「親学」ってなに?
さつきちゃん
博士、この間学校で配られたパンフレットの中に、親学って書いてあったけど、私、学校の勉強で精一杯。また別な勉強なんかできないよ。
大いちょう博士
はっはっは。それはね、さつきちゃんに勉強しろって言っているわけではないんだよ。
さつきちゃん
じゃあ、どういうこと。
大いちょう博士
文字通り、「親が学ぶこと」なんじゃが。
さつきちゃん
えっ。いつもさつきにばかり「勉強しろ、勉強しろ」って言っているお父さんやお母さんが勉強するんだ。やったー。
大いちょう博士
いやいや、さつきちゃんが思っているような机に向かって勉強するっていうことではないんじゃ。
さつきちゃん
どういうこと。
大いちょう博士
「さつきちゃんたち子どもを元気いっぱいに、伸び伸びと育てていくためには、親の役割はとても大切だ」ということは、さつきちゃんもわかるよね。
さつきちゃん
うん。お父さんやお母さんが私をしかるとき、いつも「おまえのためを思ってしかっているんだ。これは親としてのつとめだ」なんていうのよ。
大いちょう博士
そうか、さつきちゃんの親はそんなことを言うのか。
さつきちゃん
わかったわ、博士。親学とは、「子どもはしかって育てろ」ってことで、「しかり方を学ぶ」っていうことね。
大いちょう博士
早合点するな、さつきちゃん。親学は別に「しかる」とか「ほめる」とかじゃないんじゃよ。確かにときにはしかったり、ほめたりすることも大切じゃろう。じゃが、それは、それぞれの親が決めることで、ほかの人が「こうしなさい」と押し付けることではないんじゃよ。
さつきちゃん
じゃあ、親学の本当の意味ってどういうこと。
大いちょう博士
いろいろ考え方は、あるんじゃが、わしは、親学というのは、いわいる学問というのではなく、「子どもをすこやかに育てていくための親としての役割をもう一度考え、その上で、必要なときには、子育てについていろいろな知識や常識を身につけましょう」ということじゃと思っておる。
さつきちゃん
ふーん。
大いちょう博士
子どもは、学校や地域、そして家庭の中で、いろいろなことを学び、体験し成長していくんじゃ。だから、子どもの成長にとって、学校・地域・家庭は、それぞれがとても大切な役割を担っておるんじゃ。その中でも特に、親の役割は重要なんじゃ。宇都宮市でも、親学の取り組みを計画的にすすめるためのプランを作るよう準備しているんじゃよ。どうだ、さつきちゃん、わかったかい。
さつきちゃん
なるほどね。まあ、さつきの勉強が増えたわけじゃないってことよね。よかったわ。
大いちょう博士
おや、ガク(さつきちゃんの最後の一言で博士思わずがっくり)。
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