第4回 横川地区まちづくり懇談会 開催結果

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ページID1009720  更新日 令和6年3月8日

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開催日時 平成23年9月27日(火曜日)午後6時30分から午後8時
開催場所 横川地区市民センター
参加人数 126人
開催内容

  • 地域代表あいさつ
  • 市長あいさつ
  • 地域代表意見 
    1 自治会への加入促進と会員の退会防止について
    2 「横川地区を誇れるまちに」について
  • 自由討議
    1 災害対策について
    2 農産物に対する安全・安心について
    3 前回のまちづくり懇談会で提言した道路問題の進捗について
    4 下栗地区の道路問題について
    5 田川サイクリングロードと自転車の安全な乗り方について
    6 屋板運動場駐車場の混雑防止について
    7 循環型社会推進について
    8 地域の健康づくりの推進について
  • 市長謝辞

(注意)内容は要約して掲載しています。

地域代表意見

1 自治会への加入促進と会員の退会防止について

(意見)
 自治会はまちづくりの根幹をなす任意組織だと考えている。自治会の活動はまさに「自分たちのまちを自分たちの力でより住みやすくしよう」という自発的な活動だと思っている。ひとり暮らしの高齢者が増えつつある現在、近隣住民とのつながりがとても大切になってきており、自治会の重要性は高まっていると考えている。
 しかしながら、宇都宮市での自治会加入率は、平成23年4月1日現在約69パーセントであり、減少傾向を示している。横川地区でも自治会の加入が少ないことを実感している。また現会員が退会するといったケースもみられる。
 自治会の加入促進・現会員の退会を防止する事が課題であると考えている。
 連合自治会としては自治会加入を促進するため、9月24日に実施した横川子供フェスタにおいて、今年初めて加入促進ブースを設置し、チラシや自主作成した啓発ティッシュの配布で、加入のPRに努めたところである。また11月4日横川ふれあいまつりにおいても、新たに加入促進PRを実施する予定である。さらに魅力ある自治会活動と新規住民への地道な加入を今後とも続けていきたいと考えている。そのほかにも単位自治会では、ひとり暮らしの住民や高齢者に役員の免除や会費の軽減などを個別に実施している。
 横川連合自治会では、今後とも自治会の魅力を高め、横川地区住民が「自治会活動が大切」であることや「加入することが大切」と思えるような取組を考え、実践していきたいと思っている。
 また、集合住宅などの建築主や開発事業者に対し、加入促進への理解・協力を呼びかける方策を考えている。
 これらの点について、市の適切な支援をお願いしたい。

回答:市長
 自治会連合会では、10月・11月を加入強化月間と定め、活動いただいており、自治会加入を促進するための特別委員会も組織していただいている。自治会役員の皆様のそういう姿を見て、プロバスケットボールチームのブッレクスが、自治会への加入や自治会の活動自体に協力できないかということで、自治会連合会と連携していただき、自治会から要請があれば、様々な御協力をさせていただくということになった。
 宇都宮市としては、マンションの開発許可や建築確認申請などの際に、施主や施工業者に自治会への加入をお願いしてきたし、大手企業や大学にも自治会への加入をお願いしている。特に宇都宮市外から来た学生は、実家に住民票を置いていることがあるので、住民票の異動とお住まいの自治会に入っていただけるように、また、自治会役員の皆様には、学生の自治会費の面倒を見ていただきたいというような運動を進めている。
 これからも市が率先して、自治会の加入率を高めて行く取り組みを行っていきたいと思うし、できる限りの御協力を自治会の皆様にもお願いしたいと思う。特に自治会ではできないことがあり、行政にお願いしたいということがあれば、御連絡いただき、市として御協力できることは協力していきたいと思っている。
 宇都宮市にとっても、自治会の加入率は大変危機的な状況と捉えているので、これからもよろしくお願いしたい。

2 横川地区を誇れるまちに」について

(意見)
 横川地区は、東京街道と新4号線が通っており、環状線が南から東に通っている。また、北関東自動車道も通っており、非常に恵まれた商業地帯のインターパークもある。さらに、東から北、西には、29自治会を構成している住宅地があり、この広い地域の中に田川が流れている。また、下栗とさるやまの間には大きな里山があり、開発されてしまうと、20年、30年先はどうしようもなくなってしまうので、ぜひ残しておきたい。
 さらに西側には、田川の淵に大山祗神社があり、宇都宮から約800キロメートル離れた四国の愛媛県からどうして来ているのだろうというようなことがある。歴史の勉強をされる方には、ワクワクするような話ではないかと思う。
 横川という地域には、田川の淵に水源があり、農業の水源にもなっている。また、野鳥の楽園でもあることから、横川という地域は、大変恵まれた環境にあるのではないか。
 このような横川地区のまちづくりについて、地域の住民と行政が一体となって考えていけば、10年、20年先の横川地区はもっと素晴らしくなるのではないかと思っている。横川地区のまちづくりのあるべき姿を描いていきたいと思っている。

回答:市長
 コンパクトシティには、様々なコンパクトシティがあると思う。どこの地区でも同じまちづくりを行ってしまうと、特色が無くなり、結局は住みづらいということになる。
 下栗大塚古墳やインターパーク、宇都宮牛、米の生産農業者が多くいる横川地区については、これからも行政がしっかりと支援し、発展できるようにしていきたいと思う。地元の皆様方には、行政を活用していただき、一方では行政ができないところ、例えば管理や農業を維持していくことなどについて御協力いただきたい。最近では、洋ランも横川地区の名物の一つになってきたので、新しいものも育てるということを忘れずに、一緒に御協力いただきたい。

自由討議

1 災害対策について

(意見)
 婦人防火クラブでは、日頃から防火意識の普及・啓発と消火避難訓練を行い、昨年11月の宇都宮婦人防火クラブ連合会消火競技大会では第1位となった。さらに東日本大震災では、横川中学校の生徒と共に募金活動をした結果、228,075円の寄付金を被災地に送ることができた。
 また、宇都宮市消防団横川分団では、地域の消火活動の最前線として日々訓練し、宇都宮市消防操法大会では、小型ポンプ操法の部で昨年1位、今年3位になるなど毎年上位の成績を収めている。婦人防火クラブや横川分団をはじめとして、地域団体で構成する横川地区防災会では、毎年防災訓練を実施し、今年も8月28日に行った。防災訓練では消火訓練、応急救護訓練、情報伝達訓練、はしご車体験等に加え、今年は起震車体験などを行うなど、災害に備えるための知識・技術の向上に努めている。
 このような状況の中、横川地区としては、災害として洪水の発生が想定される。市は、平成19年に洪水ハザードマップを作成し、横川地区においては、田川の氾濫を想定した被害予想エリアを示している。これによると、流域での6時間の雨量が163ミリメートルの場合、横川地区において浸水が発生すると想定されている。今後とも、地域全体で引き続き防災訓練や各種団体の活動を通じて、防災意識の向上に努めたいと考えている。
 市には、ハザードマップをもっと住民に周知し、浸水の時にはどう対応すべきか示してもらいたいと思う。東日本大震災のように想定外の災害が発生したこともあり、田川の現地調査をしながら、土手の危険箇所を実際に調べるなど、最近のゲリラ豪雨等への対応も含めて、現在のハザードマップの見直しが必要かどうか、また、今回の大震災を踏まえた避難誘導や避難者支援の方法についても教えてもらいたい。さらに、災害が発生したときには、地域が的確に行動できるよう、迅速な情報の提供をお願いしたい。

回答:市長
 宇都宮市では、鬼怒川、田川、姿川の洪水ハザードマップを平成18年度に作成し、エリア内の全戸に配布した。現在も、各地区市民センターに用意してあるので、見当たらないという方は、ぜひ地区市民センターで受け取っていただきたい。また、ハザードマップの中には、災害時の心構えや防災教育などについて掲載されているので、防災教室を実施するときには、是非御活用いただきたい。洪水ハザードマップの見直しについては、ハザードマップは国の水防法に基づき、100年に一度起こる大雨、大洪水に備えて作成したものであるので、今後も現在のものを使っていきたいと考えている。
 次に、田川については、田川の管理は県の所管になり、県が月2回ほど巡回し、異常がないか随時調査を行っている。現在のところ、3月11日以降、田川に異常はないとの報告を県からいただいていることを御報告させていただく。
 また、地震発生時には、強い揺れが治まってから建物の外に避難し、身の安全を確認してから、家屋の被害について確認していただきたい。もし、家屋に被害があった場合には、最寄りの避難所に避難していただきたい。横川地区は、小中学校及び横川地区市民センター、サンアビリティが避難所となっているので、避難にあたっては避難所を利用していただきたいと思う。避難経路が危険な状況にある場合には、市職員のほか消防、警察等の関係機関が、市民が安全に避難できるよう誘導をすることになっているので、そうした方々の力を借りていただき、どこが安全かということも確認をしていただきたいと思う。
 また、避難所への支援については、サンアビリティにも14か所の備蓄倉庫から救援物資を常に搬送できるような体制を取っている。3月11日の震災で、福島県から多くの方が避難して来たが、そうした方々のケアについては、各避難所に日中は最寄りの地区市民センター等から職員が応援部隊として入り、夜については24時間体制を維持するために、市の職員が輪番制を取り、交代でお世話をした。食料などの物資については、常に不足が無いように対応したので、今後、水害や地震等があったときにもしっかりと対応できるように、職員をはじめ、警察、消防、自衛隊などと災害対策連絡協議会を中心に対応していきたいと考えている。今回、地元の自治会の皆様、自主防災会、婦人防火クラブの皆様方から炊出しなどに御協力いただき、厚くお礼を申し上げたい。
 今後の広報の手段については、広報車をすぐに巡回させることと、ホームページですぐに情報が見られるようにしていきたいと考えているが、停電するとパソコンは電気が回復するまで全くあてにならないので、広報車の巡回等でしっかりと対応していきたい。今年の4月からは、新たに栃木テレビのデータ放送を活用し、市の情報を災害時に流すようにしているので、いざという時にはラジオや栃木テレビなどをぜひ御利用いただきたい。携帯電話のエリアメールについても、市として新たに用意していきたいと考えている。また、停電時にも必ず連絡が取れるように、各地区市民センターや公共施設に、新しくMCA無線を配置することも考えている。
 どんな災害が起こるか分からないようなであるので、あらゆる角度から精査をして、市の防災計画の見直しも図っていく。

2 農産物に対する安全・安心について

(意見)
 東日本大震災に伴う原子力発電所からの放射能問題については、農産物への影響や風評被害など農業関係者にとって重大な関心事になっている。県内の農産物、畜産物が一時的ではあるが、出荷停止となったことは記憶に新しいところである。市内でも農産物、畜産物等に対する風評被害が記事となり、多くの関係者に心を痛めさせたことと思う。現在そしてこれからも食に対する安全安心を確保することが最大の願いとなっている。
 農産物に対し、愛情をもって最大限の努力をし、おいしくて安心安全な作物を作っていくので、丹精込めて作った農産物が、これまでどおり安心して皆様方の食卓に上れるように検討を進めてもらいたい。

回答:市長
 市としては、市民の皆様に安心感を持っていただけるように、努力しているところである。
 農産物、特に野菜等に関しては、すでに県を中心にモニタリング調査等も行っており、市場に流通している農産物は全く心配がない。宇都宮牛をはじめとする牛肉についても、稲わらの調査をはじめ、全頭検査を行う体制が整い、すでに調査をしており、数値は基準値以下ということで心配はない。お米については、土壌調査に加え、8月25日に玄米の段階で予備調査を行い、本調査でもすべて心配ないということになったので、農家の皆様には自信を持って出荷していただきたいと思う。
 宇都宮市としては、市民の皆様に安心感をもっていただけるように、学校給食の食材についても検査をすることにした。それにあわせて、県も検査を実施するということを表明し、2重3重の対策を取っているので、安心していただきたいと思う。
 また、4月の中頃から、宇都宮市の農産物畜産物安全安心キャンペーンを26回実施し、安全宣言を行ってきた。御提案をいただければ、JAと連携をとりながら進めていきたいと思う。

3 前回のまちづくり懇談会で提言した道路問題の進捗について

(意見)
 前回(平成18年)のまちづくり懇談会で、横川地区まちづくり協議会が幹線道路網の整備について提言した。以降、平成20年には西原立体の整備が完了したことで陽南通りが延伸し、上三川街道、砂田街道にアクセスするなど、道路環境が改善されたことは地域として大変歓迎している。
 しかし、インターパーク地区の発展に伴う渋滞をはじめとする道路問題について前回提言したが、なかなか改善が見られないのが現状である。また、通学路の安全安心を確保する上で重要な歩道整備も継続していく必要があると考えている。
 インターパーク地区は、国道新4号線や宇都宮環状線と接しており、当地区からダイレクトで北関東自動車道路に接続するなど、交通アクセスに大変恵まれている。この立地条件を生かし、生産、物流業務、商業等が集積し、良好な居住環境を有する住宅とも調和した環境となっている。
 今後、住宅・商業等の整備が進むにつれて、交通問題の比重が高まってくるので、道路の整備は必要となるのではないか。
 地域としては、宇都宮南交通安全協会横川支部が横川地区防犯協会と協力しながら、引き続き通学路の安全点検や見守りを継続している。前回まちづくり懇談会で提言した市道1779号線(旧上三川街道)と市道465号線(むつみ通り、先端の一端が横川中学校前通り)、市道1393号線(上三川街道から下栗2丁目に行っている道路)のこれまでの整備状況と今後の整備について伺いたい。
 また、市道465号線(むつみ通り)については、横川中学校から東に向かう歩道の整備をお願いしたい。
 インターパーク地域では、現在も渋滞問題が発生している。インターパークみどり公園西側から上三川街道に接続する道路やインターチェンジ南側の市道5541号線は、現在整備中であるが、一日も早く通行できるようにするなど、今後の住宅・商業等の整備に伴う交通問題の高まりに対応するためにも、早期の道路の整備をお願いしたい。

回答:市長
(1)市道1779号線について
 市道1779号線については、地域の意見がまとまらず、整備と払い下げという2つの方向性があり、方向性が決まらないと進めることができないため、休止状態となっている。市としても、できる限り中に入っての調整を考えている。
(2)市道465号線について
 市道465号線(横川中学校の南を通る道)については、横川中学校の角から暁橋の所まで整備が完了していると思う。そこから先の真岡線までの部分については、現在のところ整備する予定はないが、予算等を確保次第、進めていきたいと考えている。
(3)市道1393号線について
 市道1393号線の歩道整理については、既存の道路の幅員が広い箇所があるので、側線を付けるなどで対応していきたい。市道467号線と市道1168号線の拡幅事業が完了してから、市道1393号線の整備については、御意見をいただきたい。
(4)インターパークみどり公園
 インターパークみどり公園の所については、現在、用地の取得を進めているところであり、用地を取得できた所から順次工事を進めている。上三川街道に接続するまでの区間の用地取得については、今年中には完了できるということなので、工事を進めていきたいと思う。今年は72メートル工事を実施したが、渋滞がひどいので来年度実施する予定だった140メートルについても、今年着工したいと考えている。
 市道5541号線については、県道雀宮線と真岡線との交差点の協議を警察と進めているところである。

4 下栗地区の道路問題について

(意見)
 現在整備中の新平成通り(ミツトヨから東高校の間)に下栗バス停が移設される予定である。新平成通りの整備完了に伴い、中央分離帯が設置された片側2車線の道路になるということで、バス利用者の横断事故が懸念される。横断歩道と信号機の設置を是非ともお願いしたい。
 また、新平成通り完成に伴い中央分離帯が設置されることで、当然車両進入ルートの大幅な変更が余儀なくされる。右折専用レーンが設置されると聞いているが、住民の生活圏への進入ルートが変更され、通学路の通行量増加が予想され、いままで以上に安全が脅かされると思う。車両や児童はじめ地区住民にやさしい総合的な安全対策を是非とも図っていただきたい。
 さらに、下栗大塚通りの路側帯に歩行者・自転車・自動車区分の路面表示をお願いしたい。
 また、下栗1丁目自治会区域内にある下平くすのき公園周辺には路上駐車が多く見られるようになった。朝夕には幹線道路からの進入も増え、登下校の児童にとっても危険な状態になっている。歩行者、自転車、自動車が各々安心して共存できるような交通対策が早急に必要である。
 地域としても、関係機関への情報提供などの協力を惜しまないし、児童の安全確保はもちろん、地区住民の安全確保に積極的に取り組んでいくので、関係機関には路上駐車の取り締まりや巡回指導の定期化など、通学路の安全確保、地区住民の安全確保への強力な支援をお願いしたい。

回答:市長
 新平成通りは県道になるので、県の所管になっており、県の説明会が何回かあったと思う。横断歩道や信号機の設置については、県警の所管になるので、御要望については、市から県警にお願いしていきたいと考えている。
 路面の表示や標識の設置については、地元の皆様や警察と協議を図りながら、対応していきたいと考えている。
 大きな道路なので、県や警察と連携を取るのはあたり前であるが、市としても道路等の異常等をしっかりと把握できるようにパトロール等を行いたいと思う。

5 田川サイクリングロードと自転車の安全な乗り方について

(意見)
 横川地区には、自転車歩行者専用道路として整備された田川サイクリングロードがあり、自転車を活用した交通路が形成されている。また、田川フラワーロードクラブと田川コスモスロード愛護会の2つの河川愛護団体がそれぞれ花を植えるなど、一所懸命に活動しており、地域住民の散歩などの憩いの場所として定着している。
 しかし、最近では、自転車の高機能化に伴い、スピードを出して走る自転車もある。乳幼児を背負った母親や高齢者の散歩で、身の危険を感じることも起こっている。
 一方、「自転車のまち宇都宮」として、宇都宮市では10月から横川地区市民センターに「自転車の駅」を設置する予定と聞いている。自転車は身近な交通手段であり、環境にやさしく、また健康増進にもつながりますので、大変良い乗り物だと思う。自転車と歩行者、自動車の3者がそれぞれ安全で快適な環境整備が必要と考える。
 そこで、横川地区における「自転車のまち」をどのように進めているのか伺いたい。また、自転車が安全に走れる道路整備や歩行者への安全管理に対処するような啓発看板を設置するなど、サイクリングロードの整備強化をしてほしい。
 最後に、自転車の安全な走行を啓発し、歩行者、特に子供や高齢者に配慮したマナーアップを図ってほしい。

回答:市長
 市では、宇都宮駅西口にサイクルステーションを設置したり、地区市民センターのほか、インターパークの中にあるコンビニエンスストアにも御協力いただき、「自転車の駅」を設置した。「自転車の駅」では、簡単な自転車の修理や休憩等ができるが、大切なことは、これからどういうような「自転車のまち」にしていくのかということである。特に自然が豊かな宇都宮、横川地区を中心として南部地区でも活性化が図れるように自転車を活用していただきたいと考えている。そのためには、宇都宮百景にも登録されているが、コスモスロード、田川サイクリングロードを活用していきたいと考えている。
 安全面については、歩行者と自転車が共存できるように、路面表示が必要な箇所は路面表示を行っていきたいと思うし、啓発看板も設置しているが、なにか効果的なものを御提案いただければ対応したいと思う。
 子どもの自転車の乗り方に関しては、各小学校で自転車教室を行い、自転車の免許を交付する免許制度を実施している。
 また、ブリッツェンの選手の皆様に交通安全教室等を実施していただいているので、ぜひ横川地区でも実施していただき、高齢者の安全教室につなげていただければと思う。ブリッツェンは地元に根付いた、宇都宮という呼称を付けたチームなので、市ともどもぜひ活用していただきたいと思う。

6 屋板運動場駐車場の混雑防止について

(意見)
 横川地区体育協会では、年間を通じて屋板運動場サンアビリティを利用している。屋板運動場の平成22年度の利用者は、年間181,400人ぐらいということで、月に換算すれば1月15,000人、一日に換算すれば500人くらいと多くの方が利用している。
 そのような状況において、実際に現在使える駐車場は、身体障がい者用は別として、302台分しかない。弓道場を貸切れば140台分借りられるが、非常に少ない状況である。1日1,000人から2,000人という多くの利用者がおり、スポーツ大会やイベント、練習会など、特に休日に駐車場が混雑し、駐車できないということで、付近の道路への路上駐車が多く発生しており、車の移動を連絡しているが歩行者の通行の妨げになっているし、付近からの苦情もある。
 横川地区体育協会で言えば、地区主催の各種大会はもちろん、横川地区体育祭では事前に乗合を進め、地元消防横川分団に車両誘導にあたっていただいているが、非常に苦労している状況である。
 駐車場の混雑が予想される場合、利用する各種団体に誘導員を配置してもらいたいと思うので、検討をお願いしたい。また、混雑が予想される場合、各種大会の主催団体に対して、乗合での参加を進めていただきたいと思う。
 横川地区体育協会では、実際に自分たちで行っているが、ほかの団体にはなかなか言えないので、よろしくお願いしたいと思う。
 さらに、駐車場の拡大について、将来的にも検討をお願いしたいと思う。また、大きなイベントや大会等が入った場合には、利用の制限も必要なのではないかと感じているので、このことについても、検討をお願いしたい。

回答:市長
 宇都宮市の屋板運動場をはじめ、体育施設の多くは、指定管理者として、財団法人宇都宮市体育文化振興公社が管理している。大きな大会を開催する場合には、公社の方から主催者に必ず駐車場の誘導員を配置するようにお願いをしており、乗合についても、予約の段階から主催者にお願いしている。
 駐車場の土地の取得については、現時点ではなかなか難しい状況なので、乗合や自転車などを活用していただければと思う。
 今後も地元の皆様に御迷惑がかからないように、強化していきたいと考えている。これからも御提案を頂き、公社でしっかりと管理を進めていきたいと思う。

7 循環型社会推進について

(意見)
 横川地区リサイクル推進協議会は、全自治会長と市から委嘱をされたリサイクル推進委員で構成されており、地域の環境美化やリサイクルの啓発活動に取り組んでいる。環境美化活動については、自治会単位の地域清掃活動等、年2回の重点地区パトロール撤去作業等を実施している。重点地区監視パトロールについては、JRの高架下への不法投棄があるため、JR東日本都市開発の職員に参加いただいている。
 また、「横川ふれあいまつり」で分別パネル展示を行い、リサイクルなどの啓発事業を展開しており、リサイクル推進委員及び自治会長は、全4回の研修会を通じ、リサイクルに対する理解を深めているところである。
 ごみステーションの問題について伺いたいが、生活に密着しているのでよろしくお願いしたいと思う。
 研修会や総会で、集合住宅からのごみの排出の問題について度々質問が出る。外国人が居住する住宅やごみ分別のルールを守らずにごみを排出している集合住宅により、適正な管理ができないごみステーションが多く見受けられる。これらに対する市の取組について伺いたいと思う。
 次に、ごみステーションを持たない集合住宅が、自治会管理のごみステーションにごみを分別せずに出しているため、大変迷惑を受けているところである。大半の集合住宅が自治会に加入していないため、自治会で対応することが難しくなっている。
 川田町の例では、ごみステーション近くの集合住宅からルール違反のごみが排出され、なるべく自治会で清掃してきたが、今年の6月に町内では対応ができず、3丁目のリサイクル推進委員とごみステーションの利用者を含め、総勢15名で清掃活動を行った。このことから、この集合住宅にごみステーションの設置等の指導を市の方にお願いしたが、現在まで未解決のままである。
 市には、従来どおりの不動産などの管理会社にパンフレットを配布するだけではなく、集合住宅への巡回パトロールの指導を強化するとともに、ごみステーションの設置推進を強化していただきたい。

回答:市長
 市としては、ごみステーションが設置されていない集合住宅にはごみステーションの設置のお願いしており、また、不動産管理業者を年2回集め、適正なごみの処理とごみステーションの管理について、お願いしている。
 違法的なごみの排出やルール、マナーを守れない方のところに、地元の方が行くのは難しいと思うので、場所等が分かれば、市で指導させていただくので、遠慮なく言っていただきたいと思う。
 また外国の方については、外国の方が転入手続きに訪れた際に、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、タイ語の5つの翻訳をつくり、ごみステーションの正しい利用の仕方、ごみの出し方を啓発している。

8 地域の健康づくりの推進について

(意見)
 横川地区健康づくり推進連絡協議会では、健康で明るい地域づくりのため、運動、食事(食育)などの重要性を地域に普及しようと、健康体操、ウォーキング、料理教室などを実施している。24日に行われた「横川こどもフェスタ」では、横川地区青少年育成会とともに、40メートルを超える長いのりまきづくりを通して、地域の子ども達に食育の大切さをPRしている。
 また、地域のお祭り「横川ふれあいまつり」においては、「健康」という切り口で、横川スポーツクラブ、地域包括支援センターなどと連携して、PR活動等も行っている。スポーツの祭典でも関係団体と連携し、参加者の健康づくりにかかわっている。
 介護活動を促進し、取り組みを拡大させて健康づくりの普及を推進するためには、会員を増やし、さらに地域の方に活動してもらうことが重要であると考えているが、当協議会の会員となるためには、宇都宮市健康増進課主催の健康づくり推進員養成講座の受講終了が条件となっている。会員の増加を図るために、養成講座を実施する会場を地域の持ち回りにすることによって、身近な場所で受講できるような支援をお願いしたい。

回答:市長
 養成講座を今泉地区と陽東地区の2か所で開催したが、本当に好評である。健康づくり活動を横川地区で行っていただけるということは、本当にうれしいことだと思うので、各地区で開催ができるように、市内全域で養成講座が受けられるような環境をつくっていきたいと思う。
 また、健康づくり実践活動一覧を各地区市民センター等でも配布し、このような活動を行っているということを、市民の皆様にしっかりと情報提供できるように強化していきたいと思う。
 このような活動を各地区で実施していただけると、市民の健康づくりが広がっていくと思うので、よろしくお願いしたい。

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