「食育」ってなに?
さつきちゃん
最近、「食育」という言葉をよく聞きますが、一体どんなものなんですか?
大いちょう博士
さつきちゃんは、毎日、当たり前のように食事をしていると思うけど、実は、食べることってとても大切なことなんだ。
さつきちゃん
どんなふうに大切なんですか。
大いちょう博士
さつきちゃんが勉強をしたり、運動したりできるのは、食物を食べて心や体の活動に必要なエネルギーを作っているからなんだよ。つまり、私たちの心も体も「食」の上に成り立っているということ。バランスのよい食事を1日3回食べることは、よりよい生活につながるんだ。朝ご飯を食べる子どもは、テストの結果が良いという調査結果もあるよ。
さつきちゃん
うわ~。でも、最近「食」に関して、いろいろ問題があるって聞くけど、どんな問題なんですか。
大いちょう博士
さつきちゃんは「いただきます」「ごちそうさまでした」って、言っているかい? 最近、こういった感謝の気持ちを表わさなかったり、食べ物を粗末にしたりするなど、「食」を大切にする心が失われつつあるんだ。
さつきちゃん
それから朝ごはんを食べない人が増えている話も聞きますよね。
大いちょう博士
そうだね。朝食ぬきなどの不規則な食生活や、「好き嫌い」で野菜を食べないなど栄養バランスの偏った食事をとる人が増えているんだよ。
さつきちゃん
そんな生活を続けていると、体の調子が悪くなったりしないですか。
大いちょう博士
そうだね。遅い夕食や夜食、脂肪の取り過ぎなどが原因で、最近、太りすぎの人やがん、糖尿病などの生活習慣病にかかる人が増えているね。適度な運動をし、食生活を改善していくことが大切だね。「食」についての問題はほかにもいっぱいあって、若い女の人のいきすぎたやせ願望、食品の偽装表示、農薬・食品添加物などによる「食」の安全性の問題、海外への食料依存、はしがきちんと持てないなど伝統ある食文化が失われていることなどが挙げられるよ。
さつきちゃん
たくさんあるんですね。そんな調子で大丈夫なのかな。
大いちょう博士
それで、国では、平成17年に「食育基本法」を作り、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむことができるように、「食育」を総合的、計画的に進めようって決めたんだ。その中で「食育」は、(1)生きる上での基本であって、知育、徳育および体育の基礎となるべきもの。(2)さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てること。と位置づけられているんだ。
さつきちゃん
ちょっと難しいなぁ。
大いちょう博士
つまりね、「食育」を進めるということは、「食」に対する興味や関心を育て、私たちの生活に欠かせない「食」に関するさまざまな問題に目を向けてもらおうということだよ。宇都宮市でも、教育分野、健康・福祉分野、農業分野で、さまざまな取り組みを行っているよ。でも、これらの問題に対応するためには、家庭、地域、民間、行政が連携をしながら、「食育」を進めていく必要があるね。
さつきちゃん
私たち一人ひとりが、心も身体も「食」の上に成り立っているという意識を持って、毎日の食生活を見直すってことが大切ってことですね。
総合政策部 広報広聴課
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