第6回 城東地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009757  更新日 令和6年3月8日

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開催日時:平成21年2月6日(金曜日)午後7時から午後8時30分
開催場所:城東地域コミュニティセンター
参加人数:22人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.単位自治会への集会所建設について
    2.宇大西地区のまちづくりについて
  • 自由討議
    1.宇大西地区の区画整理について(1)
    2.宇大西地区の区画整理について(2)
    3.交差点の改良について
    4.JR宇都宮駅東口駐輪場への屋根の設置について
    5.LRTの導入について
    6.公園の樹木の管理について
    7.公共施設の利用について
    8.雑草等の処分について
    9.草刈機購入費への補助について
  • 来賓あいさつ
  • 市長謝辞

(注意)意見等の内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 単位自治会への集会所建設について

(意見)
 簗瀬9丁目自治会は、城東地区の一番外れにあるため、城東地域コミュニティセンターまでは徒歩で25分程度かかる。これでは、高齢者にとって不便であるため、単位自治会集会所の建設が必要であると考えている。
 以前、河川敷の土地が空いていたため、集会所を建設できないか市に相談したところ、道路に接続していないので難しいということになった。そこで、地区内には狭いエリアに簗瀬9丁目北公園と簗瀬9丁目南公園があり、ひとつの公園は遊具等もなく、公園としての役割を果たしていないと思われるので、公園内に集会所を建設できないか検討をお願いしたい。

回答:市長
 集会所については、地域活動や災害があった際の避難所として利用されるなど、地域には欠かせないものであるが、都市公園法上、公園には集会所を建設することができない。
 現在、集会所や倉庫を建設する際に費用の一部を補助するための建設費補助制度や、借家等を集会所としている場合に家賃の一部を補助するための家賃補助制度などがあるので、これらの制度を活用いただきたい。また、市としても、地域の皆さんが活用しやすいように、制度の見直しを図っていきたい。
 なお、そのほか市として協力できることがあれば、御相談いただきたい。

2 宇大西地区のまちづくりについて

(意見)
 宇大西地区の区画整理事業については、平成4年ごろに話が持ち上がり、地域内でも話し合いの場が持たれてきたが、国庫補助が受けられないことや減歩率が高いことなどもあって、長い間、着手されずにいる。
 そのような中、市からは「住民の意向は認識しているので、事業の案を市側でつくる。今後はまちづくりに向け、その進め方が課題である。」との説明を受けているが、最初に示される計画案がベースになると思うので、多少の心配がある。
 そこで、計画案の作成にあたっては、できる限り「市民平等の住環境」の考えに極力近づいた案の作成をお願いしたい。また、地域住民にとって負担が重荷とならないような配慮をお願いしたい。

回答:市長
 宇大西地区については、減歩率が約51%という高い数字なので、従来の区画整理事業による手法では、整備が難しい状況である。
 しかし、全国でも同じような状況で整備が進まない地区が多くあることから、道路幅員や公園面積などについて、これまでの基準を緩和した新たな区画整理の手法が国から提言されており、現在、平松本町B地区において、この手法によるまちづくりが検討されている。
 宇大西地区においても、このような新たな整備手法を提案させていただくが、区画整理事業は地域の皆さんの協力がないと一歩も進まないので、地区内でも十分に話し合っていただきたい。

自由討議

1 宇大西地区の区画整理について(1)

(意見)
 宇大西地区には、4メートル以下や行き止まりの道路などがあるほか、下水道も整備されていない。
 区画整理事業に関して地元で検討組織をつくったが、活動していない状態であり、全然方向性も見えてこない。そこで、地区内で話し合った内容を議事録として作成してもらい、それに基づいて市がアドバイスするなどして、もっと、迅速に事業を進めていただきたい。

回答:市長
 事業を迅速に進めるため、たたき台となる案を提案させていただくので、ぜひ皆さんの総意が形成されるよう御協力いただきたい。

後日回答
 宇大西地区のまちづくりについては、懇談会でも説明したとおり、従来の全面改善型の区画整理による整備は難しいことから、国が提言している多様で柔軟なまちづくりの手法等を参考に、新たな手法による整備案を提案したいと考えている。
 現在、同じく長期にわたり未だ事業に着手していない平松本町第三地区において、新たな整備手法によるまちづくりの実現化に向けた調査・研究を実施し、地元のまちづくり組織を通じて住民の皆さんの意向を確認しようとしているところであることから、このような検証結果も参考にしつつ、宇大西地区の皆様に御理解を得られる地区整備の方針を固めていく。
 宇大西地区の皆さんとは、意見交換を十分に図ったうえで整備計画案を作成したいと考えており、平成21年度には平松西まちづくり会を通じて、地区の皆さんとまちづくりの方向性について話し合いを重ねていきたい。
 今後とも、宇大西地区のまちづくりについて、御意見等をいただきたい。

2 宇大西地区の区画整理について(2)(参考)

(意見)
 宇大西地区の区画整理事業については、減歩率が約51パーセントということで、土地を半分も取られたら住めるような土地ではなくなってしまうと思う。
 そこで、土地を平面的ではなく立体的に使ってはどうか。例えば、この地区の100世帯の方が1棟の高層マンションに住めば、多くの土地が残ることになるので、道路整備なども可能になるのではないか。

3 交差点の改良について

(意見)
 市道2693号線(今泉川田線)の北進側の車線は、国道4号線との交差点に矢印式信号機が設置されたことで、朝晩の渋滞が激しくなった。原因としては、交差点付近で2車線から3車線となるが、右折専用レーンが短いために並びきれず、中央にある直進専用レーンまで並んでしまうことで、直進車が詰まってしまうことや、左折する車両も多いため、残りの1レーンも詰まってしまうことなどが挙げられる。
 警察に聞いたところによると、「当該交差点は立体交差になるので、信号を変えることができない」とのことであった。
 この交差点のほかに、平成通りと国道4号線との交差点も立体交差になるそうであるが、いつごろになるのか聞きたい。

回答:市長
 立体交差にする計画はあるが、工事の時期については決定していない。
 なお、平成通りと国道4号線の交差部分については、平成通りの東進側車線に、新たに左折専用レーンを設ける予定である。

4 JR宇都宮駅東口駐輪場への屋根の設置について

(意見)
 JR宇都宮駅東口にある駐輪場は、駅東口の整備にあたり新しくなったが、以前と同様、屋根が設置されていない。担当課に確認したところ、「現在の駐輪場の半分は、3年後に土地を返すので、その後に屋根を設置する。また、宇都宮中央病院側に新たに駐輪場を整備する。」とのことであったが、これまでも利用者が雨に濡れて困っているにもかかわらず、なぜ屋根を設置しなかったのか。

回答:総合政策部長
 現在の駐輪場は暫定的なものであり、今後、宇都宮中央病院側に駐車場と一体となった駐輪場を本格的に整備する予定であるので、その際には屋根を設置していく。
 整備時期については、駅東口の拠点施設に合わせて実施していきたいが、現在、民間の事業化計画が遅れている状況であるので、少しお待ちいただきたい。

5 LRTの導入について

(意見)
LRTについては、清原工業団地の企業のために導入するという話を聞いたが、市民にとって魅力やメリットがあるのか。

回答:市長
 LRTの導入については、来年度以降に皆さんに説明させていただき、御意見を伺っていきたい。

6 公園の樹木の管理について

(意見)
 自宅前の公園から落ち葉が飛んでくるので、以前、市に相談したところ「剪定や草刈りは実施しているが、落ち葉の処理は考えていない。公園愛護会に任せている。」とのことであった。
 今年は、私が公園内の落ち葉を集めたが、落ち葉の処理をしないのであれば、落葉樹ではなく針葉樹を植えるなどの工夫をすべきではないか。また、剪定はするが落ち葉の処理はしないとはどういうことなのか聞きたい。

回答:市長
 公園内の落ち葉の処理ついては、地域の皆さんに清掃などの協力をいただいており、清掃が困難な場合については、枝を剪定するなどして対応している。しかし、今後、公園を整備する際には、落葉樹を植えないなどの対応も必要かと思う。また、既存の公園については、地域の皆さん全員の了解があれば、移植や伐採の対応も可能だと思う。
 現在、市内の多くの地域で公園愛護会という組織をつくってもらい、落ち葉の管理などを自主的に行っていただいているので、そのようなことも検討していただきたい。

7 公共施設の利用について

(意見)
 現在、趣味のためにいろいろな市の施設を使用している。そこで感じていることは、地区市民センターなど小さな施設は比較的自由に利用させてもらえるが、体育館などの大きな施設は利用条件が厳しい。
 施設をキレイにしておきたいのは分かるが、施設は使ってこそ価値があり、故意に汚したり傷つけたりする人はいないと思うので、汚れやキズなどをあまり気にせず、利用させてほしい。

回答:市長
 市の体育館については、壁に穴が開いたり床が傷ついたりしており、施設の利用には一定のルールが必要であると思うので、御理解いただきたい。

8 雑草等の処分について

(意見)
 朝、散歩をしていると、特に城東小学校に隣接する公園予定地付近の歩道に生えている雑草が気になる。私としては、道路などの除草は地域住民の役割だと思っているので、散歩ついでに草むしりをしている。そして、取った草は公園予定地に置いていたが、公園が整備されると草を捨てる場所がなくなってしまう。
 そこで、住民が集めた雑草や落ち葉などについては、まだ整備されていない公園用地などがあれば、穴を掘って埋めさせるなどして、環境に負荷をかけないような処理をしてはどうか。

回答:市長
 例えば高根沢町では、必要な資材は行政で用意し、整備は住民の皆さんがする「道普請」という事業を始めている。 宇都宮市でも、地域の皆さんができることは自主的に活動していただき、市民協働によるまちづくりを進めていきたいので、これからもぜひ、御協力いただきたい。

9 草刈機購入費への補助について

(意見)
 私の地区では公園の除草作業をしているが、市の一斉清掃だけでは足りないので、そのほかに6回除草作業をしている。作業にあたり、去年の夏に3台目の草刈機を購入したが高価なので、市で購入費の補助をしてもらえないか。

回答:市長
リサイクル補助金を活用できるかと思うが、後日、回答したい。

後日回答
 現在、本市において、各自治会を対象とした草刈機などの購入への補助金の制度はない。
 しかしながら、購入された草刈機の用途が、主に公園の除草を行うためと聞いていることから、自治会の皆さんが中心となり活動されている公園愛護会の活動補助金の対象となるものと考えられる。
 団体へ助成する金額としてはわずかで、購入費用の一部としかならないが、この補助金を活用いただきたい。
 公園愛護会は、市内850公園のうち350公園に設立され、各公園で地域の皆さんが熱心な美化活動に励まれており、その皆さんへ活動費の一部を補助させていただく制度であるが、限られた予算の中で、より多くの方を支援していきたいと考えている。
 どうか、制度の趣旨を御理解いただき、今後とも、本市のまちづくりへ御協力いただきたい。

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