UTSUNOMIYA2019 うつのみや あなたと市議会 No.177 令和元年7月26日 定例会は年に4回 3月 6月 9月 12月 発行/宇都宮市議会 〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号 編集/宇都宮市議会 広報広聴委員会 電話:028-632-2611 HP/宇都宮市議会 検索 ▲議会ホームページ 新時代の扉を開く宇都宮の文化 あなたと市議会 主な目次 定例会の概要…❷ ここがききたい! 一般質問…❹ 常任委員会の主な審査…❿ 議会のニュース…⓬ 定例会の概要 令和元年6月定例会を開催 本会議の採決結果 会派の態度が分かれた案件 市長提出議案 令和元年度一般会計補正予算(第1号) 財産の取得(LRT軌道用分岐器等) 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 未来● 共産党● 青心◯ こころの会◯ 新風◯ 消費税率及び地方消費税率の改定による使用料等の額の改定に伴う関係条例の 整備に関する条例の制定 宇都宮市税条例等の一部改正 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 未来◯ 共産党● 青心◯ こころの会◯ 新風◯ 宇都宮市副市長の選任(鎌田秀一氏) 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 未来◯ 共産党退 青心◯ こころの会◯ 新風◯ 議員案 天皇陛下御即位を祝す賀詞奉呈決議 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 未来※ 共産党◯ 青心◯ こころの会◯ 新風◯ 陳情 宇都宮市が変更計画した(仮称)大谷スマートIC建設場所の見直しに関する陳情 (第2号) 「東部地区LRT整備費及びLRTに関連する予算執行の凍結」と「LRT導入の白 紙撤回の決議」を求める陳情(第8-1号、第8-2号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 未来◯ 共産党◯ 青心● こころの会● 新風● 辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について、国 民的議論により、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の 提出を求める陳情(第3号) 不採択 自民党● 市民連合◯ 公明党● 未来◯ 共産党◯ 青心● こころの会● 新風● 住宅地開発造成地の安全確認についての陳情(第6号) 住宅開発の安全確認についての陳情(第7号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 未来※ 共産党◯ 青心● こころの会● 新風● 全会一致で決定した案件 市長提出議案 令和元年度特別会計補正予算(第1号)(都市開発資金事業、鶴田第2土地区画 整理事業、宇大東南部第2土地区画整理事業、岡本駅西土地区画整理事業) 工業標準化法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定 宇都宮市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正 宇都宮市在宅高齢者家族介護慰労金支給条例の一部改正 宇都宮市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条 例の制定 宇都宮市子ども・子育て支援法施行条例の一部改正 宇都宮市森林環境基金条例の制定 宇都宮市火災予防条例の一部改正 宇都宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の 一部改正 市道路線の認定 可決 議員案 林地開発における太陽光発電施設の審査基準に係る技術的助言の提示を求める 意見書 高齢運転者対策の強化を求める意見書 医療費助成における精神障がい者の適用に関する意見書 特別委員会の設置に関する決議 可決 陳情 医療費助成における精神障害者の適用に関する意見書の提出を求める陳情(第1号) 採択 ペットを受動喫煙から守る条例の制定に関する陳情(第4号) マンション北側に隣接する老朽家屋の是正に関する陳情(第5号) 不採択 採決結果の表記 ・本会議での賛否は賛成・採択は「○」、反対・不採択は「●」、退席は「退」と表記 ・会派内で賛否が分かれた場合は「※」と表記(賛成・採択2人、反対・不採択2人) 会派の構成 会派とは、主義・主張を同じくする議員によって作られる団体で、本市議会には8つあります。本紙内では、会派名を( )内の略称で表記しています。 ・自由民主党議員会(自民党)21人 ・市民連合(市民連合)8人 ・公明党議員会(公明党)6人 ・未来への架け橋(未来)4人 ・日本共産党宇都宮市議員団(共産党)3人 ・青心会(青心)1人 ・栃木県民こころの会(こころの会)1人 ・新風うつのみや(新風)1人 議員ごとの賛否はこちら▶ 定例会の日程と概要 6月14日 本会議[開会] 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案や条例案などの議案を説明 議案の採決  ・ 天皇陛下御即位を祝す賀詞奉呈決議(議員案)を可決 提案 6月20・21・24・25日 本会議[一般質問] 議員が質問 ・16名の議員が議案についての質疑とあわせて、市政全般について質問し、市長などが回答 ⇒詳細は、 4~9ページ 質疑 6月25日 議案の採決 ・宇都宮市副市長の選任の議案について、説明を受け、可決 採決 6月26日 常任委員会 (総務、厚生、環境経済、建設、文教消防水道) 議案・陳情の審査  ・各常任委員会で所管ごとに執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 10~11ページ 審査 分野にわけて、5つの常任委員会を常時設置しています。 6月28日 議員協議会 出資法人の決算・予算などの説明 ・市が出資している公益財団法人などの団体の決算・予算などについて、説明を受け、議員が質問 7月3日 本会議[閉会] 議案・議員案・陳情の採決 ・各常任委員会の委員長が審査結果を報告 ・議案の可決と陳情の不採択について反対の討論 ・議案と陳情の可否を決定 ・議員案(3件の意見書と特別委員会の設置に 関する決議)を可決 ⇒詳細は、 12ページ 採決 討論とは、採択の前に、賛成か反対かの意見を表明することです。 注目の議案 ・消費税率及び地方消費税率の改定による使用料等の額の改定に伴う関係条例の整備に関する条例の制定  ⇒消費税率などが10%に改定されることに伴い、市施設使用料や各種手数料の額が改定されます。 採決結果はこちら ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元バーコードから一般質問動画をご覧になれます 熊本 和夫 (自民党) 小中学校体育館に エアコンを設置 問  学校教育の中で、夏の暑さにより、小中学校のグラウンドでの活動や水泳の授業も行えないという現状が出てきているが、子どもたちの体づくりを支える体育などの授業を制限するわけにはいかない。今後、体育以外にも、夏季における体育館の活用が拡大していくことは間違いなく、学校現場における夏の暑さ対策として体育館へエアコンを設置すべきである。  また、小中学校は、災害時の避難所に指定されており、その際の備えという観点からも、体育館へのエアコン設置は急務であるが、見解を聞く。 答  全小中学校の普通教室などにエアコンを設置しているが、一部未設置である小中学校特別教室のうち、中学校への設置を今年度進めている。  体育館については、屋根や壁面の断熱化をはじめ、施設の構造上などの課題はあるが、30年夏の猛暑による体育の授業への影響などから、エアコン設置について必要性を感じているとともに、避難所の暑さ対策についても重要であると認識していることから、これまで先進地の状況把握や、空調メーカーへのヒアリングを実施してきた。  今後、整備内容や手法などについて検討し、計画的な設置に努めていく。 その他の質問項目 ①スマートシティの推進②中心市街地のまちづくり③新電力会社④空き家対策⑤保育行政⑥公共交通の諸課題⑦LRT⑧若者の地元企業への就職促進⑨森林環境譲与税⑩吉田副市長のこれまでの取り組みと今後の市の姿 今井 恭男 (市民連合) 姿川・田川洪水 ハザードマップ 改訂に伴う対応は 問  近年の、想定を超える浸水被害の多発を受け、 国の水防法改正や県の新たな洪水浸水想定区域の指定などを基に、市では洪水ハザードマップの改訂を行った。  ハザードマップは洪水浸水想定区域の住民に配付されたが、自助を促すものであり、共助・公助の体制を早急に構築し、地域防災計画に反映する必要がある。  ①避難所の収容能力の公表や、避難分散とルートの周知は。  ②防災倉庫の配置見直しは。  ③地域情報収集や発信の拠点のあり方は。 答  ①地域防災計画で各避難所の想定収容人数を明らかにしており、今後とも、各地域の最寄りの避難所や安全な避難ルートの事前確認について周知・啓発を行っていく。  ②浸水が想定される防災倉庫内の物資については、配置の見直しや、近隣の防災拠点に移転するなどの対応を進めていく。  ③災害時の地域情報収集・伝達などの機能継続は重要であるため、浸水が想定される地域防災拠点については、災害時に速やかに近隣施設に拠点を移転し、機能を継続するための具体的な検討を進めていく。 これらの浸水被害対策については、適宜地域防災計画に反映していく。 その他の質問項目 ①中心市街地の活性化②吉田副市長退任にあたり在任中と市の将来への所見③スマートシティ構想とモデル事業の取り組み④高齢者及び超高齢社会への対応⑤介護保険制度と地域包括支援センターの業務課題⑥教育行政の諸課題に対する教育長の所信 髙橋 美幸 (公明党) オリジナル出生届 の導入を 問  市では、オリジナル婚姻届と市の特色を掲載した冊子を作製し、6月3日より配布している。結婚へのお祝いや市の魅力をアピールでき、この取り組みは工夫を凝らした大変魅力あるものと受け止めている。  ①婚姻届の配布を開始して2週間経過したが、市民などの反響や、今後の周知拡大などの取り組みについて聞く。  ②市では、結婚から出産・子育てまでの切れ目ない支援の充実を進めており、新しい家族の誕生をお祝いするため、オリジナル出生届を導入してはどうか。 答  ①6月18日現在で約120組がオリジナル婚姻届を受け取りに来ており、デザインや記念台紙も好評である。また、市庁舎1階に設置したフォトスポットも、多くの方に利用されており、順調に事業がスタートしていると捉えている。今後は、市の結婚関連のイベントでの周知や、6月18日に開設した市公式インスタグラムにより、当該事業の魅力ある情報を発信していく。  ②オリジナル出生届は新しい家族の誕生という記念日に花を添え、結婚から出産・子育てまでの切れ目ない支援の充実につながると考えている。多くの方に愛着を持って市に住み続けてもらえるよう、オリジナル出生届も年度内の導入に向け取り組んでいく。 ▲オリジナル婚姻届(一部分) その他の質問項目 ①防災・減災②プラスチックごみの削減③プレミアム付き商品券事業④和文化を活用した大谷への観光誘客 ※1 スマートモビリティ…人の移動を効率化するテクノロジーの総称 ※2 グリーンスローモビリティ…電動で時速20km未満で公道を走る4人乗り以上の乗り物 ここがききたい! 一般質問 山﨑 昌子 (自民党) 新設小学校開校に 向けた今後の進め 方は 問  3年4月に開校予定のテクノポリスセンター地区の新設小学校は市内で約30年ぶりに新設する学校であり、地域住民や保護者、児童そして市民からも注目度が高まっている。  新設小学校が地域から愛され、支援や協力を得るためには、開校前から地域や保護者と連携し、清原中央小学校の伝統を受け継ぎながら、学校づくりを行っていくことが重要であると考える。  ①新設する小学校はどのような学校を目指していくのか、考えを聞く。  ②学校名の決定までの進め方について聞く。 答  ①新設小学校には清原中央小学校から大半の児童が転学する見込みであるため、学びの連続性を大切にし、これまでの伝統や教育活動など、清原中央小学校の良さを活かしながら、新たな伝統 を築いていけるよう、学校、 家庭、地域が一体となり魅力ある学校づくりに取り組んでいく。  ②児童や保護者、地域住民など多くの方から意見を聴くことで、より良い校名の募集と、学校への愛着や親しみ、誇りを持つことが期待できるため、校名を公募したいと考えている。本年10月から募集し、開校準備委員会で絞り込み、来年3月を目途に教育委員会で校名案を決定し、市議会での条例改正を経て正式に決定していきたい。 その他の質問項目 ①スマートシティの実現に向けた取り組み②LRTへの市民理解を高める取り組み③インバウンド観光の推進④観光地大谷の活性化(スマートモビリティ(※1)の促進と越路岩周辺整備)⑤仕事と介護の両立支援⑥上下水道事業の運営方針 菅原 一浩 (自民党) 硬式野球ができる 環境の整備を 問  子どもたちが活動する硬式野球では、防球ネットの高さが足りない、ナイター設備がないなどの事情により、練習場所の確保に苦慮している。既存のグラウンドなどの整備を行うことで、練習環境が大幅に向上し、選手たちの更なるレベルアップが図れるのでは。  今後、硬式野球ができる環境を一層充実させるため、どのように取り組むのか。 答  様々なスポーツ活動を支える良好な活動環境を整えるため、市スポーツ推進審議会において、学識経験者などの意見を聴取しながら、利用状況などを踏まえ、第2次宇都宮市スポーツ施設整備計画を策定し、宮原運動公園などの市のスポーツ施設を、計画的かつ効果的に整備している。  市内には、硬式野球のできる野球場として、宇都宮清原球場や宮原運動公園野球場などがあるが、市では現在、野球場を含めた宮原運動公園全体の再整備を進めているところである。  宮原運動公園では、本格的な野球場の整備に向け、その間の利用ニーズに応えるため、小中学生の硬式野球にも対応した仮設野球場を元年7月20日から供用開始する予定であり、本格的な野球場を整備するにあたっても、硬式野球に対応できるよう進めていく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(交通環境の整備、大学・専門学校の誘致、岡本地区の振興策、魅力ある拠点づくり)②認知症患者への対応③教育行政(給食量の見直し、不登校・いじめ対策) 高橋 英樹 (市民連合) スマートモビリ ティ(※1)を活用した まちづくりを 問  ゴールデンウィークに実施した大谷地域での交通社会実験のうち、グリーンスローモビリティ(※2)の利用者アンケートでは、93%が肯定的な回答であった。スマートモビリティは、他市で実証実験が行われており、将来的にはMaaS(※3)などの技術の進展により、大型商業施設や観光地などの循環移動、市街地や空白地域における地域内交通などにおいても活用が期待される。  これらは、高齢者の移動手段の確保や渋滞対策につながると考えるが、スマートモビリティを活用したまちづくりについて市の考えを聞く。 答  5月にスマートシティうつのみやの実現に向けた取り組みが、国のモデル事業に採択され、その中で、スマートモビリティの導入に取り組むこととした。  スマートモビリティの導入で、運転手不足などの課題が解消され、バス路線の増便などの公共交通の充実とともに、カーシェアリングなどの、鉄道やLRTから目的地までの交通手段が充実し、高齢者をはじめとする市民の移動利便性が向上することにより、中心市街地や観光地等の賑わいの創出など、まちづくりへの多様な効果を期待している。  今後は、国のモデル事業を着実に推進し、スマートモビリティをまちづくりに有効に活用していく。 その他の質問項目 ①交通安全②LRT③大谷地域の振興④JR宇都宮駅東口に隣接する繁華街における治安の確保と景観の形成⑤保育行政⑥自転車のまち宇都宮の推進 ⑦冠水・溢水対策 ※3 MaaS(マース)…Mobility-as-a-Service(モビリティ アズ ア サービス)の略で、ICTを活用して、マイカー以外すべての公共交通による移動を1つのサービスと捉え、垣根なくつなぐ新たな移動の概念 ここがききたい! 一般質問 村田 雅彦 (公明党) RPAを導入し、 スマート自治体へ 問  RPAはソフトウェアロボットとも訳され、定型的なパソコン操作を自動化し、事務の効率を飛躍的に向上させる技術であり、将来、行政の事務へのAI導入やICT化により、職員が高度な判断業務に専念できる体制を作る大切な基礎となる。  全国でRPA導入による働き方改革が進み、昨年度までに28自治体が導入済みであり、元年度に73自治体が導入するといわれている。  市もRPAを導入し、業務の標準化・統一化を図り、膨大なデータ処理の自動化で生産性を向上させ、スマート自治体への転換を図るべきと考えるがどうか。 答  RPAは作業時間の削減や事務処理ミスの軽減に繋がるなど、生産性向上に資するもので、働き方改革や行政運営の高度化に有効な手法であると考えている。  宇都宮市情報化推進本部内に5月にAI・RPA推進チームを新たに設置し、RPAの導入検討を始めたところであり、今後、導入が有効と見込まれる業務の洗い出しを行い、優先度の高いものから導入できるよう取り組む。また、RPAのみならず、新たなICTについても活用を検討し、効果的・効率的に行政サービスを継続して提供することができる、スマート自治体を目指していく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(スマートシティ実現の取り組み、防災・減災対策の強化、通学路の安全確保)②環境行政③産業振興策 ④福祉行政⑤教育行政 久保井 永三 (未 来) 埋設管敷設の 際は、事故を防ぐ 指導を 問  30年8月に雀宮地区において給水管の漏水により、ガス管が損傷し、ガス供給が不良となる事故が発生した。  ガス管は水道給水管より後に敷設されたものであることから、敷設工事の際に給水管が埋設されていることは目視できたものと考えられる。  しかしながら、給水管との距離は、わずか4センチのまま、何ら対策も行わず敷設されてしまっており、対策をしていれば防ぐ ことができたと考えられる。  道路占用許可が申請され、占用許可を発行する際、既設埋設管との距離を確保するなどの指導は行っているのか。 答  道路占用許可における、埋設管同士の間の距離については、30センチメートル以上確保することを原則とし、距離が確保できない場合は、埋設管を適切に防護し、事故の発生を未然に防止するよう、これまでも占用事業者へ指導してきた。  昨年8月の事故を受け、 市道路占用連絡会において、道路占用許可申請の際は、既設埋設管の位置を適切に把握し、申請図面に明示した上で、十分な距離を確保し施工するよう、改めて周知した。また、埋設管を防護した箇所については、写真などの提出を求め、状況を確認していく。 その他の質問項目 ①環境行政②LRT事業③高齢者免許返納と高齢ドライバーへの対策④選挙広報のあり方と投票率アップ⑤空き家対策 長谷川 武士 (自民党) 障がい者医療に はりなどの施術費用 受領委任払い導入を 問  はり・きゅう・あんま・マッサージ施術に係る療養費について、31年1月より、受領委任制度が開始され、保険適用の自己負担分のみの支払いとなっている。重度心身障がい者は、重度心身障がい者医療費助成により自己負担分が全額助成されるが、助成を受けるためには、市役所の窓口や郵送での申請が必要となるため、障がい者やその家族にとっては負担が大きい。また、助成されるまでの間、一時的な金銭の負担がある。  助成金の受け取りを施術者に委任する受領委任払いを導入することで、窓口での支払いや申請の手続きが無くなり、重度心身障がい者やその家族の負担軽減になると思うが、導入の可能性は。 答  はり・きゅう・あんま・マッサージ施術費用について、受領委任制度の導入により、重度心身障がい者医療費助成において、受領委任払いを導 入することが可能となった。  今後、手続きに関する取り決めなどの具体的な運用方法について、関係団体と協議するなど、障がい者本人やその家族の更なる負担軽減と利便性の向上に向け、受領委任払いの早期導入に取り組んでいく。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(第6次総合計画における人口減少・人口構造変化への抜本的対策、災害防止対策における警察等との訓練、災害発生時における近隣市町との連携など)②子どもの家の新運営体制③鶴田跨線橋の自転車道の整備 ここがききたい! 一般質問 宇梶 哲 (市民連合) 市民の声に応える 休日保育の供給を 問  市において休日保育を実施している保育所は、宝木保育園、ようとう保育園の2か所である。  働きながら子育てをしている方の勤務地や居住地は様々であり、業種も様々であることから、休日保育を実施している保育所の位置を考えると、居住地、勤務地によっては利用しづらいという声も聞く。2年度から始まる次期子ども・子育て支援事業計画の策定に際しては、様々な市民の声に応えることが重要であると考えるが、休日保育の供給は、次期計画策定の中でどのように考えていくのか聞く。 答  市では、現在、2施設、 定員総数30名で休日保育を実施している。  27年度に策定した子ども・子育て支援事業計画が、本年度、計画の最終年度になることから、昨年12月に、ニーズ調査を実施し、現在、改定作業を進めているところであり、調査の結果、前回調査に比べ休日保育の利用ニーズが高い状況が明らかになった。  今後、計画の改定作業の中で、地域ごとのニーズや利用頻度など、詳細な分析を行い、必要な対 応策について検討していく。 その他の質問項目 ①中心市街地の活性化②交通環境の整備③ハラスメントへの対応④介護サービスと介護従事者の人材確保⑤外国人労働者の受け入れ体制⑥投票率の向上と期日前投票所 遠藤 信一 (未 来) NHKとの 契約状況は 問  市とNHKとの契約状況や、NHKが視聴できる放送受信設備の市の保有台数について聞く。  ①30年度及び元年度のNHKとの放送受信契約状況と、そのうち地上契 約及び衛星契約の内訳は。  ②市が保有するNHKが視聴できる放送受信設備の台数と、そのうち衛星放送の受信設備の保有台数は。  ③市が保有するワンセグ付きの携帯電話とワンセグ又はフルセグ付きカーナビゲーションの保有台数と、それらの放送 受信契約の状況は。また、 ワンセグ放送が受信できる携帯電話やカーナビゲーションも契約義務があるとされた、31年3月の最高裁判所の判断を踏まえた今後の対応は。 答  ①30年度に放送受信料を支払った受信設備の台数は地上契約190台、衛星契約31台の合計221台である。元年度は、出先機関などで地上契約が2台 減り、総台数は219台である。  ②元年度契約総台数219台に、小中学校の児童生徒や社会福祉施設の利用者のために設置しているものなど受信料を免除されている2250台を加え、総数は2469台であり、そのうち、衛星放送の受信設備は38台である。  ③携帯電話が144台、カーナビゲーションが42台であり、現在NHKとの放送受信契約を締結していない。このような中、31年3月に最高裁判所の判断が示されたところであり、今後NHKと協議していく。 保坂 栄次 (未 来) 平石中央小を削る LRTの ルート変更はなぜ 問  LRT整備事業について聞く。  ①平石地区市民センター前の交差点付近を通るルートから、平石中央小学校の敷地を削るルー トへ変更した理由は。また、 教育環境への影響についてどのように考えるか。  ②平石中央小学校前の辰街道(※)とLRTの交差部を、平面交差とすることの違法性と安全性についてどのように考えるか。 答  ①平石地区市民センター付近に停留場を設置するルートを当初の計画案としていたが、主要地方道宇都宮向田線と新4号国道が交差する平出交差点において、交通円滑化が確保できないため、ルートを変更した。  LRTは、走行音や振動が最小限に抑えられており、学校環境衛生基準などに準拠した良好な教育環境を確保できる。  ②市のLRTは、全線道路上に軌道を敷設するため、軌道法が適用され、交差点では基本的に平面交差となる。  平石中央小学校前の交差点は、歩道の整備や軌道と車道を隔てる防護柵の設置に加え、歩行者や自動車と、LRTの通行をそれぞれの信号により分離することや、交差点改良による見通しの向上などにより、十分に安全性が確保でき、今よりも安全になることから、平面での整備を進めていく。 その他の質問項目 ①LRT整備事業(財政問題、当該事業の効果)②大谷スマートインターチェンジ事業(事業の必要性や整備効果の具体的内容と根拠、30年8月にルートを変更した理由、事業計画の進捗状況と今後の日程、事業費用とその算出根拠や内訳) ※ 辰街道…県道158号下岡本上三川線の愛称 ここがききたい! 一般質問 矢古宇 芳一 (自民党) 北西部地域の さらなる活性化を 問  大谷地域からろまんちっく村にかけて、日光連山や新里の山々を背景に美しい景観があり、豆田川沿いには多数の文化財がある。  そこで、サイクリングしながら、北西部地域の美しい自然や文化財に触れ、新しい体験型観光となるよう、豆田川沿いにサイクリングロードを整備し、大谷地域とろまんちっく村にレンタサイクル施設を設置してはどうか。また、休憩所となる自転車の駅をつくってはどうか。 答  大谷地域とろまんちっく村を結ぶルートを自転車マップに掲載し、周辺店舗などの協力を得ながら、自転車の駅をルート沿いに4か所設置した。北西部地域の自然や文化財に触れることは、観光振興だけでなく、地域資源のPRや市民の健康増進につながるため、地域資源を活かしながら自転車による回遊性を高める全体的な構想を取りまとめていく。  その上で、まずは、自転車マップで紹介するため、ルート周辺の貴重な地域資源を調査するとともに、既存の道路を活用したサイクリングロードの整備などを検討していく。さらには、レンタサイクル施設の設置や自転車の駅の更なる増設についても観光客のニーズなどを踏まえ、民間事業者との連携も含め検討していく。 その他の質問項目 ①ネットワーク型コンパクトシティ②防災③屋外の高温での熱中症対策④高齢者福祉対策 ⑤公園における安全確保と機能向上⑥学校教育⑦スポーツ振興と健康増進⑧農産物の販売促進 天谷 美恵子 (共産党) 地域包括支援セン ター体制の徹底を 問  介護予防・日常生活支援総合事業を地域で進めていくためには、市内25か所の地域包括支援センターの役割が大きい。中には、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師の3職種がそろっていないセンターがあると聞くが、その実態と、基幹相談支援センターの支援内容は。 答  3か所の地域包括支援センターでは、主任ケアマネジャーが不在で、受託法人で職員を募集している状況である。  そのため、当該受託法人が実務経験のあるケアマネジャーを配置し、ケアプランの作成など、サービスの確保に努めている。市では、業務の実施状況を確認し、市職員が担当区域のケアマネジャーからの相談に対応しているが、地域の複雑な課題には、3職種それぞれの専門性を発揮し、連携した対応が求められるため、早急に主任ケアマネジャーを配置するよう指導している。  また、基幹相談支援センターは、各地域包括支援センターの後方支援などの役割を担っており、特に、この3つのセンターに対しては、定期的に状況を確認し、必要に応じて助言・指導を行うとともに、困難事例などの対応では、地域包括支援センター職員と高齢者宅へ同行訪問するなど、重点的に支援している。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(消費税増税と市民生活への影響、LRTなど)②国民健康保険③介護をめぐる諸問題(介護予防・日常生活支援総合事業など)④生活交通の確保⑤北西部地域の諸問題(スマートインターチェンジと大谷街道の整備、市営宝木団地の整備など) 出井 昌子 (未 来) LRT事業 市民合意の確認を 問  ①LRT整備は、道路橋との比較や、市民生活になくてはならない路線バスとの比較が前提になければならないと考えるが、路線バスをどのよ うに評価し比較したのか。  ②市民団体が行政訴訟を起こすほどの強い反対 の意思を持っていることや、 市民団体が行ったアンケートでの反対の市民の数、LRT白紙撤回を掲げた議員が数人当選した今回の市議会議員選挙の結果から、LRTは市民合意がない事業であると考えている。LRTは投入する税金の額も多額であり、市民の移動のシステムを変えるという、重要な事項であるため、住民投票を実施すべきと考えるがどうか。 答  ①路線バスは、市が目指す公共交通ネットワークの構築において、幹線・支線公共交通と位置付けられており、基幹公共交通であるLRTとは、担う役割が異なる。さらに、輸送力などの観点からも非効率であるため、市の東西基幹公共交通を路線バスが担うこと は困難であると考えている。  ②LRT整備については、関係機関との協議を経て、適宜、丁寧に市民への説明に取り組んできたところであり、さらに、議会と執行部との間で、長年にわたり議論を積み重ねながら進めてきたことから、住民投票を行うことなく、議会と執行部との間で十分に議論をし、進めていくことが適切であると考えている。 その他の質問項目 ①市長の政治姿勢(平和と幸せな暮らし、長寿社会へ向けての心構え)②公共交通の充実③環境行政(放射線副読本、エネルギー政策) ここがききたい! 一般質問 柴田 賢司 (自民党) 大谷全体の道路 ネットワークと 歩行空間の整備を 問  現在、大谷には、観光地復活を後押しするたくさんの動きがあり、首都圏や中心市街地からの利便性の向上や、新たな体験型プログラムの増加により来訪者の増加が期待される。  来訪者の増加に対応するためには、周辺道路を含めた大谷全体のネットワークとしての道路整備と快適な歩行空間の整備に、計画的に取り組んで いくべきと考えるがどうか。 答  市では昨年3月に大谷地域振興方針を策定し、年間120万人の観光入込客数の実現に向け、周遊機能の向上を取り組みの柱のひとつに掲げたところである。快適に観光を満喫していただくためには、地域内の周遊性や周辺からのアクセス性の向上など交通環境の充実を図ることが重要であると考えており、今年度は新たに、ゴールデンウィークにグリーンスローモビリティの運行などの社会実験を実施し、周遊性の向上を図ってきたところである。  今後は、お盆期間にさらなる実験を予定しており、これらの取り組み結果を踏まえながら、大谷周辺地域における、交通ネットワークの構築に向けた調査を実施する予定であり、その調査の中で、既存道路の改良も含めた道路ネットワークの構築のほか、地域内を安全かつ快適に周遊し、景観を楽しむことができる環境の確保など、ハード・ソフト両面で、関係機関と連携しながら検討を進めていく。 その他の質問項目 ①市の自転車振興②農業行政 ③市の情報化の推進④PCB廃棄物の適正処理の推進⑤教育行政 特別委員会などを設置しました ◎委員長 ○副委員長 ◇会長 □副会長 次世代技術を生かしたまちづくり調査特別委員会 調査事項:市民生活の利便性向上、地域産業の活性化、行政運営の効率化・高度化 ◎熊本 和夫 ○駒場 昭夫  茂木祐佳里  天谷美恵子  岡本源二郎  今野 哲也  出井 昌子  高橋 英樹  長谷川武士  内藤 良弘  小平美智雄  村田 雅彦  髙橋 美幸  山﨑 昌子 誰もがいきいきと安心して暮らせるまちづくり調査特別委員会 調査事項:あらゆる世代が安心できる社会の実現、さまざまな人がいきいきと生活できる社会の実現 ◎舟本  肇 ○渡辺 通子  原  千鶴  保坂 栄次  遠藤 信一  菅野 大造  矢古宇芳一  柴田 賢司  黒子 英明  金崎芙美子  福田 智恵  今井 恭男  渡辺 道仁  岡本 芳明 議会制度検討会議 調査検討事項:社会の変化に対応した、今後の宇都宮市における議会制度のあるべき姿など ◇鎌倉 三郎 □中塚 英範  平松 明夫  福田  陽  菅原 一浩  宇梶  哲  成島 隆裕  久保井永三  郷間 康久  篠﨑 圭一  今井 政範  福田久美子  金沢  力  櫻井 啓一  塚田 典功 議会ICT化検討会 調査検討事項:議員活動及び議会活動の活性化に向けた、タブレット端末の利活用の促進など ◇馬上  剛 □小平美智雄  平松 明夫  原  千鶴  遠藤 信一  黒子 英明  村田 雅彦 政務活動費収支報告書等を公開 政務活動費とは、議員の調査研究活動に必要な経費の一部を助成するものです。 市議会では、会派ごとの執行状況をホームページで公開しています。 また、30年度分及び31年4月分の収支報告書や明細書、政務活動実績報告書を行政情報 センター(市役所1階)または議会事務局でご覧いただけます。(原本は議会事務局でご覧いただけます。) 詳しい閲覧の方法については、ホームページなどでご確認ください。 議会事務局総務課 電話(632)2604 宇都宮市議会ホームページアドレス https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/gikai/ 政務活動費の▶ 公開はこちら  政治家の 寄附禁止 公職選挙法の規定により、政治家が選挙区内の市民にお金や物などの寄附をすることは禁止されています(親族に対するものなどは除かれます)。主な事例は次のとおりです。 ◎お中元やお歳暮、葬式の花輪や供花、初盆のお供物などを贈ること ◎地域運動会などの各種行事に金品を贈ること など また、有権者が寄附を求めることも禁止されています。 市民の皆様のご理解をお願いします。 常任委員会の主な審査 総務常任委員会 〇消費税率及び地方消費税率の改定による使用料等の額の改定に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 議案の概要 消費税法の一部改正により、元年10月1日から消費税などの率が8%から10%に改定されることに伴い、消費税などの課税対象である使用料などの額を改定するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇「東部地区LRT整備費及びLRTに関連する予算執行の凍結」と「LRT導入の白紙撤回の決議」を求める陳情(陳情事項3) 陳情の趣旨 市は、市民の期待を確認しないまま東部地区LRT整備事業を着工したが、私たち市民は、必要ないとして反対している。ついては、JR宇都宮駅東口の整備に係る予算執行を凍結するよう陳情する。 意 見 JR宇都宮駅東口の整備について、まだまだ審議が足りないと考えていることからこの陳情は採択したい。 意 見 市が発展するためには東西の基幹公共交通整備と同時に、バスネットワークなどの公共交通網を整備することで、ネットワーク型コンパクトシティの魅力的なまちづくりを進めることは重要である。  よって、JR宇都宮駅 東口整備に係る予算の執行を凍結することなく、整備を推進することが望ましいと考えていることから、不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 ▲JR宇都宮駅東口整備イメージ(交流広場) 厚生常任委員会 〇宇都宮市子ども・子育て支援法施行条例の一部改正 議案の概要 子ども・子育て支援法の一部改正により、子育てのための施設等利用給付が新設されることから、市における当該給付認定についての基準の整備などをしようとするもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇医療費助成における精神障害者の適用に関する意見書の提出を求める陳情 陳情の趣旨 精神障がい者に対し、身体・知的の重度心身障がい者の手帳保持者に対して認められている医療費の助成制度を同等に認めてほしい。ついては、精神障がい者を栃木県重度心身障がい者医療費助成制度の適用対象とするための必要な措置を講じる意見書を県に提出するよう陳情する。 意 見 栃木県において、 精神障がい者への医療費助成の制度を設けるべきであり、市議会としても意見書を提出する必要があることから、この陳情は採択としたい。 委員会の結論 全会一致で採択。 〇ペットを受動喫煙から守る条例の制定に関する陳情 陳情の趣旨 近年、国内外においてペットに対する受動喫煙が社会的問題となってきているが、国、地方自治体は法的拘束力のある対策を講じているとは言えない。ついては、ペットを受動喫煙から守る条例を制定するよう陳情する。 意 見 ペットの受動喫煙については、市ホームページにおいても注意喚起を行っており、引き続き、受動喫煙に限らず、総合的に、ペットの適正飼養について、普及啓発を続ける対応で問題はなく、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 全会一致で不採択。 環境経済常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 農林水産業費で、県補助金の交付決定に伴う園芸作物生産振興費及び畜産振興費、森林経営管理制度の実施に伴う森林保全費、森林環境譲与税の積み立てに伴う森林環境基金費を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇宇都宮市森林環境基金条例の制定 議案の概要 森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の施行により、国から市町村に譲与される森林環境譲与税が創設されたことを踏まえ、当該譲与税について、森林の整備及びその促進に係る施策に必要な財源に充てるため、基金を設置するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 建設常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 土木費で、国庫補助金の交付決定に伴う街路整備費、公園緑地整備費、LRT整備推進費や、鶴田第2土地区画整理事業特別会計の補正に伴う同会計への繰出金その他を追加計上するもの。債務負担行為は竹下町地内市道6413号線LRT高架橋工事ほか2件について、設定するもの。 意 見 LRTの大きな事業のひとつである市道6413号線の工事が含まれていることから、賛成できない。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 〇市道路線の認定 議案の概要 民間の開発団地内の道路の受け入れなどに伴い、新たに13路線を市道として認定するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇宇都宮市が変更計画した(仮称)大谷スマートIC建設場所の見直しに関する陳情 陳情の趣旨 市の4回の地元説明会、6回の陳情などにおける市及び市議会の回答内容に納得できない。ついては、住宅密集地を無理やり通すIC計画について、現地を詳細に見て、計画内容の不当性を確認することなど、7項目について陳情する。 意 見 1000名程度の方が反対署名をしており、地域の合意を得るような計画になっていないことから、採択したい。 意 見 大谷地区を観光地域として考えたときに、直接地区に入れることや、市街地へのアクセスが向上することから、地域住民と話をしながら進めてほしく、不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 〇「東部地区LRT整備費及びLRTに関連する予算執行の凍結」と「LRT導入の白紙撤回の決議」を求める陳情(陳情事項1、2、4) 陳情の趣旨 市は、市民の期待を確認しないまま東部地区LRT整備事業を着工したが、私たち市民は、必要ないとして反対している。ついては、東部地区のLRT整備費の予算執行の凍結など、3項目について陳情する。 意 見 市民合意その他の問題があることから、この陳情は採択したい。 意 見 LRT整備については非常に重要な事業であると認識しており、一日も早い事業実施を求めるものである。市民合意については、広報活動等で市民全体が賛成していただけるような事業の進め方をするべきであることから、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 文教消防水道常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第1号) 議案の概要 消防費で、国庫補助金の交付決定に伴う消防車等整備費を追加計上するもの。 質 疑 どのような消防車が導入され、どのようなものに対応できるのか。 説 明 車両から低い位置にもはしごを伸ばすことができる消防車であり、高い場所での救出活動のほかに、河川における水難救助や、崖の下の転落車両の救助活動などができるようになる。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇宇都宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正 議案の概要 国の省令で定める基準の一部改正により、放課後児童支援員の資格要件が変更されたことに準じ、市における資格要件について、これまで、保育士などの資格を有する者などで、都道府県の研修を修了した者としていたところに、政令指定都市の研修修了者を加えるもの。 質 疑 資格要件に追加された政令指定都市が行う研修は、都道府県が行う研修と内容は同じなのか。また、その内容はどのようなものか。 説 明 政令指定都市が行う研修は、従前の都道府県が行う研修と同じ内容であり、厚生労働省から出されている、放課後児童健全育成事業の運営方針や、子どもの成長過程における生活・あそびなどについて配慮すべき事項、保護者・学校との連携対応に関することなどについて、詳細な内容が盛り込まれている。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 ▲はしご車 政策討論のテーマが決定しました 市議会では、常任委員会ごとに政策討論を実施しています。  政策討論は、議員相互の合意形成や、政策立案能力などのさらなる資質向上を図ることを目的に、決定したテーマについて、各委員が積極的に情報収集をし、委員間での自由討論を行うものです。  令和元年度の各常任委員会の政策討論のテーマは次のとおりです。 【総務常任委員会】  ・公共交通利活用促進策の研究 【厚生常任委員会】 ・ひきこもりの青年たちの対策について ・結婚支援について 【環境経済常任委員会】 ・食品ロスと産業廃棄物の処理について 【建設常任委員会】 ・幹線道路や生活道路における交通安全対策について ・公園事業について 【文教消防水道常任委員会】 ・不登校対策について ・学校教育改革について ♪第17回 議場ジャズコンサートを開催しました♪ 市議会では、ジャズによるまちづくりを応援しており、6月14日の本会議開会前に、岩田留美子ピアノトリオによる演奏が行われました。 当日は、大勢の市民や子どもたちが、「テネシー・ワルツ」や「夢をかなえてドラえもん」など素晴らしい歌声と演奏を楽しんでいました。 ▲コンサートの様子 議会のニュース 決   議 ◆天皇陛下御即位を祝す賀詞奉呈決議 天皇陛下の御即位にあたり、市議会が市民とともに謹んでお祝い申し上げることを決議した。 意 見 書 意見書を国などの、関係機関に提出しました。 ◆林地開発における太陽光発電施設の審査基準に係る技術的助言の提示を求める意見書 趣 旨 住民と周辺地域の安全が確保されるよう、全国の地方公共団体への技術的助言として、審査基準の細則を示すよう国に強く要望する。 ◆高齢運転者対策の強化を求める意見書 趣 旨 認識しやすい道路標識等の整備や、運転免許証返納後も生活に必要な移動が確保できる公共交通の充実、自動車の先進安全技術及び自動運転技術の開発普及など、高齢運転者対策の強化を推進するよう国に強く要望する。 ◆医療費助成における精神障がい者の適用に関する意見書 趣 旨 重度の身体・知的障がい者に適用される栃木県の重度心身障害者医療費助成制度において、精神障がい者を適用対象とするために必要な措置を講ずるよう栃木県に強く要望する。 討論 ◆令和元年度一般会計補正予算(第1号)、消費税率及び地方消費税率の改定による使用料等の額の改定に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 反 対 共産党 一般会計補正予算については、予算を子育て支援や高齢者福祉、教育の充実、中小商工業者支援等に振り分けるべきである。また、市民合意のないLRT整備推進費より、地域内交通の抜本的改善、バス公共交通の利便性向上を優先すべきと考えることから、原案に反対する。 条例の制定については、増税を契機に生活のあらゆる場面で出費が増え、特に所得の低い人ほどダメージが大きいため、市民がスポーツや文化活動に利用する公共施設の使用料の値上げは、市民にとってマイナスの影響が大きすぎる。さらには、参議院選挙の結果次第では消費税増税の行方が分からない。以上のことから原案に反対する。 ◆宇都宮市が変更計画した(仮称)大谷スマートIC建設場所の見直しに関する陳情、「東部地区LRT整備費及びLRTに関連する予算執行の凍結」と「LRT導入の白紙撤回の決議」を求める陳情 不採択に反対 未来 大谷スマートICについては、現地調査が不可欠であること、大谷街道の交通渋滞がかえって激化すること、大谷PAに設置場所を見直すべきであることから、陳情の不採択に反対する。 LRTについては、渋滞の激化や街中の衰退への懸念、教育環境への悪影響、児童の安全問題、市民合意が得られていないこと、需要予測が狂えば将来にわたる大きな負担となることなどから、陳情の不採択に反対する。 今回の表紙写真 ~宇都宮市民芸術祭~ 宇都宮市民芸術祭は今年で40回目の節目を迎え、記念事業が多数企画されました。表紙の写真は5月19日に開催された記念公演「折々のうた」の様子です。ミュージカルやバレエ、日本舞踊など8つのジャンルが融合して美しい百人一首の世界を表現した、華やかなステージとなり、観客は、新時代の扉を開く、宇都宮の文化を堪能していました。これからも、宇都宮発の新しい文化にご注目ください。 ▲「折々のうた」ステージの様子 宇都宮ジュニア未来議会を開催します 宇都宮の未来を担う中高生47名がジュニア議員となって、 議場で質問します。ぜひ傍聴にお越しください。 ◇日時 8月7日(水)     午後1時30分~ ◇会場 宇都宮市議会議場     (議会棟6階) ※事前申し込みは不要ですので、  直接議場までお越しください。 議会事務局政策調査課 電話(632)2611 9月定例会の日程(予定) 8月28日(水) 本会議開会 午前10時 9月 5日(木) 一般質問 午前10時 6日(金) 一般質問 午前10時 9日(月) 一般質問 午前10時 10日(火) 一般質問 午前10時 11日(水) 常任委員会 午前10時 12日(木) 常任委員会 午前10時 13日(金) 決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 17日(火) 決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 18日(水) 決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 19日(木) 決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 20日(金) 決算審査特別委員会・企業会計決算審査特別委員会 午前10時 10月 1日(火) 本会議閉会 午前10時 ※上記日程は変更になる可能性がありますので、ご来場の際は、事前にお問い合わせください。 議会事務局議事課 電話(632)2608 ◎「あなたと市議会」177号の印刷費1,510,245円(消費税含む) ◎次回の発行は、10月下旬の予定です。