------------------------------------------------------------ 表紙 ------------------------------------------------------------ 宇都宮の生活情報満載の行政情報誌 広報うつのみや1 平成26年 (2014年) ナンバー1653 走れば愉快だ宇都宮 今月の表紙 宇都宮マラソン大会 一度走ってみませんか。 秋色をまとった、色とりどりの並木道。 ゴールで待っている、アツアツお鍋。 チャレンジしている瞬間は苦しいけれど、 全力出したその先に、もっと大きな 自分に会える。 みんなのエールを力にかえて、 風と一緒に、愉快に駆ける。 さすがランの街、宇都宮です。 特集 健康 宇都宮ビジョン わが家の防災 宇都宮市 ホームページ http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp コールセンター「おしえて宮」 電話 028-632-2222 表2 -------------------------------------------------------- 目次 -------------------------------------------------------- 1 まち紀行・はつらつ宮っこ 2 特集1 宇都宮ビジョン 6 特集2 わが家の防災 10 健康・福祉・国保・年金 15 地域包括支援センター 16 子ども 20 住まい・環境・安全・交通 24 JR宇都宮駅東口の一般車乗降場 広報うつのみやプラス 健康 25 財政状況 26 暮らし 30 税・産業・雇用 34 狭あい道路 35 文化・教養・スポーツ 38 相談窓口 42 食丸くんの食卓 43 にぎわい・乗ってみ〜や 44 施設のイベント 48 日程情報・カレンダー 人のうごき 平成25年12月1日現在 人口 総数 516,459人 (+74人) 男  257,080人 (+50人) 女  259,379人 (+24人) 転入 1,111人 転出 1,045人 出生 374人 死亡 366人 世帯 218,407(+138人) 上記の人口・世帯数は、平成22年国勢調査人口を基礎とし、その後の住民基本台帳による異動数(出生・死亡・転入・転出者数)を加減したものです。 問い合わせ 政策審議室 電話 632-2124 -------------------------------------------------------- 今月の表紙 宇都宮マラソン大会 -------------------------------------------------------- 11月17日に、清原工業団地周辺道路を会場に、宇都宮マラソン大会を開催しました。3・5キロメートル、クオーター・ハーフマラソンや親子マラソンなど、約6,300人の市民ランナーが紅葉した並木道を駆け抜けました。また、ゲストランナーの市橋有里さん(シドニー五輪出場マラソン選手)によるトークショーや「鬼怒の船頭鍋」の無料提供なども行われ、会場は大いににぎわいました。 -------------------------------------------------------- ミヤリー イベント日記 -------------------------------------------------------- 11月23日に篠井小学校が開催した「かさまつ祭」に行ってきたよ。食丸くんも一緒に、みんなで楽しく餅つきしたんだ。とってもおいしそうだったから、ミヤリー、思わずつまみ食いしちゃった。校庭の立派な「笠松」を見ながら食べるお餅は、特別おいしかった。篠井小学校のみんな、また来年も一緒にお餅つこうね! 1ページ -------------------------------------------------------- まち紀行 馬場町(ばばちょう) 現在の馬場通り1丁目辺り -------------------------------------------------------- 古いまちの呼び名とこぼれ話を紹介します 馬場町自治会 会長 福上 孝仁さん この付近は、古くから二荒山神社の門前町として開けたところで、馬場先(ばばさき)(乗ってきた馬を止める所)であったことから、この町名が付いたといわれます。 馬場町は二荒山神社との縁が深く、第一番神祇(じんぎ)町という大変名誉な役割を担っており、祭礼の際には町内から護衛の役員を何人も出せていましたが、現在では住民が少なく、十分な役割を果たせていないのが残念です。 そんな馬場町ですが、かつては仲見世や映画館があり、「宮さ行くべ=バンバの仲見世に行こう」や「泣く子も笑うバンぶら」という言葉が生まれるほど人々が集い、宇都宮一・二を争うにぎわいを見せていました。 バンバ広場で行った人気音楽バンドの演奏会では、演奏中止になるほどたくさんの人が集まりました。また、町内を周回する競歩大会では、市民の他、自衛隊の参加もありました。今以上に、まちなかで行われるイベントの注目は高かったのだろうと思います。 現在も、商業のまちとして各店舗とも工夫を凝らして営業していますが、各店主同士の絆が深まり、商店街一丸となった、活気ある馬場町を取り戻していきたいと思っています。 -------------------------------------------------------- はつらつ宮っこ 今、輝いている市民 -------------------------------------------------------- 諦めないことが大事 夢は世界へ レーシングドライバー 山本 尚貴さん 「うれしさと同時に周りの期待に応えられた安堵(あんど)感がありました」と話すレーシングドライバーの山本尚貴さん。昨年11月に行われた日本最高峰の自動車レース、「スーパーフォーミュラ」最終第7戦(2レース)で1位と3位を獲得し、見事、シリーズチャンピオンに輝きました。「自分一人の頑張りでは勝てない世界。チームを始め、たくさんのスタッフ、そして結果を出せない時でも支え続けてくれたファンの皆さん、みんなで勝ち取ったチャンピオンです」と振り返ります。 自動車レースが好きだったお父さんの影響で、6歳の時に初めてゴーカートに乗ったことがレーシングドライバーを目指すきっかけでした。「車が好きなことと、たくさんの夢や思いを乗せて走ることが魅力」と笑顔の山本さん。 日々のレースについて、「うまくいかないことの方が多いですが、どれだけ諦めないでできるかが大事です」と力強く話します。また、「モータースポーツから多くのことを学びました。その経験が少しでも役立てば」と、子どもたちにモータースポーツを通して人間力の大切さを伝える活動も行っています。 平成23年には宇都宮愉快市民にも就任した山本さん。「いい時も悪いときも温かく見守ってくださった宇都宮市民の皆さんに感謝しています。市民の意地を見せ、今後は世界で戦える選手になりたいです」と、たくさんの人の思いを乗せて世界を目指します。 2ページ ------------------------------------------------------------ 新春特集 宇都宮ビジョン ------------------------------------------------------------ あけましておめでとうございます。 新年の市長室では、将来にわたり活力ある発展が続く新たな成熟都市の実現に向けて、市長と市のマスコットキャラクターのミヤリーが、宇都宮のまちづくりについて対談しています。その内容を皆さんにご紹介します。 宇都宮の幸せ力・ブランド力・底力アップ あけましておめでとうミヤリー。今年はどういう1年にしたいと思っていますか。 昨年のゆるきゃらグランプリで29位だったから、今年はもっと人気者になれるように頑張りたいな。 ずいぶん意欲的ですね。でも目標を持つことはとってもいいことですよ。私は心豊かに健康でいられるように適度な運動を心掛けたいと思っています。 ところで、私たち一人ひとりに目標があるように、市にもまちづくりの目標があることは知っていますか。 市に目標があるの? そうです。今後、市の人口は、減少していくことが予想されていますが、子どもや働く人は減り、高齢者の割合が増え続ける見込みです。このような、これまでだれも経験したことがない社会においても、みんなが幸せに安全で安心して暮らせるまちを目指しています。 そして、市では、「みんなが幸せに暮らせるまち」「みんなに選ばれるまち」「持続的に発展できるまち」という3つのまちづくりの目標を立てていますよ。 ふーん、どうやってその目標を達成するの? 市には、「総合計画」という計画があり、昨年3月に新しい計画を作りました。 この計画には、今後5年間のいろいろな取り組みがあり、それらを進めることで、目標の達成を目指しています。 そうかぁ。でもミヤリー人気者で忙しいし、毎日新しいことが多くて、5年は遠い未来な気がする。 刻々と社会は変化していきますが、それを少しでも予測して、みんながキラキラ輝いている宇都宮になるよう、目標がどれくらい達成されたのかチェックして、計画を見直していきます。 なるほどね。大きな目標に向かって中くらいの期間の計画を立てて、毎年やることを見直してるんだね。ちなみに、市長が特に取り組みたいことは何? 市には、子育てしやすく高齢者が元気に暮らせるまちづくりや、地球に優しい環境づくり、次の世代を築く人材を育てていくなど、多くのまちづくりの課題があります。 それらの課題に対応できるよう、10の戦略プロジェクトを定めています。そして、人口が減少する社会においても宇都宮がいつまでも発展していけるよう、みんなが集う拠点とそれらをバスやLRTなどで結ぶ「ネットワーク型コンパクトシティ」を造っていきたいです。 ミヤリーも聞いたことがある。星と星をつないでできる星座のように、それぞれの特徴や機能を持ったまちや、生活の場所を公共交通などでつないだ行き来しやすいまちのことだよね。 よく知っていますね。でも、まちづくりは、市だけで行えるものではありません。市民や事業者などと連携しながら進めていく必要があります。 また、市内大学の学生からは「まちづくり提案」をもらっていますよ。将来の宇都宮を担う若い人たちが、日ごろ学校で学んだり研究したりしたことをもとに、自分たちの暮らすまちについて、積極的に提案してくれるのはありがたいことです。 ミヤリーも学生たちに会ってみてはどうですか。今後の活動のヒントをもらえるかもしれませんよ。 (今後の活動のヒント・・・ふむふむ、ミヤリーのことを好きそうな学生さんたちに直接お話聞いてみるのもいいかも)分かった。ミヤリーも勉強してみるね。 まちづくりの重点課題 1 子育て支援の充実 2 高齢者の生活の質の向上 3 安全で安心な生活環境の創出 4 環境調和型社会の構築 5 総合的な交通体系の確立 6 魅力ある拠点の創造 7 都市の個性づくりと発信 8 次代を築く人材の育成 9 産業力の強化 10 地域が主体となったまちづくり まちづくりの戦略的ターゲット(将来のまちの状態) 幸せ力アップ戦略プラン 1 子どもたちの「笑顔の輪」拡大プロジェクト 2 からだ元気 こころ豊かに 健康長寿応援プロジェクト 3 「安全社会・安心生活」創出プロジェクト 4 ひとや自然にやさしい「環境都市」実現プロジェクト 5 まちの骨格となる交通体系確立プロジェクト みんなが幸せに暮らせるまち ブランド力アップ戦略プラン 6 50万都市の中枢機能・交流機能強化、活力向上プロジェクト 7 都市ブランド確立・アピールプロジェクト みんなに選ばれるまち 底力アップ戦略プラン 8 高い志を持って、未来へ羽ばたく「宮っ子スピリット」養成プロジェクト 9 産業力底上げ「未来産業創造」プロジェクト 10 みんなでつくる「大好き地域」実践プロジェクト 持続的に発展できるまち 都市空間の姿 ネットワーク型コンパクトシティ(連携・集約型都市) 4ページ ------------------------------------------------------------ 学生たちが考える宇都宮ビジョン ------------------------------------------------------------ 今回、ミヤリーは、「暮らしキラキラ☆未来も愉快(ゆかい)」をテーマに、市内大学の学生がまちづくりについて提案する「大学生によるまちづくり提案発表会2013」で1位に輝いた「まちづくりに貢献して愉快ポイントを貯めよう」を提案した「宇都宮共和大学高丸ゼミ」の田子冬美さんと、2012年のまちづくり提案をもとに、研究室で独自に取り組みを発展させた「震災がれき大谷石の再利用による休憩所」で、見事グッドデザイン賞を受賞した「宇都宮大学大学院安森亮雄研究室」の福田聖也さんの2人に、将来の宇都宮のビジョンを聞いてみたよ。 「まちづくりに貢献して愉快ポイントを貯めよう」について教えて 提案のアイディアを出し合っている時に、観光地のスタンプラリーを思い浮かべました。スタンプを集めるために楽しくいろいろな場所を巡る、これを市民の活動に置き換えてみてはどうだろう。そこで、みんなで考え付いたのが愉快ポイントでした。 「愉快」「助け合い」「地域課題の解決」に関する活動や取り組みに参加するとポイントが付与されて、しかも貯まったポイントは地域通貨として使えるというものです。貯めても使っても地域の活性化につながるという提案なんですよ。 なるほど。でも、市への提案なのにどうして「助け合い」をポイント付与に入れようと思ったの? どんなに「愉快」なイベントがあっても、市民同士が助け合う住みよいまちでなければ、愉快には過ごせないですよね。一人ひとりが問題意識を持って、自分のできることでお互いに少しずつ協力し合えば社会はずっと暮らしやすくなると思います。例えば道路は行政でしか作れないけれど、道路をきれいに使ったりごみを拾ったりは誰にでもできること。私たち学生だったらイベントにボランティアとして参加する他、保育士の勉強をしていればベビーシッターもできるかも。しかも、そのような活動に楽しみながら参加できるような仕組みがあれば、みんな幸せで地域も経済活動も活性化するのではないでしょうか。 市民がもっと輝いて暮らせる仕組みが田子さんの宇都宮ビジョンなんだね。 田子 冬美さん(宇都宮共和大学) 東日本大震災の時、市外から電車で大学に通っていたため、家に帰れないのではと不安でした。けれどJR宇都宮駅に着くと「○○まで行くので同じ方面の人は同乗できます」という「逆ヒッチハイク」のサインを掲げて走る車を見て、このような状況下でも自分のできることで誰かを助けようとする人の姿に感動し、また、そういう人がいる宇都宮を改めて好きになりました。 5ページ ------------------------------------------------------------ 「震災がれき大谷石の再利用による休憩所」について教えて 昨年度のまちづくり提案で、私たちの研究室は、大谷石の廃材を再利用する仕組みづくりと、その大谷石を利用したまちなみ再生を提案しました。その一環で、大学の構内に、震災がれきの大谷石を150本使用した休憩所を設計・設置したところ、震災の記憶を留めた地元の景観という評価を受け、2013年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動。)を安森亮雄先生と当時のプロジェクトリーダーだった佐原謙介さんが受賞しました。 どうして大谷石、しかもがれきに注目したの? 震災時、県内で約9万トンもの大谷石のがれきが出ました。これらは、大半が粉砕処理されてしまいます。そこで、まだ使用可能なものを集積場から選別し、大谷石職人や工務店の協力も得ながら、施工まで自分たちで行いました。がれきのため、角が取れていたり、厚みもさまざまだったりします。そのため、目地をそろえて組むのではなく、あえて隙間のあるデザインにして、構造的にも安定させる工夫をしました。 大谷石は宇都宮らしさを感じられる地元の素材だよね。 街中のベンチや停留所などのストリート・ファニチャーにも大谷石を使用すれば宇都宮らしくなり、歩いていて楽しい街になるのでは。また、再利用した大谷石は素材の経てきた歴史を感じさせるので、新旧がうまく融合したまちなみが今後増えていくと良いと思います。 宇都宮らしさを感じる場所をみんなで作り上げようっていう福田さんのパワーを感じたよ。 ミヤリーもみんなに負けないように今年一年がんばっていくよ。 福田 聖也さん(宇都宮大学大学院) 授業で旧帝国ホテルにも使用されたなど、大谷石についての知識は習ったけれど、実際に素材の質感や重さなどを体験し、さらに大谷石職人の技術も教わり奥深いと感じました。大谷石は、自然に触れている感覚を想起させ、人の居場所にふさわしい温かい感じが出ます。他の石でこの風合いを出すのは難しいと思います。 ◎大学生によるまちづくり提案について詳しくは、うつのみや市政研究センターホームページ http://www2.cityoffice.city.utsunomiya.tochigi.jp/miyaken/index.htmへ。 6〜7ページ -------------------------------------------------------- 特集2 備えは大丈夫? わが家の防災 -------------------------------------------------------- 平成23年3月11日、午後2時46分。マグニチュード9.0、最大震度7を記録し、死者・行方不明者約2万人、住宅被害(全壊、半壊、一部損壊)約82万棟という被害をもたらした東日本大震災が発生しました。本市でも全壊の家屋が出るなど被害は甚大でした。 2年9カ月が経過し、自分たちが暮らしている街が日常を取り戻すと、震災の記憶や教訓が薄れがちになってしまいます。 1月15〜21日は、防災とボランティア週間です。災害の発生は止めることはできません。この機会に、いつ起こるか分からない地震などによる被害を最小限にするため、防災についてもう一度考えてみましょう。 考えようわが家の災害 地震などの災害は突然襲ってきます。家族が一緒のときに起こるとは限りません。どんなときでも慌てず、的確な対応ができるよう、日ごろから家族で確認しておくことが大切です。まずは、次の6つのテーマについて、話し合ってみましょう。 1 家族の役割を決める 日常の防災対策の役割と災害発生時の役割を決める。高齢者や乳幼児、妊婦がいる家庭では、誰が誰を保護するのか決めておく。 2 危険箇所のチェック 家の内外に危険が無いかチェックして、事前に十分な安全対策をしておく。 3 非常持出品を備える 家族構成に合わせて必要なものがそろっているか確認する。定期的に保存状態や賞味期限などを点検し、必要があれば交換する。 4 防災知識を身に付ける 新聞やテレビなどから防災に関する情報を収集し、普段から知識を身に付けておく。本市では、防災についての出前講座も開催しています。 5 家具類の転倒・落下防止 家具やテレビ、冷蔵庫などを固定し、転倒や落下防止措置をしておく。けがの防止や避難に支障が無いように家具を配置しておく。 6 避難場所を確認する 地域の避難場所などを確認する。休日などを利用して、避難ルートを実際に歩いてみる。 家の中で地震が起きたら 揺れを感じたら、丈夫な机やテーブルの下に身を隠し、落ち着いて身の安全を確保しましょう。また、事前にテレビやラジオなどから緊急地震速報が流れた場合は、周囲の状況をよく確かめ、落ち着いて行動しましょう。 揺れが収まったら、使用中のガス器具、ストーブなどの火を消し、ガスの元栓を締め、電気器具は電源プラグを抜きましょう。万一、出火したら、消火器などで火が小さいうちに消し止めましょう。 車を運転中に地震が起こったら 急ブレーキは禁物です。前後の車に注意しながら徐々にスピードを落とし、道路の左端に停車しましょう。 エンジンを切り、揺れが収まるまでは車外に出ず、ラジオを付け、状況を把握してください。車の鍵を付けたままドアをロックしないで、連絡先を車外から見えるところに書き、車検証などの貴重品を持って徒歩で避難しましょう。 また、車での避難は緊急車両の妨げになりますので、基本的にはやめましょう。 家の中の備え 逃げ場となる安全なスペースを作る 人の出入りが少ない部屋に家具をまとめておく。難しい場合は、少しでも安全なスペースができるように配置換えをする。 寝室や、子ども・高齢者・病人がいる部屋には家具を置かない 就寝中に地震が発生したとき、倒れやすい家具があると危険。 出入口や通路に物を置かない 安全に避難する通路を確保するため、できるだけ物を置かない。 家具の転倒落下の防止対策をとる 家具と壁や、家具と柱の間に空間を作らない。固定器具や、家具の転倒防止シートなどを利用して、転倒や落下を防ぐ。 たんす・本棚 L字金具や支え棒などで固定。2段重ねの場合はつなぎ目もしっかり連結しておく。本は重いものを下に、軽いものを上に置く。 食器棚 扉が開かないように留め金を付ける。収納物の落下を避けるために、棚板には滑り止めのシートなどを敷く。 テレビ 家具の上などは避け、できるだけ低い位置に設置し、しっかり固定する。上には水槽や花瓶などを置かない。 照明器具 鎖と金具で数カ所留めて補強する。 家の周囲の備え 1 ブロック塀・門柱 土の中にしっかりとした基礎部分が無いものや、鉄筋が入っていないものは補強する。ひび割れや傾き、鉄筋のさびも修理する。植木鉢など、落下の危険性があるものは置かない。 2 屋根 アンテナはしっかり固定する。瓦にひび割れや、ずれ、はがれがある場合は補強する。 3 プロパンガス ボンベを鎖などでしっかり固定する。 4 窓ガラス 窓枠のがたつきがないか点検する。飛散防止フィルムを貼る。 5 ベランダ 常に整理整頓する。植木鉢や物干しざおなどは、落下の危険性がある場所には置かない。 非常持出品の確認は大丈夫ですか 最低限そろえておきたいもの(家庭内備蓄) 災害時に避難する時に持ち出す最小限必要なもので、すぐに取り出せる場所に保管し、復旧までの数日間(少なくとも3日間)を自活できるように準備しましょう。 普段からチェックしましょう 食品 乾パンや缶詰、レトルト食品、ドライフーズ、チョコレート、あめ、梅干など、そのまま食べられるものや簡単な調理で食べられるもの。乳幼児が居る場合の粉ミルクも忘れずに。 水 飲料水は大人1人当たり、1日3リットルが目安。ペットボトル入りが便利。 貴重品 現金、預貯金通帳、印鑑、健康保険証など。 携帯ラジオ 小型で軽く、AMとFMの両方聞けるものが良い。予備の電池も多めに。 懐中電灯 家族1人に一つ。予備の電池、電球も忘れずに。 救急医薬品 傷薬、ばんそうこう、解熱剤、風邪薬など。常備薬があれば忘れずに用意。 燃料 卓上こんろや固形燃料、予備のガスボンベなど。 その他 ヘルメット、上着、下着、タオル、軍手、毛布、寝袋、洗面用具、ラップ、紙の食器、ライター、缶切り、ビニール袋、ティッシュ、マスク、携帯トイレ、トイレットペーパー、使い捨てカイロ、生理用品、紙おむつ、哺乳瓶など。 8ページ ------------------------------------------------------------ あなたのまちの避難場所 一時避難場所 地震などによる災害が発生した場合、一時的に避難し、様子を見て情報を得る場所です。 広域避難場所 地震などによる火災が拡大し、輻射熱や煙による二次災害の危険から、市民の安全を確保する場所です。 避難所 災害が一段落した後、住宅を失った市民や帰宅できない人などが臨時に生活する所です。 一時避難場所・広域避難場所は、市街地で空き地が少ない地域のみ指定しています。 9ページ ------------------------------------------------------------ 家族で決めよう連絡ルール 1 集合場所・一時避難場所 避難経路も合わせて2ルートぐらい確認 2 どこに避難したかを書いておく (家のどこに貼って置くかも確認) ガムテープの上に油性フェルトペンで書くと便利 3 連絡の中継点となる遠方の親戚・知人を決めておく その他、携帯電話が無くても困らないよう家族や友人、連絡の取り次ぎをしてくれる人の連絡先を書いておきましょう。 この特集についての問い合わせは、危機管理課 電話 632-2053へ