ジャパンカップサイクルロードレースのまち

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ページID1007192  更新日 令和6年3月8日

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アジアで唯一、最上位カテゴリーのレース

 ジャパンカップサイクルロードレースはアジアにおける、自転車の最大レースの1つ。ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアといった、世界の第一線で活躍する選手たちの本気の勝負を間近で見られる日本で唯一の大会でもあります。 2022年現在、ワンデイ・レースとしてはアジアで唯一、最上位カテゴリー「UCIプロシリーズ」のレースとなっています。

 ジャパンカップは1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のメモリアルレースとして、1992年に創設されました。UCI(国際自転車競技連合)からはアジアにおける自転車競技発展の牽引役として認められています。

世界のスター選手が参加

 ツール・ド・フランスでステージ優勝した選手やジロ・デ・イタリアの総合優勝者、ワールドカップシリーズ総合優勝者、世界チャンピオンなど、この大会にはこれまでに数々のスター選手が参加しています。ヨーロッパでは、これらの選手はサッカーのクリスティアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニー、リオネル・メッシといった世界的に有名なスポーツ選手と同じように人気があります。

 ジャパンカップがこうしたスター選手の参加を得られるのは、高低差が多く難しいコースの評判と、世界的な競技運営レベルの質の高さに加え、ヨーロッパでのシーズンの終わり、アジアでのシーズンの開幕といった時期的な好条件に恵まれているおかげです。1996年の第5回大会はワールドカップシリーズの最終戦にもなり、世界中から注目されました。 

全国から自転車レースファンが集結

 日本全国から自転車レースファンが集まることでも有名で、標高差185mの宇都宮市森林公園特設コースの周辺は、何日も前からテントを持参した観客の場所取りでにぎわいます。レース当日は、年に一度のお祭り騒ぎを楽しむファンの歓声や応援の笛の音が山中にこだまします。

 古賀志林道の山頂付近は特に大勢のファンが集まり、例年、ツール・ド・フランス顔負けの雰囲気で盛り上がります。

街なかでクリテリウムも開催

 ロードレースの前日には、宇都宮市の中心部を貫く宇都宮市大通りで、クリテリウムも開催されます。

 長い距離のコースで争われることが多いロードレースに対し、市街地や公園などに設定された短い距離の周回コースを走るレースがクリテリウム。コース一周の距離は1キロメートルから5キロメートル程度と短く、コーナーの多いコースを決められた周回数走るため、観客たちは目の前を猛スピードで走る選手たちの姿を何度も観ることができます。

 中心市街地で繰り広げられるクリテリウムレースは日本ではめずらしく、目抜き通りの交通を完全にシャットアウトする大胆な試みは、ジャパンカップが宇都宮に定着してきているからこそ。このクリテリウムの沿道にもジャパンカップ当日同様に、毎年トップ選手の走りを一目見ようと、ロードレースファンのみならず、多くの市民や観光客で何重もの人垣が出来ています。

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経済部 都市魅力創造課(市役所7階)
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