「ワーク・ライフ・バランス」ってなに?
大いちょう博士
おや、さつきちゃん、どうしたんだい。そんな不機嫌な顔をして。
さつきちゃん
だって、今日、お父さんが、動物園に連れて行ってくれる約束だったのに、仕事が残ってるからってドタキャンよぉ。
大いちょう博士
そうだったのかい。気の毒になぁ。そうだ!さつきちゃん、お父さんに「ワーク・ライフ・バランス」の話をしてあげたらどうだい?
さつきちゃん
「ワーク・ライフ・バランス」って何ですか?
大いちょう博士
ちょっと、さつきちゃんには難しいかな?これは、「仕事と生活の調和」という意味なんだよ。仕事に責任を持ってやりがいを感じながら、なおかつ、家庭や趣味の時間も確保して、仕事も生活も、どちらも充実させようということさ。
さつきちゃん
うちのお父さんは仕事ばっかりよ。
大いちょう博士
そうだろう。平成19年12月にはな、政府や経済界など、官民トップの合意で「ワーク・ライフ・バランス憲章」を制定したところじゃ。これを国民運動として広げるため、内閣府では「カエルジャパン・キャンペーン」を始めたところじゃ。
さつきちゃん
それって「家にカエル」ってことなのね。
大いちょう博士
だいたいなぁ、日本人の労働時間は長いんじゃよ。週あたり50時間以上働く人の割合は、世界一高いんじゃ。
さつきちゃん
そんなに働いたら病気になっちゃうじゃない。
大いちょう博士
そうなのさ。働きすぎで心や体の健康を害する人もいる。それから、仕事や子育て、介護との両立が難しいと悩む人もいるんじゃ。今、日本は、少子化や人口の減少といった深刻な問題を抱えている。この流れを変え、活力ある社会をつくるために、社会全体で働き方の改革に取り組むことが必要になっているんじゃ。
さつきちゃん
そうか「働き方をカエル」ですね。
大いちょう博士
それにな、日本では、共働き世帯も年々増えている。しかし、家事にかける時間は、いまだに女性の方がずっと長いっていうデータもあるんじゃ。
さつきちゃん
それって不公平な感じですね。
大いちょう博士
そうじゃな。男女がそれぞれ家庭の一員としての役割を果たすことが必要じゃよ。男性も、家庭に早く「カエル」ことが大切じゃな。
さつきちゃん
でも、そのためにはどうすればいいのかしら?
大いちょう博士
一つはまず、経営者がリーダーシップを発揮し、職場でも休暇を取りやすくして、メリハリのある働き方を勧めること。もう一つは働く側も、当たり前と思っている、これまでの仕事のやり方を根本的に見直しすること。つまり「意識の改革」と「仕組みづくり」じゃな。そして、仕事以外の大切な時間に「カエル」ことじゃ。
さつきちゃん
そうすれば、仕事と生活のバランスがよくなりますね。
大いちょう博士
宇都宮市でも、いろんな支援をしてるんじゃ。例えば「ワーク・ライフ・バランス」の取り組みに積極的な企業を「きらり大賞」といって、表彰する制度があるんじゃ「ワーク・ライフ・バランス」をみんなで考えるきっかけになればな。
さつきちゃん
なるほど。お父さんによく教えてあげるわ。ところで博士は「ワーク・ライフ・バランス」大丈夫?
大いちょう博士
もちろん。わしは仕事も生活も楽しんでいるさ。わしは、もっと進んでいるぞ。「ワーク・わくわく・ライフ・バランス」じゃな。
さつきちゃん
もう博士ったらぁ。さつき、もう「カエル」。
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