NPOってなに?
さつきちゃん
ニュースでNPO(エヌ・ピー・オー)という言葉が出てくるけれど、何のことですか?
大いちょう博士
NPOとは、Nonprofit(利益を求めない)で、個人の意思に基づいて、社会サービスを還元するためのOrganization(組織)のことなんだ。
さつきちゃん
今までも、公共的な民間の組織ならありましたよね。
大いちょう博士
そうだね。営利を目的としないという意味では財団法人や公益法人、生活協同組合などもNPOと捉えることもあるけど、一般的には、よりボランティア性や公益性が高い組織を指すことが多いね。
さつきちゃん
じゃあ、ボランティア団体は、NPOなんですか?
大いちょう博士
広い意味ではそうだね。でも、ボランティア団体は、原則として無償で社会サービスを行うけれど、NPOは、寄付や助成金などで必要な経費を集めたり、スタッフに人件費を支払いながら、社会的な活動を行えるんだよ。
さつきちゃん
そうなんだ。NPOは、いつから作れるようになったんですか。
大いちょう博士
阪神・淡路大震災の直後から、ボランティアのような社会貢献活動を広げるために、市民団体にも一定の保証を与えようということで、法律が整備されたんだ。それが、平成10年12月に施行された「特定非営利活動促進法(NPO法)」なんだよ。
さつきちゃん
法律ができて、何が変わったのかしら?
大いちょう博士
例えば、仲間同士でボランティア団体を作った場合、銀行の口座を開いたり、事務所を借りたり、電話を設置するときには、すべて代表者の個人名でしかできないんだ。
さつきちゃん
それって、代表者がすべて責任をとるってこと。
大いちょう博士
そうだね。それに、社会的にも保証されないんだ。NPOならば、口座の開設や活動資金の借り入れ、事務所や電話の設置も組織の名前でできるし、組織の責任がはっきりするよね。こうしたことを法人格を持つと言うんだ。
さつきちゃん
それじゃあ、どんなボランティア団体も、NPO法人になった方が良いってことですか?
大いちょう博士
そうとも言えないよ。その組織として法人格を持った方が活動しやすい場合はなれば良いし、活動の目的によっては、必要ない場合もあるよ。法人でないから、社会的に認められないということもないからね。
さつきちゃん
どんな団体でもNPO法人になれるんですか?
大いちょう博士
NPOの設立の目的、事業計画や役員の名簿など必要な書類を作成して、国または都道府県に申請して認証を受けるんだよ。
さつきちゃん
どんな活動でも良いわけですか?
大いちょう博士
NPO法人として認められるには、そのNPOの活動が、法律に定められた保健・医療又は福祉の増進を図る活動、まちづくりの推進を図る活動、環境の保全を図る活動など17分野に入っている必要があるんだ。
さつきちゃん
NPOの活動は、広がっているんですか?
大いちょう博士
例えば環境や福祉の分野では、行政ができないきめこまやかなサービスをNPOが行ったり、企業が実施する社会貢献活動に協力して、環境保全キャンペーンや河川の清掃などを行うケースもあるようだね。
さつきちゃん
NPOの役割って、重要なんですね。よく分かりました。
総合政策部 広報広聴課
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