UTSUNOMIYA2019 うつのみや あなたと市議会 No.178 令和2年1月24日 定例会は年に4回 3月 6月 9月 12月 発行/宇都宮市議会 〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号 編集/宇都宮市議会 広報広聴委員会 電話:028-632-2611 HP/宇都宮市議会 検索 ▲議会ホームページ 宇都宮市の中心で 考えてみよう宇都宮のこと 宇都宮市の中心で 考えてみよう宇都宮のこと あなたと市議会 主な目次 定例会の概要…❷ 一般質問…❹ 常任委員会の主な審査…❿ 議会のニュース…⓬ ▲まちづくり交流センター「イエローフィッシュ」 定例会の概要 令和元年12月定例会を開催 本会議の採決結果 会派の態度が分かれた案件 市長提出議案 令和元年度一般会計補正予算(第5号) 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 未来● 青心◯ 緑◯ こころの会◯ 新風◯ 宇都宮市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党退 未来◯ 青心◯ 緑◯ こころの会◯ 新風● 工事請負契約の締結(LRT車両基地検修庫新築工事、電車線路設備工事、 (仮称)平出町停留場信号設備工事) 製造請負契約の締結(LRT車両製造) 財産の取得(LRT軌道用分岐器) 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 未来● 青心◯ 緑● こころの会◯ 新風◯ 陳情 介護福祉職員処遇を当面月4万円引き上げる助成制度の新設を国に求める 意見書の提出を要請する陳情(第13号) 議員の政務活動費の領収書等(会計帳簿、活動報告書、視察報告書を含む) を議会ホームページでの公開等に関する陳情(第19号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 未来※ 青心● 緑◯ こころの会● 新風● 中核都市である宇都宮市の有益な税金の使い方についての陳情(第14号) 宇都宮市の(仮称)大谷スマートIC建設計画の再検討についての陳情(第15号) 「東部地区LRT整備事業」に関する『認可の取り下げ』を求める陳情(第18号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 未来◯ 青心● 緑◯ こころの会● 新風● 政務活動費の交付に関する条例改正に関する陳情(第20号) 大谷地区「サイクリングロード地下の安全性」に関する陳情(第22号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党退 未来※ 青心● 緑◯ こころの会● 新風● 大谷地区「農業法人の地下水の安全性」に関する陳情(第21号) 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党● 未来※ 青心● 緑退 こころの会● 新風● その他 議員派遣(海外行政視察研修) 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 未来◯ 青心◯ 緑◯ こころの会◯ 新風◯ 全会一致で決定した案件 市長提出議案 令和元年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 令和元年度介護保険特別会計補正予算(第2号) 令和元年度母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 令和元年度後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 令和元年度育英事業特別会計補正予算(第1号) 令和元年度下水道事業会計補正予算(第2号) 宇都宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正 宇都宮市都市計画税条例の一部改正 宇都宮市中央卸売市場業務条例の一部改正 宇都宮市自転車駐車場条例の一部改正 宇都宮市手数料条例の一部改正 宇都宮市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正 地方自治法第96条第2項の規定に関する条例の一部改正 宇都宮市立図書館条例の一部改正 指定管理者の指定(桜地域コミュニティセンター、緑が丘地域コミュニティセンター、 まちづくりセンター、オリオン市民広場) 栃木県市町村総合事務組合規約の一部変更に係る協議 工事請負契約の締結(橋梁維持修繕工事(鬼怒橋)) 財産の取得(鶴田沼緑地保全用地) 市道路線の認定 字の廃止並びに町及び字の区域の変更 損害賠償の額の決定及び和解 可決 議員案 人権擁護委員候補者の推薦の諮問に対する答申(吉川文子氏、駒田郁夫氏) 地域医療構想に関する意見書 可決 陳情 陳情第12号(災害時におけるペット同行避難に関する陳情)の取り下げ 承認 採決結果の表記 ・本会議での態度を賛成・採択は「○」、反対・不採択は「●」、退席は「退」と表記 ・会派内で賛否が分かれた場合は「※」と表記(賛成1人、反対2人) 会派の構成 会派とは、主義・主張を同じくする議員によって作られる団体で、本市議会には9つあります。本紙内では、会派名を( )内の略称で表記しています。 ・自由民主党議員会(自民党)21人 ・市民連合(市民連合)8人    ・公明党議員会(公明党)6人  ・日本共産党宇都宮市議員団  (共産党)3人 ・未来への架け橋(未来)3人 ・青心会(青心)1人 ・緑の未来(緑)1人 ・栃木県民こころの会(こころの会)  1人 ・新風うつのみや(新風)1人 議員ごとの賛否はこちら▶ 定例会の日程と概要 11月29日 本会議[開会] 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案や条例案などの議案を説明 議案の採決  ・宇都宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正案の議案を可決 提案 12月5・6・9・10日 本会議[一般質問] 議員が質問 ・16名の議員が議案についての質疑とあわせて、市政全般について質問し、市長などが回答 ⇒詳細は、 4~9ページ 質疑 12月11・12日 分野にわけて、5つの常任委員会を常時設置しています。 常任委員会 (総務、厚生、環境経済、建設、文教消防水道) 議案・陳情の審査  ・各常任委員会で所管ごとに執行部から  詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 10~11ページ 審査 12月19日 本会議[閉会] 議案・議員案・陳情の採決 ・常任委員会の委員長が審査結果を報告 ・議案と陳情について、賛成・反対の討論 ・議案と陳情の可否を決定 採決 ⇒詳細は、 12ページ 採決結果はこちら 台風第19号の被害から立ち直ろう ~台風第19号に関連する議案を11月5日に開催した臨時会・12月定例会で可決~ ●被災者支援や復旧工事の予算を確保  甚大な被害をもたらした台風第19号に対する被災者支援や、更なる被害を回避するための緊急対応を行うため、11月5日の臨時会及び12月定例会で合計約28億円の補正予算を可決しました。 【主な内容】被災者への見舞金の支給 住宅応急修理の実施 災害廃棄物の収集・処理 道路・河川の応急修繕        農業生産施設の再建支援制度の拡充 北山霊園、八幡山公園、柳田緑地の復旧工事 治水対策に係る河川調査 ●災害ごみ受け入れ体制を整備  宇都宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正を12月定例会で可決。災害ごみを、市内の廃棄物処理施設で、円滑かつ迅速に処理するための手続きを定めました。 ●議会から国や県に支援を要請  近年頻発する大型台風やゲリラ災害復旧復興に対し財政面などで最大限の支援が得られるよう、臨時会で意見書を可決し、国や県に提出しました。 ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元バーコードから一般質問動画をご覧になれます 篠﨑 圭一 (自民党) 質問項目 ①予算編成の考え方②台風第19号に係る災害への対応③公共交通政策④まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定⑤Uスマート推進協議会⑥地域医療政策 ほか 質問   NPO法人による 子どもの家の運営を   子どもの家事業の新制度では、市内を10ブロックに分けて、市が選定した法人が運営する体制となっており、これまで保育・教育という立ち位置で行ってきた運営が、効率や過度の安全安心のために、縮小される懸念がある。  ①教育的な側面や指導員の雇用と処遇の継続性などを踏まえ、現在、子どもの家を運営している関係者でNPO法人を立ち上げ、運営主体となるべきと考えるが市の考えを聞く。  ②運営主体の選定については、現在までの運営実績や貢献度を加味してはどうか。 答弁 人材確保と組織 マネジメントが必要   ①現在の運営関係者が、市が設定した運営区域ごとに安定した運営に必要な人材を確保及び育成し、適正な組織マネジメントができるNPO法人を立ち上げた場合、運営主体になりうると考える。  ②運営主体の選定については、より良い運営とするために、これまで築いてきた指導員と児童、保護者との信頼関係を継続することと、地域の方の意見を聴取することが重要と認識しているため、これらを新たな運営主体が努める要件として検討を進めていく。 小平 美智雄 (市民連合) 質問項目 ①防災・減災対策②誰もが快適に移動できる総合的な交通ネットワークの構築③JR宇都宮駅西口周辺地区整備④霊園行政⑤充実した子ども・子育て支援制度の構築 ほか 質問 内水氾濫(※1)の対策を 強化すべき  気候変動の影響による自然災害の激甚化・頻発化は、今後さらに進行が想定され、台風第19号による被害を検証し、防災・減災対策に活かしていくことが重要である。  ①中心市街地では内水氾濫が発生した可能性が指摘されており、今回の災害状況を検証し、都市部の雨水排水対策の強化や、雨水の一時的な貯留浸透施設の設置など、内水氾濫への対策を強化する必要があると考えるがどうか。  ②国土交通省は、全ての都道府県と市区町村に対し、浸水想定区域を示した内水ハザードマップの作成を進めるよう通知したが、市の対応は。 答弁 内水ハザード マップを作成   ①内水対策を含め、総合的に治水対策を推進するため、庁内の関係部局の横断的な組織として、雨水対策強化推進チームを立ち上げたところであり、雨水貯留浸透施設の整備などの検討を進め、先ずは被害発生地域での対策を進めるなど、対策強化に取り組む。  ②これまでの内水による浸水情報を洪水ハザードマップに記載していたが、わかりやすく情報を提供する必要から、新たな内水ハザードマップとして見直しを始めた。2年度に予定している浸水シミュレーションを行い、内水ハザードマップの早急な公表に向けて取り組む。 村田 雅彦 (公明党) 質問項目 ①市長の政治姿勢②健康づくりの推進と福祉の充実③地域経済の活性化④子育てしやすいまちづくり⑤教育の充実 質問 災害を再発させ ない改良復旧を  地球温暖化により、災害につながる豪雨の増加や台風の勢力が強くなる環境にある中、被災した場合には改良復旧を行わないと、以前よりも被災する危険度が大きくなると考えられる。  今回の台風第19号は、各地で洪水や土砂崩れ、家屋の倒壊などを発生させたが、進路によっては本市に壊滅的な被害をもたらすことが考えられる威力があった。    今後、今回の水害と同程度の災害による家屋の浸水、土砂崩れなどを再発させない改良復旧が必要であると思うが、市の考えを聞く。 答弁 総合的な治水・ 雨水対策を検討  市では、これまでの災害復旧において、被災箇所を元に戻す、原形復旧を実施してきたところであるが、今回の台風第19号による被害状況から、復旧に併せて機能強化を図る改良復旧が必要であると再認識した。  田川や姿川に流入する河川などの周辺において、スピード感を持って今後の対応策を推進するため、関係部局による横断的な雨水対策強化推進チームを設置したところであり、様々な流出抑制策や、改良復旧による機能強化など、実効性のある総合的な治水・雨水対策の検討を進めていく。 ※ 内水氾濫…河川の水である外水に対し、市街地内にたまった雨水などの水のことを内水といい、側溝や下水道などで内水を処理しきれず水があふれる水害を内水氾濫と呼ぶ。 久保井 永三 (未 来) 質問項目 ①今回の台風第15号・台風第19号の被害の原因と対応策②河川改修③森林経営管理制度④生活保護費の不正受給⑤庁舎内で起きた事故⑥LRT事業 ほか 質問 災害ボランティア への支援充実を     台風第19号の被害を受けて、災害ボランティアへの支援について聞く。  ①ボランティア活動を行う中で、熱心さのあまり休憩をほぼ取らないリーダーが見受けられたため、適切に活動できる災害ボランティアのリーダー育成が急務であると考えるが、現在の状況と今後の取り組みは。  ②ボランティア活動手帳を発行し、得意とする分野や仕事の経歴などを記入することにより、ボランティアの受け入れ作業を手際よくでき、人員配置の参考になるのではないか。 ▲災害ボランティアの活動の様子 答弁 市社協と連携し 支援を実施 ①市社会福祉協議会で災害ボランティアセンターを開設し、5人1組を基本とした活動チームを編成し、経験年数などから選ばれたリーダーがその日の活動を指揮することになっており、センターからも水分補給や休憩時間の確保などの徹底を依頼し、事故などもなく活動を行っている。  ②本人から直接確認した活動経歴などを参考に災害状況に応じたチーム編成を行い活動している。  今後とも、災害ボランティア活動が安全かつ円滑に行われるよう、市社会福祉協議会と緊密な連携を図りながら、必要な支援を実施していく。 岡本 芳明 (自民党) 質問項目 ①新工業団地の早期事業化②国際的スポーツイベントの継続的な誘致開催③宇都宮市リーディング企業支援事業の今後の取り組み④今後の農業政策の展開 ほか 質問 下竹下停留場 周辺道路の拡幅を  LRTの(仮称)下竹下停留場周辺には、飛山城史跡公園や道場宿緑地など、多くの来場者でにぎわう場所があるが、幅が狭い道路が多く、歩道も狭いため、停留場までの送迎で走行する自動車や周辺に向かう歩行者にとって、十分安全であるとは言えない状況にある。  LRT整備と併せて、飛山城史跡公園や道場宿緑地に向かう飛山用水両側の道路を中心に、道路の幅を広げるとともに歩道を整備すれば、LRT利用者の利便性が向上し、地域活性化の向上に大いにつながるものと考えるが市の考えを聞く。 答弁 安全性と魅力を 高める整備を検討  現在、(仮称)下竹下停留場と飛山城史跡公園をつなぐルートは、既存の市道がある一方、本停留場と道場宿緑地を結ぶルートについては、行き止まりや、見通しが悪いなどの箇所がある。  本停留場と道場宿緑地をつなぐ道路の連続性や安全性を高める整備は、LRTを利用した交流人口の拡大や市の魅力向上につながるものと認識していることから、既存の道路やLRTの側道などを活用した道路の整備を検討しているところであり、飛山用水両側の道路の拡幅や歩道整備についても検討していく。 宇梶 哲 (市民連合) 質問項目 ①災害に強いまちづくり②第3次宇都宮市市民協働推進計画③悪質クレーム・カスタマーハラスメント対策④第2次健康うつのみや21⑤観光政策⑥教育行政 質問 地域活動の人材 育成の取り組みは  平成30年に第3次宇都宮市市民協働推進計画を策定し、市民、地域活動団体、行政などのまちづくりの活動主体が役割を分担して、強味や特性を活かしながら、様々なまちづくり活動を推進してきた。しかし、市民活動に参加している市民の割合が減少しており、自治会加入率も低下傾向にある。また、高齢化が進み、地域のまちづくり活動を担う人材不足が課題であると認識している。  今後、人材の育成にどのように取り組みを進めていくのか。 ▲河川の清掃の様子 答弁 まちづくり活動応援 事業で人材育成  新たな担い手育成のためには、まちづくり意識の醸成、活動参加へのきっかけづくり、継続した活動の実践など、段階的な取り組みが必要である。  そのため、まちづくりセンターと連携し、若者を対象とした地域活動の体験事業やシニアを対象とした地域デビュー講座など、意識啓発や参加へのきっかけ作りに取り組むほか、元年11月から開始したまちづくり活動応援事業により、様々なまちづくり活動への参加機会を提供し、継続して参加する市民を増やし、将来の地域を支える人材を育成していく。 矢古宇 芳一 (自民党) 質問項目 ①防災・減災②避難所・避難場所へのマンホールトイレの設置③防災士資格の取得に対する支援④LRTに関する交通ルールの周知⑤北西部地域の活性化⑥競輪事業ほか 質問 LRTの交通ルール の周知に動画活用を  LRT導入後の交通ルールの周知については、周知チラシを市の各施設で配布し、また、県内自動車教習所、県や警察本部の協力を得て県の出先機関や道の駅、免許センター、各警察署等でも配布している。このほか、市の出前講座やLRT事業ホームページでの専用ページの開設、VR(※)を用いた説明などを行っているが、周知は十分ではないと思われる。  周知の一つとして、子どもから高齢者まで理解しやすいのは映像であり、自動車運転手用や利用者用の動画を作成し、本庁舎や出先機関、他機関の協力を得て放映してはどうか。 答弁 新たに動画を 作成・放映する  市では路面電車が運行した経験がないことから、開業に先立ち、LRT導入後の交通ルール等の積極的な周知に努めており、2年度以降、新たに市内の小学4年生を対象とする子ども自転車免許事業や中学・高校の全生徒を対象とする交通安全の啓発にあわせて周知を強化していく。  VRは体験した方々から具体的なルールを理解できたなどの好評の声をいただいており、今後、より多くの方に体験してもらえるよう、オープンハウスなどで積極的に活用するとともに、交通ルールを解説する新たな動画を作成し、公共施設はもとより民間事業者の協力を得て幅広く放映するなど、様々な取り組みを展開していく。 天谷 美恵子 (共産党) 質問項目 ①台風第19号に伴う河川改修工事②介護予防・日常生活支援総合事業③認知症ケア体制④公立・公的病院の再編統合⑤ひきこもり支援⑥一条中学校跡地の土地利用 質問 姿川の早期改修 国と県に要望を  ①姿川改修期成同盟会は、9月に大谷橋上流部約700メートルまでの整備を国へ提言したが、10月の台風第19号による水害はその区間のもっと上流でも発生したため、専門家による抜本的な計画の練り直しも含めて再度、国への提言をすべきではないか。  ②大谷・田下町の住民の命とくらしを守るためにも、観光地大谷を発展させるためにも治水対策を急ぐ必要がある。上流部の調節池整備を含めた姿川の改修を一刻も早く進めるよう国と県に働きかけるべきと考えるがどうか。 答弁 早期実現を粘り 強く働きかける  ①台風第19号の被害を受け、大谷橋上流部の溢水した区間を含めた一体的な姿川の整備について緊急要望を県に行った。今後、県による姿川の上流部を含めた計画変更が整い次第、適切な時期に再度、国に提言していく。  ②改修が早期に実現できるよう国・県に粘り強く働きかけていく。また、総合的に治水対策を推進する雨水対策強化推進チームを立ち上げたところであり、今後、スピード感を持って雨水流出抑制策を検討していく。 黒子 英明 (自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢②災害時の避難③交通安全対策④競輪事業⑤地域環境保全のために活動している団体の有効活用⑥消防行政 質問 非認知能力の 周知と教育を  非認知能力は協調性や自制心、思いやりなど、偏差値やIQ、学力テストなどでは測定できない能力であり、決められたことを粛々とこなすだけでは身につけることは難しく、日常の遊びや生活の中での試行錯誤により伸ばせる力である。  ①非認知能力向上のためには、家庭と地域での経験が重要であり、保護者や地域への周知啓発や意識醸成が必要と考えるがどうか。  ②学力を高めるには、気持ちを整理し苦手な課題に向かうことができるかなど、非認知能力を高める教育が必要と考えるがどうか。 答弁 周知啓発と心の 教育の推進に努める  ①これまで、主に子育て中の保護者を対象に講座を開催してきた。今後も、各種講座、こどもるっくるなどの情報誌を活用し、周知啓発と意識の醸成に努める。  ②平成24年度から宮っ子心の教育を推進し、人や自然、社会とのかかわりを通した体験活動の充実と、認め励ます教育に取り組み、児童生徒のきまりを守る心や、やり抜く心、自己肯定感などを育んでおり、非認知能力が着実に育まれているものと受け止めている。今後とも、児童生徒のやり抜く心などを育みながら、学力向上を図り、未来を担う宮っ子の育成に努めていく。 ※ VR…ヴァーチャル・リアリティの略称。コンピュータで作られた仮想空間を現実世界のように体験できる技術 高橋 英樹 (市民連合) 質問項目 ①市長の政治姿勢②自然災害への対応③スマートシティ④水素の活用⑤教育行政⑥スポーツツーリズム 質問 被災者の生活再建 に向けた支援は   台風第19号の被災から1カ月以上が経過し、災害対応が一段落したように見えるが、まだ住宅の床下や壁、被災者の心の中には、災害による傷が残っている。  今後、生活再建に向けた行政手続きなどの情報提供や家屋修繕の相談会、心のケアなど、まだまだ支援が必要なため、複数の団体が連携し、うつのみや暮らし復興支援センターを立ち上げ、支援が継続されている。  一日も早い再建に向け、行政と関係団体が連携を図り、情報共有の場の設置や、生活再建に向けた支援を行う体制を構築する必要があると考えるが、市の考えを聞く。 答弁 関係団体と連携した 支援体制を検討   市では、被災者の不安解消や生活再建などを支援するため、総合相談窓口を設置し、各種支援策などの情報提供や、県弁護士会の協力による無料法律相談などを実施しているところである。  また、市社会福祉協議会が開設した災害ボランティアセンターへ協力するなど関係団体との連携を図ってきたが、被災者のニーズに応え、寄り添った支援を行うためには、市内各地で活動している団体との連携が重要であると再認識したところである。  今後、被災者の生活再建に向けて、市や関係団体が持つ情報を共有した上で、支援につなげられる体制を検討していく。 長谷川 武士 (自民党) 質問項目 ①WBGT指数の導入②総合スポーツゾーン周辺市道の歩道と自転車走行空間③災害時協力井戸の登録制度と災害応急井戸の設置④非常通報システム装置と防犯訓練 ほか 質問 自衛官募集支援 方法の改善を   自衛官候補生の受験者数や入隊者数は減少傾向にあり、自衛官の確保に苦慮している。  隊員募集にあたり、必要が認められるときは、自衛隊法などにおいて、市に資料の提出を求めることができるとされており、その代表的なものは、名簿の確保である。対象者の情報について、紙媒体や電子媒体での提供を求めているが、現在は、募集担当自衛官が情報を閲覧しながら数日かけて手書きで写している状況である。  全国の市区町村では紙媒体や電子媒体での提出ができるよう改善が進んでいるが、市でも改善は可能なのか。 答弁 負担軽減を図り 情報提供を行う   紙媒体や電子媒体で自衛官の情報提供を行う自治体もあるが、市での自衛官募集に関する対象者の情報提供は、個人情報保護に対する意識の高まりに配慮し、住民基本台帳法の規定に基づき、閲覧により対応している。  市での情報提供については、平成30年度から台帳全体の閲覧ではなく、来年度に年齢が18歳を迎える対象者のみに絞り込んだ情報の閲覧に変更するなど、改善にも取り組んできたところであり、引き続き閲覧における負担軽減を図りながら適切な情報提供に努めていく。 成島 隆裕 (公明党) 質問項目 ①防災・減災対策の強化②子どもの権利を守る環境整備③保健福祉行政④空の移動革命⑤消防行政 質問 宇都宮市子どもの 権利条例の制定を  現在の日本の子どもたちを取り巻く環境は複雑で多岐にわたり、いじめや虐待、貧困など、深刻な問題が増え続けている。  ①市には、子どもの権利条例がない。子どもの最善の利益を考える市として、新しき令和の時代に相応しい宇都宮市子どもの権利条例を制定すべきと考えるがどうか。  ②国のスクールソーシャルワーカーの配置目標は、中学校区に1人であり、市では25人必要となるが、現在は、わずか2人である。国の目標に基づいた配置と、適正な予算の確保を最優先すべきと考えるが、市の考えを聞く。 答弁 子どもの権利が尊重 される事業を推進   ①市では、宇都宮市人権施策推進指針を踏まえ、子どもの権利が尊重されるよう、子どもや子育て家庭を支援するための、宮っこ子育ち・子育て応援プランに基づき、施策や事業を推進している。現在、社会環境の変化に対応するため、プランの改定を進めており、市民とともに、たくましい宮っこを育んでいく。  ②家庭などの問題が複雑化、多様化しており、問題の解決までに数年にわたって支援が必要なケースが多く、学校からの応援要請も増加傾向にあるため、相談件数の推移や取り組みの効果などを踏まえながら、支援体制の更なる充実を検討していく。 岡本 源二郎 (自民党) 質問項目 ①無電柱化②不法投棄未然防止のための監視カメラ設置③観光誘客の促進④UJIターンのあり方⑤災害時の対応⑥地域防犯⑦JR宇都宮駅東口のコンベンション施設の活用 ほか 質問 ICTを活用し 保育士の負担軽減を  市では、幼稚園から認定こども園への移行や、既存園の増改築・分園整備など既存施設を活用した施設整備を進め、平成29年度から3年連続で年度当初待機児童ゼロを達成したところであるが、年度後半には保育士の確保が難しく受け入れが厳しい状況であると聞いている。  保育士の確保が難しい理由の一つである保育士の業務負担の軽減に向け、保育業務でのIoT活用など、ICT化を推進するべきではないか。 答弁 ICT導入に向けた 支援を行う  民間保育所などに対し、タブレットで登園・降園などの事務管理を行うシステムや、午睡(※)時の児童の安全を確保する事故防止センサーの導入を支援している。  また、公立保育所1か所で、2年2月からICTを活用したシステムの実証実験を予定しており、そこで職員シフト表の作成など、保育士の業務効率化につながる機能を見極める。この実証実験の結果と、これまで導入した施設の活用事例や効果などの情報を未導入施設に提供し、ICT導入に向けた支援を進めていく。 原 千鶴 (共産党) 質問項目 ①台風第19号の対応と被災者支援②子どもの権利条例の制定③子ども行政④学校給食の課題⑤子どもの家等事業 質問 床下浸水被害の 市独自支援策を  台風第19号により一部損壊準半壊と一部損壊の被害を受けた住宅約600件は、半壊未満とされ見舞金もない状態である。  一部損壊の約580件は、住宅の応急修理の制度からも漏れ、今までの暮らしを取り戻すために苦労を強いられている。  小山市では、一部損壊に分類される床下浸水でも支援を受けることができる条例を独自でつくっている。一部損壊とされた住宅にも何らかの支援が必要と考えるが、市が独自支援策をつくるかどうかを含め、どのように考えているか市の考えを聞く。 答弁 早急に具体的な 検討を行う  市では、国や県の支援策も活用しながら対応するとともに、床上・床下浸水した家屋の清掃などに水道水を利用した方を対象として、水道料金や下水道使用料を減免するなど、被災者支援に取り組んできた。  一方で、現在も、苦労を強いられている方々が多数いる状況であり、床下浸水などの被害を受けた住宅について、新たな支援策が必要と考えることから、早急に具体的な検討を行っていく。 ▲越水した田川沿いの遊歩道 平松 明夫 (こころの会) 質問項目 ①台風第19号の被害状況と浸水被害対策、災害弱者への対応②ネットいじめ対策③動物愛護施策 質問 動物愛護施策の さらなる推進を  ①6月の動物愛護法の改正により繁殖業者等に犬や猫へのマイクロチップの装着と登録が義務化されたが、すでに飼われている犬や猫への装着は飼い主の努力義務にとどまる。マイクロチップが装着されていれば、迷子や災害で保護された際、飼い主へすぐに連絡でき、遺棄抑制につながるため、マイクロチップ装着の推奨と施術費用の補助をしてはどうか。  ②動物愛護施策を推進するために、ふるさと納税を幅広く動物のために役立てられるようにし、積極的に活用してはどうか。 答弁 飼い主に啓発し 新施策を検討  ①犬や猫に名札、マイクロチップなどを装着することは災害時にはぐれた場合などに有効であるほか、責任の所在の明確化による飼い主の意識向上にもつながるため、一般飼い主に対し、所有者情報を示す所有明示の理解促進とその推進策について検討していく。  ②ふるさと納税への関心は高まり続けており、市の寄付の活用事業の取り組みや考え方を周知することで、受け入れ拡大に努めている。引き続き、動物愛護施策への活用も含め、適宜、見直しを行い、寄付の促進と市の魅力発信に取り組む。 ※ 午睡…昼寝をすること。 山﨑 昌子 (自民党) 質問項目 ①災害対応②ドローン活用③LRT導入に伴う安全・安心な交通システム④渋沢栄一の功績を伝える取り組み⑤読書バリアフリー法施行に伴う「読める喜び」の推進 ほか 質問 西川田駅で石の街 うつのみや発信を  県は栃木国体を見据え、総合スポーツゾーン整備を進めており、今後、施設の活用が期待される。その最寄り駅である東武西川田駅では、かつて蒸気機関車が運行し、多くの大谷石が東京へ運ばれていたが、こうした歴史を後世に残す取り組みが必要と考える。  今後、総合スポーツゾーンの利用者の増加が予想される中、西川田駅で、大谷石文化のストーリーが日本遺産となった石の街うつのみやの発信に取り組むことが重要と考えるが市の考えを聞く。 ▲大谷石を運ぶ  蒸気機関車 答弁 情報発信の実現に 向け協議を進める  日本遺産認定を契機に、大谷石文化に国内外から注目が集まりつつある中、オリンピックや栃木国体で多くの方々が訪れることから、大谷石文化を広く発信する絶好の機会と捉え、官民連携で動画の作成やSNS等の情報発信に取り組んできた。  西川田駅は大谷石産業の歴史上、重要な駅であり、そこで石の街うつのみやの発信を行うことは大きな効果が期待できることから、蒸気機関車が大谷石を運搬する様子を再現したCG動画の放映など、情報発信の実現に向け、東武鉄道株式会社と協議を進めていく。 中学生・高校生が議長の仕事を体験  10月20日の宇都宮城址まつり伝統文化と歴史の祭典に、元年度ジュニア未来議会で議長・副議長を務めた船田泰希さんと小平俊輔さんが議長の仕事を体験する1日議長として参加しました。  祭典のセレモニーでは、議長として堂々と挨拶し、関係者の方々からお褒めの言葉をいただいていました。 ◀セレモニーでの挨拶 1日議長の感想  「市について知りたい」という一心でジュニア未来議会に参加しましたが、さらに1日議長という貴重な体験ができるとは考えてもいませんでした。活動を通して何事も挑戦することが大切だと感じました。 (宇都宮市立豊郷中学校 2年 船田泰希さん)  城址まつりの盛り上がりや、参加者の皆さんから市への愛や熱意を感じ、住みやすい市にしていくだけでなく、市の良いところを多くの人に発信していくことを私たちも心がけていきたいと思いました。 (栃木県立宇都宮高等学校 2年 小平俊輔さん) 日本一の歌声を議場で披露♪  11月29日の本会議開会前に、宇都宮市立星が丘中学校合唱部による議場コンサートを開催しました。  星が丘中学校合唱部は、元年10月に開催された、第72回全日本合唱コンクール全国大会において中学校部門同声合唱の部で、初出場で最高賞の文部科学大臣賞を受賞という快挙を成し遂げられました。  当日は、コンクールでも歌った愛の塔を含めた2曲が披露されました。素晴らしいハーモニーが議場いっぱいに響きわたり、議場が大きな感動に包まれました。 ▲星が丘中学校合唱部による議場コンサート 今回の表紙写真 ~まちづくり交流センター イエローフィッシュ~  イエローフィッシュをご存知ですか?  オリオン通りに近接し、中心市街地の活性化にむけた取り組みをはじめとし、まちづくり活動にお使いいただける施設です。宇都宮まちづくり推進機構が管理・運営を行っており、学生やNPO法人など様々なまちづくり団体の活動の場として利用されています。  取材に伺った日には、宇都宮市創造都市研究センター主催の、宇都宮での起業に関する講演会とパネルディスカッションを行っていました。大学生を中心に、和やかな雰囲気の中、活発な意見交換が行われていました。  活動の後には、近隣での食事会や街なかの散策などを楽しむこともできます。まちなかでまちづくりを考える拠点として、是非イエローフィッシュを活用してみませんか? 【イエローフィッシュに関する問合せ先】              宇都宮まちづくり推進機構 TEL 028-632-8215 宇都宮まちづくり推進機構とは??  中心市街地活性化に取り組むための中核的な組織として、公共と民間が一体となり設立された。釜川や大谷石蔵などの地域資源を活用したまちなかの魅力向上や交通とまちづくりに関する調査研究などの取り組みを行っている。 宇都宮市創造都市研究センターとは??  市内の私立4大学(宇都宮共和大学、作新学院大学、文星芸術大学、帝京大学宇都宮キャンパス)と、自治体・産業界等との連携を進めるため設立された。各大学の特色を生かしながら、地域活性化などに関する調査研究を行ってい イエローフィッシュ地図 宇都宮市江野町10-4 常任委員会などの主な審査 総務常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 歳入歳出それぞれ6億2654万9千円を減額し、予算総額を2225億7793万3千円に補正するもの。  歳入で、地方交付税、国庫支出金、その他を追加計上したほか、市税、市債を減額するもの。  地方債で、今回の補正に伴い、環境衛生災害復旧費ほか1件を追加するとともに、ごみ処理施設建設費ほか6件を変更するもの。 質 疑 法人市民税の減額の主な原因は何か。 説 明 今般の米中貿易対立などの影響により、多くの法人が決算見込みを下方修正したほか、大手法人が今後の決算における業績予想の大幅な下方修正を行ったことに対応し、今回、減額する。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇議員の政務活動費の領収書等(会計帳簿、活動報告書、視察報告書を含む)を議会ホームページでの公開等に関する陳情 陳情の趣旨 政務活動費に係る収支報告書と領収書などは、紙でしか閲覧ができず、写しの交付に多額の費用が必要になることから、事実上、議会へのアクセスを阻害しており政務活動費の不正の温床となっている。ついては、政務活動費の収支報告書と領収書等を議会のホームページで公開するよう陳情する。 意 見 今、政務活動費に対する市民の関心やチェックが厳しいことからこの陳情は採択としたい。 意 見 元年度、議会制度検討会議において既に検討が始まっている事項であり、その検討を待つこととしたいことから、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 厚生常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 災害復旧費で、台風第19号による公共施設等の災害復旧工事の実施に伴う環境衛生災害復旧費を追加計上するもの。  繰越明許費は、年度内の完了が見込めない環境衛生災害復旧事業について設定するもの。  債務負担行為は、まちづくりセンター管理業務ほか2件について新たに設定するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇指定管理者の指定 議案の概要 桜地域コミュニティセンターほか2施設に係る指定管理者を指定するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇介護福祉職員処遇を当面月4万円引き上げる助成制度の新設を国に求める意見書の提出を要請する陳情 陳情の趣旨 高齢者がピークとなる2025年には介護福祉分野の職員が約100万人不足すると推計されているが、職員の低賃金状態は改善されていない。ついては、当面、介護福祉職員処遇を月4万円引き上げる助成制度の新設を求める意見書を国に提出するよう陳情する。 意 見 平成24年度に介護職員処遇改善加算という助成制度が創設され、平成27年度、29年度と加算が拡大し、元年10月には新たな加算も創設された。国の統計でも、介護職員の処遇が改善している状況を踏まえ、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、 不採択。 環境経済常任委員会 〇令和元年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 農林水産業費で、台風第19号による農業生産施設等の再建に対する支援制度の拡充等に伴う水田農業振興費、県補助金の交付決定等に伴う、ほ場整備費及び農村環境保全費を追加計上するもの。  商工費で、魅力ある商店街等支援事業補助金及び観光振興促進事業補助金の申請件数が当初見込みを上回ったことに伴う商店街振興費及び観光事業費を追加計上するもの。  災害復旧費で、台風第19号による公共施設等の災害復旧工事の実施に伴う農業施設災害復旧費その他を追加計上するもの。  繰越明許費は、年度内の完了が見込めない林業施設災害復旧事業について設定するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇大谷地区「農業法人の地下水の安全性」に関する陳情 陳情の趣旨 大谷地区でイチゴの生産をしているが、地下水は保健所の検査を受けておらず、また、近隣には産業廃棄物のごみの山もあり、大谷のイチゴが安全・安心なのか危惧している。ついては、市が大谷地区の地下水の安全宣言を出すことと民地であっても地質・水質の調査ができるように条例を議会で作ることについて陳情する。 意 見 市は定期的に地下水の調査を行っており、大谷地区近辺はすべて環境基準に適合している。また、民地の水質調査については、公益性が高いため、状況により現行法令に基づく調査が可能であることから、この陳情は不採択としたい 委員会の結論 全会一致で不採択。 建設常任委員会 〇令和元年度 一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 土木費で、道路横断歩道橋の新設に伴う交通安全施設整備費、治水対策に係る河川調査の実施に伴う河川維持修繕費を追加計上するもの。  災害復旧費で、台風第19号による公共施設などの災害復旧工事の実施に伴う道路橋りょう災害復旧費、公園緑地災害復旧費を追加計上するもの。  繰越明許費は、年度内の完了が見込めない公園緑地災害復旧事業ほか1件について設定するもの。  債務負担行為は、LRT枕木購入費で、新たに設定し、野高谷町・清原台1丁目地内市道6414号線LRT高架橋工事ほか2件について期間及び限度額を変更するもの。 意 見 LRT関連の予算が入っていることから反対である。  委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 〇自転車駐車場条例の一部改正 議案の概要 宇都宮駅東口地区整備事業によるJR宇都宮駅東口第2自転車駐車場の建て替えに伴う同自転車駐車場の移転及び使用料の改定をするほか、レンタサイクルの更なる利用促進を図るため、電動アシスト付レンタサイクルの使用料を引き下げるもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 文教消防水道常任委員会 〇令和元年度 一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 災害復旧費で、台風第19号による公共施設などの災害復旧工事の実施に伴う社会教育災害復旧費を追加計上するもの。 意 見 柳田緑地については、数年おきに災害が発生し、施設の復旧に数億円の予算を使っている。中長期的に考えると、財政的にも、防災・減災の観点からも、別の場所に新たに施設を確保した方がよい。今後、施設整備計画などを改定する際に検討して欲しい。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇令和元年度下水道事業会計補正予算(第2号) 議案の概要 資本的支出で、下水道施設の災害復旧工事の実施に伴う災害復旧費を追加計上し、資本的収入で、企業債や国庫補助金を追加計上し、予算総額を238億1835万円に補正するもの。 意 見 同様な水害の可能性を考えた工事を実施するのか。 説 明 電気設備は、再度、浸水しないよう地上階に設置する。ポンプ施設は、施設の構造上、現況復旧となるが、今回の仮復旧で、モーターを分解・清掃することで早期復旧できたため、機能は維持できると考えている。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 行政視察報告 常任委員会と特別委員会が視察を行いました。 総務常任委員会(10月9日~11日) 群馬県前橋市:公共交通政策 愛知県岡崎市:スマートシティプロジェクト 香川県高松市:コンパクト・プラス・ネットワークの        モデル都市における公共交通政策との連携 厚生常任委員会(10月9日~11日) 愛知県東海市:ひきこもり支援 山口県宇部市:ひきこもり支援 福岡県久留米市:結婚支援 環境経済常任委員会(10月8日~10日) 東京都荒川区:荒川もったいない大作戦 大阪府堺市:ごみの減量・リサイクルの取り組み 神奈川県小田原市:小田原市観光戦略ビジョン 建設常任委員会(10月16日~18日) 東京都三鷹市:三鷹市公園・緑地の適切な活用に向けた指針        三鷹中央防災公園 愛知県名古屋市:名城公園整備 静岡県静岡市:生活道路対策エリアにおける        交通安全対策の取り組み 文教消防水道常任委員会(10月7日~9日) 埼玉県戸田市:エドテックを活用した学校教育改革 福岡県北九州市:学校における業務改善の取り組み         学校におけるSDGsの取り組み 東京都狛江市:不登校対策 誰もがいきいきと安心して暮らせるまちづくり調査特別委員会(11月6日~8日) 大阪府大阪市:児童虐待防止に係る取り組み 兵庫県尼崎市:児童虐待防止に係る取り組み 千葉県浦安市:児童虐待防止に係る取り組み 次世代技術を生かしたまちづくり調査特別委員会(11月6日~8日) 広島県:ひろしまサンドボックス 母子健康手帳データ化推進協議会:スマートキッズCity                 YAOCCOの取り組み 静岡県静岡市:静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト 詳しい内容は、 市議会 ホームページで ご覧いただけます。 ◀宇都宮市議会ホームページ 議会のニュース 意 見 書 意見書を国などの、関係機関に提出しました。 ◆地域医療構想に関する意見書 趣 旨 国は、公立・公的医療機関等について再編統合等の再検討を求めるとして、全国の具体的な病院名を公表し、市内の2医療機関も対象とされた。全国一律の基準による分析のみで、地域の実情を鑑みない発表は住民の不安を招くこととなり、極めて遺憾である。今後の地域医療構想において、地域の実情を十分に踏まえるよう国に強く要望する。 討論 ◆令和元年度一般会計補正予算(第5号)、工事請負契約の締結、製造請負契約の締結及び財産の取得 反 対 未来 LRTの整備より、台風第19号の被災者支援やインフラ整備、福祉の充実などを優先すべきである。車線減少により渋滞がひどくなること、道路中央にあるLRT停留場へのバスからの乗り換えは不便かつ危険であること、平石中央小学校の敷地を削って通るルートに変更したため児童の安全が危ぶまれること、過大な需要予測による赤字経営が懸念され、次世代に大きな負担を強いる可能性が高いことから、LRT整備事業は止めるべきであるため、原案に反対する。 ◆工事請負契約の締結、製造請負契約の締結及び財産の取得 賛 成 自民党 LRTはまちづくりの礎となって、100年先のまちづくりにも生かされていくものであり、市民はLRT建設の更なるスピードアップを望んでいるものと受け止めている。契約の締結については、検修庫新築工事や車両部品の調達に係るものであり、必要不可欠であることから、原案に賛成する。 反 対 共産党  LRT事業に市民合意がないこと、台風の被災者への市の支援策は県内の他市の支援に遠く及ばないため、財政力にふさわしい独自支援策を行うべきであること、LRTに関連する契約の高い落札率には疑念があるため、公正・適正な競争が確保されているのか調査を求めること、現段階で用地取得等の進捗が6割であり、LRTが計画どおり運行できる保証がない中での契約議案は時期尚早であることなどから、原案に反対する。 ◆中核都市である宇都宮市の有益な税金の使い方についての陳情(陳情第14号)、宇都宮市の(仮称)大谷スマートIC建設計画の再検討についての陳情(陳情第15号)及び「東部地区LRT整備事業」に関する『認可の取り下げ』を求める陳情(陳情第18号) 不採択に反対 緑 陳情第14号の趣旨は、地域住民の合意を得ていない(仮称)大谷スマートIC建設よりも住民の安全、安心の住環境の確保に税金を使うべきとのことであり、妥当であるため、陳情の不採択に反対する。  また、陳情第15号は観光客の数分の時間短縮のために市民の生活を壊し、苦しむことを強行することに必然性も優位性もないことなどから、陳情の不採択に反対する。  また、陳情第18号は市にはバスがふさわしいこと、清原工業団地からの車の乗り換えも期待できないことなどの理由に正当性があることから、陳情の不採択に反対する。 ◆中核都市である宇都宮市の有益な税金の使い方についての陳情(陳情第14号) 不採択に反対 未来 今後さらなる大きな風水害や地震に見舞われる可能性は十分に考えられ、安心・安全なまちづくりに公金を投入するべきであること、(仮称)大谷スマートICの建設は、地域住民に十分な説明が行われておらず、陳情者ととことん話し合うという姿勢も感じられないことなどから、陳情の不採択に反対する。 世界から観た宇都宮  12月13日に、デュポン株式会社執行役員宇都宮事業所長の田中雅明氏を講師に招き、議員研修会を開催した。「グローバル企業からみた宇都宮」をテーマに、宇都宮市の強みや弱みなどについて講演をいただき、参加議員は熱心に耳を傾けており、大変有意義な研修会となった。 3月定例会の日程(予定) 2月26日(水) 本会議開会 午前10時 2月27日(木) 各常任委員会 午前10時 3月4日(水) 一般質問 午前10時 5日(木) 一般質問 午前10時 6日(金) 一般質問 午前10時 9日(月) 一般質問 午前10時 11日(水)各常任委員会 午前10時 12日(木)各常任委員会 午前10時 13日(金)各常任委員会 午前10時 24日(火)本会議閉会 午前10時 ※上記日程は変更になる可能性がありますので、ご来場の際は、事前にお問い合わせください。 議会事務局議事課 電話(632)2608 ◎「あなたと市議会」179号の印刷費1,537,305円(消費税含む)   ◎次回の発行は、4月下旬の予定です。