第5回 宮の原地区まちづくり懇談会 開催結果

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1009776  更新日 令和6年3月8日

印刷 大きな文字で印刷

開催日時:平成18年7月18日(火曜日)午後6時から午後8時
開催場所:宮の原小学校・多目的ホール
参加人数:58名
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.地域コミュニティセンターの建て替えについて
  • 自由討議
    1.交通点の危険箇所の改善について
    2.資源ごみの持ち去りについて
    3.学校敷地内の水たまりと駐車場の確保について
    4.自治会の加入促進について
    5.市道28号線の拡幅について
    6.空き教室の活用について
    7.地域の行事における保険の加入について
    8.市の広報紙について
    9.地域づくり支援事業補助金について

(注意) 内容は要約して掲載しています。

提言1 地域コミュニティセンターの建て替えについて

  1. テーマについての現状と課題
    宮の原地域コミュニティセンターは昭和50年の10月に建てられ(築31年)、1階が事務室、図書談話室、2階が和室、会議室となっている。各種会議、講座等は2階の2部屋を1つとして使うことが多いのだが、座布団にお座りという形になり、階段の昇り降りもあり、足の不自由な方や高齢者の方が特に辛い思いをしている。
    また、トイレが男性用2つ、個室2つが同じ場所で、つまり男女別ではないということからお互いに利用しづらく気まずい思いをすることもある。
    その他にも調理設備がない、階段が狭い等、地域の方から不便な点がいくつも指摘されており、地域の思うような活動が充分に行われない。
  2. 地域自らできること
    現在のところ、高齢者の多い会合や、イス、テーブルの使用が必要な場合は、小学校の多目的ホールを借りて行っている。また、調理設備がないことから、大きな鍋を使う場合は防災用のガスを用いて外で使用するとか、お菓子作り等の講座は小学校の家庭科室をお借りして対応している。
    新しい建物ができた時は、講座の内容を充実させたり、ふれあいコンサートを開いたり、調理設備を利用して、ひとり暮らし老人への配食サービスを始めたりして、今まで以上にコミュニティセンターが多くの方々に利用されるようにしたい。そのようなさまざまな活動を通して、まちづくり推進協議会内の各団体と連携を深め、よりよい宮の原地区をめざしたい。
  3. 行政に支援を求めること
    地域コミュニティセンターは協働のまちづくりの拠点であり、地域住民がいろいろな目的で数多く利用する所なので、一刻も早く誰もが使いやすいように建て替えてほしい。
    早急な建て替えが無理であれば、トイレの改修、調理室の増築等を行っていただきたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
 市民協働のまちづくりを推進し、市民主体の地域づくりを促進するため、地域が自主的に地域の特性を生かし、課題の発見解決に向けた取り組みができるよう、地域活動の拠点となる施設として、中心部においては、地域コミュニティセンターを整備している。
 その整備については、施設のない4地区に優先して建設し、その後、老朽化した施設の改築の順で整備していきたいと考えている。宮の原地域コミュニティセンターは、老朽化した施設の中では、建築後長い年数が経過している施設のため、優先順位は高いものと考えている。また、学校敷地全体の有効的な活用を図る観点からも、体育館など学校施設との合築なども考慮しながら検討していきたい。
 今後、改築施設の設計・建設の際には、より使いやすい施設となるよう地域の皆様と協議していきたい。

提言1についての意見交換

  1. コミュニティセンターの改築について
    (意見)
     コミュニティセンターの建て替えが無理であれば、改築をお願いしたい。
    【回答 市長】
     改築は考えていないので、建て替えまでの間、トイレや調理室については、学校の施設などを活用することで対応していただきたい。
  2. 宮の原小学校体育館の建て替えについて
    (意見)
     宮の原小学校体育館の建て替えは、いつ頃になるのか。
    【回答 市長】
     国の予算にもよるが、体育館については、平成25年度には何とか建て替えたいと考えている。また、コミュニティセンターの建て替え時期が、平成23年度予定ということになるので、これらの施設の合築なども含めて、地域でも十分協議をしていただきたい。

自由討議

1 交通点の危険箇所の改善について

(意見)
 日の出2丁目町地内交差点の危険箇所について、次のとおり改善してほしい。

(1)宮の原小学校北門の北側交差点については、(1)横断歩道の設置、(2)ロードフラッシャーの設置、(3)交差点への街路灯の設置、(4)点滅信号の設置、(5)センターラインの設置、(6)北門前への白線の設置と横断歩道の修繕。
(2)県営西原住宅東側三差路については、(7)横断歩道の設置。
(3)日の出公園前交差点については、(8)交通標識の修繕、(9)センターラインの設置。

【後日回答】
 北側交差点へのロードフラッシャーとセンターラインの設置及び北門前への白線の設置と横断歩道の修繕については、警察署で北側交差点へ横断歩道を設置後、市で施工を予定している。
 しかし、北側交差点への街路灯の設置については、交差点の規模や交通量を考えると、設置は難しいと考えているので、ご理解いただきたい。
 また、北側交差点への点滅信号の設置、県営西原住宅東側三差路への横断歩道の設置、日の出公園前交差点の交通標識の補修については、警察に要望済である。
 なお、日の出公園前交差点へのセンターラインの設置については、市で施工済である。

2 資源ごみの持ち去りについて

(意見)
 毎月、資源物の集団回収を行っているが、相変わらず指定業者以外の持ち去りが後を絶たない。現在、市では条例により取り締まりを行っているが、今後さらなる防止策を検討してほしい。

【回答 市長】
 資源源物の持ち去り行為は、本市における継続的・安定的な資源物収集・運搬・処理システムに支障をきたすとともに、分別に協力している市民のリサイクル意識を低下させる恐れがあることから、集団回収や市の資源物回収日における資源物の持ち去り行為を禁止するため、平成17年9月に条例を改正し、平成18年1月から施行している。
 条例改正に伴い、広報紙、自治会回覧、「持ち去り禁止看板」などによる周知のほか、持ち去りの通報があった地域を中心に、職員による監視パトロールを実施しており、監視パトロールにおいて持ち去り行為を確認した場合は、口頭指導や警告書の交付により再発防止に努めている。この結果、市民からの持ち去りに関する通報件数は条例改正前と比較し1/3に減少し、また、集団回収・市の資源物回収ともに資源物の回収量が増加している。
 しかしながら、まだ、持ち去り行為を行っている者もいることから、宮の原地区で行われている集団回収についても、監視パトロールを実施し、再発防止に努めていく。
 なお、集団回収や市の資源物回収日に持ち去り行為を行っている者を見つけ場合は、「車のナンバー」「車の特徴」「時間」「場所」等をクリーンセンターまたはごみ減量課に連絡をお願いしたい。

3 学校敷地内の水たまりと駐車場の確保について

(意見)
 コミュニティセンター前は、少しの雨でも水たまりができてしまい、通行に支障があるので修繕してほしい。
 地域の行事のほとんどは、コミュニティセンターや学校校庭で行われるが、駐車場が狭いため、路上駐車で近隣住民の方に迷惑を掛けている。北校舎北側の部分を駐車場として整備してほしい。

【回答 市長】
 コミュニティセンター前の水たまりの解消については、今年度中に対応したい。
 北校舎北側のスペースへの駐車場の確保については、利用者の利便性の向上や学校敷地の有効活用を図る観点からも整備を進めていくが、学校へはなるべく自転車や徒歩での利用をお願いしたい。

4 自治会の加入促進について

(意見)
 自治会の加入促進に向けて、市役所において、自治会加入のちらしを配布する窓口を増やすということで聞いているが、どのような場所を考えているのか。その他、加入促進や自治会を支える仕組みづくりについては、どのように取り組んでいくのか。

【回答 市長】
 市民協働のまちづくりを進めていくうえで、自治会は欠かせない存在である。自治会への加入については、もう少し強制力を強めたいが、任意団体ということもあり難しい状況である。

【回答 みんなでまちづくり課長】
 加入促進のチラシについては、今年度から、自治会連合会との連名で作成しており、地区市民センタ-や市民課以外に、住宅課、児童福祉課、学校管理課、建築指導課でも配布している。
 ここ5年間の市内の自治会加入世帯は12万世帯で一定であるが、学生を含む単身世帯の増加により加入率は低下しているので、単身世帯の加入が大きな課題である。
 他にも課題は多くあると認識しているので、これから地域の方々と知恵を出し合って加入促進を図っていきたい。

5 市道28号線の拡幅について

(意見)
 宮の原小学校の南角から富士重工の北門手前の踏切までの区間は、道路が狭いにも関わらず交通量が多い。また、朝の通勤時間帯は渋滞しており、児童の通学時間でもあるため危険である。拡幅工事の計画があるそうだが、いつごろ完了するのか。

【回答 道路建設課長】
 市道28号線の整備については、小学校南角からJR日光線を過ぎた富士重工北側東西道路(市道125号線)までの区間において、延長180メートル、両側に歩道を設置し、幅員11メートルで事業を進めている。
 事業完了予定については、前年度に引き続き今年度も用地買収を行い、JR踏切の拡幅もあることからJRと協議を進め、早期に完成できるよう努めていく。

6 空き教室の活用について

(意見)
 児童の減少により空き教室が増えていると思うが、空き教室を高齢者のトレーニング施設として活用できないだろうか。

【回答 市長】
 地域差はあるが、少子化により空き教室が増えている。開放された学校を目指す上で、空き教室の有効活用は必要となるので、地域の方々とも活用方法を考えていきたい。

7 地域の行事における保険の加入について

(意見)
 コミュニティセンター主催の行事には、子ども達が大勢参加しているが、何か起こった際の補償はどのようになっているのか。また、他地区ではどのように対応しているのか聞きたい。

【回答 市長】
 宇都宮市では市民ボランティア活動保険制度により、ボランテイア活動の際の万が一の事故に備えている。しかし、地域コミュニティセンター主催事業への参加者には、市民ボランティア活動保険が適用されないため、万が一に備えて、参加者に保険料を自己負担いただき、レクリエーション保険等への加入をお願いしたい。
 なお、参加者が死亡又は身体障害もしくは入院をともなう傷害を被ったときには、「宇都宮市市民活動事故見舞金支給規則」に基づいて、被災者に見舞金の支給を行っている。
 また、お母さん方が講座に参加している間に、預かった子どもに何かあった場合の補償については、市の見舞金支給の対象ともならないため、万が一に備える場合には、別途、レクリエーション保険等への加入をお願いしたい。

8 市の広報紙について【懇談会終了後受付】

(意見)
 毎月発行されている市の広報紙について、次の点を聞きたい。
(1) 発行部数及び経費等について
 (1) 現在の発行部数、(2) 1部あたりの新聞折り込み費、(3) 1部あたりの印刷費、(4) 新聞を購読していない世帯への1部あたりの郵送費、(5) 委託している印刷業者数、(6) 年間経費
(2) 配布方法の割合について
 (1) 新聞折り込み、(2) 郵送、(3) その他の配布方法
(3) 配布方法については、全面的に郵送または宅急便による方法をとれば全世帯に漏れなく配布できると思うが、現在の新聞折り込みと比べてコスト面でどちらがよいか。
(4)「2つの新聞店から購読している場合、広報紙が2部届くので、新聞店に連絡ください。」と7月の広報紙に掲載があったが、以前から、2部届くのは無駄であるとの声を周囲から聞いていたので、定期的にこの記事を掲載したらどうか。

【後日回答】
(1) (1) 181,200部(平成18年8月号)、(2) 定時号 21円、特集号6円(税別)、(3) 定時号25.4円、特集号4.5円、(4) 95~110円(区域による)、(5) 1業者、(6) 132,702,113円(内訳:印刷製本費71,689,237円、新聞折り込み費55,339,721円、郵送費5,673,155円)(平成17年度実績)
(2) (1) 97.6%(176,241部)、(2) 2.4%(4,373部)、(3) 0%(平成18年8月号)
(3) 市内全域に郵送、宅配するためにかかる費用は、現行の2~3倍程度になる。
(4) 紙面にスペースのある時に、年に数回、随時掲載する。

9 地域づくり支援事業補助金について【懇談会終了後受付】

(意見)
 地域づくり支援事業補助金が年々減少しているが、地域の活性化のために、もっと支援してもらいたい。

【後日回答】
 市民協働のまちづくりを推進し、地域主体のまちづくりを促進するため、地域の資源や特性を生かした安心して暮らせる住み良い地域づくりや身近な問題を地域で解決する取り組みに対しては、平成15年度から「協働の地域づくり支援事業補助金」により、財政的な支援を行っている。
 当該補助金については、過去の交付実績や市の財政状況を踏まえながら、予算編成を行っている。
 今後とも、限られた財源を有効に活用していただくため、地域の実情に応じた、地域の皆さんにとって使いやすい補助金となるよう、補助金交付の仕組みなどについて見直しを検討していく。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 広報広聴課
電話番号:028-632-2022 ファクス:028-637-5151
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。