第6回 姿川地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009777  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成18年8月4日(金曜日)午後7時から午後9時
開催場所:姿川地区市民センター
参加人数:105名
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.地区市民センター付属体育館の建て替えについて
    2.郷土資料館の建設について
  • 自由討議
    1.ごみの収集について
    2.防災倉庫の設置について
    3.斎場の建設について
    4.道路の管理について
    5.地域の避難体制について
    6.河川の安全対策について
    7.宮の原中学校校庭の排水工事について
    8.学校での安全確保について
    9.斎場の建設について
    10.交通安全対策について
    11.歩道の整備について
  • 来賓あいさつ

(注意)内容は要約して掲載しています。

提言1 地区市民センター付属体育館の建て替えについて

  1. テーマについての現状と課題
    姿川地区は、毎年行われている市民体育祭において、ここ数年16種目の競技すべてにエントリーし、平成14年からは連続して3位以内の入賞を果たすなどスポーツの盛んな地域である。このことは、地元の小中学校の体育館や夜間照明設備の整った中学校のグランドなど、地元の体育施設がほぼ毎日利用されていることからも伺い知ることができる。
    このような状況のなか、センター付属体育館もまた、建設後41年もの歳月が流れる建物である今もなお、20を超える団体に、昼夜を問わずフルに利用されており、地域の室内スポーツの活動拠点となっている。
    しかしながら、耐用年数も超え、ここ数年は雨漏りや壁の破損など老朽化がひどく、体育館の存続が危ぶまれているのも現状であり、地区市民センター建設の際も付帯要望として、付属体育館の建て替えを強く要望した経緯もある。
    今後このような状況が続き、地域のスポーツの発展に寄与してきたセンター付属体育館が利用できなくなる事態が起こると、地域のスポーツの振興に重大な支障をきたすだけでなく、いままで、スポーツを通して、「明るく、住みよい、活力あるまちづくり」を推し進めてきた地域の力が衰退してしまうことになる。
  2. 地域自らできること
    姿川地区市民センターに唯一併設され、地域のスポーツの振興・発展に多大なる貢献をしてきたセンター付属体育館を更に有効に活用し、地域のスポーツの活動拠点のほか、介護予防を含む健康づくりの拠点として位置づけ、地域内の体育関係団体やサークル等が連携を図り、あらゆる年代を対象とした教室や講座を開設し、「いつでも、だれもが、いつまでも、スポーツに親しめる生涯スポーツ社会の実現」を図るモデル地域となるよう、総合型地域スポーツクラブを視野に地域一丸となって取り組みたい。ひいては、スポーツ・健康づくりを通して、地域の連帯感や地域住民のコミュニケーションを深め、地区のよりよいまちづくりをより一層進めていきたい。
  3. 行政に支援を求めること
    現在ある姿川地区の室内スポーツの拠点であるセンター付属体育館を青少年はもとより、あらゆる年代のスポーツの振興や地域の健康づくりが図れる、多目的に利用可能な複合型体育施設として建て替えを是非お願いしたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
 姿川地区においては、地区体育協会を中心に、地域スポーツ活動の充実に努められていることに感謝申し上げる。
 本市においては、スポーツ振興を総合的・計画的に推進するため、「宇都宮市スポーツ振興基本計画」を今年4月に策定し、「いつでも、だれもが、いつまでもスポーツに親しめる生涯スポーツ社会の実現」を基本理念に、各種施策事業を推進しているところである。
 地域の誰もが、年齢や競技レベルに応じて、スポーツに親しむことができる「地域スポーツクラブ」は、地域のスポーツ機会を拡大するばかりでなく、異世代間の交流の促進、地域コミュニティの醸成など、さまざまな効果が期待できることから、この基本計画においても、重点施策事業に位置づけ、今後5年間で新たに4か所にクラブを設立していく考えである。
 今年度中には、今後の進め方など市の考えをまとめ、体育協会などを通じ、地域に説明していきたいと考えている。クラブの設立や運営には地域住民の主体的な活動が必要不可欠であることから、ご協力をいただきたい。
 要望の姿川地区市民センター付属体育館は、昭和40年に姿川中学校の体育館として建設されたが、その後の通学区域の見直しにより、生徒数が増加したことから手狭となり、別に体育館を新築したことから、旧体育館は、地域の社会教育と体育の充実を図るため、昭和54年に公民館の付属体育館として、現在の場所に移築したものである。
 このようなことから、11地区市民センターのうち、姿川地区市民センターのみが付属の体育館を所有していることになっており、宇都宮市の地区市民センター全体の状況を踏まえると、今後、地区市民センター付属として体育館を整備するのは困難である。
 しかしながら、小中学校の体育館を含めた地域資源のあり方を検討する中で、今後、この体育館をどうしていくか考えていきたい。

提言2 郷土資料館の建設について

  1. テーマについての現状と課題
    姿川地区は、「うつのみや遺跡の広場」や西川田の「塚山古墳群」、上欠町の「稲荷古墳群」など多くの貴重な文化財が点在し、なかでも「うつのみや遺跡の広場」には、縄文時代の土器、石器等が展示されており、小学生から大人まで、古代の歴史を見る・触れる・考える場として多くの来場者で賑わっている。
    こうした中、古代の歴史を身近に感じ、触れることは出来るが、近代(明治・大正・昭和初期)の生活を現在に伝える機会が少なく、また、世代が代わると価値観も変わり、貴重な用具類も粗大ごみとして廃棄されているのが現状である。
    忘れがちな現代の生活の便利さ、ありがたさを、地域住民が近代の日常生活で用いていた農機具などの用具類を一堂に集め、先人の生活の知恵と用具類の変遷を知ることにより再認識することが必要である。
  2. 地域自らできること
    地域が連携を取り合い、郷土の資料や用具類などの収集を行い、「地域の歴史をわかりやすく説明したい」「昔の生活を伝えたい」など地域の歴史の伝承者を姿川地区人材バンクに登録していただき、地域の郷土学習の発展を進める。
  3. 行政に支援を求めること
    地域の歴史の伝承者の活動の拠点として、見ることを主体にした展示だけでなく、見たこと、聞いたこと、学んだことなどを実際に体験・伝承できる郷土資料館を建設してほしい。
    なお、資料館は古い農家の移築や、「うつのみや遺跡の広場」資料館など既存の施設の活用や拡充も視野にいれていただきたい。
    また、地域の農業の振興と集客による地域の活性化を図るため、姿川地区で採れた野菜・果物や農家の手作り加工品などを販売できる農産物直売所を併せて設置することも考えていただきたい。

提言に対する市の考え方

【市長】
 本市ではこれまでに、郷土資料館的施設として、「うつのみや遺跡の広場」の他、市役所12階の「文化財研究展示室」、飛山城史跡公園内の「とびやま歴史体験館」、今泉町の「旧篠原家住宅」などを整備しており、現段階においては、国指定級の本市を代表する文化財を核として、市全体の事業としてその保存活用に取り組んでいるところである。
 ご提言の近代(明治・大正・昭和初期)の歴史や生活文化は、現代生活の直接的な基盤を形成したものとして極めて重要であり、これらについて改めて見つめ直し、その保存・活用・継承を図っていくことは、新たな文化の創造や活力ある地域づくりの推進に大いに役立つものと考える。
 また、地域自らの手でこれら資料の収集と地域史の継承を行なおうとする「姿川地区人材バンク構想」は、地域の連携や世代間の交流を活発化させ、地域力の向上にもつながるすばらしい取り組みだと考える。
 市としても、近代の生活文化については、伝統文化の継承とともに、本市文化振興施策の重点課題と捉えていることから、今後はさらに、これらの資料収集や情報発信を充実するとともに、既存施設や学校を活用した「移動展示」や「体験学習」などをとおして、その啓発に努めていきたい。
 また、農産物直売所は、地域の農業振興と活性化に役立ち、地産地消の推進を図るうえで有意義な施設である。市内各所にある直売所では、それぞれの地域の方々が活発に運営されており、地域が主体的に取り組むことが望ましいと考えている。今後は、直売所に対する支援のあり方などについて検討していきたい。

自由討議

1 ごみの収集について

(意見)
 ごみについては、午前7時までにステーションに出すことになっているが、私たちの自治会では、収集時間が午後1時か2時頃となっているのが現状である。せめて、午前中に収集をお願いしたい。
 また、ごみ収集の有料化については、どのように考えているのか。

【回答 市長】
 ごみ収集の時間については、なるべく早い時間帯に収集できるよう努力していきたい。
 ごみ収集の有料化については、導入した自治体によると、ごみの減量化に効果があるとのことだが、まずは、市民の皆さんの協力をいただいて、1人1日260グラムのごみを減らしていただくことや、分別を徹底することで、ごみの減量化に努めていきたい。

2 防災倉庫の設置について

(意見)
 姿川地区は面積が広く、人口も多いが、地域の防災関連施設は市内一律で整備された防災倉庫が一箇所あるだけである。これでは、災害時に機能しないので、地区内に何箇所か防災倉庫の設置をお願いしたい。

【回答 市長】
 地域における自主防災会の活動を活性化させるため、平成17年から訓練の実施と資機材の整備を推進するため、補助制度を創設した。この補助制度は、訓練経費と資機材整備の両方に使うことができることから、今後はこれらを活用していただき、地区の活動体制の充実強化を図っていただきたい。
 なお、各地域においてもいろいろなご意見があるかと思うので、画一的ではない柔軟な対応がとれるよう今後検討していきたい。

3 斎場の建設について

(意見)
 市の規則では、斎場は民家から250メートル以上離れていなければならないとされているが、上欠町においては、250メートル以内に多くの民家がある。
 また、斎場から発生される有害物質に関しても、環境上問題があるのではないか。

【回答 市長】
 斎場の建設にあたっては、法令を遵守して進めているので、ご理解いただきたい。

4 道路の管理について

(意見)
 以前、道路(市道3666号線)が拡幅されたが、木が道路を覆っているため通行に支障がある。市ではどのように管理しているのか。

【回答 土木管理課長】
 後日現地を確認したい。

【後日回答】
 沿道等の民地から伸びている枝葉については、基本的に土地所有者の管理となっているため、所有者に対して樹木剪定などの処置をお願いしていく。

5 地域の避難体制について

(意見)
 災害時の避難体制については、どのように進めているのか。

【回答 市長】
 災害時の避難体制については、地域において、ルートや安全に移動できる方法等の検討をお願いしたい。また、防災マップを作成している地域もあり、これらが市内全37地区で作成されることで災害時に活用できると思うので、姿川地区においても、ぜひ検討していただきたい。

6 河川の安全対策について

(意見)
 各地で河川が改修され、大型のU字溝が設置されたが、コンクリート製で深いので、人が落ちた場合には助けることができない。せめて、200メートル位の間隔で、はしご等を設置してほしい。

【回答 市長】
  危険箇所については、後日、確認したい。

【後日回答】
 鶴田川支川は普段は流れが少なく、降雨時に流域の水が流れ、下流で鶴田川に合流する河川である。また、免の内川は雨水幹線として整備され、いずれの河川も治水を最重点に改修したため、コンクリート三面水路となっている。安全対策については、防護柵を設置し、水路への転落を防止している。
 はしごの設置については、鶴田川支川のような護岸傾斜がきつい水路などで、維持管理上必要な場合に設置しているが、はしごを設置することで、防護柵を乗り越え、水路に下りることが心配されるため、はしごの設置は最小限とし、維持管理は持参したはしごを掛けて行っている。
 しかし、誤って転落した場合などの不測の事態もあることから、水路に下りる方法などについて、地域自治会と話し合いながら進めていきたい。

7 宮の原中学校校庭の排水工事についていて

(意見)
 宮の原中学校は避難場所に指定されているが、校庭の排水が悪いので整備してほしい。

【回答 市長】
 現在、市内の小中学校においては、耐震補強工事等の大規模改修工事が完了した翌年に校庭の補修工事を行っている。学校へ自動車を乗り入れる場合には、地盤が弱まり、排水が悪化する原因となる場所に駐車しないようご協力をお願いしたい。

【後日回答】
 現在、校舎の大規模改修を行っているので、来年度対応するよう計画している。

8 学校での安全確保について

(意見)
 現在、安全確保のため学校の門を閉じているが、子ども達がグラウンドで襲われた場合、逃げ場がない。教員の負担を軽減させるためにも、各小中学校に警備員の配置をお願いしたい。

【回答 市長】
 現在、県と協力して、警察官OBであるスクールガードリーダーを各小学校に派遣し、不審者への対応等について、地域の皆さんへの指導をお願いしている。その他、教室や学校内外に響きわたる防犯ブザーの導入等についても、現在、検討している。今後もあらゆる対策を検討していきたい。

9 斎場の建設について(参考意見)

(意見)
 住民は斎場建設に納得していないので、納得してから計画を進めてほしい。

10 交通安全対策について

(意見)
 環状線を挟んで北側の西川田駅東側の住宅地と南側の西川田南の住宅地内の通行については、30キロ制限となっているが、他地区では20キロ制限のところもある。また、西川田駅東側は、交通量が多い割にはセンターラインやコンクリートブロックで仕切られた歩道が少ない。住宅地内における交通安全対策をお願いしたい。
 住宅地内の一部に砂利道があるので、改善してほしい。

【回答 市長】
 速度規制については、警察署に要望する。
 後日、現地を確認したい。

【後日回答】
 センターラインなどの路面標示については、警察と協議のうえ実施する。砂利道の舗装については、現地を調査し、舗装基準に基づき対応する。

11 歩道の整備について(懇談会終了後受付)

(意見)
 市道2911号線は、途中で歩道がなくなってしまい危険であるので、改善してほしい。

【後日回答】
 学校からも要望を受けているので、早期整備に努めたい。

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