第9回 泉が丘地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009780  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成18年9月28日(木曜日)午後7時から午後9時
開催場所:泉が丘地区コミュニティセンター
参加人数:36名
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域からの提言
    1.資源ゴミのリサイクル推進による焼却ゴミ減量化の取組について
    2.泉が丘地区の環境・施設整備について
  • 自由討議
    1.道路拡幅について(1)
    2.道路拡幅について(2)
    3.公園の設置について
    4.土地区画整理地内の交通安全対策等について 
    5.越戸通りの歩道及び段差改修について
    6.産業廃棄物処理場建設について(1) 
    7.産業廃棄物処理場建設について(2) 
    8.大規模災害時の緊急救援対策について
  • 来賓あいさつ

(注意)内容は要約して掲載しています。

提言1 資源ゴミのリサイクル推進による焼却ゴミ減量化の取組について

1 テーマについての現状と課題
 資源ゴミのリサイクルを推進し,ゴミの減量化や地域の環境美化を推進するには,自治会加入者だけでは困難である。単位自治会ごとに活動方法は違っていても,同じ悩みを抱えており,次の課題がある。

  1. ゴミの減量化は,地域住民の共通課題であるが,普及啓蒙には継続的な広報活動が必要で,相当な経費的負担が伴う。このため,自治会未加入者が多い現状では,自治会費を投入して行うのは問題との指摘がある。
  2. ゴミの減量化などの地域活動を推進していくためには,特にマンションやアパートに入居している自治会未加入者を,いかにして取り込むかが大きなポイントと考えられる。

2 地域自らできること
(1)宇都宮市民が排出するゴミの量と処理経費のコストや今後の見通しを踏まえて,資源ゴミのリサイクルを周知し,地域住民に「もったいない」の意識高揚につながる協力とお願いの自治会回覧による広報活動を継続的に実施する。
≪参考≫

  • 宇都宮市のゴミ処理量年間200,000トン
  • 焼却ゴミ量年間178,000トン
  • 処理経費年間74億円
  • 市民1人当たり年間16,403円、1日44.94円

 この広報活動により,地球環境の保護や「もったいない」の意識を醸成して,焼却ゴミの15%を占める紙類を資源ゴミのリサイクルを推進する。併せてゴミステーションの美化運動を推進する。
(2)自治会未加入世帯に対して,広報活動を実施して焼却ゴミの減量とゴミステーションの美化運動の協力依頼をするとともに,自治会加入を促進する。
(3)年間をとおして開かれる班長会議において,リサイクル運動の一環としてゴミ分別の研修を継続的に実施する。

3 行政に支援を求めること

  1. ゴミの減量化を推進するためには,地域住民と密接な関係にある自治会が広報活動や実践活動を積極的に展開すれば,効果は期待できるが,経費負担に限界が生じている。したがって,市が将来にわたり,ゴミの減量化を推進するのであれば,市民の意識改革が必要であり,その推進母体となる自治会に対して,資源ゴミの集団回収の報償金を5円から10円に増額して欲しい。これによって,地域の活性化に相乗効果も期待できる。
  2. 近年マンションやアパートが増加し,入居する世帯の大部分が自治会未加入世帯であるため,オーナーや仲介業者に対しての指導講習会を開催し,オーナーや仲介業者が入居者に対して,自治会加入とゴミの分別排出の指導を行うよう義務付けて欲しい。

提言に対する市の考え方

【市長】

  1. 資源ごみ集団回収の報償金引き上げについて
    本市では,ごみの減量化・資源化が大きな課題となっていることから,現在,「もったいない運動」として,ごみの減量化・資源化に向けた取組等を推進するため全自治会を対象に説明会を実施している。
    資源物回収団体に対する報償金の額の見直しについては,これまでも団体の回収意欲を維持するため資源回収業者の買取価格や資源物の回収状況を見極めながら適宜見直しを行ってきた。現在,回収重量1kgあたり5円の報償金をお支払いしている。
    資源物集団回収における主要品目である新聞やダンボールなどの市況については,ここ数年,高値で取引されている。これに伴い,資源物回収業者の買取価格が上昇するとともに,資源物の回収量も緩やかではあるが伸びている。
    全国の自治体の交付額からみても,現行の報償金の水準は適正なものと考えているが,今後も引き続き買取価格や資源物の回収状況を見極めながら,団体の回収意欲が減退しないよう努めていく。また,自治会の負担を軽減するため,市でも分別チラシや広報紙等により,更なるごみの減量化・資源化のPRに努めていく。
  2. 自治会未加入者対策について
    本市では,マンションやアパートに居住する自治会未加入者のごみの適正な分別や排出の徹底を図るため,市内の不動産業者を個別に訪問し,入居者への分別チラシの配布と分別の指導を依頼している。また,市内の大学・専門学校に通う学生を対象として,新入生オリエンテーション等の際に分別講習会を実施するなど啓発活動に努めている。
    今後とも,引き続き不動産業者や学生に対して説明を行い,入居者のごみ分別マナーが向上するよう協力を依頼していく。
    なお,集合住宅のごみステーションについては,今年7月末からアパート・マンション1棟ごとに1ヶ所を基本としてごみステーションを設置することができるように見直したところである。
    市としては,分別チラシの作成等の支援を引き続き実施するので,リサイクル推進員においても,自治会内はもとより,自治会未加入者についてもごみの分別排出の指導についてよろしくお願いしたい。
    また,市民協働によるまちづくりを進める上で,自治会は基盤となる組織であり,加入については任意によるものであるが,地域の活動を活発化するためには,自治会への加入促進は重要と考えている。
    集合住宅入居者対策として,建て主や管理業者向けに,建築確認申請の際に自治会加入の案内を行っている。
    自治会の皆さんの活動が活発化することが,快適に安心して暮らすことができる地域のまちづくりにつながるものと認識しており,市としても,自治会への加入促進策については今後も主体的に取り組むとともに,宇都宮市自治会連合会とも連携・協力し,検討・実践していく。

提言2 泉が丘地区の施設整備について

1 テーマについての現状と課題
 泉が丘地区は,市内初の地区自主防災会の設立,自主管理コミュニティセンターの建設,総合型地域スポーツクラブの設置,学校校庭の芝生化の試み等先駆的な役割を果たしてきた。しかし,一方ではかなり遅れているものもある。その中から住民の声が多かったものを提言する。 

  1. 自治会活動には,集会施設やイベントが開催できる公園は不可欠の要素で,これらが無い自治会は困っている。
  2. 高齢者の福祉施設がない。高齢者給食サービスや福祉事業を開催する場所に困っている。
  3. 越戸川は,一部「越戸せせらぎ通り」に整備された。しかし,現状は,一部ゴミが捨てられていたり,雑草や雑木が生えている。特に,くぼ地の広場は遊び場どころか,蚊の発生・犬の糞害などで困っているので,利用者は一部の人たちに限られ,地域全体の憩いの場として十分に活用されていない。

2 地域自らできること

  1. 自治会は,集会所の建設のため,資金調達を可能な限り行う。公園の安全・防犯・除草清掃等に関した管理・点検を積極的に行う。
  2. 施設を利用して,現在行っている地域の福祉事業の開催や,新たな福祉事業を積極的に行っていく。宇都宮市の地域福祉の先駆的な役割を果たしたい。
  3. 越戸川流域公園の新たな整備計画へ参画し,行政と一体となって地域住民に愛されるものに変えていきたい。

 
3 行政に支援を求めること

  1. 集会所の建設には多額の費用がかかるので,建設費補助の増額をお願いしたい。
    公園として適した国有地の確保が可能かと思われる。そこに自治会のイベントに利用可能な公園の建設をお願いしたい。
  2. 多目的に活用できる高齢者総合対応型施設で,地域の行事にも活用できる施設の建設をお願いしたい。
  3. 地域住民の散歩や歓談,イベントにも活用できる「越戸せせらぎ通り」が実現できるように,住民と一緒に再整備に向けて努力して欲しい。

提言に対する市の考え方

【市長】
(1)の1 集会所の建設費補助の増額について
 自治会内の親睦を深め,活動を活発化するための活動拠点として,自治会が自ら地域集会所を建設する場合に,建設費の一部を補助している。
 この「地域集会所建設費補助金」は,平成18年度に上限を300万円から350万円に増額したところであり,集会所の新築に関する相談件数も増加している。
 また,集会所を建設することが困難な自治会が,地域の活動拠点確保のために,借家を自治会の集会所として専有する場合には,家賃の一部を補助する「家賃補助制度」を今年度,新たに創設したので,活用いただきたい。
(1)の2 公園の建設について
 本市では,平成12年に「緑の基本計画」を策定し,緑地の保全及び公園・緑地の整備に取り組んでおり,また,平成15年には「身近な生活圏の公園づくり指針」を策定して,適正な公園配置に努めている。
 泉が丘地区は,市街地における公園のデータにおいて,1人当たりの公園面積は2.64平方メートルで,他の地区と比べ上位に位置しており,比較的恵まれている地区となっている。
 自治会の要望内容について一定の理解はするものの,市が新たに用地を取得しての公園整備は,現在の厳しい財政事情の中では大変難しい状況にある。
(2)高齢者総合対応型施設の建設について
 泉が丘地区においては,調理ボランティアによるひとり暮らし高齢者会食会を催されるなど,地域でも高齢化が進む中で積極的に「地域福祉」に取り組まれており,厚く感謝申し上げる。
 自主的な地域福祉の推進の観点から,先駆的な取り組みにも期待しているところであるので,泉が丘地域コミュニティセンターの御利用はもとより,泉が丘ふれあいプラザや泉が丘小学校・中学校の地域開放室などの公共施設もぜひ活用いただき,今以上に地域の連携を深めていただきたい。
(3)「越戸せせらぎ通り」の再整備について
 「越戸せせらぎ通り」は,人々にやすらぎと,ふれあいの水辺空間を提供できる施設として,平成2年度から平成8年度に1,670メートルの区間の整備を行った。
 流れの中流域には,大雨時に大量の雨を一時的にためておく調整池(くぼ地)があり,雨水幹線の水量の調整を行う目的の他に,周りに樹木を植えることにより公園としての役割も担っている。夏休みにはラジオ体操を行ったり,池には魚が放流され,野鳥も飛来し人々の目を楽しませている。
 遊歩道は散歩,ジョギングコース,通学路などにも利用され四季折々の風景を楽しみにしている住民もいる。
 維持管理は,職員が巡視,点検を行うと共に,年間を通して業者委託により除草,水路清掃などを定期的に行うほか,随時地元自冶会や住民の意向を聞きながら行っている。
 また,地元においても自冶会で清掃活動を実施していただき感謝申し上げる。特に,泉が丘中学校生徒会を中心として泉が丘小学校の児童及びPTAの参加により,毎年実施している「越戸せせらぎ通り清掃美化活動」は活動が認められ,平成14年度に国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)を受賞している。今後も,地区住民と一緒に清掃活動などを実施していきたい。
 「越戸せせらぎ通り」の新たな整備計画はないが,適切な維持管理を実施するとともに,地域住民の意見などを取り入れながら,多くの住民が憩える水辺空間となるよう努めていく。

自由討議

1 道路の拡幅について(1)

(意見)
 市道2821号線が市道933号線と交わる交差点(ヨークベニマル前)から都市計画道路3・4・128今泉4号線と国道4号線が交わる交差点までを結ぶ道路が急に狭くなるため,大変危険なので,道路の拡幅を再三要望してきたが実現しなかった。
 最近,小学生が自転車で都市計画道路方面から国道4号線を横断し,市道2821号に向かったところ,後ろから来た自動車に接触転倒し,自動車の後輪で頭髪を踏まれ引きずられる事故があった。一歩間違えば,死亡事故になるような状況だった。
 人の生命は地球より重いともいわれる。このように危険な道路を放置せず,早急に改良を要望する。

【回答 市長】
 都市計画道路3・4・128(幅員16.0メートル)は,駅東第3区画整理事業により平成15年に国道4号と接続し供用開始を行っている。
 拡幅要望路線は,都市計画道路と国道4号との交差点から東側で,幅員5メートル,延長40メートルで,東から西に向かう車両は進入禁止になっている。
 旧宇都宮自動車学校跡地に商業施設(ヨークベニマル)等が開店したことにより,市道21号線(越戸通り)及び国道4号から商業施設に向かう車両が特に増加している状況にある。
 要望箇所を拡幅することにより,国道4号から市道21号線(越戸通り)へ向かう車両が増加することや,国道4号交差点と市道933号線交差点が40メートルと接近していることから,交通渋滞が予想される。
 また,泉が丘中学校及び小学校の周辺生活道路へ通過車両が進入することから,周辺住民や生徒の皆さんの安全を考慮し,整備については周辺道路の交通状況をみながら検討していく。
 当面は,10月に交差点予告表示を行い,その後,歩行者の通行部分に着色を行い,歩行者の安全確保をする。

2 道路の拡幅について(2)

(意見)
 国道4号の西側に東消防署ができる予定だが,そうなると,泉が丘小学校付近で火災が発生した場合,狭い一方通行の道を通ってくることになる。しかし,そこを消防車が通れないということも考えられる。これは大きな問題である。
 地元住民が要望するように,早急に道路の拡幅をお願いしたい。

【回答 市長】
 正式な名称はまだ決まっていないが,東消防署ということで,現在,建設に向けて設計等を行っている。御指摘いただいた点については,きちんと考慮していきたい。

3 公園の設置について

(意見)
 自分たちの自治会には公園がない。あるのは小さな児童公園だけである。公園設置について再三要望したが,市の回答は「この地域は,面積的には比較的恵まれている」という統計的なものである。
 自分たちの地域にも,住民が緊急時に避難できるような公園を1つだけでもいいから確保してほしい。
 なお,公園整備に適していると思っていた国有地は売却されてしまったようだが,現在駐車場となっている土地がいくつかあるので,実態を調査して,公園設置を実現してほしい。

【回答 市長】
 先ほど回答したように,泉が丘地区は比較的公園が多い地区ではあるが,やはり1自治会に1つは公園がほしいということになるのだと思う。また,開発業者が設置した公園についても,その住宅街の住民だけが使えるというものではないが,他の人はなかなか使いづらいのだと思う。
 そういうことを考えると,先ほど新たな公園設置は難しいと回答したが,改めて持ち帰って,現地調査をした上で回答を差し上げたい。

【後日回答】
 本市では平成12年3月に「緑の基本計画」を策定し,緑地の保全及び公園緑地の整備に取り組んでおり,また,平成15年10月には,「身近な生活圏の公園づくり指針」を策定し,適正な公園配置に努めているところである。
 「身近な生活圏の公園づくり指針」において,泉が丘地区は,1人あたりの街区公園面積が28連合自治会中,半分の14地区において一人当たり1平方メートルを下回っている状況の中,一人当たり2.64平方メートルと全体の4位であることなどから,『まとまりのあるオープンスペースや小規模スペースが確保されており,街区・近隣公園の整備検討を原則しない地区』と位置付けており,他の地区に比べ,新たな公園整備の優先性は低い地区となっている。
 また,現地周辺を改めて調査したが,当該地から半径250メートルの圏内に4つの街区公園が存在しており,都市公園法による「街区公園」の誘致距離の基準を十分に満たしていると考えており,現在の厳しい財政状況の中では,用地を新たに取得しての公園整備は難しい状況になっている。
 公園整備の要望について,泉が丘2丁目自治会の皆さまには,平成14年度のまちづくり懇談会での要望や,平成17年度に要望書をいただくなど,これまでにも話し合いをさせていただき,様々な御意見,また,地域の皆さまのまちづくりに対する高い意識・活発な活動についてお聞きしているところであり,今後も,公園愛護会補助金制度等,地域のまちづくり活動への支援を行っていきたいと考えている。
 しかしながら,御指摘にあったような避難スペースとしての役割など,自治会単位での公園整備についても検討が必要であり,今後の公園整備の方針を策定する際には十分に検討させていただきたい。

4 土地区画整理地内の交通安全対策等について

(意見)
 私どもの自治会は,泉が丘地区の西部に位置し,約25年前から駅東第3土地区画整理事業が実施され,間もなく終了しようとしている。かつては,平地林と畑続きで,未開の地そのものだったが,今や駅東大通りを中心に都市へと変化し,目を見張っている。欲を言ってはきりがないが,問題点がいくつかある。
 第一に,住宅地に他地域の車が通り抜けないようにと,Т字路を多くしたと聞いている。当自治会では約40箇所あり,当初はもちろん目的どおりの効果があがっていた。
 しかし,幹線道路の信号機や信号待ちの増加により,次第に通過する車が増加している。加えて新築家屋の増加に伴い,通り抜けを防ぐためのТ字路がかえって危険を招く心配がある。今後実施される区画整理では,通り抜けを防ぐ別の方法を考案すべきと思う。
 第二に,阪神大震災の災害を見ると,地震のおり,消火栓が破損して使用できなくなることもあるので,区画整理によってつくられた公園にはできるだけ地下に貯水槽を設けておくべきであると思われる。
 第三に,国道4号線の泉が丘中学校入口付近(自転車利用可能な横断歩道橋)と白楊高校裏の農場付近の間の道路は,小中学生の通学路となっているが,ここを通行する自動車も増加し,「速度をおとせ」「速度注意」と2箇所にペイントされているが,スピードの出し過ぎと思われる車を時々見かける。
 そこで,次のような対策をお願いしたい。

  1. 危険性の高いТ字路からカーブミラーの設置を要望する。
  2. 区画整理によって公園をつくる場合,そのうちいくつかに地下貯水槽を作ること を要望する。
  3. 住宅地域内には,速度制限30キロメートル以下の標識設置を要望する。

【回答 市長】

  1. カーブミラーの設置について
    自治会と協議をし,危険性の高いT字路から順次カーブミラーを設置する。
  2. 地下貯水槽の設置について
    大震時に備え,市街地における防火水槽の空白地帯をなくすため,560mに一つの割合で,公園を中心とした市有地に40立方メートルの耐震性防火水槽を計画的に整備している。
    泉が丘地区には,平成18年度拡張整備される今泉中央公園内に40立方メートルの耐震性防火水槽を設置する予定である。
  3. 速度制限の標識設置について
    道路の速度制限の標識設置については,警察の所管事項となっている。地域の皆様が頻繁に利用する生活道路であるため,地域住民の総意として警察への要望をお願いしたい。併せて市としても所管する警察署へ要望する。

5 越戸通りの歩道及び段差改修について

(意見)
 市道21号線(越戸通り)及び足利銀行今泉出張所東側道路は,

  1. 歩道が狭い。
  2. 歩道上に街路灯の支柱が立っている。
  3. 歩道の一部となっている側溝の蓋がデコボコしている。
  4. 路側帯と歩道との段差が大きく,自転車では,容易に歩道に上がれない。
  5. 歩道表面に起伏があり舗装状態が悪い。
    このような状態であるので,歩行者や自転車のすれ違いに危険を伴う。身体障害者の車椅子なども通れない。また,歩道への駐車もあり,自転車は一旦車道に降りなければならない。この時,簡単に歩道に戻れないので,長距離車道を走ることとなり,高齢者や子どもには大変危険である。困ったことに,市道21号線越戸通りは交通量が多い。歩道は安全性が高くなければならないので,できるところから改修して欲しい。

【回答 市長】
1、3、5.歩道について
 歩道は,歩行者や車いすが安全に通行できるよう設置されている。側溝蓋のデコボコや歩道表面の起伏を是正するため,側溝部分も含めて一体的に舗装をするなど,平坦性のある歩道整備を検討したい。
4.路側帯と歩道との段差について
 自転車通行帯から歩道への乗り上げは,交差点付近には必要なことから,年内に改良したい。
2.街路灯について
 街路灯は,地元商店街が夜間における歩道や車道の安全性を確保するため設置したので,御理解願いたい。
 

6 産業廃棄物処理場建設について(1)

(意見)
 平出工業団地に産業廃棄物処理場が建設されると,有害物質の排出が問題になる。産業廃棄物処理場の建設地は住宅地に近いので,住宅地外に移す案があるのかどうか伺いたい。
 また,企業側が平成17年7月に市に事業計画書を提出したそうだが,その後,宇都宮市として何らかの指導をしているのか,併せて伺いたい。

【回答 市長】
 皆様方も既に新聞等で御存じかと思うが,平出工業団地に産業廃棄物の中間処理施設を作りたいという要望が業者から出されている。
 建設地を住宅地外へ移す案があるのかという質問についてだが,今のところ事業者からは事業計画書が出ているだけであり,まだ市が審査をするような段階ではない。
 市としては,事業者に対して,これからも周辺自治会や地域の皆さんに十分に説明をする努力を続けるようにという指導はしている。
 そして,それらがクリアされれば,先に進んでいくことになると思うが,今の段階ではそこまで至っていない。市としては,地元の方々への説明がまだまだ足りないと考えており,現在は,説明をする努力を続けるよう指導する段階にとどまっている。

7 産業廃棄物処理場建設について(2)

(意見)
 私の自治会で今最大の話題は,平出工業団地に作られる産業廃棄物の処理施設の関係である。
 企業が事業申請を出しているということは,企業サイドで環境アセスメントをやると思う。企業サイドが依頼するものであるから,当然,処理場ができるような環境アセスメントの結果が出ることになる。
 そこで市にお願いしたいのは,我々地域住民が本当に安全に安心して生活できるかどうかという環境アセスメントを,市が行うか,あるいは地域住民のお願いするところにやってもらうという方向づけを,市の責務として行ってほしいということである。

【回答 市長】
 市としては,その責任の下でこうした事業を受け付け,そして判断をしなければならないと思っている。その判断に誤りがあってはいけないので,相当厳しくやらなければならないし,市は,許可をしたからといって,その後はもう知らないというのではなく,許可に対して,基準をきちんと守っていない場合には,中止命令等も出さなくてはならない。
 市は最初から最後まで責任を持つ義務があると思っているので,当然,今回の産業廃棄物の中間処理施設についても,御指摘のように相当高いハードルを持ってきちんと対応していきたい。

8 大規模災害時の緊急救援対策について

(意見) 
 宇都宮市は全国の他都市に比較して,大きな災害は少なく,その中でも,泉が丘地区は,特に平穏な土地柄で,安全・安心なまちと評価を受けている。また,これから先も被害の可能性は小さいと思われる。
 しかし,長期的な観点から「備えあれば憂いなし」というように,災害発生時の緊急救援対策を施すことは必要不可欠であり,更に日常の防災意識を高めるためにも,防災訓練も大切な事業と思う。
 以上のとおり,防災に関し,いろいろな立場から常に検証を行い,よりよいものを作り上げる必要がある。
 私たちは,まちづくり推進協議会や単位自治会主催の防災訓練が毎年実施されているが,さらに工夫・改善を加えて,実のあるようにしていく。
 また,大勢の住民が訓練に参加するよう,呼びかけて防災意識の向上に努める。
 駅東公園に救援物資の備蓄倉庫があり,地域住民には,いざという時のために心強く大変感謝している。しかし,この救援物資は,すべての地域住民のものとは思っていない。
 このことから,向が原児童公園北側にある自治会が市から借用している老朽化した集会所を建て替えて,泉が丘地区内を対象とした,緊急避難所と緊急支援物資備蓄倉庫を兼ねた施設として整備し,平常時は地域の憩いの場として開放できる多目的施設として位置付けていただきたい。

【回答 市長】

  • 自治会が市から借用している集会所の建て替えについて
    市営住宅と合築した集会所は,築後46年が経過し,老朽化が進んでいるので取り壊さなければならない。
    そのため,今後,早い時期に用途廃止をしたいと考えているが,用途廃止するまでの間は,今までと同様に利用して頂きたい。
  • 地区内を対象とした避難所と防災倉庫について
    泉が丘地区内では,泉が丘小学校,泉が丘中学校,泉が丘地域コミュニティセンターを避難所として指定している。
    平成16年2月までに,市内37連合自治会すべてに自主防災会が結成されており,泉が丘地区防災会では泉が丘小学校内に防災倉庫を設置し,防災資機材などが備蓄されているので活用願いたい。 

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