バリアフリーとユニバーサルデザイン
さつきちゃん
博士、「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の違いがよく分からないのですが。
大いちょう博士
さつきちゃんは、バリアフリーを知っているよね。
さつきちゃん
はい。障がいのある人や高齢者などが社会生活をしていくうえで障壁(バリア)となるものを除去(フリー)することですよね。
大いちょう博士
そうだね。もともとは、建物内の段差などの除去をする建築用語として登場したけれど、もっと広い意味で、障がいのある人の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去としても使われているね。
さつきちゃん
じゃあ、ユニバーサルデザインはどういう意味ですか。
大いちょう博士
UD(ユニバーサルデザイン)は、特定の人を対象にしたバリアフリーと違って、年齢や障がいの有無などに関係なく、最初からすべての人が利用しやすいようにデザインすることを言うんだよ。
さつきちゃん
う~ん。具体的な例がないと、分かりづらいですね。
大いちょう博士
そうか。じゃあ、身近な例を出してみよう。シャンプー容器の脇に付いているギザギザは知っているかい。
さつきちゃん
ギザギザ?
大いちょう博士
きみは、お風呂で頭を洗う時、同じ容器で並べて置かれたシャンプーとリンスの区別がすぐつくかい。
さつきちゃん
ときどき間違えます。ラベルを確認してからにしてますけど。
大いちょう博士
文字が読めない子どもはどうする。それにシャンプーが目に入ったときに、すぐにリンスの容器が探せるかい。
さつきちゃん
あ、そうか。だれでもギザギザで区別がつくんだ。便利なデザインですね。
大いちょう博士
ほかにもあるよ。テレホンカードの切れ込みや缶ビールの点字表示。宇都宮市でも走っている床が低いノンステップバスも分かりやすい例だね。
さつきちゃん
最近増えてきた多機能(多目的)トイレや、だれもが使いやすいエレベーターや自動販売機もそうですね。
大いちょう博士
そうだね。今までの日本のものづくりは、若くて行動に制約のない大人を基準にしてきたんだ。これからは、すべての人にやさしいユニバーサルデザインの視点が大切なんだよ。
さつきちゃん
はい.、分かりました。博士、ありがとうございました。博士、これからも、分からないことがあったら教えてね。
大いちょう博士
うん。いつでも待っているよ。
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