うまくいかない、だから逆にこちらからお願いしたいくらいだ、ということがありましたのでこれは市民運動まで高めていくことによって何とか宇都宮の公共交通のみならず、全ての方々がおもてなしの気持ちを持てるようなまちにしていこうということで、まずこのシールをつくりました。これをタクシー・バスに貼っていただいて、これを見て今の態度は何だと、これだけのことを宣言しておいておかしいじゃないか、ということを会社の人間とか特定の我々ではなく、市民の皆さん、利用する皆さんに言っていただこうということでこのシールを作ったのです。
その次には何が必要かというと、市民モニター制度とおもてなしブック。そこで私は市長になってしまったので大きな土産を残してきたのがこの2つです。おもてなしブックは、観光コンベンション協会・まちづくり推進機構・青年会議所・商工会議所、すべてのまちづくりの団体が一堂に会して効率よく進めていきましょうといったまちづくり会議の中でおもてなしブックをつくりましょうということになりました。これは各団体の目標がおもてなしということだったので、そういうブックをつくろうということになったのですけれども、これを商店、タクシー等の関係業者、そしてできれば小学校でも道徳とかの副読本として使えるような、そういったものを今つくるように目指しています。その後は先ほど言った市民モニター。覆面の市民モニターによってどこのお店が、あるいは公共交通が素晴らしいサービスをしているか、逆に駄目なサービスを提供しているのか、そういったものを市民モニターとして一年間実施をしていただいて、優秀なところには大々的に表彰する。駄目なところにはそっとその会社、お店に行って駄目なところ、駄目な理由といったものをきちんと知らせていく。そうすることによって宇都宮市全体がおもてなしの心というものを持ち合わせるようなレベルの高いホスピタリティあるまちにしていこうと、そういうことで始めた訳でございます。行政としてここまで掲げましたので、市民一体となれるような市民運動につなげていけるような運動にしていきたいと思っています。
これから、駅東口の開発がありますけれども、そこに当然バス・タクシーも乗り込んできますよね。我々あれだけの開発を苦労しながらこれから始めていく訳ですけれども、当然多くの市民の皆さんの期待もあるし、県都としての役割をきちんと果たしていかなければならない大きなプロジェクトです。出来上がってからもやはり問題だと思いますし、それを考えるとやはりあのビルに相応しいハード的なソフト的な面も整備をしていく。その中で当然タクシーの乗り入れというのもありますけれども、サービスの良いところに乗り入れをしていただくとか、そんなことも考えられると思います。もちろん現場は現場の立場がありますから、現場もそうですとは言えないでしょうけれども、私市長としては、本当にお客様にとって市民にとって良いサービスができる、そうした業者さんが入っていただくことが一番いいわけですから、そういう基準もつくる必要も出てくるのではないかと思います。そこまでやらないと、中々遅々として進まない、進んでもただの看板だけで終わってしまうということになりかねないので、あらゆる工夫をしてこれからしていかなければならないということと、スピードは上げていかなればならないと思っています。
衆議院総選挙について
記者 9月11日投開票の衆院選について首長としてどういう対応、どんな動きをするのか?
市長 動き自体の前に市長として当然しなければならない、果たさなければならない責務がありますから、まずは何が何でも公務優先ということになります。それ以外で時間があれば、平日であれば5時以降とかあるいは土・日曜日とかであれば時間的にはいいのでしょうけれども、それでもやはり公務があれば公務を優先いたします。
記者 30日の告示日の動きは?
市長 30日は議会の開会日ですね。その中で公務がなければいいですけれども、まずは議会の開会が一番優先されますので、当然のことながら。
乳児医療費の助成制度拡大について
記者 明日、県と市町村の政策懇談会があり、乳児医療費の助成制度拡大の案が示されると思うが、市の考えは?
市長 まだ県の正式な44市町村のそれぞれの立場でつくられた妥協点というかたたき台の案というのは見せていただいていませんので分かりませんけれども、まずは宇都宮としての考え、あるいは宇都宮としてできること、公約として私も掲げておりましたからそれを出させていただいて、それで皆さんのご意見あるいは他の市町村の出してきたものに対して協議をさせていただくということになると思います。
記者 県としては県と市町村の負担は折半という線は崩していないが、人口率でいうと宇都宮市は4分の1を占めているということから、他の市町村と同じでなく例えば宇都宮が7:3で負担することができないかという議員もいるが、市長の考えは?
市長 それはとりあえず知事のお考えで44市町村それぞれ足並みを揃えるということですし、逆に言うならば人口比ではなく財源の乏しいところは余計に厚くという市町も出てくると思います。そういう個々の主張を言っているときりが無いですから、まずは知事が言っているようにスタートしたい、それも足並み揃えてどこに行っても最低限のサービスが、一定レベルのサービスが受けられるようにしたいといったところにはきちんと足並みを揃えさせていただきたいと思います。いずれにしても市も議会の皆さんにお謀りしていかなければならないので、議会の皆さんのご意見も当然聞いていかなければならないと思っています。宇都宮以外の市・町がどう考えているのかというのは、今の段階で分からないですから、明日行って始めてそれが全部分かると思います。ただ、皆さんのご意見を集約してこういったところが現実的にできる範囲ですよと出されるのか、それとも各市町村が出してきたものを全部提示していただいて、その上でこういうラインができたというのが示されるのか、それすらまだちょっと分からないですね。
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