UTSUNOMIYA2022 うつのみや あなたと市議会 No.190 令和4年10月28日 定例会は年に4回 3月 6月 9月 12月 発行/宇都宮市議会 〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号 編集/宇都宮市議会 広報広聴委員会 電話:028-632-2611 WEBでも情報発信中! HP/宇都宮市議会 検索 井上咲楽さんが市議会にやってきました! あなたと市議会 主な目次 定例会の概要…❷ ここがききたい! 一般質問…❹ 3年度決算審査…❽ 常任委員会の主な審査…❿ 議会のニュース…⓬ ▲議長席に座る井上咲楽さん 定例会の概要 本会議の採決結果 会派の賛否が分かれた案件 市長提出議案 宇都宮市教育委員会委員の任命(亀山弘美氏) 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来◯ 緑◯ 4年度一般会計補正予算(第5号) 議決議案の変更(軌道工事(分割2号、分割3号)) 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来● 緑● 宇都宮市農業委員会の委員及び農地利用 最適化推進委員の定数を定める条例の一部改正 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来◯ 緑● 工事請負契約の締結 (橋梁工事上部工(市道5340号線)) 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来● 緑◯ 決算の認定 (3年度一般会計及び13件の特別会計) 結果 認定 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来● 緑● 剰余金の処分及び決算の認定(3年度水道事業会計、 3年度下水道事業会計) 結果 可決及び認定 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 清風◯ 共産党● 未来● 緑◯ 全会一致で決定した案件 市長提出議案 宇都宮市公平委員会委員の選任(手塚敏男氏) 宇都宮市固定資産評価審査委員会委員の選任(安田真道氏) 4年度一般会計補正予算(第4号、第6号) 4年度特別会計補正予算(介護保険(第1号)、競輪(第1号)) 4年度下水道事業会計補正予算(第1号) 地方公務員法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関 する条例の制定 条例の一部改正(宇都宮市職員の勤務時間、休日及び休暇に 関する条例及び宇都宮市職員の育児休業等に関する条例、 宇都宮市議会議員及び市長の選挙における選挙運動の 公費負担に関する条例) 市の境界変更 市の境界変更に伴う財産処分に関する協議 財産の取得(救助工作車、災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車) 字の廃止及び字の区域の変更 市道路線の認定及び廃止 訴えの提起 工事請負契約の締結(宮原運動公園野球場改築工事) 結果 可決 剰余金の処分及び決算の認定 (3年度中央卸売市場事業会計) 結果 可決及び認定 議員案 人権擁護委員候補者の推薦の諮問に対する答申 結果 可決 採決結果の表記  本会議での態度を賛成・採択は「○」、反対・不採択は「●」と表記 会派の構成   会派とは、主義・主張を同じくする議員によって作られる団体で、本市議会には7会派あります。本紙内では、会派名を( )内の略称で表記しています。 ・自由民主党議員会(自民党)19人 ・市民連合(市民連合)7人 ・公明党議員会(公明党)6人 ・清風クラブ(清風)5人  ・日本共産党宇都宮市議員団(共産党)3人 ・未来への架け橋(未来)1人 ・緑の地球(緑)1人 ◀議員ごとの  賛否はこちら 採決結果と注目の議案はこちら 注目の議案 4年度一般会計補正予算(第4号) 原油価格・物価高騰などを踏まえた学校給食費等の負担軽減策の実施 地方公務員法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 地方公務員の定年を60歳から65歳に延長するため、関係条例の整備を実施 定例会の概要 令和4年 9月定例会を開催 定例会の日程と概要 8月24日 本会議[開会] 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案などの議案を説明 議案の採決 ・教育委員会委員の任命、公平委員会委員の選任、固定資産評価審査委員会委員の選任、 4年度一般会計補正予算(第4号)を可決 提案 8月24日 常任委員会(総務、厚生、文教国体) 議案の審査 ・4年度補正予算(第4号)の議案について、執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 審査 ⇒詳細は、 10〜11ページ 8月30・31・9月1日 本会議[一般質問] 議員が質問 ・11名の議員が議案についての質疑とあわせて、市政全般について質問し、市長などが ⇒詳細は、 4〜7ページ 質疑 分野に分けて、5つの常任委員会を常時設置しています。 9月6日 常任委員会 (総務、厚生、環境経済、建設) 議案の審査 ・各常任委員会で所管ごとに執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 10〜11ページ 審査 特別委員会は必要に応じて設置し、委員会ごとに担当する分野について審査します。 9月8・9・20・21・22日 特別委員会 (決算審査、企業会計決算審査) 決算の審査 ・3年度の決算状況について、執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 8〜9ページ 審査 9月30日 本会議[閉会] クリーンパーク茂原火災事故 調査特別委員会調査終了の議決 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案などの議案を説明 議案の採決 ・常任委員会と特別委員会の委員長が 審査結果を報告 ・議案について、賛成・反対の討論 ・議案の可否を決定 議員案の採決 ⇒詳細は、 12ページ 採決 9月30日 常任委員会 (総務、厚生) 議案の審査 ・4年度補正予算 (第6号)などの議案に ついて、執行部から詳しい 説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、 10〜11ページ 審査 ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元バーコードから一般質問動画をご覧になれます 小林 紀夫(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢②LRT ③市内中心部のまちづくり ④地域のまちづくり⑤骨太の方針に関係する市の各種施策⑥参議院議員通常選挙における投票用紙の交付誤り 質問  農業生産に係る物価高騰が続く中、市の支援策は  米価の下落が続き、農業生産に係るあらゆる物の価格が高騰する中、農業者からは、農業継続を不安視する声が上がっている。  国や県による、農業者対象の燃油・物価高騰に係る緊急対策は、一定の効果は見込まれるが、農作物は生産コストを価格に転嫁することが難しく、このまま生産資材の価格高騰が続けば、農業者の営農意欲の減退や離農者が増加し、市農業の生産力が大きく低下することを懸念している。  食料安全保障の観点からも、市として農業者をしっかり支援していくことが必要と考えるが、市の考えを聞く。 答弁 農業者の意見を踏まえ、 市独自の支援策の 検討などに取り組む    市では、JAなどと連携しながら、国や県の支援策が、市内農業者に対し、確実に行き届くよう、周知や相談支援に取り組んでいる。  また、今回の生産資材の高騰による影響を把握するため、JAや市内農業者と意見交換を実施しており、農業者からは、「燃油や肥料などの価格高騰が経営努力によるコスト削減を上回っており、先行きが見通せない」などの切実な意見を聞いている。  それらの意見を踏まえ、燃油や資材高騰に対する市独自の支援策を検討するなど、農業者が安心して営農を継続できる環境づくりに取り組んでいく。 福田 智恵(市民連合) 質問項目 ①選挙における投票②LRT事業と交通政策③保健福祉行政④地域共生社会の基盤づくり⑤子どもの居場所づくりと地域福祉⑥教育行政 質問 市夜間休日救急診療所の運営体制の見直しを  新型コロナ感染症の影響で民間医療機関がひっ迫する中、市夜間休日救急診療所の受診者数は思ったほど多くなく、初期救急医療機関の役割が果たせているのか危惧している。そこで、市夜間休日救急診療所について聞く。  ①初期救急医療機関としての市夜間休日救急 診療所(以下、「夜休診」) の果たす役割は。  ②夜休診の在り方を見直す時期に来ていると考えるが、市の考えは。  ③お盆には民間医療機関の受け入れが限られていたことから、今後、夜休診でもPCR検査を実施し、民間医療機関につなげていく体制を整えてはどうか。 答弁 さまざまな状況を 踏まえ、在り方を 検討する   ①夜間や休日の初期救急医療機関として、軽度の患者に適切な医療を提供する役割を担っており、コロナ禍でも様々な感染症対策を講じ、診療・検査体制を整えてきた。今後も関係団体と協力のもと、体制の充実を図っていく。  ②設立当初と異なる状況を踏まえ、短期的・長期的に見直すものとに選別しながら、市民が安心して利用できる夜休診の在り方を検討する。  ③新型コロナウイルスの診断には、PCR検査と抗原検査が有効とされており、民間医療機関などが休みになる年末年始に抗原検査を実施してきた。今後も状況に応じて必要な検査を実施していく。 菅野 大造(公明党) 質問項目 ①駅東側におけるLRT事業②特定空き家の解消と空き家・空き地対策の推進③子宮頸がん予防ワクチン④宮っこ子育てアプリ⑤環境行政⑥学校トイレ洋式化の一層の推進 ほか 質問 うつのみや産業パーク 整備促進補助金の特徴と 活用に向けた取り組みは  4年8月に、地元組織や民間事業者による産業団地の開発誘導に向け、地区計画制度を活用した産業団地開発における道路や公園などの基盤整備への支援制度として、「うつのみや産業パーク整備促進補助金」が新たに創設された。  本制度が活用されるためには、まずは民間事業者などに知ってもらうことが重要であると考えるが、本制度には、どのような特徴があり、また、事業者などに積極的に活用してもらうため、どのように取り組んでいくのか聞く。 答弁 全国トップクラスの 支援内容であり、制度の 周知などに取り組む  本制度の特徴は、公共施設の整備に関する用地取得費や整備費に加え、埋蔵文化財の調査費に対しても2分の1以内を支援するものであり、全国トップクラスの支援内容とした。  また、活用促進に向けては、本制度の周知が重要であり、市ホームページへの掲載のほか、地元組織への説明を開始した。  今後は、産業団地の整備実績がある民間事業者を対象に、直接訪問による制度説明などを行うとともに、産業団地整備を検討する地元組織に対し、技術的な助言を行うなど、民間活力を活かした開発誘導に取り組んでいく。 ここがききたい! 一般質問 一般質問の内容に関するお問い合わせ先 議会事務局政策調査課  028-632-2611 内藤 良弘(自民党) 質問項目 ①働き方改革の推進②高齢福祉分野におけるインセンティブ交付金の活用③スーパースマートシティの理解促進に向けた取り組み④北西部地域での図書サービスの充実 ほか 質問 使用済み紙おむつ処分 に係る民間保育園への 支援策は    保育園の使用済み紙おむつについて、保護者負担や衛生面での問題から、保護者が持ち帰り処分するルールを見直す自治体が増えている中、市の公立保育園では保護者の持ち帰りを廃止しているが、民間保育園では、保護者が持ち帰りする園が多いと聞いている。  ①民間保育園における紙おむつの処分方法の実態について聞く。  ②「子育てしやすいまち日本一」を目指す市にとって、子育てに係る保護者の負担を軽減する取り組みは重要であり、民間保育園の紙おむつの持ち帰り見直しを促進するための支援策を講ずるべきと考えるが市の考えは。 答弁 施設処分を後押し できるような支援策を 早急に検討していく  ①4年6月に調査を実施したところ、回答のあった市内125施設のうち4割を超える施設で保護者が使用済み紙おむつを持ち帰り処分しており、紙おむつの仕分けなど施設の負担となっていることが明らかになった。  ②新型コロナウイルスを契機とした全国的な処分方法の見直しの動きや、私立保育園協会からの要望を踏まえ、市としては、紙おむつの保護者持ち帰りを見直しすることは、衛生上のリスク低減や保護者及び保育士の負担軽減につながると考えていることから、施設での処分を後押しできるよう有効な支援策について、早急に検討していく。 菅原 一浩(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢(公共施設の整備などにおける民間活力の導入、市の観光資源)②環境行政③市道 号線の道路拡幅④街路灯のLED化⑤公立校の今後の在り方の検討 質問 幅広い利用者が快適に 利用するため宇都宮 清原球場の改修を  宇都宮清原球場では、4年5月にプロ野球公式戦が開催され、県内外から多くの人が観戦した。  また、学童野球や高校野球などの数多くの大会が開催されており、10月の「いちご一会とちぎ国体」でも、熱い戦いが繰り広げられるものと期待している。  宇都宮清原球場は、建設後30年以上が経過し、施設の老朽化などが見られており、今後、球場を改修し、施設の機能向上にも取り組むと聞いている。改修に当たり、これまで以上に選手や観戦者が快適に利用できる環境を整えていく必要があると考えるが、市の考えを聞く。 答弁 さらなる機能向上に 向け、情報を収集し、 設備導入を検討する  宇都宮清原球場は、これまでに人工芝の全面張替やスコアボードを更新したほか、プロ野球球団などからの要望を受け、対応の必要がある諸室の増築やシャワー室の設置等の整備に向け取り組んでいる。また、さらなる機能向上に向け、全国地方球場の設備について情報収集を行うとともに、プロ野球本拠地の球場に職員を派遣し、球団関係者と意見交換を行っている。今後は、より快適に球場を利用できるよう、施設機能の充実を図るとともに、脱炭素社会の構築につながる省エネ設備などの導入についても検討し、「全国に誇れる地方球場」を目指していく。 茂木 祐佳里(清 風) 質問項目 ①中期財政計画②環境行政 ③通信基盤の確立④自立支援⑤投票所の設置⑥教育行政 ⑦結婚支援 質問 男女のマッチングを 「頼まれる人」同士を つなぎ、結婚支援を  少子化は、未婚化・晩婚化の影響が大きく令和2年の出生数は約84万人、合計特殊出生率*1は1.33と過去最少となった。  ①独身男女のマッチングを「頼まれる人」は、おのおのの人間関係の中で希望に合った相手を探すが、マッチングに苦労していると聞いている。今後は、「頼まれる人」同士をつなぐ取り組みが必要ではないかと考えるが、市の考えを聞く。  ②国では、結婚支援ボランティアなどに結婚支援へのより詳細な知識を持ってもらう育成プログラムが策定されたことから、市の「頼まれる人」への周知も重要であると考えるが、考えを聞く。 答弁 とちぎ未来クラブの 「地域結婚サポーター」 になることが有効  ①県、県内市町、民間団体などが設立した「とちぎ未来クラブ」では、人生経験や人脈の豊富な方にアドバイスなどをもらう「地域結婚サポーター事業」を実施しており、このサポーターになることで、サポーター同士の交流や連携を深めることができるものと考える。  ②国の育成プログラムは、結婚支援を行うボランティアなどの知識・能力の向上を図るための研修資料であり、「頼まれる人」の活動においても有用であることから、まずは、地域結婚サポーターの研修での活用をとちぎ未来クラブの事務局である県に働きかけていく。 ※1 合計特殊出生率…15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当する ここがききたい! 一般質問 保坂 栄次(未 来) 質問項目 ①駅西側のLRT整備事業 ②駅東側のLRT整備事業 ③クリーンパーク茂原の火災事故とごみ削減④教育行政 ⑤住宅政策⑥水道基本料金の2か月全額免除 質問 LRTと路線バスを 比較してLRTが優位に あるとする理由は  JR宇都宮駅西側のLRT整備について聞く。  ①現在、大通りでは、路線バスが公共交通の基軸として機能しているが、LRTの導入・延伸をするに当たり、路線バスとLRTを比較し、LRTが優位にあるとする具体的な理由と、比較していない場合は、その理由について聞く。  ②また、市の公共交通の基軸となっている路線バス事業者との協議の状況について聞く。 ▲JR宇都宮駅西口から見た大通り 答弁 高い輸送力など、将来の まちづくりに多くの 効果が期待できる  ①路線バスも含め、BRT*2やLRTなど、さまざまな交通システムについて比較検討した結果、高い輸送力や定時性を備え、環境負荷の低減や地域経済の活性化、鉄道との連携による広域的なネットワークの形成など、将来のまちづくりに多くの効果が期待できるLRTを選定した。  ②公表した駅西側LRT事業の内容は、市内路線バス事業者2者がオブザーバーで参画している「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」で協議し、了承いただいた内容であり、今後の検討の進捗に応じて、適宜、バス事業者と協議を行いながら取り組んでいく。 矢古宇 芳一(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢(北西部振興、移住相談窓口)②職員の健康管理③宇都宮市版ご当地ナンバープレート④営農型太陽光発電⑤浸水対策⑥選挙における投票環境 質問 ご当地ナンバープレート の普及拡大に向けた 取り組みは  宇都宮市版ご当地ナンバープレートについて、デザインの選定や交付条件などの検討を進めると聞いている。  その普及拡大の一つとして、多くのバイクを所有する事業者などへ積極的に登録ナンバープレートからの切り替えをお願いするとともに、市に多く登録されている農耕作業用自動車などの小型特殊自動車などへも交付の対象を拡大することで、市のブランドイメージをさらに高めることにつながるものと考える。  そこで、市版ご当地ナンバープレートの普及拡大に向けた取り組みについて聞く。 答弁 ナンバープレートの 無償交換やライダー への広報に取り組む  市版ご当地ナンバープレートは5年3月からの交付を目指している。  従来のナンバープレートからの切り替えを促すため、1回限りの無償交換の実施や事業者などへの積極的な働きかけに加え、バイク販売店へのポスター掲示などにより、納税義務者であるライダーに直接届く広報にも努めていく。また、市で交付する全てのナンバープレートを対象としていく。  さらに、10月に美術系の大学と専門学校が作成したデザイン案について投票を実施する予定であり、多くの市民に投票いただくことで、交付に向けた機運を盛り上げ、普及拡大に取り組んでいく。 福田 久美子(共産党) 質問項目 ①市長の政治姿勢(国葬への対応、反社会的団体と市の関係、市重大保育事故再発防止検証委員会)②新型コロナウイルス感染症への対策 ③LRT整備事業 ほか 質問 包括的性教育について 市の取り組みは  身体や生殖の仕組みだけでなく、性の多様性、ジェンダー平等、幸福など広いテーマを含む包括的性教育について聞く。  ①市では「小中学校における性教育の手引き」が3年度に「性に関する教育の手引き」として生まれ変わったが、以前の手引きから大きく変わった点や、現代的な課題に対し解決が期待できる内容となったのか市の考えを聞く。  ②学習指導要領上、扱わないとされている性交の授業について、きちんと教えることが性暴力や性犯罪から守ることにつながり、正面から取り組むべきと考えるが、市の考えを聞く。 答弁 引き続き学習指導 要領に基づく指導の 充実に努める  ①学習指導要領に示されている性に関する内容を整理し、児童生徒が適切な意思決定や行動選択ができるよう、手引きの内容を見直した。また、性に関する環境及び情報への対処や性の多様性などの現代的な課題を盛り込むなど、多様な視点で性に関する教育に取り組める内容となっている。  ②性被害に関する内容などについて、発達段階に応じて指導するとともに、中学校3年生を対象に、産婦人科医から直接話を聞く「性教育サポート事業」の実施など、性に関する学習に取り組んでいる。引き続き、児童生徒の性に関する指導の充実に努めていく。 ※2 BRT…バス・ラピッド・トランジット(Bus Rapid Transit)の略で、連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専用道、バスレーンなどを組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム ここがききたい! 一般質問 一般質問の内容に関するお問い合わせ先 議会事務局政策調査課  028-632-2611 遠藤 信一(清 風) 質問項目 ①市とNHKとの契約状況、市行政事務とNHKとの関連②市の公式ウェブサイトのリニューアル③教育行政④選挙⑤住宅政策⑥手足口病⑦道路行政⑧LRT 質問 操作性が良く、 分かりやすいホームページ へのリニューアルについて  市ホームページを主にスマートフォンで閲覧しているが、検索のしやすさ、見やすさ、分かりやすさ、市の特色は全面に出ているかなどを踏まえて閲覧すると、少し分かりづらさや検索のしにくさを感じた。  市は、「共働き子育てしやすい街ランキング2021」で総合編2位を獲得していることなど、市の特色をホームページの全面に出しつつ、スマートフォンなどでも操作性が良く、分かりやすいホームページのデザインにリニューアルしてはどうか。 答弁 市の魅力や必要な 行政情報が確実に伝わる ように取り組んでいく  市民の約5割以上が市ホームページから市政情報を入手しており、これまで、閲覧環境や操作機能などの向上に加え、3年度には、検索頻度が高いキーワードを分析の上、ページの記事タイトルと 一致させるなどにより、検索性向上を図った。  現在は、さらに閲覧しやすくするため、トップページのデザインなどの見直しのほか、バナーの積極的な活用、より高度な検索システムの導入など、年内を目途に取り組んでいる。  今後も、市の魅力や行政情報などが迅速かつ確実に伝わり、理解される「伝わる広報」の実現に向けて取り組んでいく。 柴田 賢司(自民党) 質問項目 ①ネットワーク型コンパクトシティ②公共交通条例③スマ ートワーク④ごみ処理施設の火災防止策⑤林業の活性化に向けた支援⑥第6次宇都宮市総合計画改定基本計画 質問 危険ごみの区分を 見直し、分かりやすい 回収方法の検討を  4年2月の火災により、クリーンパーク茂原はごみの焼却処理ができず、市民生活に大きな影響を及ぼしている。ごみ処理施設の火災・爆発事故の多くは、スプレー缶などの可燃ごみへの混入であるが、市ではスプレー缶などを危険ごみとして回収する一方、モバイルバッテリーは家電販売店などにあるリサイクルBOXで回収しており、異なる2種類の回収方法が可燃ごみへの混入の要因となっていると考えられる。  このため、モバイルバッテリーなどの電池類を別の区分として、ごみステーションに出せるよう再編すべきと考えるが、市の考えを聞く。 答弁 電池類のごみ ステーションからの 収集を検討する  市では、充電できない乾電池はごみステーションから収集しているが、充電式電池は、「資源有効利用促進法」により、家電販売店などに設置されているリサイクルBOXへ排出をお願いしている。  クリーンパーク茂原の火災事故を受け、発火しやすいごみの混入による火災の危険性については、新聞の折り込みチラシなどで注意を促すとともに、電池類の正しい出し方を市ホームページやごみ分別アプリで周知している。  提案の電池類のごみステーションからの収集は、利便性の向上や火災事故の未然防止にもつながるものと考えられることから、早急に検討していく。 議員研修会を開催  9月29日に、一般社団法人リンクデータ代表理事の下山紗代子氏を講師に招き、議員研修会を開催しました。  今回は、「スマートシティの進展とオープンデータについて」と題し、自治体におけるデータ利活用やエビデンスに基づく政策立案などについて学び、大変有意義な研修会となりました。 ▲議員研修会の様子 ▲講師:下山紗代子氏 クリーンパーク茂原火災事故調査 特別委員会報告書を市長へ提出しました  市議会では、4年2月に発生したクリーンパーク茂原での火災事故や事故後の対応などを調査するため、4月28日の本会議において「クリーンパーク茂原火災事故調査特別委員会」を設置し、調査研究を進めてきました。  この度、提言を取りまとめたことから、9月30日に調査終了を議決し、同日、報告書を市長に提出しました。 ▲報告書を市長に提出する様子 3年度決算審査 3年度決算の認定について、決算審査特別委員会と企業会計決算特別委員会を設置し、適正に予算が執行されているか、期待した行政効果が得られているか、さらには、今後、改善を要する点は何かなどに主眼を置き審査を行った。主な審査の内容は次のとおり。 決算審査特別委員会 3年度決算の概要 一般会計の歳入決算額は、2592億4211万 4559円で、予算現額に対する収入率は、90.8%、歳出決算額は、2491億5878万3656円で、予算現額に対する支出率は、87.3%。歳入歳出差引額は、100億8333万903円となったが、翌年度へ繰り越すべき財源である繰越明許費繰越額などを差し引いた実質収支額は、60億7713万8244円。  なお、このうち40億円を財政調整基金及び減債基金に積み立てている。  また、公営企業会計を除く国民健康保険特別会計など13特別会計の 歳入決算額は、1246億 9115万3305円で、予算現額に対する収入率は、99.4%であり、歳出決算額は、1230億1880万6954円で、予算現額に対する支出率は、98%。 歳入歳出差引額は、16億 7234万6351円となったが、繰越明許費繰越額を差し引いた実質収支額は、13億4783万7372円。 【一般会計(歳入)】 質 疑 市税の収入未済額*1が減っているが、その主な項目と徴収業務の取り組み状況はどのようになっているのか。 説 明 収入未済額が大幅に減額となった税目は、固定資産税、法人市民税、個人市民税である。取り組み状況は、スマートフォン納付などのキャッシュレス納付の利用促進により納期内納付の推進が図られていることに加え、新市税システムの活用による迅速な財産調査や差し押さえなどを実施しており、その結果、高い収入率につながった。 【一般会計(歳出)】 質 疑 ふるさと宇都宮応援寄附管理業務委託について、受入寄附の件数や額が前年より増えているが、どのような取り組みが効果につながったのか。 説 明 ふるさと納税の申し込みサイト数を拡充したことや、ウェブ広告による告知、返礼品の充実を図ったことにより、市への寄附が増えている。 ▲ふるさと納税返礼品の餃子 質 疑 青少年健全育成費のうちのオンライン開催とはなにか。 説 明 宮っこフェスタをオンラインで開催したものであり、宮っこチャンネルと題して、青少年団体や部活動などの日頃の活動成果を発表する機会として動画を投稿してもらっている。この宮っこチャンネルは、65団体548人が参加し、動画については、約1万1千回再生されるなど、市民から好評である。 ▲オンラインで開催された宮っこフェスタ 質 疑 河川改良費の決算額が2年度に比べ増額しているが、どのような取り組みが行われたのか。 説 明 総合治水・雨水対策推進計画を3年5月に策定し、時間雨量47ミリのゲリラ豪雨による床上浸水を10年間で解消するという目標を立てたところであり、河川の  (いっすい)防止の取り組みを推進している。今後も市民が安心できるよう目標達成に向けて取り組みを推進していきたい。 質 疑 収入未済額について、新型コロナウイルス感染症の影響による増減はあるのか。また、未納者に対しどのような対応を行っているのか。 説 明 新型コロナウイルス感染症の影響で2年度に収納率が少し落ち込んだが、3年度は持ち直している状況である。未納者への対応については、督促状や催告状を送付後、反応がない方には、納付案内センターに委託し、催告を行っている。また、その後3か月が経過しても反応がない方には、債権回収会社による通知の送付や納付相談を行い、納付につなげている。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり認定。 企業会計決算審査特別委員会 【水道事業会計】 概 要 3年度の給水人口は50万4263人で、2年度に比べ0.52%減少し、年間給水量は、5879万9922㎥で、2年度に比べ0.62%減少した。このうち、有収水量は、5282万 5828㎥、有収率*289.84%であり、2年度より0.28ポイント減少した。  主な建設改良事業は、水道建設事業として、松田新田浄水場2号薬品沈殿池傾斜板設備等更新工事やろ過池原水弁等更新工事などが行われた。水道改良事業は、松田新田浄水場導水管耐震化整備工事や薬品沈殿池耐震化工事などが行われた。配水管整備事業としては、老朽配水管更新工事や出水不良等による配水管更新工事など、延長約29㎞の工事が行われた。 質 疑 3年度は、漏水量の割合が減少したということだが、それに対し、どのような評価をしているのか。 ※1 収入未済額…当該年度に調定したもののうち、出納整理期間(収入または支出を行うために設けられている期間)までに納入されなかったもの ※2 有収率…給水する水量と料金として収入のあった水量との比率 3年度決算審査 説 明 漏水を特に多く起こしているポリエチレン管一層管という給水管が市内に約7万1千か所あり、それに対して、集中的に漏水調査を実施し、早期修繕を行ったこと、また、抜本的な対策として、老朽管の更新に伴い、ポリエチレン管一層管の入替えに努めたことが漏水量の減少につながっていると考えている。今後も、ポリエチレン管一層管の対策に力を入れながら、漏水量の縮減を進めていきたい。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決及び認定。 ▲老朽管更新の様子 【下水道事業会計】 概 要 3年度の水洗化人口は、45万193人で、2年度に比べ0.67%増加し、年間総処理水量は、8837万5852㎥で、2年度に比べ6.58%増加した。このうち、有収水量は、4858万 8724㎥、有収率は、64.18%で、2年度より4.26ポイント減少した。  主な建設改良事業は、公共下水道建設事業として、処理場で川田水再生センター2系前処理設備・5号脱水機改築更新工事が行われたほか、管きょ布設事業として延長約3㎞の汚水管きょ築造工事が、雨水幹線整備事業として岡本台調整池築造工事などが行われた。  特定環境保全公共下水道事業は、延長約4㎞の汚水管きょ築造工事が行われた。  施設改良事業は、公共下水道老朽管きょ改築工事や公共下水道管きょ耐震化工事が行われた。 質 疑 3年度の有収率が64.18%で、2年度から4.26ポイント減少したが、有収率向上計画を策定し、これまで取り組んできたことに対する評価については、現時点でどのように考えているのか。 説 明 平成30年度に第3次上下水道有収率向上計画を策定し、スクリーニング調査など、浸入水の箇所の絞り込みによる止水工事の実施など、各施策を計画的に取り組んできた。有収率の減少は、管などの経年での破損により浸入水が入りやすくなっていることや、ゲリラ豪雨や台風による地下水の上昇などが影響していることから、これまでの浸水箇所の絞り込みや止水工事の継続的な実施、ます、取付管への止水対策など、効率的に取り組むことにより、有収率の向上につなげていきたい。 要 望 有収率向上の取り組みは、市民サービスにも影響してくるため、取り組みの効果の検証は、これまでの計画の実施状況なども含めてしっかりと行っていただきたい。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決及び認定。 【中央卸売市場事業会計】 概 要 3年度の取扱数量は、青果部では9万2874tで、2年度に比べ5.02%の減少、水産物部では5959tで、2年度に比べ6.28%減少した。取扱金額は、青果部では264億9820万3千円で、2年度に比べ 3.03%の減少、水産物部では72億639万5千円で、2年度に比べ0.41%減少した。   建設改良事業は、市場整備事業として、宇都宮市中央卸売市場施設等整備基本計画に基づき、水産仲卸業者冷蔵施設の改築や水産卸売業者冷蔵施設の設備改修などが行われた。 質 疑 市場の再整備が青果・水産物の取扱量に与えうる影響は、どのように考えているのか。 説 明 水産物の卸売業者や仲卸業者の間では、コールドチェーンの強化、いわゆる品質管理の強化が求められており、再整備に当たっては、冷蔵施設の整備に重点を置いた。消費者に安全で、安心なものを届けられるよう整備を進めることで、取扱量の減少に歯止めがかけられるのではないかと考えている。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決及び認定。 今回の表紙写真 〜井上咲楽さんが議場にやってきました〜  8月に放送された市議会広報番組「井上咲楽の『なるほど!うつのみや市議会』」では、初めて井上咲楽さんに議場に来ていただき、撮影を行いました。番組では、議場や議案審査における採決までの流れなどについて紹介しました。 ▲議場での番組撮影の様子 ▲議長席での番組撮影の様子 井上咲楽の「なるほど!うつのみや市議会」  市議会では、議会で決まった市民生活に身近な施策などをドラマ仕立てにして紹介しています。  井上咲楽さんが演じる「1人6役」の5分番組、ぜひ見てね! ▼過去映像はコチラ 放送日 11月23日(水) 午後9時40分〜 とちぎテレビで放送! 常任委員会の主な審査 総務常任委員会 ○4年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 歳入歳出それぞれ13億7221万 3千円を追加し、予算総額を2370億9371万2千円に補正するもの。  歳入は、国庫支出金、繰越金を追加計上するもの。  歳出は、総務費で、国のマイナポイント第2弾において、マイナポイント申込支援窓口を拡充することに伴い、1200万円を増額するもの。  また、令和3年度子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金の返還に伴い、償還金、利子及び割引料を5億6200万円余増額するもの。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ○地方公務員法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定 議案の概要 地方公務員法等の一部改正により、職員の定年が段階的に引き上げられるとともに、管理監督職勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務制が創設されることなどに伴い、関係する規定を整備するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇宇都宮市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び宇都宮市職員の育児休業等に関する条例の一部改正 議案の概要 地方公務員の育児休業等に関する法律等の一部改正を踏まえ、職員が働きながら育児しやすい環境整備を推進するため、育児参加のための休暇の対象期間の拡大や育児休業の取得要件の緩和などをするもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 厚生常任委員会 〇4年度一般会計補正予算(第4号) 議案の概要 民生費で、生活困窮世帯に対する物価高騰対策生活困窮者自立支援金の支給に伴う生活困窮者自立支援費、原油価格・物価高騰などを踏まえた保育所給食費などの負担軽減策の実施に伴う私立保育園費その他を追加計上するもの。  衛生費で、高齢者施設などの従事者などに対するPCR検査などの実施に伴う感染症予防費を追加計上するもの。  教育費で、原油価格・物価高騰などを踏まえた学校給食費などの負担軽減策の実施に伴う幼児教育助成費を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇4年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 民生費で、国庫補助金の交付決定に伴う障がい者福祉施設運営等補助費を追加計上するもの。  衛生費で、生後6か月から4歳までの乳幼児を対象としたインフルエンザ予防接種費用の助成に伴う予防接種費、新型コロナウイルス感染症に係る行政検査件数が見込みを上回ったことなどに伴う感染症予防費を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇介護保険特別会計補正予算(第1号) 議案の概要 歳入歳出それぞれ3605万9千円を追加計上し、予算総額を361億7630万3千円に補正するもの。歳出で、介護給付費交付金などの精算に伴う過年度補助等返還金を追加計上し、歳入で繰越金を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇4年度一般会計補正予算(第6号) 議案の概要 民生費で、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間の延長に伴う生活困窮者自立支援費、住民税非課税世帯などに対する給付金の支給に伴う住民税非課税世帯等臨時特別支援事業事務費及び住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費を追加計上するもの。  衛生費で、オミクロン株対応ワクチン接種の実施などに伴う予防接種費を追加計上するもの。  債務負担行為は、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター運営及びデータ入力等業務委託の限度額を変更するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 環境経済常任委員会 〇4年度競輪特別会計補正予算(第1号) 議案の概要 歳入歳出それぞれ39億円を追加計上し、予算総額を253億 1671万9千円に補正するもの。  歳出は、車券発売収入の増加に伴う「勝者投票券払戻金」その他を追加計上したほか、3年度の事業収益が見込みを上回ったことに伴う「地方公共団体金融機構納付金」を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 ▲宇都宮競輪場でのレースの様子 常任委員会の主な審査 〇宇都宮市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の一部改正 議案の概要 農業者数の減少に伴い、農業委員会等に関する法律施行令に規定する基準に基づき、農業委員の定数を変更するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇字の廃止及び字の区域の変更 議案の概要 上駒生地区土地改良事業の施行に伴い、施行区域内の字を廃止するとともに、字の区域を変更するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 建設常任委員会 〇4年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 土木費で、JR宇都宮駅西側整備区間の軌道事業の特許申請に向けた検討の実施に伴う「LRT整備推進費」を追加計上するもの。債務負担行為は、大谷町地内市道635号線橋梁工事の限度額を変更するもの。 意 見 LRTの駅西側への延伸は市民の理解を得ておらず、多くの費用をかけて調査を行うことには賛成しかねるため、この議案には反対である。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 〇4年度下水道事業会計補正予算(第1号) 議案の概要 収益的支出で1073万円を、資本的支出で3億9902万5千円をそれぞれ減額し、予算総額を269億6276万6千円に補正するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇市道路線の認定及び廃止 議案の概要 民間の開発団地内の道路の受け入れなどに伴い、新たに7路線を市道として認定し、1路線を廃止するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇訴えの提起 議案の概要 宇都宮都市計画事業宇都宮鶴田第2土地区画整理事業地内における仮設住宅などの明け渡しを求める訴えを提起するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 文教国体常任委員会 〇4年度一般会計補正予算(第4号) 議案の概要 教育費で、原油価格・物価高騰などを踏まえた学校給食費などの負担軽減策の実施に伴う給食運営費を追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 行政視察報告 総務常任委員会、環境経済常任委員会、議会ICT推進プロジェクトチームが視察を行いました。詳しい内容は、添付の二次元コードまたは市議会ホームページからご覧になれます。 総務常任委員会 (7月19日~21日) 【視察先・項目】 千葉県千葉市:スマートシティの取り組み 兵庫県神戸市:自動運転/近距離移動サービスに関連した取り組み        電動キックボードに関連した取り組み 大阪府池田市:オールドニュータウンにおける超低負荷型MaaS ▲視察の様子(神戸市) 環境経済常任委員会 (7月27日~29日) 【視察先・項目】 埼玉県さいたま市:スポーツコミッション 京都府京都市:ごみの減量に向けた施策 愛媛県松山市:ごみの減量に向けた施策 ▲視察の様子(京都市) 議会ICT推進プロジェクトチーム (7月14日~15日) 【視察先・項目】 埼玉県久喜市:議会ICT化の取り組みについて 千葉県柏市:議会ICT化の取り組みについて ▲視察の様子(久喜市) ※ 本会議での採決結果と異なる 議会のニュース 討論 ◆4年度一般会計補正予算(第5号)ほか3件、一般会計・特別会計・企業会計決算の認定 反対 未来  LRT事業は、JR宇都宮駅西側の整備を含めると1千億円を超える莫大な税金を投入することになる。  3年度一般会計決算には、191億円余、上下水道事業会計決算には、6億円余のLRT事業費が含まれている。  LRT事業は、市民にとって莫大な費用に見合う効果が認められないと考えることから、原案に反対する。 ◆一般会計・特別会計・企業会計決算の認定 反対 共産党  決算について、小中学校の体育館へのエアコン設置、子どもの居場所づくり事業の取り組み、生理用品の学校トイレへの設置などには評価している。しかし、LRT事業が、費用対効果の検証や民意の確認なしに進められていることや、指定管理者制度については、導入から10年が経過しており、検証や見直しが必要であると考えることから、認定に反対する。 ▲小・中学校体育館に設置された空調機器 ◆一般会計・特別会計決算の認定 賛成 自民党  予算執行に当たっては、最優先の課題である感染症対策に、補正予算と併せて予備費を活用し、スピード感を持って取り組むとともに、収納対策の強化による自主財源の確保や、最少の経費で最大の効果を挙げられるよう、創意工夫しながら、迅速かつ切れ目のない予算執行に取り組み、各種施策・事業を着実に推進された。  また、経常収支比率が86.6%、公債費負担比率が10%と、それぞれ2年度から5.2ポイント、1.3ポイント改善している。自主財源比率は、49.8%と2年度より4.8ポイント改善している。財政力指数についても、中核市では上位にあり、引き続き財政の健全性を確保していると考えられる。  以上のことから、歳入歳出ともに適正、公正かつ効果的・効率的に執行されたものと高く評価し、認定に賛成する。 ▲新型コロナワクチン集団接種の様子 12月定例会の日程(予定) 月日   内容   時刻 11月 30日(水) 本会議開会 午前10時 12月8日(木)、9日(金)、12日(月)、13日(火) 一般質問 午前10時 15日(木)、16日(金) 各常任委員会 午前10時 23日(金)本会議閉会  午前10時 ※上記日程は変更になる可能性がありますので、ご来場の際は、事前にお問い合わせください。 会議を傍聴予定の皆様へ(新型コロナウイルス感染症対策)  新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、会議を傍聴される場合には、咳エチケットの徹底、手洗いの励行など、各自適切な対応を取られますようご協力をお願いいたします。  ◎ 本会議は、宇都宮市議会インターネット議会中継、宇都宮ケーブルテレビ、本庁舎1階の市民ホール(TVコーナー)などでもご覧いただけます のでご活用ください。  ※ 感染拡大を考慮して、傍聴などに特段のご配慮をお願いする場合がございます。 あなたと市議会190号の内容に関するお問い合わせ  028-632-2611 議会事務局政策調査課 ◎「あなたと市議会」190号の印刷費1,565,190円(消費税含む)   ◎次回の発行は、1月下旬の予定です。