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パブリックコメントってなに?

さつきちゃん
 博士、新聞で、「パブリックコメント」という言葉を見たのですが、一体何のことですか?

大いちょう博士
 うん。さつきちゃんの家では、家族旅行に行くとき、行き先はどうやって決めているのかな?

さつきちゃん
 今度のお正月も、みんなでどこかに行こうっていう話はあるけれど、行き先はいつもお父さんが独断で決めちゃうの。わたしとお母さんは寒いところが苦手だから、どこか暖かいところに行きたいんだけれど・・・。

大いちょう博士
 決める前にさつきちゃんには相談がないみたいだね。それでは不満があっても言えずじまいで、楽しい旅行にならないこともあるのかな。

さつきちゃん
 そうそう、わたしの意見も聞いて欲しいわ!

大いちょう博士
 そのとおり。みんなの意見を聞いて、旅行の計画をつくることが楽しい家族旅行の第一歩。計画を立てる段階からみんなが参加することで、旅行の楽しみも倍増するんじゃないかな?行政がつくる計画にも同じことが言えるんだよ。

さつきちゃん
 ふーん。

大いちょう博士
 これまでは、多くの人に影響を及ぼす計画をつくる場合でも、その実施機関が計画をつくり、実施をしてきたんだ。もちろん、懇談会の開催や審議会などに公募委員を設けるなど市民の意見を取り入れる動きはあったけれど、十分なものとは言えないね。最近ではインターネットを活用したアンケートなど、市民に広く意見を聞く機会を増やそうと行政も努力をしているんだよ。

さつきちゃん
 みんなの意見を聞いて、より良い計画をつくろうっていうことなのね?

大いちょう博士
 そうだね。さらに、最近では計画案の段階でこれをインターネットのホームページなどで公表し、それに対する意見を募集することによって、市民の意見を積極的に計画に反映させようとする行政手続き、つまり「パブリックコメント」を導入する自治体が増えているんだ。

さつきちゃん
 それが、「パブリックコメント」なのね。

大いちょう博士
 うん。それだけではなく、この「パブリックコメント」は、市民からの意見に対して、行政側がその意見についてどのように考えているのかを説明することになっている。つまり、行政の説明責任が伴っていることが特徴なんだ。

さつきちゃん
 具体的にはどんな流れになっているの?

大いちょう博士
 自治体によって手続きはまちまちだけれど、宇都宮市を例にとって説明しよう。宇都宮市では平成14年度に「宇都宮市パブリックコメント実施要綱」を施行し、平成14年度は市民生活に広くかかわる計画等8つの計画について案を公表して、それに対する市の考え方を公表しているね。
 基本的な流れとしては、
 (1)市の担当課窓口、行政情報センター、ホームページでの計画案の公表
 (2)意見の募集
 (3)市民の意見に対する市の考え方の公表
 (4)計画の決定
ということだが、詳しくは宇都宮市ホームページ、「パブリックコメントのページ」を参考にすると良いだろう。

さつきちゃん
 ありがとうございます。家に帰ったら、さっそくインターネットで見てみようっと。

大いちょう博士
 そうそう、旅行のことについて「パブリックコメント」を実施するようお父さんに言ってみたらどうかね。

さつきちゃん
 さっそく、家に帰ったら提案してみます!

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