第7回 錦地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009747  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成21年11月24日(火曜日)午後6時30分~午後8時
開催場所 錦地域コミュニティセンター
参加人数 49人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見
    1.通学路の交通事情について
    2.集中豪雨時の溢水防止策について
  • 自由討議
    1.御用川の除草について
    2.錦中央公園の東側の緑地帯について
    3.自治会の加入率について
    4.小学校・中学校の案内板設置について
    5.錦中央公園北側の高木の管理について
    6.自治会未加入者に対する自治会長の責任について
    7.都市計画税について
    8.あいさつ運動について
    9.JR宇都宮駅西口の駐輪場について
    10.LRTについて
    11.宇都宮城址公園について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 通学路の交通事情について

(意見)
 宇都宮商業高校南側道路、東西に通じる市道27号線(特に錦小入口から白沢街道まで)の歩道及び車道(自転車通行帯)に狭い場所があり、登下校時の通行に支障をきたしている。特に北側の歩道に通行が集中しているが、電柱が有るため、さらに歩道を狭くし、有効な歩道には感じられない。児童・生徒が安全に通学できるよう、対策を切望する。
 上記通学路に関連して、市道27号線に至る市道916号線と市道917号線においても、道路幅員が狭く、車の往来、登下校の児童・生徒にも危険で、通行には大変不安視している。このことについては、平成13年から何度となく対策を要望しているが、一向に改善されていないように思われる。
 現在の改善進捗状況を示していただきたい。

回答:市長
 市道27号線については、道路幅員が8mあり、現道のまま歩道を拡幅することは難しい。将来、道路の拡幅工事を行い、歩道を整備することが一番良いと思うが、すぐには工事できないと思う。歩道内の電柱については、隣接する民有地の方が敷地内に電柱を移設しても良いと御協力いただければ、民有地に電柱を移設し、歩道幅を確保できるので、ぜひ御協力いただきたい。
 現在、市道27号線と白沢街道との交差部については、交通量が多く、安全な歩行空間がないということだと思う。交差点を改良するために北側の地権者と協議を進めてきたが、承諾をいただいたので、安全対策を講じていきたい。具体的には、信号待ちをする際に、安全に待っていられるような交差点の改良を行いたい。
 市道916号線と市道917号線については、平成17年に要望があり、特に五差路部分が相当狭く、危険だと思う。市としても、測量等を実施したが、地権者の同意がなかなか得られないため、現在に至っている。同意が得られれば、工事等に入れる状況になっているので、御理解いただきたい。
 「通学路」や「交差点注意」、「速度落とせ」等の路面表示や標識の設置は、すぐに道路維持課で検討できるので御要望いただきたい。

2 集中豪雨時の溢水防止策について

(意見)
 集中豪雨の時、陽北中学校西側の側溝が、福田屋宇都宮店の駐車場や陽北中学校の校庭などからの雨水によって、瞬時にして溢れ、道路冠水、近くの家の床下浸水をもたらしている。
 この側溝は、さらに市道27号線(大錦橋通り)を横切って、南方向へ続き、側溝の幅が狭く、広く、狭く、広くと不規則になっている。また、途中の暗渠部分には障害物があり、ごみが引っかかって流れが悪くなり、溢れ出し、道路冠水や一般住宅の車庫や床下が浸水し、大変困っている。
 現在は冠水箇所の一部について、土嚢を側溝の脇に積み、水害の防止にあたっている。
 対策として次の三点を要望する。

  1. 側溝の幅を同一幅に広げ、水の流れを良くするよう改善すること。
  2. 側溝に堆積した土砂を浚渫すること。
  3. 側溝に流れ込んだごみを取り除き、また側溝内の雑草を除去すること。

回答:市長
 陽北水路の側溝整備については、下流より整備を進めてきたが、平成20年に一部地権者の同意が得られないところがあり、工事を中断している。今後も、地権者の理解が得られるよう、協議をしていく。側溝内のごみや雑草の除去、浚渫などについては、年に1回は実施しているが、今後も引き続き行っていきたい。
 溢水防止対策は今後も続けていくので、地域の御協力をお願いしたい。

自由討議

1 御用川の除草について

(意見)
 御用川錦愛護会では、御用川について、錦中央公園から田川との合流地点まで、4か所の緑地の清掃を年4回、芝刈りと草刈りを年3回行っている。
 中央公園のところが傾斜になっており、芝刈機が使えないため、草刈機で行っているが、メンバーが高齢であり、時間が限られている中での作業のため、怪我をしないか不安である。
 御用川の清掃活動は引き続き愛護会が行うので、年3回の芝刈りと草刈りを市にお願いしたい。

回答:市長
 河川愛護活動を活発に行っていただき、心より感謝申し上げる。
 危険箇所の芝刈りや草刈りについては、皆さんが怪我などをしないように、御連絡いただければ、市の方で行いたい。
 草刈りについては、市内の河川や土手の作業箇所が相当数あるため、年1回は市で行っているが、回数を増やすことは難しい。一番良い時期に、草刈りを行うよう努力していきたい。

2 錦中央公園の東側の緑地帯について

(意見)
 当初は、ベンチと街灯(防犯灯)が設置されると思っていたが、いまだに設置されていない。せっかく整備しているのだから、人が通って危険だと思うようではいけないと思う。
 工事が完了したのかは分からないが、今後の整備計画について伺いたい。

回答:市長
 今後の整備については、照明の設置も含め、地域の皆様と協議をしながら、皆様の意向に沿うような整備をしていきたいと思う。河川課に現地を確認させるので、その際に立ち会っていただき、これから協議を進めていく段取りを決めたいと思う。

3 自治会の加入率について

(意見)
 市全体の自治会加入率は、70%台で推移していると思う。今泉九丁目自治会の自治会加入率は、約68%で推移している。当地域では、区画整理事業も完了し、アパートやマンションの建築が年々増加している。アパートやマンションの住人は、ほとんどが自治会に加入しておらず、自治会加入率の低下の要因になっていると思う。
 マンション等の建築確認申請時やごみステーションの設置を申請する際に、窓口の担当者に自治会加入を勧奨していただきたい。すでに窓口で行っているかもしれないが、積極的に徹底して勧奨してほしい。
 また、自治会加入のメリットを、市が提示していくべきではないか。

回答:市長
 自治会は任意の団体であり、加入に強制力はないが、なるべく多くの方に自治会に加入していただき、地域の安全、安心、モラルを一緒につくっていかないと、良い街はつくれないと思う。
 自治会の加入率アップを積極的に展開していくために、5年前に連合自治会と歩調を合わせ、加入率を90%まであげるという目標をたてた。連合自治会に御協力いただき、加入促進特別委員会を組織し、加入促進手引きをつくっていただいた。
 市としては、加入促進活動に弾みをつけていくために、自治会の加入率が高くなった自治会への表彰制度を設けた。加入率90%以上で表彰を受けた自治会は、平成19年度に40自治会あり、平成20年度は18自治会が表彰を受けた。
 集合住宅の加入率を引き上げるために、建築確認済証を交付する際に、自治会加入のお願いをしている。転入者に対しては、自治会加入の手引きや自治会長の紹介をしている。
 自治会加入率を上げるために、これからも皆様の御協力をお願いしたい。

4 小学校・中学校の案内板設置について

(意見)
 陽北中学校、錦小学校、錦地域コミュニティセンターが市の避難所に指定されているが、案内表示板が主な幹線道路にない。市道27号線と白沢街道の交差点の北側角に、かつて、三角柱の表示があったが、いつのまにかなくなってしまった。
 案内表示板は、市が設置するのか、PTAが設置するのか伺いたい。

回答:市長
 学校は地元の方のための施設であって、他の地域の方が来ることはないということから、小学校や中学校の案内板を市で設置したことはないが、PTAや地域の方が、「おらが学校」ということで、例えば周年記念事業として設置したものがあったのではないかと思う。
 白沢街道との交差点にあった看板は古くなり危険なため、撤去したと聞いているが、今回新たに設置するのであれば、設置についてはPTAの方にお願いしたい。

5 錦中央公園北側の高木の管理について

(意見)
 アメリカシロヒトリの駆除について、宇都宮市体育文化振興公社が、春から夏にかけて3回ほど殺虫剤を散布し、害虫の駆除を行っている。しかし、今年は、梅雨明け後に大量に発生し、近隣の方が刺され、通院した。宇都宮市体育文化振興公社に連絡したところ、現場を確認し、害虫が大量に発生した2本の樹木の枝を伐採し、除去してくれた。
 今後の対策として、三点を要望したい。

  1. 虫のつきやすい樹木(桜や柳)に重点的に殺虫剤を散布し駆除にあたってほしい。
  2. 柳の木は、枝が風に揺られて、害虫が広範囲に飛ぶため、根本から伐採してほしい。市体育文化振興公社にお願いしたところ、市の許可がなければ切れないと言われ、予算がないと伐採できないとも言われた。
  3. 高木が21本あるが、大きく成長したため、定期的な剪定をしてほしい。

 回答:市長
 基本的に殺虫剤の散布については、近隣の方から殺虫剤散布に対する苦情がなければ、実施できると思う。
 柳の伐採についても、地域の皆さんの同意があれば、緊急性もあると思うので、市で判断した上で、予算を確保し、伐採したい。地域の同意を得て伐採した前例があると思うので、手法については、後日連絡する。
 高木の定期的な管理については、全市的にローテーションを決めて実施しているので、所管課に改めて確認したうえで、しっかりと管理するよう指示をする。

後日回答
 一点目の害虫の駆除については、現在も害虫の発生しやすい桜や柳を重点的に対応しているが、これらの樹木については、殺虫剤の散布のほかに剪定などを行い駆除に努めていきたい。
 二点目の柳の伐採については、連合自治会やまちづくり協議会などにおいて、地域の意見を集約いただき、地域の同意を得た上で要望をいただければ、伐採したい。
 三点目の高木の剪定については、現在も順次取り組んでいるが、状況に応じ剪定のローテーションを変えるなど、効果的な手法を検討していきたい。
 また、害虫が急に発生した場合には、御連絡いただきたい。

6 自治会未加入者に対する自治会長の責任について

(意見)
 錦地区社会福祉協議会では、年間行事の中に敬老会はもちろんであるが、高齢者へのふれあい給食などを行っており、通知を出している。自治会長に通知の配布をお願いしているが、自治会未加入者への通知もお願いしており、申し訳なく思っている。
 一人暮らしの自治会未加入者に対しては、どこまで自治会長が責任を持つのか、市としての考えを伺いたい。

回答:市長
 難しい問題ではあるが、市からも自治会長にお願いをしたいと思う。うまくいっているシステムなので、これからも自治会長にお願いしていただきたいと思う。

7 都市計画税について

(意見)
 錦地区は良い街になっているが、中には昔から変わっていない場所もある。そういった場所についても、市街化区域ということで、年々都市計画税が高くなっており、税金を納められない状況になることもある。このようなことも考慮し、課税の仕方を検討してもらいたい。

回答:市長
 地方自治体の課税評価については、国の基準評価に基づき決定しているが、課税評価に対する意見として、国に要望していきたいと思う。

8 あいさつ運動について

(意見)
 御用川や田川を散歩しているが、あいさつのできない人が多いと思う。種子島の人は、全員しっかりとあいさつができ、感銘を受けた。宇都宮もあいさつやマナーを教育することが大切ではないか。災害が無いから宇都宮に住んでもらうのではなく、宇都宮の人情が良いから住みたいと思われるようになってほしい。
 市役所の窓口も、最近あいさつができるようになり、良くなってきた。錦地区はあいさつができると言われるようにしたいと思っているので、行政にも頑張ってもらいたい。

回答:市長
 市も庁舎の中であいさつ運動を行ってきたが、これからも全職員が当たり前のようにあいさつできる職員になるようにしていきたい。学校教育についても、学力向上を目指すとともに道徳心を身につけてもらうために、あいさつ、朝食、漢字に計算を全小中学校の合い言葉にしている。
 しかし、一番大切なのは家庭での教育だと思う。市では、食育を通して、家庭の中で子ども達をしっかり育てる環境づくり、親学を進めているが、御意見については、今後の参考とさせていただきたい。

9 JR宇都宮駅西口の駐輪場について

(意見)
 JR宇都宮駅西口の駐輪場は、素晴らしく整備された駐輪場ではあるが、いつも満車で1度も使用したことがない。他にも駐輪場はあるが、買い物をした後、重い物を持って回り込まなくてはいけない。5台分で良いので、短時間利用者のための駐輪スペースを確保してほしい。

回答:市長
 歩道に整備した駐輪場だと思うが、短時間利用者のための工夫を検討し、後日、連絡したい。

後日回答
 JR宇都宮駅西口の歩道上に設置した駐輪場については、買い物客や駅の利用者など、JR宇都宮駅西口における駐輪需要を確保する目的から、本年1月に設置したものである。24時間利用できる電子ラック式駐輪場となっており、4時間まで無料で1日100円となっている。
 この駐輪場は、利便性が高いことから大変好評であり、特に駅に近い場所については、午前10時ごろには満車となることが多くなっているが、無人の管理となっているため、利用者を区別したり、駐輪場所を確保しておくようなことは困難である。
 駅利用者以外の買い物客などに御利用いただける駐輪場についても、今後とも検討していきたい。

10 LRTについて

(意見)
 中心市街地には魅力的な店がないため、LRTを整備してもほとんどの人が乗らないと思っている。駅東には看板があるが、LRTで中心市街地の繁栄が戻ると思っているのかどうかと財政面や今後の市の取組みについて伺いたい。
 また、中心市街地が活性化するための決め手について、どのように考えているか伺いたい。

回答:市長
 ネットワーク型コンパクトシティの中で、大量の人が横軸で移動する交通手段として、LRTや2両連節のバスも良いのではないかと提言してきた。LRTの整備はまだ決定したわけではないし、今後、様々な交通手段について、各地区に説明に伺い、皆様が最適だと思う交通手段を選択したいと思っている。
 また、どのような交通手段を選択しても、財政に影響はない。皆様の御判断で進めていきたいと思っているが、説明については、国の公共事業に対する考え方が示されていないため、LRTの説明会を見送らせてもらった。
 今回の意見については、LRTの説明会ができるようになったときに、その中で詳しく説明し、皆様の御判断をいただきたいと思う。
 中心市街地の活性化については、中心市街地を郊外の店舗のように整備しようと思っても、勝負にならないと思う。大通り、オリオン通り、ユニオン通り、日野町通りを一体とした回遊性のある整備が必要だと思う。定住人口を呼び戻し、恒常的な仕掛けを中心市街地の商店街とつくっていくことが大切だと思う。

11 宇都宮城址公園について(参考)

(意見)
 宇都宮城址公園入口のコンクリートは風情がなく、友人にも観光地として紹介できない。大谷石など、全体として違和感のない素材で造成した方が良かったのではないか。今からでも、コンクリートの表面に大谷石をタイルのように張り付けた方が良いのではないか。

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