表紙 ------------------------------------------------------------ 平成を振り返り そして令和へ 写真で見る宇都宮の平成史 明治29年4月1日に誕生した宇都宮市は、今年で市制施行123年目を迎え、まちの姿は時代ごとに変化し続けています。 新元号「令和」がスタートする今、宇都宮が飛躍的に成長し、まちの姿も大きく変わった、平成期の歩みや軌跡を写真で振り返ります。 そして……100年先も誇れるまちを目指し、「宇都宮市」は歩み続けていきます。 もっと深く 広報うつのみやプラス 宇都宮情報 テーマに対するご意見をアイデア通信((7)ページ)でお寄せください。 2-5ページ ------------------------------------------------------------ 平成を振り返る ------------------------------------------------------------ 1989年 平成元年 人口42万人 作新学院大学、帝京大学理工学部、文星短期大学が同時開学 オルレアン市との姉妹都市提携調印 宇都宮サイクルフェスタ始まる 1990年 平成2年 世界選手権自転車競技大会ロード競技を開催 1 アジア初 世界選手権自転車競技大会ロード競技開催(平成2年8月・9月) その後 この大会が契機となり、世界トップチームが集うアジア最高位の1Day(デー)ロードレース「ジャパンカップサイクルロードレース」に発展。毎年10月に開催され、国内外から13万人以上が来訪し、宇都宮は自転車一色に。 1991年 平成3年 グリーントラストうつのみや設立 1992年 平成4年 釜川改修事業完了 2 全国初 釜川で二重底構造による水害防止の大改修完了(平成4年) その後 大改修で河川氾濫の恐れが少なくなり、夜のライトアップ・イルミネーション、川床桜まつりなどが開催される、市民に親しまれるスポットに。 タルサ市と姉妹都市提携 世界アルティメット&(アンド)ガッツ選手権大会を開催 ジャパンカップサイクルロードレース大会初開催 1993年 平成5年 全国高校総合体育大会開催 1994年 平成6年 市スケートセンターオープン 1995年 平成7年 ピエトラサンタ市と文化友好市提携調印 第10回国民文化祭開催 1996年 平成8年 人口43万人 市制100周年記念式典・記念事業を開催 4 市制100周年 中核市・宇都宮がスタート(平成8年4月1日) 100周年(明治29年4月1日市制施行)と同時に中核市へ移行。100周年を記念し、「ろまんちっく村」「宇都宮美術館」がオープン。 中核市に移行 宇都宮環状道路全面開通 3 市街地を1周する延長約34キロメートル宇都宮環状道路全面開通(平成8年4月) その後 JR山手線とほぼ同じ長さで開通した愛称「宮環(みやかん)」。市街地の渋滞を緩和し、1日約7万6,000台(下栗町)の交通量がある、市の交通の大動脈に。 平成記念子どものもり・冒険活動センター開設 ろまんちっく村が開園 5 ろまんちっく村開園(平成8年9月) その後 平成24年9月には国内最大級の道の駅にリニューアル。地ビール醸造所・農産物直売所もあり、体験などができる一大観光地に。自転車オフロード国際レース「宇都宮シクロクロス」や北関東400キロメートルブルべなどの大規模な自転車イベントも開催。 日本女性会議’96開催 UCI(国際自転車競技連合)・ロードワールドカップ最終戦開催(アジアで唯一の開催) 1997年 平成9年 宇都宮美術館が開館 6 新たな文化拠点 宇都宮美術館開館(平成9年3月) マグリット、シャガール、ビゴーコレクションなど、近現代美術やポスター、デザイン家具などを中心に国内外の作品を収蔵した、宇都宮の文化拠点に。 1998年 平成10年 人口44万人 市ホームページを開設 1999年 平成11年 市役所本庁業務の一部を午後7時まで延長 2000年 平成12年 全国都市緑化フェアを開催 北関東自動車道栃木都賀JCTと宇都宮上三川IC間が開通 2001年 平成13年 クリーンパーク茂原が開設 2002年 平成14年 完全学校週5日制を開始 2003年 平成15年 宇都宮北道路の供用を開始 インターパーク宇都宮南が街開き 2004年 平成16年 人口45万人 2006年 平成18年 市制110周年を迎える オリオンスクエア(オリオン市民広場)が誕生 8 にぎわい発信 オリオンスクエア(オリオン市民広場)誕生(平成18年11月) その後 109(イチマルキュー)宇都宮跡地に整備した、屋根付き屋外イベント広場(大型映像装置を設置)。年間約25万人が来場する人気のイベント会場に。今後、屋根をオリオン通りまで延長し、全天候型に対応したイベント会場に生まれ変わる。 2007年 平成19年 宇都宮城址公園が開園 10 新たなシンボル 宇都宮城復元・宇都宮城址公園開園(平成19年3月) その後 旧御本丸公園をリニューアル。歴史・憩い、都市防災、まちなかへの集客性や回遊性の機能を持つ公園として開園。年間を通じて、宇都宮餃子(ギョーザ)祭りなどのイベントが開催され、年間25万人以上が来園するなど、大型イベント会場としても定着。 上河内町・河内町と合併し、人口50万人に到達 9 北関東初の50万人都市 宇都宮市誕生(平成19年3月31日) 市制110周年を迎え、「上河内町」「河内町」と合併。県全体の人口の約4分の1を占める50万人に到達。 うつのみや表参道スクエアがオープン 第1回もったいない全国大会を開催 景観計画・景観条例制定 2008年 平成20年 人口50万人 第5次総合計画でネットワーク型コンパクトシティの理念を掲げる 後期高齢者医療制度始まる 子ども医療費小6まで無料 2010年 平成22年 ジャパンカップクリテリウム初開催 2011年 平成23年 「住めば愉快だ宇都宮」ブランドメッセージでPR開始 東日本大震災 7 日本激震 東日本大震災(平成23年3月11日午後2時46分) 市内でも震度6強の激しい揺れを観測。建物の倒壊や長時間の停電などの被害発生。この震災で改めて、防災・減災の重要性を再認識。防災・減災対策を強化。 全国スポーツレクリエーション祭を開催 2012年 平成24年 小中一貫教育が始まる 2014年 平成26年 ねんりんピック栃木2014を開催 全国かるた競技大会を初開催 2015年 平成27年 子ども・子育て支援制度開始 2016年 平成28年 市制120周年・合併10周年を迎える FIBA(フィバ)3×3(スリーバイスリー)ワールドツアーうつのみやマスターズ開催 12 FIBA3×3ワールドツアーうつのみやマスターズ(平成28年7月) その後 3人制バスケットボール「3×3」の国際大会を二荒山神社大鳥居前で開催。2020年東京オリンピックの正式種目となった「3×3」。今年11月には、世界の各ステージ予選を勝ち上がった12チームが集結するワールドツアーファイナルが開催される。 全国高校野球選手権で作新学院高等学校硬式野球部が優勝 国土交通大臣、LRT事業の「軌道運送高度化実施計画」を認定 2017年 平成29年 栃木ブレックスBリーグ初代王者に 2018年 平成30年 人口52万人 JR宇都宮駅東側区間のLRTの工事施行認可を取得 13 芳賀・宇都宮LRT事業の工事施行認可を取得(平成30年3月)、起工式の開催(平成30年5月) その後 100年先も安心して便利に暮らせるまちを目指してLRT整備事業が本格的に開始。恵みの象徴である「雷の稲光」をモチーフに、2022年、JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地間を走り出す。 地方再生モデル都市に選定 デスティネーションキャンペーン開催 大谷石文化日本遺産認定 11 日本遺産認定「大谷石文化が息づくまち宇都宮」(平成30年5月) その後 長い歴史の中で地域の風土に根差し、人々の手で大切に受け継がれてきた大谷石の文化は、このまちのシンボルとなり、世界中の人を魅了する。 FIBA3×3ワールドツアーファイナル開催決定 12 2019年 平成31年 改元「令和」へ トピックス 夏の風物詩 ふるさと宮まつり(昭和51年から) 宇都宮青年会議所などが市政80周年に実現した祭りは、毎年50万人以上の人が真夏の夜の宴を楽しむ市内最大イベントに。「であいとふれあい」をテーマに、毎年8月第1土曜日・日曜日に開催。 トピックス 奇跡の復活 うつのみや花火大会(平成19年から) 平成15年で中止となった花火大会。中止期間を経て市民の熱い思いにより、平成19年に復活。平成24年には、若者を中心に花火大会としては初の特定非営利活動法人「うつのみや百年花火」が設立され、毎年8月第2土曜日、北関東最大の花火(約3万発)が宇都宮の夜空に咲き誇る。 6-7ページ ------------------------------------------------------------ 令和 新たな節目 ------------------------------------------------------------ 平成から令和へ 100年先も誇れるまちを目指して 本市では、今後の人口減少、少子・超高齢化の進行や社会経済環境の変化などを踏まえ、100年先も誇れるまちを目指し、まちづくりの設計図となる「第6次総合計画」を策定しました。 これから始まる新しいページに、市民一人ひとりが幸せに暮らせるまちの絵姿を描けるよう、市民・事業者・行政などが目標を共有し、「協働のまちづくり」を推進するとともに、人口減少・人口構造の変化に対応するための「まちづくり好循環プロジェクト」に取り組んでいきます。 まちづくり好循環プロジェクト(人口減少・人口構造の変化に対応するための3つのプロジェクト) Project(プロジェクト)(1)輝く人の和 「 NCC(ネットワーク型コンパクトシティ)(注 中心市街地やそれぞれの地域拠点、産業・観光拠点にまちの機能を集約(コンパクト化)し、それらを利便性の高い公共交通などで連携(ネットワーク化)した都市)が支える共生社会創出」プロジェクト みんなが移動しやすく暮らしやすいまちに! 大学生はこう考える! LRTなどの公共交通、ライドシェア、自動運転タクシーなど、交通手段の組み合わせで移動の効率性が格段に向上し、個人で車を所有する必要がないまちに。 人口減少時代、まちのコンパクト化によって生み出された土地を有効に活用して付加価値の高い農産物を生産し、ブランド化を進める未来に。 (大学生によるまちづくり提案より抜粋) Project(プロジェクト)(2)つながるまちの環 「ICTで暮らしもまちも元気」プロジェクト ロボットやドローンなどの最新技術でまちを元気に! 大学生はこう考える! 最新技術により、バーチャル店舗で購入した商品をドローンで自宅まで配達できるまちに。 民間と市の共通の認証基盤を構築した公衆無線LAN(ラン)(Wi-Fi(ワイファイ))を整備することで、「そのとき」「その場所」で必要な市の情報が自然に入る便利なまちに。 (大学生によるまちづくり提案より抜粋) Project(プロジェクト)(3)魅力と夢の輪 「ブランド発掘・創造・発信」プロジェクト 宇都宮の魅力をPR みんなが憧れるまちへ! 大学生はこう考える! 大谷の景観を持続的に維持し、大谷石文化を世界に発信。大谷地区を活性化させ、世界から注目されることで郷土愛が生まれるまちに。 LRT沿線を花と緑でいっぱいにし、LRTを市民の誇りとすることで宇都宮のイメージを向上させ、「住めば愉快だ宇都宮」「選ばれる都市・宇都宮」を実現する未来を。 (大学生によるまちづくり提案より抜粋) 共働き子育てしやすい街ランキング2018(注 出典 日経DUAL×(かける)日本経済新聞社「自治体の子育て支援制度に関する調査」 全国143自治体中) 「子育てしながら働きやすい都市」 全国1位 住みよさ(注 出典 東洋経済別冊「都市データパック2013年版」から「都市データパック2017年度版」 人口50万人以上の28都市中) 「安心度・利便度・快適度・富裕度・住居水準充実度」 5年連続全国1位 財政健全度(注 出典 東洋経済別冊「都市データパック2018年版」 人口50万人以上の28都市中) 「脱借金体質」「弾力性・自主性」「財政力」「財政基盤」 全国2位 SDGs先進度総合ランキング(注 出典 日本経済新聞社「全国SDGs先進度調査(2018年)」 全国815市区中) 「経済・社会・環境のバランスが取れた発展が持続可能な都市」 全国3位 あなたの意見をお寄せください 市民の皆さんから、「平成を振り返り そして令和へ」についての意見・提案をお受けします。寄せられた意見・提案などは、施策の参考とします。なお、一部を後日、広報紙で紹介します。質問などへの回答は、直接本人あてに返信しませんので、ご了承ください。 下のはがき(切手不要)を切り取り、5月20日(月曜日)までにポストに投函してください。他のはがきや手紙・ファクス・Eメール・市ホームページのアンケート(携帯サイト含む)でも受け付けます。 送付先・問い合わせ先  郵便番号 320-8540市役所総合政策部広報広聴課  電話 632-2028、ファクス 639-0627 Eメール:u2030@city.utsunomiya.tochigi.jp QRコード 注 一部の機種で表示されない場合があります。 ID 1018947 左のはがき 料金受取人払郵便 宇都宮中央郵便局承認0656 差出有効期間 2020年8月15日まで 切手不要  郵便番号 320-8740 (受取人) 宇都宮市旭1丁目1番5号 (宇都宮市役所)宇都宮市総合政策部広報広聴課 行 氏名、住所、年齢、職業を差し支えがなければ記入してください。広報紙で意見を紹介する際には、氏名の記載はしません。なお、はがきの情報については、目的以外には使用しません。 アイデア通信 「平成を振り返り そして令和へ」について私はこう考えます (1)平成が終わり、令和がスタートする今、あなたは宇都宮市がどのようなまちになることを望みますか? 8ページ ------------------------------------------------------------ 私の意見・提案 ------------------------------------------------------------ 前回のテーマ 交通未来都市うつのみや 前回の広報うつのみやプラス「交通未来都市うつのみや」に対して73人の市民の皆さんからご意見をいただきました。代表的なものを紹介します。 (1)バスなどの公共交通を利用する際に重要だと思うものは何ですか?(3つまで) 運行本数が多いこと 39件 家の近くから乗れること 35件 運賃が安いこと 32件 乗り継ぎが便利なこと 26件 時間通りに着くこと 25件 バリアフリーであること 9件 混雑していないこと 8件 早く移動できること 3件 その他 14件 その他の意見 交通ICカードが利用できること(花園町・30代)。 障がい者も安心して利用できること(宝木町2丁目・40代)。 バス停の付近に駐輪場があること(宝木本町・70代)。 バス停に上屋やベンチがあること(鶴田町・30代)。 路線案内、乗り継ぎ案内が分かりやすいこと(中央3丁目・40代)。 鉄道の始発便や最終便に対応し、朝早くから夜遅くまで運行してほしい(西川田本町・50代)。 スーパーなどにバス停があれば駐車や買い物ができて便利(江曽島5丁目・60代)。 (2)公共交通で便利に移動できる「交通未来都市うつのみや」に期待することを教えてください。 お年寄りや体の不自由な人でも便利に移動できること(陽東・30代)。 公共交通の乗り継ぎ施設にショッピングセンターがあり、便利になること(宝木町・80代)。 車ではなく徒歩移動の機会が増え、健康が増進されること(40代)。 公共交通の待ち時間も楽しめ、どこへでもスムーズに行けるようになること(御幸本町・70代)。 公共交通を軸とした歩行者優先のまちが形成され、楽しく安全にまちなかを回遊できるようになること(中央3丁目・40代)。 公共交通を利用して、まちなかに行けるようになること(宝木町1丁目・60代)。 前回の広報うつのみやプラス「交通未来都市うつのみや」の概要 公共交通が良くなって生活が変わる 現在、本市では、交通施策の指針となる「宇都宮都市交通戦略」を改定しています(平成31年3月策定済み)。 今後10年間、新たな都市交通戦略に取り組むことにより、定時性の高いLRTが導入されて余裕をもって通勤できるようになったり、夜遅くまでバスが運行されるようになって安心して飲み会に参加できるようになったり、公共交通が良くなることで私たちの生活も変わっていきます。 また、交通が快適になることで、行き交う人が増え、賑わいのある魅力にあふれた街が形成されます。 宇都宮地域の交通ICカード 本市では、鉄道などの乗車に利用できるSuica(スイカ)に、高齢者の外出支援などの地域独自のサービス機能が付いた「地域連携ICカード」の導入を目指しています。 この交通ICカードの導入により、LRTやバスなどの運賃支払いや乗り継ぎが便利になるだけでなく、上限運賃制度や乗り継ぎ割引が適用されたり、利用に応じてポイントがたまるなど、お得なサービスが受けられます。 広報うつのみやプラスや政策特集は、皆さんに一緒に考えていただきたいテーマを取り上げ、年に数回編集します。