第1回 細谷地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009729  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成22年7月30日(金曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 細谷地域コミュニティセンター
参加人数 65人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表者意見 
    1 市道1160号線の道路改良工事について
    2 上下水道局発注の下水道敷設工事にかかわる残土置場について
  • 自由討議
    1 青色回転灯パトロール車の各種許可申請について
    2 子宮頸がん予防接種への公費助成について
    3 市民協働のまちづくりについて
    4 もったいない全国大会について
    5 市立高校の整備について
    6 自治会の加入率について
    7 ごみひとつない日本一きれいなまちについて
    8 セットバック道路について
  • 市長謝辞
    (注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表者意見

1 市道1160号線の道路改良工事について

(意見)
 市道1160号線については、市立上戸祭小学校の東側、かつ長岡街道の西側に位置し、宇都宮環状線と宇都宮北道路に接続する南北の道路である。
 平成18年6月22日開催の細谷地区まちづくり懇談会の自由討議で要望した、上戸祭町地内市道1160号線の道路改良工事の早期実施と現在までの進捗状況等について伺いたい。
 市道1160号線は、宇都宮環状線と宇都宮北道路に接続する道路にもかかわらず、道路が非常に狭く危険な状況が続いているため、当面の対策として、宇都宮中央警察署並びに市建設部に要望し、時間帯交通規制による学童通学路の安全確保、道路の路肩の補修、ガードレールの設置などを行っていただいたことに改めて感謝を申し上げたい。
 しかしながら、当該道路は依然として道路の幅員が狭く、ほぼ従来のままの住宅地の生活道路であり、宇都宮北道路と宇都宮環状線へ直結する道路として、競輪場通り方面や長岡街道からの通過車両の増加が目立ち、近年、危険な道路と化している。
 地域住民からも不安視する声が数多く寄せられ、苦慮をしているところである。現在では道路の拡幅以外、住民の理解が得られない状況となっている。
 これまでに、市道1160号線ほか1路線(市道2640号線)の道路改良工事についての現地測量も実施され、地権者との説明会も再度行われる予定とのことであるが、今後、どのように進めて行くのか。その具体的なスケジュールと現在までの進捗状況についてお聞かせ願うとともに、「細谷地区自治会連合会」・「細谷地域まちづくり協議会常任理事会」の総意として、市道1160号線ほか1路線(市道2640号線)の道路改良工事を早期に着手し、安全で安心な生活住環境を確保していただけるよう再度要望するものである。
 両側歩道で整備するとのことであるが、歩道の幅員を2.5メートル以上にしてほしいと要望している点を確認したい。
 

回答:市長
 平成18年に皆様から御要望をいただき、すぐにガードレールを設置するとともに、警察が時間帯による車の通行制限を行うことにより、通学路の安全対策を行った。平成19年から、道路の拡幅に向けて具体的な計画の検討を進めてきた。
 平成21年10月に関係権利者を対象とした説明会で示した片側歩道の計画案について、警察及び栃木県と協議等を行ってきたが、その後、地元の皆様より片側歩道ではなく、両側歩道の設置の要望があったことから、再度検討し、両側歩道に計画を見直した。
 現在の進捗状況については、現地の路線測量が完了し、道路の詳細な設計を進めているところである。8月下旬ごろに関係権利者の皆様や地域住民の皆様を対象とした説明会及び栃木県警や栃木県との交差点部の協議を再度行う予定である。
 その後の予定については、道路と民有地の境界を確認する用地測量や物件補償、用地買収を行い、工事に着手していくので、皆様には御理解いただきたいと思う。
 歩道の幅員については、土地の買収等もあるが、縁石を含めて、基本は片側2.5メートルで整備する予定である。

2 上下水道局発注の下水道布設工事にかかわる残土置き場について

(意見)
 上下水道局が発注した戸祭地区の下水道工事の請負業者が戸祭第二グリーンヒル北西部、耳鼻咽喉科医院の南西の空き地に、残土を置くようになって、3年程が経過した。
 当初は、柵がなく、ビニールシートで囲んであるだけであり、だれでも入れる状態であった。今は土留めがあるが、当初は土留めも無く、雨が降った時には道路に土砂が流出し、大騒ぎになったこともあった。本年4月下旬には市上下水道局の担当者から、工事期間(平成22年7月末日)が延長されるかも知れないと聞いた。
 どこの自治会でも住みやすさが会則にある。安心して安全で住みよい住宅環境を守ることが自治会の第一の目的であるが、私たちは3年間我慢してきた。
 市の公共工事であり、受託した工事内容については、市と契約書を交わしているはずである。契約の中で、残土についてはどのようになっているのか。契約の中で明らかになっていなければ契約のミスであり、発注者の市にも責任があると思う。ほかの工事現場を見に行ったが、2メートルくらいの柵があり、容易には入れないようになっている。この残土置き場の問題は、契約の不備なのか、契約違反なのか。もし、契約違反だとすれば、経費を戻させるべきではないか。

回答:市長
 皆様には、たいへん御迷惑をおかけした。
 平成18年9月から翌年の3月まで、御指摘のあった請負業者が「配水管布設工事」のため、地権者から賃借し、その後、市の「合流式下水道緊急改善事業」の工事のために、3業者が残土置き場として賃借していた。
 この「合流式下水道緊急改善事業」は、河川に汚水が流れるのを防止し、市民の皆様の衛生環境を確保するために行っているが、街の中になればなるほど残土置き場がなく、今回の場合は近くの土地を借りたということである。
 今後、下水管の布設、老朽管の交換等の際にこのような問題が発生すると思うが、このような問題が発生したときに、周辺の住民の皆様に御迷惑がかからないような技術的な指導を工事の契約の中に盛り込んでいきたいと考えている。
工事が予定どおり進み、現在は工事用の資材を撤去し、残土も更地となってきれいになっているが、このようなことが二度と起きないように努めていきたいと思っている。
 契約の内容については、後日回答させていただきたい。

後日回答
 公共工事の「残土置き場」は、工事の実施にあたり必要な場合があり、市街地や住宅密集地では、そのような土地を確保することが大変難しい状況である。今回の工事の契約内容については、土地賃貸料や管理費などの直接的な経費を市は計上していないが、契約にあたっては、「請負業者は土地の使用について周辺住民の皆様から苦情等が発生しないよう、適正な管理に努めること」となっている。
 このことから、「残土置き場」を使用するにあたっては、周辺住民の皆様への回覧板による周知、また、防塵対策として散水等の処置など、地域の皆様の御理解を得る努力をするよう、請負業者に指導してきた。
 しかしながら、住宅地内での使用にあたっての配慮が一部足りなかった面もあったと認識している。
 今後は御意見を参考にさせていただき、市としてもこのような御指摘が二度とないよう、請負業者に対しても、さらに指導を徹底していく。
 今後も上下水道事業の趣旨を御理解の上、御協力をお願い申し上げる。
 

自由討議

1 青色回転灯パトロール車の各種許可申請について

(意見)
 細谷地区は、宇都宮市及び中央警察署からの要望により、2年前からパトロール車を3台配備し、活動している。この活動が認められ、3年連続でその他の防犯活動を含め、市長及び中央警察署長から優秀活動団体として表彰を受けているが、市からの助成及び支援が充実していないと感じている。
 一点目は、宇都宮市で青色回転灯パトロール車による防犯活動をボランティア的に行っている団体が14団体39台(平成22年5月末現在)あるが、市民への広報がどのようになっているのかがわからない。
 二点目は、経費の問題についてであるが、いろいろと不足している。
 三点目は、中央警察署に道路使用許可を毎月申請することになっており、申請を忘れると道路交通法違反になる。少なくても最低6か月は許可をいただき、一般的な車両とは別にしていただきたい。6月2日の第2回宇都宮市地域防犯ネットワーク連絡会議において、青色回転灯パトロール車についてはかなりの時間審議している。
 このことについては、市長が懸命に対応していただくことにより、宇都宮市に青色回転灯パトロール車が増え、防犯活動が活発になり、子どもたちの安全安心が飛躍すると思う。

回答:市長
 青色回転灯パトロール車については、御自身の車を活用していただいているが、補助については今後検討させていただきたい。
 道路使用許可の期間については、警察から理由を聞かせていただいた上で、市も協力し、6か月あるいは1年間と道路使用許可の期間を長くしていただき、ボランティアの皆様の御負担が軽減できるように、警察に要望していきたい。
 経過については、後日御連絡させていただきたい。
 後日回答
 細谷地区を管轄する宇都宮中央警察署に、平成22年11月19日付で使用許可期限延長に関する市からの依頼文書を提出した。

2 子宮頸がん予防接種への公費助成について

(意見)
 細谷小学校区と上戸祭小学校区の全育成会による地区育成会の全体会議において、子宮頸がん予防接種についての要望が二点あった。
 一点目は、大田原市と足利市では公費助成が始まっているが、宇都宮市ではいつごろから公費助成が受けられるのか。
 二点目は、対象年齢を10歳から14歳までと区切る市町村が多いと思うが、がんのり患率を考慮すると30代くらいまで を対象年齢にした方がよいと思う。予算的に難しいのであれば、高校を卒業する18歳までを対象にしてもらいたい。

回答:市長
 本市としては、国がワクチンの有効性をはっきりと示していないこと、国が補助制度の検討に入ったことなどから、国の判断が示された上で、公費助成について判断していきたい。
 3回のワクチン接種に5万円ほどかかるが、市議会から国に、国がワクチン接種費用を全額補助するように意見書を提出し、市長会でも同様に要望書を提出しているところである。

3 市民協働のまちづくりについて

(意見)
 行政改革も結構であるが、職員が仕事をしないようでは意味がない。自治会長は日々努力をしているので、職員にもしっかり働いてもらいたい。
 また、上戸祭小学校に魅力ある学校づくり地域協議会があるが、平成23年度以降は、魅力ある宇都宮地域ということで全国にアピールし、住んでよかったと思えるまちづくりを目指してもらいたい。

回答:市長
 自治会長様及び各種団体の役員の皆様には感謝申し上げる。行政だけでは、できることには限界があるので、市民協働の社会が今後ますます重要になると考えている。
 職員については、5年前のあいさつ運動から始まり、窓口の改善など、すべての職員が一丸となって、同じ目標に向かってがんばっているところである。自治会やPTAの役員となっている職員もいるが、なるべく地元の活動に参加し、よりよい職員像を目指していく。

4 もったいない全国大会について

(意見)
 もったいない運動全国大会をきっかけに、栃木県のエコリーダーの資格を取得したり、地球温暖化活動防止推進員として活動しているが、今年はもったいない全国大会を中止したと聞き、残念に思っている。
 ぜひ、来年度はもったいない全国大会を開催してほしい。

回答:市長
 もったいない全国大会については、当初から2回で終了し、3回目からは全国のもったいない全国大会を開催したいという都市に譲る予定だったが、景気が悪化したことにより、他の都市も開催できなくなってしまった。
 宇都宮市は、もったいない全国大会を開催していなくても、「もったいないの約束」をつくるなど、取組を拡大する方向で動いている。もったいない運動をさらに広げていきたい。

5 市立高校の整備について

(意見)
 新交通システムを検討しているようだが、LRTなどよりも市立高校をぜひつくってほしい。
 県立東高校に附属中学校ができ、中高一貫教育になった。宇都宮市も、市立の高等学校あるいは中学校の敷地内に高等部をつくり、公立の小中高一貫教育をしてはどうか。

回答:市長
 現在、市内には県立高校が15校ある。ベビーブームで子どもが増加し、県立高校の整備が間に合わなくなったことから、私立高校の整備をお願いした経過があるため、市立高校を整備するのは難しい。
 県が様々な特徴を持った高校を整備しているので、県と連携しながら、教育に力を入れているまちという姿勢は崩さないようにしていく。

6 自治会の加入率について

(意見)
 少子高齢化の時代になり、自治会活動が一層重要になってきている。自治会への加入率が低い地域があると聞いているので、自治会への加入について、市ではどのような取組を行っているのか。

回答:市長
 自治会は、コミュニティを形成するときには、なくてはならないものであるが、宇都宮市全体での自治会加入率は、60パーセント台まで落ちている。そこで、4年前に連合自治会の中に特別委員会を設置していただき、行政と自治会で連携し、加入率を高めようと様々な取組を行っている。
 市が行っている取組として、自治会加入についてのチラシの配布や転入手続きの際に自治会加入についての説明を行っている。また、集合住宅の建築確認申請の際に、入居する方に対して、自治会に加入するよう説明していただくようにお願いしている。最近では、マンション等の建設の際に、自治会長にあいさつに来た際、自治会長に自治会加入のお奨めをお話していただいている。
 このような取組により、マンション入居者が自治会に加入することも増えてきた。
 今後も自治会への加入率が上がるように努力していく。

7 ごみひとつない日本一きれいなまちについて

(意見)
 細谷町には、ごみステーションが60か所あるが、生ごみがカラスや犬、猫に散らかされているのが現状である。マンション等には金網のごみステーションが設置されているが、既存のごみステーションにも金網を設置し、ごみひとつない日本一きれいな宇都宮のまちを目指してほしい。

回答:市長 
 ごみステーションの管理については、自治会の皆様にたいへん御協力いただいている。また、リサイクル推進員の皆様にも「ごみのないまち」、「環境のよいまち」ということに御協力いただき感謝申し上げる。
 平成20年に「みんなでごみのないきれいなまちをつくる条例」を制定し、ごみのポイ捨て、犬のフンの後始末に対し、街の中では罰金をとるようにした。この区域を拡大していく方法もあるが、ごみの減量と同様に市民の皆様の自己啓発により、自主的にポイ捨て等をしないまちになればよいと考えている。
 現在、市には清掃工場が3か所あるが、老朽化が進んでいる。この清掃工場を、これからも長く使用したいと考えており、ごみの量を減らしていくために、プラスチックごみを分別するようにした。
 宇都宮市には、ごみステーションが14,000か所あるが、約8割が道路上にあり、道路上には金網のごみステーションを設置することはできない。協働の地域づくり支援事業補助金を活用していただき、カラスよけネットを購入するなどの対応をお願いしたい。

8 セットバック道路について

(意見)
 住宅を新築する際、道路が狭い場合には、片側2メートル、全幅で4メートルの幅員を確保することにより、建築を許可すると思う。しかし、住宅を建築した後、そこに植木を植えてしまう人がいる。
 行政としてどのように指導しているのか。また、強制力はあるのかを聞きたい。

回答:市長
 家を建築する際、道路が狭い場合には、2メートルセットバックして家を建築し、セットバックした部分を確保することが条件になっているが、この条件を守っていない方がいる。このような状況を放置しておくと、悪い方向に向かってしまうと思う。
 宇都宮市では、建築指導課等がパトロールを行っており、違反者には指摘をしている。また、通報があれば現地を調査し、指摘している。
 強制撤去については、個人の財産のためできないが、強制的な指導ができる可能性はあると思う。税金や給食費の悪質な滞納に対して、行政ではできないといわれていた預貯金の差押えもできるようになったので、研究させていただきたい。

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