第4回 戸祭地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009755  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成21年1月25日(日曜日)午後1時30分から午後3時
開催場所:戸祭小学校多目的室
参加人数:38人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.戸祭地域コミュニティセンター職員の増員について
    2.戸祭小学校子どもの家の設置について
  • 自由討議
    1自治会集会場への補助制度拡充について
    2.小中学校へのエアコン設置について
    3.地区内に在住する公務員のまちづくり活動参加促進について
    4.学校校舎の木造化について
    5.健康手帳について
    6.千手地区の再開発について
    7.仲町通りのにぎわい創出について
    8.国旗の掲揚について
  • 来賓あいさつ
  • 市長謝辞

(注意)意見等の内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 戸祭地域コミュニティセンター職員の増員について

(意見)
 戸祭地区コミュニティセンターでは年6回延べ30日講座を開催し、また、各種32団体が利用している。このほかにも、まちづくり協議会や自治会連合会と各種団体が共催事業を行うなど、地域活動拠点としてコミュニティセンターの役割・ニーズは年々高まっている。
 コミュニティセンターの管理運営業務は、平成14年度から分館長の職制が廃止され、嘱託職員1名体制に、平成15年度からは、地域で雇用した職員1名体制で現在に至る。
 コミュニティセンターの利用は年々増加傾向にあり、社会環境の変化に伴い日曜日に開催する事業も多くなっており、職員の休日出勤も増えている。平成18年度からは、指定管理者制度が導入され、業務量も増えており、それに伴い職員は休日出勤の代替休日も取れずにいる。平成19年度では、休日出勤が11日、会議出席や夜間の勤務が60時間(日にちに換算すると8日と4時間)になるが、代替休日は取得できていない。
 また、現行の雇用体制では、防犯や安全の上で問題があると考えている。特に土曜日などは、学校は休日で、敷地内に職員1人だけの体制では危険である。
 市民サービスや地域サービスのひとつの役割を担うのがコミュニティセンターであると思うので、雇用環境の改善と管理体制に見合った2名体制をお願いしたい。
 職員を雇用するということは、現在の不況の雇用支援策になるとも考えられるので、ぜひお願いしたい。

回答:市長
 平成18年度に指定管理者制度に移行し、2年が経過したが、現行制度について、さまざまな問題が出てきている。制度が実態に追いついていないため、地域活動を一生懸命行っている地域ほど課題が多く報告されている現状である。
 地域が効率のいい運営ができるよう、その都度対応しているので、職員雇用についても、地域活動の支援についてはまちづくり補助金を人件費に活用できるよう検討していく。
 職員が2名必要という地域がある一方、1名で十分やっていけるという地域もあり、その地域の実状によりけりであるので、様々な現場の声を一度集約して、その上で柔軟に対応していきたい。

2 戸祭小学校子どもの家の設置について

(意見)
 戸祭小学校留守家庭児童会の場所は、平成5年に戸祭コミュニティセンターの建設に伴い2階の1室に併設された。
 市議会の答弁において、児童館については、「児童館的な機能を併せ持つ子どもの家・留守家庭児童会は必要とする65小学校区すべてにおいて設置してきた」、「今後とも地域とのより一層の連携、人材育成の強化を図りながら、子どもの家・留守家庭児童会とすべての児童を対象とする放課後子ども教室を一体的に実施する宮っ子ステーション事業を始め、子ども健全育成に関する事業の充実に努めていく」と回答しているが、現在の併設1部屋体制では環境として不十分と考えられる。
 現在の留守家庭児童会は建物2階にあり、子どもの出入りには、建物の非常階段を利用しているので非常に危険である。また、この非常階段は施設の一般利用者も非常時に使用することから、施設管理上も問題である。
 戸祭地域内では、大規模なマンション建設など開発が進んでおり、地域環境・教育環境の整備は必要と考えられるので、子どもの家の別棟での設置促進をお願いしたい。

回答:市長
 現在、市内にあるコミュニティセンターのなかには老朽化の激しい建物が数多くあり、優先順位を決めて今改築工事を行っている。また、ほとんどのセンターにおいて、合築での子どもの家整備を進めている。以上の点から、子どもの家を別棟で建設することは難しいと考えている。
 今後、現在の部屋が手狭になり、活動場所の確保が困難である場合は、学校の空き教室が利用できるよう学校側と協議してほしい。
 非常階段については、入退出の際には、指導者が上下について子どもたちの安全確保に努めていただいているとお聞きしている。さらなる安全性が必要な場合には、手すりやすべり止めを設置するなどしていきたい。

自由討議

1 自治会集会場への補助制度拡充について

(意見)
 集会場家賃補助制度はあるが、集会場を賃借するのに必要な金額と比較するとあまりに低額すぎて、自治会の負担軽減になっていない。
 集会場を持っている自治会も、維持管理費用などは大変だと思う。地域の活動拠点として集会所の必要性は高まっており、ぜひ補助制度の拡充をお願いしたい。

回答:市長
 長期間にわたり集会場を賃借するということは、これまでは考えていなかったが、現在において集会場建設のための有効な土地を取得するということは、なかなか難しい。一昨年より賃借の補助制度を創設した。
 しかし、この制度についても御指摘のとおり、まだまだ活用しにくい点があるので、補助額を含め利用しやすいように今後検討していく。

2 小中学校へのエアコン設置について

(意見)
 小・中学校へのエアコンの設置に反対である。
 子どもたちに良い環境の下で勉強をさせてあげたいという気持ちはわかるが、教育の目標はそれぞれの親によって違う。私は親として、生きる力をつけてほしいと考えているが、エアコンという快適な環境下での教育では、我慢する力、生き抜く力は身につかないと考えている。
 すべての子どもたちが将来、このような環境で仕事ができるというわけではないので、生きていく力をつけなければ、社会に出た際に生き抜いていけるか心配である。そのためにもエアコンが整った環境だけでなく、暑い夏の中、我慢をさせる教育環境も大切にすべきではないか。

回答:市長
 現在では、最高気温が30度以上となる真夏日が増加する傾向にあり、少しでも集中できる環境を作ってあげたいという考えから、エアコンの導入を決めた。また、導入にあたっては、先進都市の事例など十分に研究・検討を重ねた上で判断した。
 人間力の基礎となる忍耐力や辛抱強さなどについてはどんどん学び、身につけてほしいが、過度の根性論だけでも限界がある。夏の暑さを体験するよう休み時間や体育などは屋外で活動するようにしている。
 エアコンの設定温度は28度を目安とし、それほど涼しい環境ではないものの、学習に集中できる程度の温度を保つようにしている。
 また、冬場の寒い時期においてもエアコンが設置されていることで、授業前に勉強する子どもが増えてきたということも聞いている。
 今後ゆとり教育からの転換にともない授業時間が増えることから、夏休みなどを短縮して授業時間にあてなくてはいけなくなる。その際にも、エアコンの整った環境が効果を発揮すると考えている。

3 地区内に在住する公務員のまちづくり活動参加促進について

(意見)
 戸祭地区では、運動会や文化祭、防災訓練など年間を通して行事を行っている。戸祭地区には約4,000の世帯があり、そのなかには、市の職員をはじめ公務員も多く暮らしているが、まちづくりや行事に協力的でない人たちがいる。
 ぜひ、市長をはじめ市からも、地域行事へ参加するよう働きかけてほしい。

回答:市長
 地域の動き以上に、行政が動き、まちづくりに取り組んでいかなければならない。それは職務と同時に自らの地域内でも行わなければならないと感じている。
 職員や先生の中にも、自治会活動や消防団活動、PTAなどの地域の活動に積極的に参加している人も数多くいる。ただし、参加していない職員もいるので、そのような職員にはしっかりと指導していきたい。
 また、土曜日・日曜日に仕事のため出勤している職員が数多くおり、この環境が活動参加の妨げになっているので改善していきたい。

4 学校校舎の木造化について(参考)

(意見)
 過去に、鉄筋校舎の学校に勤めていて、体調を崩してしまった職員が、木造校舎の学校に異動した際には体調が回復し、その後、鉄筋校舎に異動になって再び体調を崩してしまった事例があった。
 火災や経費などの問題もあると思うが、心に留めておいてほしい。

5 健康手帳について

(意見)
 透析の治療を受けている知人がおり、治療に多額の医療費がかかっていることから、少しでも医療費を節約しようと、自ら健康手帳を作成し、その日のカロリー摂取量や運動時間、睡眠時間などを記録し、健康管理につとめた結果、医療費を3割ほど節約した。
 本人の健康にとっても、財政にとっても有益であるので、ぜひこのような手帳を参考にして、同じ境遇の人や予備軍に配布して医療費の節約に一役買ってもらってはどうか。

回答:市長
 私も実際に手帳を拝見させてもらい、大変感銘をうけた。
 現在、市においても健康手帳を配布しているが、手帳の更新にあわせて参考にできるところは取り入れていく。
 保健福祉部において、保健師を中心に検討を始めている。

6 千手地区の再開発について

(意見)
 宇都宮は二荒山を中心に栄えてきたまちであり、現在、その周辺では再開発が進んでいる。
 しかしながら、千手地区にあるビルは朽ち果てたままの姿で残されており、非常に残念である。ぜひ、再開発を進め、誇れるまちを作ってほしい。

回答:市長
 中心市街地の再開発では、表参道スクエアが完成し、旧上野デパートの旧館跡地が平成22年の完成をめざし工事中である。
 再開発の手法は、まず土地の地権者全員が再開発に同意し、組合を組織し、国の補助制度や、県の補助制度を利用して進めていくものである。
 千手地区についても、ようやく準備組合が組織されたので、今後、都市計画の決定がなされ、順調に開発が進めば、平成26・7年ごろには開発できる方向に向かっている。
 千手地区周辺の大手町についても勉強会が開始され、バンバA・B地区においても、再開発に向け動き始めている。

7 仲町通りのにぎわい創出について(参考)

(意見)
 仲町通りに小さい子どもが遊べるような場所を作って、魅力あるまちにしてほしい。
 昔は、いろいろな遊具などがあり、それを楽しみに人が集まった。小さな子どもたちが集まれば、そこに親も集まってくる。人が集まる環境が生まれるので、簡単な仕掛けでいいのでぜひ取り組んでほしい。

8 国旗の掲揚について(参考)

(意見) 
 北京オリンピックの際、日本でも聖火リレーが行われたが、日本国内でありながら振られる旗はほとんどが中国国旗であった。寂しい限りである。
 市役所の屋上に大きな国旗を掲げて啓発すべきである。また、祝日には、オリオン通りに日章旗を掲げてみてはどうか。

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