第12回 今泉地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009796  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成17年11月16日(水曜日)午後6時30分から午後8時30分
開催場所:東コミュニティセンター
参加人数:35人

  • 提言
    提言1 事業用のごみの廃棄について
    提言2 放置自転車の撤去について
  • 自由討議
    1.地域コミュニティセンターの設置について
    2.高額医療費の手続きについて
    3.市職員の地域活動への参加について
    4.自治会未加入への対策ついて
    5.文化的施設の設置について
    6.ごみステーションのカラス対策について
    7.事業者の自治会加入について
    8.LRTの導入について
    9.公園内の遊具と看板について
    10.通学路の交通安全対策について

提言1 事業用のごみの廃棄について

1 テーマについての現状と課題
 今泉地域は、かつて中心部の大半を水田地帯が占め稲穂がたなびいていたが、駅東土地区画整理事業が開始されてからは、広く整備された道路とビルが林立するオフィスやマンション、ホテル、飲食店等が集う街へと大きな変化を遂げ、また、従来から住宅地としての環境に配慮した街づくりも行われ、駅東公園をはじめ大小数多くの公園や遊歩道が整備された。
 さらに市体育館や市立東図書館、東コミュニティセンター等の公共施設も整備され、市の東部の中心となった。
 現在の今泉地域でもひときわにぎやかであるのが、JR宇都宮駅東口にある繁華街である。
 この駅東の繁華街は飲食店等が数多くあり,それらの飲食店等から毎日数多くのごみが排出されている。そのなかでも、家庭からではなくいわゆる事業用のごみもたくさんある。
 排出されるごみは、分別のしていないものやルール違反のシールを貼られたままのもの、収集日時以外にごみステーションに出されているもの等もある。
 これらは、地区のリサイクル推進員等が再度分別を行っているが、その労力への負担が大きく、また、収集日時以外に出されるごみは環境美化へ悪影響を及ぼしており、地域として対応に苦慮している。

2 地域自らできること
 地域内のごみを適切にごみステーションへ排出するように、当該ごみステーションに看板をたてて周知することや、地域のリサイクル推進員を中心に地域で定期的にごみステーションの巡回をしながら、周辺の環境美化に努めるよう地域住民の手により自主的に取り組んでいきたい。

3 行政に支援を求めること

(1)地域内のごみをステーションに出す時に、5種10分別や収集日時等のルールを守るよう、地域住民への啓発や周知徹底をお願いしたい。
(2)繁華街の飲食店等の事業者が相当な量のごみを排出する場合は、地域内のステーションに出さずに、事業者が自らの責任で処理するように当該事業者に指導をお願いしたい。
(3)現実的な対応として、事業用のごみの集積場である事業用ごみ専用のステーションの設置をお願いしたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
(1)ごみ出しのルールに関する地域住民への啓発や周知徹底について
 ごみを出すとき5種10分別や収集日時等のルールを守っていただくことは基本である。
 現在、5種10分別や収集日時等のルールを守っていただくため、事業者への排出指導を実施するとともに、地域の皆さまには、リサイクル推進員・自治会長などの協力を得ながら、ごみの分別や排出マナーの周知等についての講習会を実施している。
 今後とも、継続的に、5種10分別や収集日時等のルールの周知・徹底を図るため、チラシの作成・配付、自治会回覧などあらゆる機会を通じてPRしていく。

(2)(3)事業用ごみの排出に関する指導及び事業用ごみ専用のステーションの設置について
 事業ごみは、本来、自己処理が原則であるが、現在、1日平均15kg又は一時に60kgなど、一定基準以下の排出量であれば、ごみステーションを利用することができる。この基準を超えるごみを排出する事業所がある場合は、排出指導を行っている。
 また、市内のごみステーションについては、基本的に家庭ごみの収集を前提に、各地域において設置していただいている。
 現在、事業ごみのごみステーションの利用については、排出量にかかわらず、ごみステーションへの排出を禁止し、自らの責任において処理する方向で、見直しを進めているところであり、見直しをすれば、事業ごみをごみステーションへ排出することが出来なくなる。
 いずれにしても、事業ごみの適正排出を図るため、市としても制度の見直しや更なる指導に取り組んでいくが、市民協働の視点から、ごみステーションへの周知看板の設置や定期的な巡回など、地域の皆さまのご協力をお願いしたい。

提言1についての意見交換

1 違反者への指導について

  1. 私が住んでいる地域は、外国人が多く居住している。昨年、市から5ヶ国語で記載されたごみの出し方に関する資料が配布されたが、両面印刷で用紙も大きいので、ごみステーションに貼れなくて困っている。
     外国人が営業している飲食店は、営業が終わった深夜にごみを出すので、ごみステーションにはり紙をして周知したが効果がなかった。また、ごみの出し方については、飲食店が入居しているビルのオーナーにお願いしたこともあり、1,2回はきれいにしてくれるが、その次はどうなるか分からない。オーナーへの指導は自治会では難しいので、行政から指導をお願いしたい。
  2. ごみステーションに設置する外国語の周知看板については、現在、看板店にお願いして、中国語・韓国語・タイ語の看板を作成している。これらは、資源ごみの集団回収によって得られた報酬によって作成しており、出来上がり次第、各自治会に配布したいのでもう少しお待ちいただきたい。

【市長】
 地域自らが、看板の作成や声かけなどを行っていただき感謝したい。駅東地区ならではの実状かと思うが、建物のオーナーや店舗などへの指導については、時間がかかっても行政として努力していきたい。

2 事業ごみ排出者への指導について
 飲食店等が事業ごみをステーションに捨ててしまう。3日間見張りを行ったところ幾分減ったが、見張りを止めるとまた置いていかれてしまう。警告文も2回出したが無視されている。そこで、保健所が飲食店の営業に関する許可をする際に、ごみの回収業者を指定させるような方法をとってもらえればと思う。
 オーナーへの指導については、私も建物の管理会社に何度も電話をした。しかし、1日か2日は直るが、また同じことの繰り返しである。オーナーへの指導を徹底するか、または、もっと大きなステーションを設置するなど指導してほしい。

【市長】
 保健所が許可をする際に、ごみの回収業者を指定させるということで、参考になるご意見をいただき感謝したい。事業ごみの制度を見直すにあたり、事業ごみのあり方についても検討していきたいと思う。

3 公園内のごみカゴについて
 駅東公園内にはごみカゴが3つぐらいあるが、袋などはなく、裸のままとなっている。また、カゴは燃えるものと燃えないものに分かれているが、分別がされていない。一杯になるとカラスが突いたり、風が吹くと倒れたり、ごみが散乱する状況が公園内に見受けられるので、本来は置かない方が良いのではないかと思う。もし、公園内にごみカゴを置くのならば、ひっくり返らないものや、きちんと分別できるものを置いてもらいたい。

【市長】
 公園内のごみ箱は撤去することになっているので、徹底されていないのかと思う。ご指摘のとおり、ごみは持ち帰る、ごみは出さないということが原則であるので、撤去していきたい。

提言2 放置自転車の撤去について

1 テーマについての現状と課題
 今泉地域はJR宇都宮駅の東の玄関口にあり、近隣には学校や企業が数多くあり、駅東口の利用が増えている。
 近年、通勤・通学などにより自転車を利用する方が増えたことにより、いわゆる放置自転車の問題が出てきている。
 今泉地域でもこの放置自転車には困惑しており、地域で対策として何度かこの放置自転車の撤去や放置自転車を増やさないよう長期間駐輪してある自転車の持ち主に対して移動の呼びかけを行ったが、所有権等の諸般の事情から放置自転車の撤去を断念した経緯がある。
 しかし、放置自転車の台数は一向に減る様子がないため、地域の景観を損ねたり、放置自転車の盗難などの問題も起きていることから、住みよい住環境へも悪影響を及ぼしている。

2 地域自らできること
 放置自転車の撤去を地域で定期的に行うように取り組んでいきたい。
 また、新たな放置自転車を生まないようにするため、長期間駐輪している自転車に放置しないように呼びかけるチラシを貼り、自転車の持ち主へ周知するよう取り組んでいきたい。
 さらに、防犯パトロールと併せ、自転車を放置しないためのパトロールと呼びかけに取り組んでいきたい。
 放置自転車を減らすことによって、住みよい住環境づくりに取り組んでいきたい。

3 行政に支援を求めること
(1)地域が主体的に放置自転車の撤去に取り組めるような環境の整備(市条例の改正など)をお願いしたい。
(2)放置自転車を増やさないような取り組みや放置自転車の撤去に弾力的に取り組めるよう支援をお願いしたい。
(3)警察との連携や駐輪場の整備などの検討をお願いしたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
(1)(2)地域が主体的に撤去に取り組めるような環境整備及び放置自転車の抑制や撤去などの取り組みに対する支援について
 ご指摘のJR宇都宮駅東口周辺の自転車対策については、本市では東口周辺を自転車放置禁止区域に指定し、定期的な放置自転車の指導や整理、撤去などを行っている。
 市では、東口周辺での放置自転車の増加に伴い、昨年度は3週間に一度だった東口の撤去を、今年度は2週間おきに実施している。また、去る9月には、通常早朝に行う撤去を昼間にするなどし、効果的な撤去を行うよう対策を講じている。
 地域による撤去の協力については、ご指摘の通り、放置自転車の所有権の問題など、クリアすべき課題が多々あることから、今後、地域が主体的に放置自転車の撤去に取り組めるような環境の整備を調査・研究していきたい。
 地域での撤去に関しては検討が必要であるが、チラシ配布など啓発活動については、以前にもご協力いただき、成果をあげた。地域の皆様に感謝申し上げるとともに、今後ともご協力をお願い申し上げたい。

(3)警察との連携や駐輪場の整備について
 警察との連携については、現在でもパトロール中に、自転車放置者への呼びかけ等について協力いただいている。今後も協力をお願いするとともに、放置頻発地帯(足利銀行駅東口支店前など)への指導強化をお願いしていきたい。
 駐輪場の整備に関しては、駅東口の整備で、駐輪場を整備していく予定である。

自由討議

1 地域コミュニティセンターの設置について

 今泉地区は、開発に伴い新たな居住者が増えている。しかし、自治会は昔からの居住者を中心に活動しているので、新しい居住者や若い方との交流ができていないという問題がある。
 今泉小学校にあった分館を吸収するかたちで東生涯学習センターが建設され、現在はそこを間借りしているような状況で活動しているが、さらに地域の交流を深めるには、コミュニティセンターのようなものが必要なので、ぜひつくってほしい。

【市長】
 まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりと言われるように、どちらかが欠けると上手くいかないものである。地域の特色を生かしたまちづくりを進めるには、コミュニケーションづくりが必要であるので、ご指摘のとおり、地域コミュニティセンターはなくてはならないものであると思う。各地域において、コミュニティセンターの改築や増築といった要望をいただいているが、市の方針として、まずは、コミュニティセンターがないところからつくり、その次は、老朽化して建て直さなければならないところからつくりかえるということで優先順位を決めている。
 今泉地区にはコミュニティセンターがないので、早速検討させていただきたいと思う。具体的には、平成18年度に実施設計に入らせていただき、早ければ19年度にはできるのではないかと思うので、もうしばらくお待ちいただきたい。

2 高額療養費の手続きについて

 私は国民健康保険に加入しているが、以前、手術のため入院した際に、市から支払った医療費の一部が還付されるといった通知をもらった。一方、友人の話を聞くと、社会保険の場合は請求をしないと還付されないそうである。
 請求が必要なことを分かっていれば良いが、どうして社会保険と国民健康保険で見解が違うのだろうか。手続きの方法を統一して、本人が請求しなくても還付されるようにできないだろうか。

【総合政策部長】
 国民健康保険の場合は市が保険者として行っており、高額医療費については、レセプトがきた際に、支払った医療費の一部が還付されるという通知を市から出している。しかし、社会保険の場合は、保険の種類によって高額医療費の還付の仕方あるいは限度額などが異なる。請求が必要であるというPRはできるとしても、市として手続き方法を統一することはできない。

3 市職員の地域活動への参加について

 市職員の中で、自分が住んでいる地域でまちづくりに参加している方がどれくらいいるのかデータをご存知か。
 私は民間に勤めているが、まちづくりについては関わりを持つ義務があると思って活動している。最近、学校もそうだが、土日が休みになり、土曜日に子ども達の面倒を地域で見てはどうかという話がある。しかし、民間に勤めているとなかなか休みが取れない。そこで、市の職員の方にも、自分が住んでいる地域の活動に積極的に参加するよう周知してほしい。

【市長】
 市職員が、自ら住んでいる地域でどれくらい活動に参加しているかという調査データはない。しかし、まちづくりについて話をする際には、必ず話題として出てくる。そして、職員の中には、自治会長や体育協会の会長、育成会の会長等になっている者も大勢いる。
 ご指摘のとおり、皆さんに市民協働と言っている以上は、我々が地域に戻った際には、一市民として一緒に汗をかいていくことは当然である。また、行政の立場としては、皆さん以上に汗をかいていくということは我々の責任だと思っている。今後、市職員も積極的に地域の中で活動し、まちづくりに関与していくということを徹底していきたい。

【市民協働課長】
 市民協働のまちづくりということで進めているところであるが、市民の皆さんにお願いすると共に、職員の意識も変えていくということは課題として捉えている。市役所内でも協働についての意識付けを行い、地域の中に入っていってほしいと思っている。

4 自治会未加入者への対策について

 地域のコミュニティということになると、どうしても自治会が主体となって活動することになるが、最近、自治会に加入しない方が多い。マンションもかなり多くなり、この問題は各自治会長も困っていると思うので、行政としていい知恵はないだろうか。

【市長】
 自治会の加入率の低下は、日本全国で問題となっている。自治会は任意団体だから加入を強制できないということであると、いつまでもこの問題を乗り越えることができない。自治会というのは、まちづくりのリーダーであり中核であると思っている。
 市の自治会の加入率は、現在、68%まで落ち込んでいるので、これを何とか上げていくことが、まちづくりにとって欠かせないものであると思っている。平成17,18年度は、自治会の加入率について、何かしらアクションを起こさなければならない年と位置付けているので、市長としてもこの問題を正面から捉えていきたい。
 現在、特に集合住宅においては、自治会に加入しないあるいは加入することを知らない方が大勢いるということは分かっている。例えば、集合住宅等の建築許可を取る際に、オーナーにお願いして入居者に説明してもらうことなどは行っている。
 これからは、単に自治会の加入をお願いしてもなかなか難しいかと思う。自治会に加入しないと損をするということについても、何らかのアイデアを考えていかなければならないと思うので、自治会連合会の皆さんと対策を講じていきたい。

5 文化的施設の設置について

 駅西口には、図書館や文化会館など文化的施設が多い。しかし、東口には東図書館のような施設はあるが、催しものができる施設がない。総合文化センターや文化会館に行くには、混んでいる街の中を通らないと行けないので、なぜ、東口には文化的施設が少ないのか疑問に思っている。

【市長】
 公共施設に関しては、図書館も含め、なるべくバランスよく、市内全域の中で皆さんが便利に使えるよう配慮しながら配置をしている。
 現在、駅東口で行われている再開発については、その中を3つの街区に分け、まず、中央の街区から進めていく。そして、その中にはコンベンションホールをつくれるのではないかと考えているが、市には文化会館があるため同じものをつくる必要はなく、コンベンションホールをつくることによって、西口まで行かなくても皆様に便利な施設がまたひとつ増えるかと思うのでご理解いただきたい。

6 ごみステーションのカラス対策について

 杉並区では、黄色いごみ袋を使用したところ、カラスが来なくなったとテレビで放送していた。黄色いごみ袋がカラス対策に効果があるのであれば、市として取り組んでみてはどうか。

【市長】
 黄色いごみ袋については、宇都宮大学でも研究しており、実験によると相当効果があるという話を聞いている。しかし、カラスは頭が良いので、一度分かってしまうと黄色い袋でも被害に遭ってしまうという話もしていた。
 行政として、皆さんに黄色い袋を買っていただくということはできないが、カラス対策については、環境部門を中心に問題として捉え、どういうものが効果的かなど、市民の皆さんにお知らせすることはできるかと思うので実施していきたい。

7 事業者の自治会加入について

 飲食店等については、自治会加入の話をしても、住んでいないからということで断られてしまう。
 駅東の繁華街は、テレビを直接受信することができないことから、テレビの受信組合というものがある。そして、自治会に加入していないと利用できないという規約を組合で決めたところ、何軒かの飲食店が自治会に加入してくれたことがあった。
 難しいとは思うが、飲食店等の開業に関する許可の際に、自治会へ加入することを許可条件として付け加えてもらえれば、加入促進に繋がるかと思うので、市としても何かできないだろうか。

【総合政策部長】
 風俗店を開業する場合は、風営法の許可や保健所に申請する食品を扱う許可等がある。市の保健所に許可の申請があった際に、自治会に加入することを条件として許可するということは法律上できないが、加入のお願いをすることはできるかと思う。

8 LRTの導入について

 市で進めているLRTの導入については、JR駅を横断する東西の連携が課題だと思うが、とりあえず東口から整備を進めてはどうか。

【市長】
 LRTの導入については、他のまちにないものをつくるとか、まちづくりにおいて効果があるからということではない。これからは、高齢化社会や環境問題などの課題解決に向け、公共交通網の確立をしなければならない。公共交通網の整備にあたっては、バスやタクシー、あるいはJR、東武線といった電車も含めて、見直しと確立をしていかなければならないが、その中のひとつの手段として、LRTを導入するという話をしている。
 今後、高齢化率が上昇していくことで、車を運転できない方が益々増えていく。そこで、公共交通網を確立し、自由に外出して家に閉じこもりがちにならないようにすることが、病気等を防ぎ、健康寿命を延ばしていくことに関してプラスになると思う。そうした外出しやすい環境をつくることで、高齢者にやさしいまちをつくりたい。
 駅の西口については、朝夕、バスが混雑しているので、大量に輸送することが必要である。また、西側の大通りだけでバスが1日当たり2,000本走っているが、相当のCO2を排出し、効率も悪いと思う。できるならば効率性を求めて、大量に輸送するところはLRTを使っていきたいと思う。
 駅の東口については、以前から、清原や芳賀工業団地に向かう大渋滞が問題となっているので、渋滞緩和策としてLRTを通したいと思う。そして、工業団地を越えて、市貝町、芳賀町、茂木町まで通すことが各町長の意向である。LRTを含めた公共交通網を確立することで、知事が話をしている「県土60分構想」にもつながっていくと思うので、市としても皆さんにご理解をいただいて進めていきたい。
 また、駅東口については、橋と道路をつくれば渋滞が緩和するので、LRTは必要ないというアンケート結果もあるが、これでは渋滞の緩和はできない。橋を何本かけても渋滞の先が伸びるだけで、必ず渋滞が起きてしまうので、LRTを導入するという話をしていきたい。
 駅西口と東口との連結については、2階のコンコースの高さで、駅ビルの北側を通って西口に入っていくという構想を描いており、JRとも協議をしている。
 これからの環境問題や高齢化社会のあり方を考えると、何としても公共交通網を確立する必要があるので、LRTの導入はそうした中のひとつであるということをご理解いただきたい。

9 公園内の遊具と看板について

 小さな保育園なので、子ども達を連れて駅東にある公園に行っているが、遊具については、大きな子ども向けのものが結構多い。市の財政を考えると難しいかと思うが、小さい子ども向けの遊具を設置してほしい。
 公園内にはごみがあるので、子ども達を遊ばせている関係から、大きい子ども達にはごみ拾いをさせている。公園内には「ごみは持ち帰りましょう」という看板があるが、とても小さな文字でたくさんのことが書いてあるので、小さな子ども達にも分かりやすいような看板があればと思う。また、看板の作成にあたっては、市が中心となってボランティアとして募集するようなことができればと思う。

【市長】
 遊具や小さな子ども達にも分かるような看板表示については、我々の目線が高すぎたかと思う。遊具については、これから補充または設置していく際に、そうした目線で考えていきたいと思う。また、看板の作成については、ボランティアの皆さんに描いてもらうような試みも考えていきたい。

10 通学路の交通安全対策について

 白楊高通りと今泉小学校東側の通りが交わる交差点は、通学する子ども達が大勢利用する。しかし、信号で右折の矢印がでると、車両が勢いよく曲がるので危険である。県道であり、歩道も狭いので難しいかと思うが、歩道橋の設置をお願いしたい。

【市長】
 現在、当該交差点を通り、今泉小学校に通うお子さんは約90名いるが、小学校からの要望により、交差点には交通指導員を1名配置している。
 また、警察では、歩行者と車両の通行を分離する歩車分離信号への変更について検討しているようである。その状況を見て、安全が確保できないようであれば、当該交差点の管理者である県に歩道橋の設置を要望していきたいと思う。できればお子さんが通うことなので、PTAの方にも協力をいただき、横断の際に交替で見ていただくなどお願いしたい。

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