UTSUNOMIYA2024 うつのみや あなたと市議会 No.195 令和6年1月29日 定例会は年に4回 3月 6月 9月 12月 発行/宇都宮市議会 〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1番5号 編集/宇都宮市議会 広報広聴委員会 電話:028-632-2611 WEBでも情報発信中! HP/宇都宮市議会 検索 大切なまちを守る! 令和6年宇都宮市消防出初式 一斉放水訓練の様子 あなたと市議会 主な目次 定例会の概要…❷ ここがききたい! 一般質問…❹ 常任委員会の主な審査…❿ 議会のニュース…⓬ ▲大通りで行われた分列行進の様子 定例会の概要 本会議の採決結果 会派の賛否が分かれた案件 市長提出議案 5年度一般会計補正予算(第5号) 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 維新◯ 清風◯ 立憲◯ 未来● 緑◯ 参政党◯ 宇都宮市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党◯ 維新● 清風◯ 立憲◯ 未来◯ 緑● 参政党◯ 宇都宮市コミュニティプラザ条例の一部改正 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 維新◯ 清風◯ 立憲◯ 未来◯ 緑● 参政党◯ 子ども・子育て支援法等の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定 宇都宮市公園条例の一部改正 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 維新◯ 清風◯ 立憲◯ 未来◯ 緑◯ 参政党◯ 宇都宮市保育所条例の一部改正 財産の無償譲渡(松原保育園の施設設備) 結果 可決 自民党◯ 市民連合◯ 公明党◯ 共産党● 維新◯ 清風◯ 立憲◯ 未来● 緑● 参政党◯ 請願 パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る意見書提出を求める 請願 結果 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党● 維新● 清風● 立憲● 未来◯ 緑● 参政党◯ 陳情 宇都宮市民により開かれた市政の実現を求める陳情 結果 不採択 自民党● 市民連合◯ 公明党● 共産党◯ 維新◯ 清風● 立憲● 未来◯ 緑◯ 参政党◯ 国の保育士配置の加算にあたって、宇都宮市の独自施策を維持して保育現場 の状況を改善する事に関する陳情 結果 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 維新● 清風● 立憲● 未来◯ 緑◯ 参政党◯ 高齢者介護や障害福祉を支える職員の処遇改善のために、介護報酬と障害 福祉サービス等報酬引き上げるよう国に意見書の提出を求める陳情 結果 不採択 自民党● 市民連合◯ 公明党● 共産党◯ 維新◯ 清風● 立憲◯ 未来◯ 緑◯ 参政党◯ 路線バスの街・宇都宮市域における「LRTによる『東西基幹公共交通の基軸 づくり』と『西部への延伸』の撤回」を求める陳情 結果 不採択 自民党● 市民連合● 公明党● 共産党◯ 維新● 清風● 立憲● 未来◯ 緑◯ 参政党● 全会一致で決定した案件 市長提出議案 5年度一般会計補正予算(第4号、第6号) 5年度特別会計補正予算(介護保険(第4号)、駐車場(第1号)、宇大東南部第 2土地区画整理事業(第2号)、岡本駅西土地区画整理事業(第2号)) 5年度事業会計補正予算(水道(第3号)、下水道(第2号)) 条例の制定(宇都宮市教育委員会の職務権限の特例に関する条例、住居表示 の実施に伴う関係条例の整理に関する条例) 条例の一部改正(宇都宮市部課設置条例、宇都宮市職員の特殊勤務手当に 関する条例及び宇都宮市災害派遣手当等の支給に関する条例、宇都宮市会 計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例、宇都宮市税条例、宇都 宮市都市計画税条例、宇都宮市総合福祉センター条例、宇都宮市健康交流 センター条例、宇都宮市国民健康保険税条例、宇都宮市森林公園条例等、 宇都宮市河内農業構造改善センター条例、宇都宮市道路占用料条例等、宇 都宮市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例、宇都宮市火災 予防条例) 指定管理者の指定(五代若松原地域コミュニティセンター、北山霊園ほか3施 設、聖山公園ほか2施設、総合福祉センターほか2施設、老人福祉センターこと ぶき会館ほか4施設、茂原健康交流センター、サン・アビリティーズ、泉が丘ふれ あいプラザ、雀の宮作業所ほか1施設、環境学習センター、市営駅西駐車場ほ か4施設、森林公園ほか2施設、西鬼怒川地区グラウンドワーク活動センター、 市営雀宮駅東口駐車場ほか10施設、みずほの自然の森公園、文化会館、清原 中央公園ほか13施設、上河内体育館ほか2施設、宮原運動公園ほか5施設) 栃木県市町村総合事務組合規約の一部変更に係る協議 工事請負契約の締結(旧東横田清掃工場解体工事) 議決議案の変更(準用河川大久保谷地川バイパス築造工事(下流部推進工)、 準用河川越戸川バイパス築造工事(国道123号横断部)) 市道路線の認定 結果 可決 議員案 悪質・危険運転の撲滅を求める意見書 人権擁護委員候補者の推薦の諮問に対する答申 ガザ地区における平和の早期実現を求める決議 結果 可決 採決結果の表記   本会議での態度を賛成・採択は「○」、反対・不採択は「●」と表記。 会派の構成  本市議会には10会派あります。 本紙内では、会派名を( )内の略称で表記しています。 ・自由民主党議員会(自民党)19人 ・市民連合(市民連合)8人    ・公明党議員会(公明党)6人 ・日本共産党宇都宮市議員団(共産党)3人 ・うつのみや維新(維新)3人 ・清風クラブ(清風)2人  ・宇都宮 立憲(立憲)1人 ・未来への架け橋(未来)1人 ・緑の地球(緑)1人 ・参政党 政治参加を促す会(参政党)1人 ◀議員ごとの賛否はこちら ※「会派」とは、自分たちの意見を効果的に市政に  反映させるために、所属政党に限らず、理念を同じくする議員によって作られた団体のことをいいます。 採決結果と注目の議案はこちら 注目の議案 5年度一般会計補正予算(第3号) ・帯状疱疹ワクチン接種費用の助成事業の実施など 決算の認定(4年度一般会計及び11件の特別会計) 定例会の概要 令和5年12月定例会を開催 定例会の日程と概要 11月30日 本会議[開会] 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案などの議案を説明 議案の採決 ・悪質・危険運転の撲滅を求める意見書(議員案)を可決 提案 12月7・8・11・12日 本会議[一般質問] 議員が質問 ・16名の議員が議案についての質疑とあわせて、市政全般について質問し、市長などが回答      ⇒詳細は、4〜9ページ 質疑 12月11日 常任委員会(総務、厚生) 議案の審査 ・5年度一般会計補正 予算(※第4号)の議案について、執 行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 審査 分野に分けて、5つの常任委員会を常時設置しています。 12月11日 本会議 議案の提案理由説明 ・市長が5年度一般会計補正予算(※第4号)の議案を説明 提案 12月12日 本会議 議案の採決 ・5年度一般会計補正予算(※第4号)を可決 議案の提案理由説明 ・市長が指定管理の議案を説明 採決 12月14日 常任委員会 (総務、厚生、子ども文教、環境経済、建設) 議案・請願・陳情の審査 ・各常任委員会で所管ごとに執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定  ⇒詳細は、10〜11ページ 審査 議会を円滑に運営するために設置しています。 12月15日 議会運営委員会 陳情の審査 ・議会運営に関する陳情について、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、11ページ 審査 12月22日 本会議[閉会] 議案の提案理由説明 ・市長が補正予算案の議案を説明 議案・議員案・請願・陳情の採決 ・各常任委員会と議会運営委員会の委員長が審査結果を報告 ・議案・請願・陳情について、反対の討論 ・議案・議員案・請願・陳情の可否を決定 ⇒詳細は、12ページ 採決 12月22日 常任委員会(総務、厚生、子ども文教、環境経済、建設) 議案の審査 ・5年度一般会計補正予算 (第6号)などの議案について、執行部から詳しい説明を受け、審査 ・委員会としての可否を決定 ⇒詳細は、10〜11ページ 審査 注目の議案 宇都宮市部課設置条例の一部改正 ・令和6年度から市長事務部局に魅力創造部を設置 5年度一般会計補正予算(第4号、第6号) ・原油価格・物価高騰等を踏まえた社会福祉施設等の電気料金や小中学校等の 給食費の支援の実施 など 採決結果はこちら ※ 12月12日に議案が可決後、5年度一般会計補正予算の補正予算番号の変更が行われました (第4号⇒第5号、第5号⇒第4号) ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元コードから一般質問動画をご覧になれます 黒子 英明(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢(組織体制、LRT事業、脱炭素先行地域のさらなる推進)②東部総合公園の整備③医療体制④児童相談所⑤産業団地の整備⑥上下水道事業 ほか 質問  効率性の高い救急医療体制の構築を  市の夜間休日救急診療所は、設置から約40年が経過し老朽化が進む中、近年は、新型コロナウイルス感染拡大の対応などにより、施設の脆弱さが指摘された。また、施設にはCTやMRIなどの大型医療機器が備わっておらず、精査のために二次・三次救急医療機関への転院搬送が必要になるほか、診療科目が内科・小児科・歯科に限られており、対応が困難な場合があると聞いている。  医療体制の強化を図るため、夜間休日救急診療所を二次救急医療施設の敷地内に新築移転し、効率性の高い救急医療体制を構築する必要があると考えるが、市の考えは。 答弁 市民ニーズに適切に対応した救急医療体制の確保に努める 保健福祉部長 市では、救急患者が夜間や休日でも安心して必要な医療を受けられるよう、宇都宮市医師会や医療機関などと協力しながら、初期救急から二次・三次救急における安定的かつ円滑な医療提供体制の確保に努めてきた。  効率性の高い救急医療体制の構築については、高齢化の進展や新たな感染症への備えなど、夜間休日救急診療所を取り巻く環境の変化が見受けられることから、引き続き、宇都宮市医療保健事業団や市医師会などと意見交換を行いながら、市民ニーズなどに適切に対応した救急医療体制の確保に努めていく。 駒場 昭夫(市民連合) 質問項目 ①ライトライン運行上の取り組み②環境対策への取り組み③都心部の魅力あるまちづくりにおける脱炭素化の取り組み④スポーツ施設整備 質問 屋外スポーツ施設の熱中症対策などについて聞く  ①清原中央公園庭球場にはベンチは備わっているが、屋根付き施設はなく、直射日光を避けることができない。健康面を考慮した熱中症予防や高齢者の憩いの場の創出のため、テニスコート近隣で観戦できる屋根付き施設の設置について考えを聞く。  ②北西部地域体育施設のテニスコートについて、4年3月に策定した「北西部地域体育施設整備基本計画」には、ベンチや椅子が備わった屋根付き休憩施設の記載がないが、設置する計画はあるのか。計画がなければ設置すべきと考えるが、考えを聞く。 答弁 熱中症対策のための屋根付きベンチの設置を検討していく 教育次長 ①清原中央公園のテニスコートの利用者は多く、近年の記録的な猛暑で、熱中症対策がますます重要になっており、利用者が快適にスポーツを楽しめる環境づくりが必要と考えている。  そのため、今後は、日差しを避けながら応援や観戦、休憩ができる環境整備に向け、テニスコート近くへの屋根付きベンチの設置を検討していく。  ②北西部地域体育施設は、5年度に基本設計に着手し、利用者の快適性や利便性を高めるための検討を行っており、テニスコートにおいても、熱中症対策が重要であるため、屋根付きベンチの設置を検討していく。 金沢 力(公明党) 質問項目 ①ライトライン沿線のまちづくり②書かない窓口・行かない窓口の実現③児童相談所の設置④屋内プール整備の検討状況⑤消防体制の強化 ほか 質問 今泉小学校の教育環境の確保を図るべきでは  ライトラインが開業し、今泉地区は重要な交通結節点に位置することとなり、駅東口の開発と相まって、ますますのにぎわいと人口増加が期待される。地区内では、マンション建設がさらに増加し、児童数が再び増加に転じることが想定されている。  今泉小学校では、過去の児童数増加の際に増設校舎を2棟建設し、校庭が狭隘化しており、現在、教室の不足が懸念されているが、市では将来の児童数増加をどのように捉えているのか。また、教室不足や校庭の狭隘化の解消など、早急に教育環境の確保を図るべきと考えるが、どうか。 答弁 児童が安心して学校生活を送れるよう教育環境の確保に努める 教育次長 今泉小学校の児童数は、今後増加に転じる見込みであり、早急に対応を検討する必要があると認識しており、まずは、6年度に予定している体育館の整備に向けた実施設計において、教室数の不足にも対応できるよう、「体育館へ特別教室などを複合化した事例」を参考に、整備内容を検討していく。  また、校庭の狭隘化の解消についても、児童推計の変動を見極めながら、増設校舎の取り扱いについて検討を進めるなど、引き続き、児童が安心して学校生活を送ることができるよう、適切な教育環境の確保に努めていく。 ここがききたい! 一般質問 一般質問の内容に関するお問い合わせ先 議会事務局政策調査課  028-632-2611 山﨑 昌子(自民党) 質問項目 ①(仮称)大谷スマートインターチェンジ周辺整備②歴史・文化遺産の保存とまちづくり③ふるさと納税を通じたシティプロモーション④結婚支援の充実 ほか 質問 小学生にも交通系ICカード「※totra(トトラ)」の配付の拡大を  市が目指す、持続的に発展し続けられるまちの実現に向けては、市民の公共交通の利用促進が重要であると認識している。  こうした中、市はさまざまな公共交通利用促進策を展開しているが、中でも、市内の中学生・高校生相当世代へのtotraの配付は、若年層の公共交通の利用促進はもとより、ライトラインが走る市を誇りに思えるような、シビックプライドの醸成にもつながる有意義な事業であると考える。  そこで、totraの配付を小学生にも拡大し、ライトラインを含めた公共交通の利用をさらに推進するべきと考えるが、市の考えを聞く。 答弁 小学生への配付の早期実現を目指していく 市長 「小児用totra」の配付は、幼少期から公共交通を身近に感じ、マイレール意識や乗り継ぎ文化の醸成にもつながる取り組みであり、さらなる公共交通の利用促進の効果が期待できるほか、公共交通を利用して家族で外出する機会の増加にもつながるものと認識している。  このため、「小児用totra」の配付に向けて、現在、交通事業者と協議を行っており、円滑かつ迅速に実施できる配付方法などについて検討を行い、早期実現を目指していく。 ▲「totra」 若林 芽育(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢(つながりサポート女性支援事業、子どもを性犯罪から守る取 り組み)②都市機能を活用した経済活性化③都市整備行政④教育行政 質問 市有施設に生理用品を設置し、女性支援の拡充を  市では、NPO法人や協力団体などと連携し、不安や困難を抱える女性を相談・支援につなげる「つながりサポート女性支援事業」を実施している。年々、協力団体も増え、女性支援の輪が広がり、経済的困窮やDVなどのさまざまな問題を抱える女性を掘り起こし、相談につなげる効果的な事業であると評価している。  これまでは、生理用品の提供をきっかけとして、相談・支援につなげてきたが、今後は、さらなる事業の周知と、生理など女性特有の健康課題に対応するため、市有施設のトイレに生理用品を設置することで、女性支援の充実を図ってはどうか。 答弁 不安などを抱える女性の潜在化防止や、健康課題の支援を拡充する 市長 4年度に実施したアンケート結果では、不安を抱える女性のうち約3割が「誰にも相談していない」状況で、そのうち6割が「相談相手がいない」、「相談窓口を知らない」との回答であった。  また、5年度に実施した女性活躍に関する意見交換会では、「生理など女性特有の健康課題に対する支援を進めてほしい」などの意見も寄せられたことから、6年1月から順次、市庁舎や地区市民センターなど、市有施設の女性トイレに生理用品を設置し、「つながりサポート女性支援事業」の相談窓口を併せて周知することで、支援の充実に取り組んでいく。 大久保 順也(市民連合) 質問項目 ①市長の政治姿勢②包括連携協定事業③交通安全対策④自転車のまち推進と利便性の向上⑤フードロス対策 質問 ライトラインへのサイクルトレイン導入を検討すべき  欧州をはじめ、諸外国では自転車を車内に持ち込める「サイクルトレイン」の運用が広く普及し、観光周遊の促進や移動の利便性を向上させている。  国でも、第二次自転車活用推進計画に基づき、サイクルトレイン・サイクルバスの導入や拡大の検討を促しており、全国の50路線以上で運行が開始されている。  市も、日常生活や観光におけるLRTの利用促進に向け、自転車と観光資源を連携させたサイクルツーリズムの推進や、脱炭素社会に向け、環境に配慮した移動手段として、サイクルトレイン導入を検討すべきと考えるが、市の考えを聞く。 答弁 サイクルトレインの導入に向け、ルール作りに取り組む 市長 市では、「自転車のまち宇都宮」の実現に向け、サイクルトレインの導入に向けた検討を進めている。  サイクルトレインの導入に向けては、一般利用者と自転車持ち込み利用者が安全で快適に利用できるルール作りが必要であることから、利用者の状況を踏まえ、自転車持ち込み利用者の停留場における動線や、持ち込み可能な曜日や時間帯などの日常生活での利用を想定した実施手法、観光目的での利用を想定した貸切電車の運行を検討するなど、引き続き、芳賀町や宇都宮ライトレール株式会社と連携しながら実施に向けて取り組んでいく。 ※ totra…JR東日本が提供する「Suica」の機能に加え、地域独自サービスを1枚で提供できる全国初の地域連携ICカード ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元コードから一般質問動画をご覧になれます 小倉 久美(公明党) 質問項目 ①誰もが投票しやすい環境②共生型相談窓口エールUの周知啓発③HPVワクチンの普及啓発④赤ちゃんの駅⑤環境への負荷を低減する3Rの取り組み ほか 質問 LED化が実現していない学校施設への早急な対応を  市は、2030年までに、すべての市有施設照明のLED化を進めているが、施設数が多く、電力消費量の大きな削減効果が得られる学校施設では、LED化が実施されていない校舎や体育館が多いようである。  特に、体育館は、地域の方々などの利用が多いほか、従来の水銀灯照明にはメンテナンス上の難点があるとのことであり、LED化により、利用者の利便性の向上と大幅な温室効果ガスの削減効果も期待できると考える。  そこで、学校施設照明のLED化について、スピーディーな対応を図る必要があると考えるが、市の考えを聞く。 答弁 全学校施設のLED化をいち早く実現していく 教育次長  市では、長寿命化改修工事や電気設備の改修工事などに併せた学校施設照明のLED化を、順次、実施しており、校舎は10校、体育館は33校で、全面的なLED化が完了している。  こうした中、全学校施設のLED化をいち早く実現するため、現在、リースやESCO事業などの民間活力の導入も含めた効果的・効率的な事業手法について、比較検討を行っているところであり、スピード感を持って計画的に推進し、環境に配慮した快適な教育環境の整備に取り組んでいく。 原 ちづる(共産党) 質問項目 ①(仮称)宮っこを守り・育てる都市宣言②不登校の児童生徒への支援③まちづくり懇談会④新川における冠水被害対策⑤LRT事業 質問 新川への調節池建設の前倒し及び完成までの対策は  新川では、大雨のたびに、溢水や周辺道路での冠水が発生しており、早急な対応が必要である。  上流域で2カ所計画されている調節池のうち江曽島調節池は一部完成し、利用も始まっているが、今活用できるのは全体の 一部であり、完成は7年後となっている。  数年に一度の大雨が頻繁に生じ、局地的な被害が多くなる中、新川への調節池建設は、下流での氾濫を軽減させる大変有効な取り組みであり、可能な限り前倒しすべきと考えるが、市の考えは。  また、完成までの間の冠水を防ぐための具体的な対策をどのように考えているのか聞く。 答弁 用地取得により工事を進めるとともに被害の未然防止に努める 建設部長  新川は、市街地を縦貫しており下流域で水位が上昇しやすいため、急激な水位上昇を抑制する調節池の整備を12年度までの完成を目指し進めており、3年度より 一部供用をしている。  現在、用地取得に時間を要しているが、地権者の理解が得られ、用地取得が完了した箇所から工事を進め、機能の拡充を図っていく。  また、完成までの対策として、浚渫や除草など適切な維持管理により河川の流下能力を十分に発揮させていくことに加え、大雨時にはパトロールや土のう設置など、速やかな応急対応により被害の未然防止に努めていく。 手塚 泉(自民党) 質問項目 ①市長の政治姿勢②シェアリングモビリティ③大学生の定住促進策④寄附文化の醸成⑤孤独・孤立対策⑥上下水道事業におけるデジタル技術の活用 ほか 質問 ライトライン運行中の体調不良者への対応は  8月に開業したライトラインが、市のニューシンボルとして、想定よりも多くの方に利用されていることは、とてもうれしく思う。引き続き多くの方に、より安全で、より安心に利用してもらうため、運行中の緊急時の対応について聞く。  ①運行中に体調が悪くなるお客様が出た場合、乗務員は迅速に対応する必要があると思うが、どのような救急救命訓練を行っているのか。  ②持ち運びを前提とした、小型化、軽量化されたAEDもあることから、より安全・安心をアピールするため、ライトラインにAEDを設置してはどうか。 答弁 定期的な乗務員の訓練や、車両内へのAED設置に取り組む 市長  ①ライトラインの実車を用いた負傷者の救助訓練などを実施するとともに、心肺蘇生法やAEDの操作方法などの実技指導を継続的に受講している。  これらの訓練により、乗務員が体調不良者を発見した際に、適切な措置がなされたとの報告を受けている。  ②AEDは、一般の方でも簡単に安心して使用でき、救命率の向上が期待される医療機器であり、車両内に備えることは、ライトラインをこれまで以上に安全で安心に利用していただく上で、非常に有効であるため、年度内の設置に向け、速やかに取り組んでいく。 ※ ESCO(エスコ)事業…省エネルギー改修にかかる費用を光熱水費の削減分で賄う事業のこと ここがききたい! 一般質問 一般質問の内容に関するお問い合わせ先 議会事務局政策調査課  028-632-2611 横須賀 咲紀(市民連合) 質問項目 ①地域コミュニティーの在り方②田川を活用したにぎわい空間づくり③オリオン通りの治安維持対策とにぎわいの創出④文化会館の利用 ほか 質問 まちなか活動・交流センターに若者の活動や挑戦を支援する機能を  まちなか活動・交流センターは、まちづくりの原動力である若者の活動・交流の場として開設された施設である。若者が活動する上で、壁にぶつかり悩みを抱える若者が多く、相談できる大人や環境が求められる。  ①若者の相談相手として、地域活動のプレイヤーや行政職員などを配置し、悩みを相談できる機能を持たせることが必要と考えるがどうか。  ②チャレンジしたい若者が新しく挑戦できるよう、既存の団体やプロジェクトの情報提供、交流する機会の創出などが必要と考えるが、市の考えを聞く。 答弁 若者の後押しができるよう取り組みを推進していく 都市整備部長  ①若者の主体的な活動を促進するためには、活動における悩みを相談しやすい環境が必要であり、本センターには、運営スタッフが常駐し、相談の内容に応じて、行政の窓口や活動を支援する団体を案内するなど対応している。  ②現在、まちなかのイベント告知用のチラシなどを配架している。今後は、掲示板を設置し、団体の活動紹介やメンバー募集を行えるようにするとともに、活動したい若者同士の交流会を開催するなど、チャレンジしたい若者が新たな一歩を踏み出すための後押しができるよう取り組みを推進していく。 小室 かな子(共産党) 質問項目 ①平和都市宣言②子どもの健康③妊産婦のパートナーへの歯科健診④市民の安全を守ること⑤介護保険制度 質問 妊婦のパートナーへも歯科健診をすべき  乳幼児は、虫歯菌と接触する時期が遅いほど虫歯のリスクが減ると言われ、乳幼児を虫歯菌から守るには、家族の虫歯予防と、子どもの歯と口腔の健康知識が必要である。  そのため、妊婦のパートナーにも歯科健診・保健指導を無料または低額で実施している自治体も多くあり、男性の育児休暇取得率が9年連続で過去最高となっていることから、パートナーへの歯科健診を進めることが有効であると考える。  家族で口腔ケアを始めるきっかけとして、妊婦とあわせてパートナーへの歯科健診を始めることを提案するが、市の考えを聞く。 答弁 パートナーの歯科健診の受診状況やニーズを把握する 子ども部長  市では、生涯にわたる歯と口腔の健康づくりを推進しており、妊産婦には、妊娠届出から産後6か月までの間に、無料で1回受診できる「妊産婦歯科健康診査」を実施している。  また、パートナーを含めた家族単位で口腔衛生を保持できるよう、妊娠届出時の妊婦全数面接や妊娠8か月期の「もうすぐ38っ子面接」で口腔衛生の重要性を周知するとともに、市の歯科健診や勤務先で実施する健診の受診勧奨を行っている。  今後もこれらの取り組みを継続するとともに、パートナーの歯科健診の受診状況やニーズの把握に努めていく。 佐藤 恭子(維 新) 質問項目 ①女性消防職員②男性用トイレにおけるサニタリーボックスの設置③公共施設のトイレや公共交通機関などの案内表示及び表示内容 質問 女性消防職員の採用の増加と広報活動について聞く  5年4月現在、市における女性消防職員の割合は、2.4%であり、いまだに男性中心の職場となっている。女性消防職員をすべての消防署に配置することで、男性からのDV被害者や、女性特有の病気で病状を言いづらい方へ、よりソフトできめ細やかな市民サービスを提供できると考える。  ①女性の採用を増やすための具体的な方策を検討しているのか。  ②総務省消防庁では、ポスターやリーフレットの作成、ホームページでのPRなどの活動を行っているが、市では、女性消防職員を増やすために、どのような広報活動を行う予定なのか。 答弁 女性受験者の拡大に向け今後も取り組んでいく 消防長 ①市では、女性活躍の可能性などを知ってもらい、消防を志す女性を増やすことが重要であると考えており、女子学生を対象とした職業説明会やインターンシップなどの機会を通じて、消防の仕事の魅力を広く広報し、女性受験者の拡大に向け取り組んでいる。  ②市でも、国や市で作成したポスターやリーフレットを活用し、各種イベントで配布するほか、ホームページやSNSで救急業務などに従事する女性消防職員の動画や画像を掲載し、消防には女性が活躍できる業務があることを広報してきており、今後もこの取り組みを継続していく。 ここがききたい! 一般質問 各議員記事の二次元コードから一般質問動画をご覧になれます 石川 京樹(維 新) 質問項目 ①小中一貫教育②小中学生への教育支援③市長に対し市民の声を届ける手法の拡充④介護福祉士の待遇改善⑤インターパーク周辺が抱える課題と対策 ほか 質問 スタートアップの支援強化への考えは  近年、若い企業が、新技術などによる革新的なビジネスモデルにより、新市場の開拓などを目指す「スタートアップ」が注目されている。  市は、起業家を育成・支援する「宇都宮ベンチャーズ」の創設や、スタートアップ企業のビジネスの加速・拡大を支援する「宇都宮アクセラレータープログラム」の開始など、早期から起業家支援に取り組んでいるが、成果は市民に認知されていない。  このプログラムの取り組みにより、市民サービスや雇用の創出、経済活性化へどのような効果・影響があったか、また今後どのように支援を強化していくのかを聞く。 答弁 スタートアップ企業と市内企業双方の成長支援を行う 市長  宇都宮アクセラレータープログラムでは、これまでに48者を採択し、成長支援により事業を拡大した事業者に20名以上の雇用が創出されたほか、機械製造関連の事業者が国の「中小企業イノベーション創出推進事業」に採択された。  また、5年度よりプログラムを「創業期」と「成長期」に分け、事業者の成長段階に応じた細やかな支援を実施しているほか、スタートアップ企業との協業による市内企業の新規事業創出や事業拡大の支援を促進するプログラムを実施し、双方の成長支援にも取り組んでおり、今後も、これらの取り組みを着実に推進していく。 平松 明夫(清 風) 質問項目 ①JR宇都宮駅の東西自由通路への動く歩道の設置②オリオン通りの防犯カメラ設置支援③うつのみや花火大会の開催支援④動物愛護の推進 ほか 質問 市サッカー場への夜間照明設置の検討状況は  栃木SCのJ2残留が決定したが、栃木SCが今後もJリーグで活躍し、市のスポーツ界を牽引していくためには、栃木SCのユース世代の育成が大変重要だと考える。  栃木SCのユースが練習で使用する市サッカー場へのバッテリー式LED投光器の設置について、4年6月の一般質問で、「栃木SCと協議し、検討していく」との答弁があったが、栃木SCのさらなる飛躍を推進するため、市サッカー場への夜間照明の設置に、早急に取り組むべきと考える。  栃木SCとの協議の状況とその後の検討状況について聞く。 答弁 バッテリー式投光器を試行的に導入するほか新技術も調査する 教育次長  バッテリー式LED投光器の導入について、栃木SCからは、光量の確保が不確実であり十分活用できない可能性があるとの意見があったが、一方で、他の利用者からは、簡単なトレーニングができる程度の照明設置の要望があるため、試行的にバッテリー式LED投光器を導入することを検討している。  今後は、市スポーツ施設整備計画を改定する中で、栃木SCなど利用者の意見を聞くほか、周辺環境に影響がでないような照明器具の新たな技術についても調査・研究を行うなど、市サッカー場の施設の機能向上について検討していく。 河田 敦史(参政党) 質問項目 ①市の人口推移②移住支援金③新型コロナワクチン接種事業④予防接種健康被害救済制度⑤パンデミック条約、国際保健規則(IHR)の改正⑥子ども行政⑦消防行政 質問 健康被害救済制度の周知や申請件数などの公表を  予防接種健康被害救済制度は、まだまだ認知度が低い状況であり、実際の申請件数、認定件数を公表することで、制度の周知につながり、被害を受けた方の迅速な申請につながると考える。  ①現時点の市の予防接種健康被害救済制度における、新型コロナワクチンと新型コロナワクチン以外のそれぞれの申請及び認定件数、相談件数を聞く。また、その件数を市広報紙やホームページに公表すべきと考えるがどうか。  ②申請から認定まで1年以上の時間がかかっている現状について、市の認識は。 答弁 今後も制度の周知や相談対応に努めていく 保健福祉部長  ①3年2月から5年11月末までの申請件数は58件、うち、認定件数は26件、否認は3件。相談件数は41件。また、新型コロナワクチン以外の予防接種は、平成6年以降の申請件数・認定件数は共に7件、5年度の相談件数は2件。  申請及び認定件数の公表は、個人の特定につながらないよう十分留意した上で、公表内容や更新時期などを検討していく。  ②5年11月29日現在、厚生労働省で9522件の進達を受理し、うち、約65%の6217件が審査済みで、国で体制強化を図ることで、以前より認定までの期間が短縮されると認識している。 ここがききたい! 一般質問 一般質問の内容に関するお問い合わせ先 議会事務局政策調査課  ☎028-632-2611 塚田 典功(自民党) 質問項目 ①JR宇都宮駅東西のまちづくり②ライトラインの安定的な運行③保健福祉行政④もうすぐ38(みや)っ子応援事業⑤小幡・清住土地区画整理事業と関連事業 ほか 質問 歯科健診の受診率向上を図るための今後の取り組みは  市では、5年10月から歯科健診の対象年齢を20歳・25歳・80歳・85歳に拡大したほか、20歳の方への自己負担の無料化にも取り組んでいる。これにより、若年層の歯周病の発症予防や高齢者のオーラルフレイル予防に期待を寄せているが、歯科健診の重要性は、まだまだ浸透していないと感じている。市の歯科健診の自己負担は、1010円だが、ワンコインの500円とする自治体もあり、市民が「歯科健診を受けてみよう」と思える取り組みが必要ではないか。  そこで、歯科健診の受診率向上を図るための今後の取り組みについて、市の考えを聞く。 答弁 啓発チラシを配布するほか、効果的な取り組みを検討していく 保健福祉部長 歯科健診の対象年齢拡大に併せ、市内の大学での啓発活動や、高齢者へのチラシの配布、メディアを通じた幅広い世代への情報発信に取り組んだことにより、年齢拡大後の1か月間で、新規対象者150名に受診いただくなど、受診率向上に確かな手応えを感じている。  今後は、市民に着実に情報が届くよう、市歯科医師会と連携し、診療の場で、継続した受診への声掛けに併せ、本市作成の歯科健診の重要性などを記載した啓発チラシを配布するとともに、各年代の健診の受診状況などを分析し、より効果的な取り組みを検討していく。 行政視察報告  各常任委員会(総務、厚生、子ども文教、環境経済、建設)が視察を行いました。 詳しい内容は、添付の二次元コードから市議会ホームページでご覧いただけます。 総務常任委員会(11月8日~10日) 【視察先・項目】 神奈川県横須賀市:自治体DXについて(ChatGPTの活用) 福岡県福岡市:自治体DXについて(LINE公式アプリの活用) 佐賀県佐賀市:自治体DXについて(スーパーアプリの活用) 視察の様子(佐賀市)▶ 子ども文教常任委員会(11月7日~9日) 【視察先・項目】 愛知県豊橋市:児童相談所設置の検討状況について 愛知県名古屋市:瑞穂公園の整備について 石川県金沢市:こども相談センター(金沢市児童相談所)について 視察の様子(金沢市)▶ 建設常任委員会(10月11日~13日) 【視察先・項目】 福井県福井市:福井駅西口駅前広場について 兵庫県姫路市:JR姫路駅駅前広場の整備について 岐阜県岐阜市:岐阜駅北口駅前広場について 視察の様子(姫路市)▶ 厚生常任委員会(10月10日~12日) 【視察先・項目】 愛知県岡崎市:重層的支援体制事業について 兵庫県豊岡市:ジェンダーギャップ解消戦略について 大阪府大阪狭山市:重層的支援体制整備事業について 視察の様子(岡崎市)▶ 環境経済常任委員会(11月14日~16日) 【視察先・項目】 山口県周南市:水素利活用の取り組みについて 山口県宇部市:観光交流施策について 岡山県岡山市:太陽光発電設備等共同購入事業について 視察の様子(岡山市)▶ 議員研修会を開催しました  11月22日に、観光庁参事官(産業競争力強化)付課長補佐の森田祐輝氏を講師に招き、議員研修会を開催しました。  今回は、「地域資源を活かした観光DXの推進について」と題し、観光産業・観光地におけるデジタル化や他都市の観光DXの取り組み事例などについて学び、大変有意義な研修会となりました。 ▲議員研修会の様子 ▲講師の森田氏 常任委員会の主な審査 総務常任委員会 〇宇都宮市部課設置条例の一部改正 議案の概要 スポーツ・文化・観光などの多様な 資源を活用し、人の活力や都市の魅力向上を一体的に推進するため、市長事務部局に新たに魅力創 造部を設置するもの。 委員会の結論 全会一致で、原案どおり可決。 〇宇都宮市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正 議案の概要 国家公務員の給与改定に準じ、一般職の職員の給料月額、期末手当及び勤勉手当を引き上げるとともに、市議会議員及び特別職の職員の期末手当の引き上げをするもの。 意 見 一般職の職員の給与の引き上げに対しては異論ないが、物価高騰により、市民や企業への支援が行われている中、特に議員の報酬の引き上げは、市民の理解が得られないと考えるため、この議案には反対である。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 〇宇都宮市税条例の一部改正 議案の概要 地方税法の一部改正を踏まえ、長寿命化のための大規模修繕工事を実施した一定の要件を満たすマンションに係る固定資産税額を減額する特例措置を新設するもの。 委員会の結論 全会一致で、原案どおり可決。 厚生常任委員会 〇宇都宮市コミュニティプラザ条例の一部改正 議案の概要 岡本・田原コミュニティプラザの窓口機能を河内地区市民センターに集約するため、同プラザの証明等取扱事務所を廃止するもの。 意 見 現在、年間を通すと結構な方が利用しており、近隣住民が不便になり、高齢者が困ると考えるため、この議案には反対である。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 〇パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る意見書提出を求める請願 請願の趣旨 WHOが公開しているパンデミック条約の草案及び国際保健規則の改正案では、加盟国の判断がWHOの勧告に拘束され、国民生活などに重大な影響を及ぼすことが懸念されるが、国民に十分周知されているとは言い難いため、協議内容や国民生活への影響などを、分かりやすく国民に周知することについて、国に意見書を提出するよう請願する。 意 見 条約の批准をはじめとした国家間の合意などは、さまざまな角度からの検討と審議を尽くした上で判断されるものであり、WHOで交渉中の内容は非公開で、意見書を提出できる状況にないため、この請願は不採択としたい。 委員会の結論※全会一致で不採択。 〇高齢者介護や障害福祉を支える職員の処遇改善のために、介護報酬と障害福祉サービス等報酬引き上げるよう国に意見書の提出を求める陳情 陳情の趣旨 介護や障がい福祉を支える職員の低賃金、人手不足による過酷な労働が続けば、離職に歯止めがかからず施設運営が困難となるおそれがあるため、職員の処遇改善に向けて、介護報酬や障がい福祉サービスなどの報酬を引き上げることについて、国に意見書を提出するよう陳情する。 意 見 介護人材の流出は深刻で、人材確保が喫緊の課題であるため、引き続き介護報酬と障がい福祉サービスなどの報酬の引き上げが必要と考えるため、この陳情は採択としたい。 意 見 現在、厚生労働省内で、他業種平均給与との格差改善をはじめとした処遇改善は、すでに最重要課題の一つに取り上げられ、議論が進められており、改めて意見書を提出する必要はないと考えるため、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、可否同数となったため、委員会条例第26条第1項の規定に基づき、委員長採決により不採択。 子ども文教常任委員会 〇5年度一般会計補正予算(第6号) 議案の概要 原油価格・物価高騰に対する総合的な経済対策として社会福祉施設等に対し、電気使用量等の高騰分への助成を実施することに伴い、児童福祉施設運営等助成費などを追加計上するもの。また、原油価格・物価高騰の影響を受けた教育・保育施設等において提供される給食について、食材費等の支援を行う「学校給食等支援事業」を実施することに伴い、地域子ども・子育て支援費などを追加計上するもの。 委員会の結論 全会一致で原案どおり可決。 〇宇都宮市公園条例の一部改正 議案の概要 宮原運動公園野球場の整備完了に伴い、同野球場の供用を再開し、使用料の改定などをするもの。 意 見 同野球場の使用料の改定は、市民ひとり1スポーツといいながらも負担が大きいと考えるので、この議案には反対である。 委員会の結論 起立採決の結果、原案どおり可決。 ▲宮原運動公園野球場完成イメージ ※本会議での採決結果と異なる。 常任委員会などの主な審査 〇国の保育士配置の加算にあたって、宇都宮市の独自施策を維持して保育現場の状況を改善する事に関する陳情 陳情の趣旨 保育所などの子どもに対する保育士の配置について、国が改善する加算を行った場合、市の関連する独自施策をやめずに、国の加算と合わせて現行を上回って保育士を加配できるよう陳情する。 意 見 コロナ禍を経て疲弊する現場を考えれば、市で実施している保育士の加配を残し、国からの援助を受けて、よりよい人員にしていく必要があると考えるため、この陳情は採択としたい。 意 見 市では、国の基準を上回り、1歳児3人に対し、保育士1人を配置する施設に市独自の補助を実施しており、今後も継続する予定である。また、国のこども未来戦略案にも保育士の配置基準の改善が盛り込まれており、陳情者の願意が達成されることから、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 環境経済常任委員会 〇5年度一般会計補正予算(第5号) 議案の概要 衛生費で、より一層の焼却ごみ削減に向けて、 4年度末までの購入分を対象に「家庭用生ごみ処理機設置費補助金」の補助率を9割とした中、4年度購入分を含めた補助金交付額が当初見込みを上回ったことに伴い、補助金を増額するもの。 委員会の結論※全会一致で、原案どおり可決。 〇宇都宮市森林公園条例等の一部改正 議案の概要 自然に親しめる場として多くの市民に利用されるとともに、自然を活かした体験型観光地として観光客を誘客できるよう民間活力を活用した施設の再整備を行うため、森林公園や自然休養村管理センター、サイクリングターミナルのレクリエーション施設などの供用を休止するもの。 委員会の結論 全会一致で、原案どおり可決。 ○宇都宮市河内農業構造改善センター条例の一部改正 議案の概要 河内農業構造改善センターの改修工事の完了に伴い、現在供用休止中の諸室などの供用を再開するもの。 委員会の結論 全会一致で、原案どおり可決。 建設常任委員会 〇指定管理者の指定(みずほの自然の森公園) 議案の概要 みずほの自然の森公園の指定管理者を指定するもの。 委員会の結論 全会一致で、原案どおり可決。 〇路線バスの街・宇都宮市域における「LRTによる『東西基幹公共交通の基軸づくり』と『西部への延伸』の撤回」を求める陳情 陳情の趣旨 LRTを大通りへ敷設する西部への延伸は、東部地区に比べて影響が大きく、路線バス事業の経営が破綻すると捉えている。ついては、デメリットばかりのLRTによる東西基幹公共交通づくりと西部への延伸を撤回するよう陳情する。 意 見 市が発展するためには、基幹公共交通の整備と同時に、バスネットワークや地域内交通網を整備していく必要があり、JR宇都宮駅西側においても、LRT導入後、円滑な交通の確保ができるよう、引き続き、LRT導入に係る調査を行い、総合的な公共交通と連携ができるまちづくりを進めていく必要があると考えることから、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 全会一致で不採択。 議会運営委員会 〇宇都宮市民により開かれた市政の実現を求める陳情 陳情の趣旨 現在の議会動画配信のアングルでは、各議員の仕事ぶりが見えにくく、より市民に開かれた市政の実現のため、動画配信時、各議員の表情などが確認できる程度のカメラアングルの追加、変更をするよう陳情する。 意 見 他の市議会は、可動式カメラを導入し、好評を得ているといった事例もあり、より多くの市民に議会を見てもらうことが大切であると考えることから、この陳情は採択としたい。 意 見 本会議インターネット中継実施要領において、発言者を主体とし、議場の審議状況を放送するものとしており、発言者以外を放送すると発言の内容が正しく伝わらない可能性があることや、現行のカメラワークは、広報広聴委員会において、審議の状況を市民に分かりやすく配信するために最適なアングルを考慮して設定されており、適正であると考えられることから、この陳情は不採択としたい。 委員会の結論 起立採決の結果、不採択。 今回の表紙写真について  消防出初式は、新しい年の市民の安全祈願をはじめ、消防力を広く公開することで防火防災意識の高揚を図ることなどを目的に毎年開催されています。 ▲救助想定訓練の様子 ※本会議での採決結果と異なる。 議会のニュース 決議 ◆ガザ地区における平和の早期実現を求める決議 パレスチナ自治区ガザ地区における戦闘は、人命を深刻な危機的状況にさらすとともに、市街地に甚大な被害をもたらしており、一時休戦も長くは続かず戦闘再開に至っていることから、世界の恒久平和を希求する宇都宮市平和都市宣言の下、このたびの紛争の一刻も早い終結を求めることを決議した。 意見書 ◆悪質・危険運転の撲滅を求める意見書 趣 旨 平成26年に施行された自動車運転処罰法は、その後も改正され厳格化されてはいるが、極めて悪質・危険な運転に対して適用が見送られるケースが相次ぎ、適用要件の見直しを求める声が大きくなっていることから、悪質・危険な運転を撲滅し、安全・安心な交通社会を構築するよう、適用要件の見直しなどについて早急に取り組むことを国に強く要望する。 意見書を国などの関係機関に提出しました。 討論 ◆5年度一般会計補正予算(第5号) 反対 未来 LRT車両予備品購入費として高額な増額補正がなされたが、説明が不十分であることから、原案に反対する。 ◆宇都宮市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正 反対 維新 一般職の給与などの引き上げには異論ないが議員の期末手当の引き上げについては反対であり、一般職、特別職、議員と、個別で議論をしていくことが適切と考えることなどから、原案に反対する。 ◆宇都宮市保育所条例の一部改正 ◆財産の無償譲渡 反対 未来 安全で質の高い保育のためにも、保育所などは直営で管理運営することが望ましいことから、原案に反対する。 ◆パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る意見書提出を求める請願 不採択に反対 未来 改正内容や生活への影響などについて、国民に周知を求める国への意見書提出に賛同し、不採択に反対する。 不採択に反対 参政党 本条約草案と改正案については、情報が開示されていない状況で法的拘束力を持ち、市民生活に多くの影響が出ることが懸念されることなどから、不採択に反対する。 ◆宇都宮市民により開かれた市政の実現を求める陳情 不採択に反対 未来 オープンで活気ある議会をアピールするための動画配信などの改善を求めるものであり、不採択に反対する。 不採択に反対 参政党 今回の陳情など、市民の関心が高まっている状況だからこそ、開かれた議会を今以上に実現させ、議会を信頼してもらう良い機会であると考え、不採択に反対する。 ◆国の保育士配置の加算にあたって、宇都宮市の独自施策を維持して保育現場の状況を改善する事に関する陳情 不採択に反対 未来 市では、配置基準を維持する考えであるが、それを上回る基準を検討してもらうよう不採択に反対する。 ◆高齢者介護や障害福祉を支える職員の処遇改善のために、介護報酬と障害福祉サービス等報酬引き上げるよう国に意見書の提出を求める陳情 不採択に反対 未来 離職率の高い介護職員の人材の確保と制度の充実を求めるものであるため、不採択に反対する。 ◆路線バスの街・宇都宮市域における「LRTによる『東西基幹公共交通の基軸づくり』と『西部への延伸』の撤回」を求める陳情 不採択に反対 未来  陳情者の懸念や指摘について、本質的な議論がされないまま、本格的な予算編成に入ることなどに反対であるため、不採択に反対する。 ~井上咲楽のサクサク! うつのみや市議会~  今回は市のまちづくりについて、大学生の声を調査します! 〈放送スケジュール〉 2月15日(木)午後9時50分~ 2月19日(月)午前7時15分~ 2月20日(火)午前7時15分~ とちぎテレビで放送 3月定例会の日程(予定) 月日 2月22日(木) 内容 本会議開会 時刻 午前10時 月日 2月26日(月) 内容 各常任委員会 時刻 午前10時 月日 3月1日(金)4日(月)5日(火)6日(水) 内容 一般質問 時刻 午前10時 月日 8日(金)、12日(火) 、13日(水) 内容 各常任委員会 時刻 午前10時 月日 22日(金) 内容 本会議閉会 時刻 午前10時 ※上記日程は変更になる可能性がありますので、ご来場の際は、事前にお問い合わせください。 あなたと市議会195号の内容に関するお問い合わせ 028-632-2611 議会事務局政策調査課 ◎「あなたと市議会」195号の印刷費1,716,660円(消費税含む)   ◎次回の発行は、4月下旬の予定です。