厚生常任委員会委員長報告(12月21日)
厚生常任委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を報告いたします。
最初に、議案第121号のうち本委員会に関係する部分、第129号から第131号までと第136号についてでありますが、議案第131号につきましては、「特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業者が作成・保存等する記録や保護者への説明書類等の電子化は、具体的にはどういう内容か」との質疑に対し、「具体的には、電子化により、児童の心身の状況や保護者の状況、指導計画などを一元的に管理できるようになり、保育所内の情報の共有化や、職員の事務負担の軽減を図ることができる。また、施設の入所については、保護者に書面で重要事項を説明し、同意を頂いているが、保護者等の承諾が得られれば、スマートフォンやタブレットなどからの手続が可能となり、保護者の利便性の向上につながると考えている」との説明がありました。
以上の議案5件は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
次に、請願第2号についてでありますが、この請願につきましては、「コロナ禍において、スタッフ不足により入院できない実態が明らかになり、日常の医療体制は余裕があってしかるべきと考えることから、この請願は採択したい」などの意見がありましたが、「医療法等一部改正法では、医師の働き方改革や地域の実情に応じた医療提供体制の確保を推進することを趣旨として述べており、長時間労働の医師に対する医療機関の講ずべき健康確保措置や、地域医療構想の実現に向けた医療機関の取組に対する支援の強化も盛り込まれている。また、時間外、休日労働時間などを定める36協定についても、法の中で上限を設けていくことが述べられていると解釈していることから、不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
次に、陳情第79号についてでありますが、この陳情につきましては、「厚生労働省において、ワクチンを接種することで、新型コロナウイルスの感染や感染症の発症を予防する効果があると示唆するデータが報告されており、さらに本市では、医療従事者や感染者への誹謗・中傷、ワクチン未接種者への偏見を生まないよう、人権教育を強く推進している。また、マスクを着用することで新型コロナウイルスの感染防止に7割程度有効であることが実証されていることから、不採択としたい」などの意見が多く、全会一致で不採択と決定いたしました。
次に、陳情第81―2号についてでありますが、この陳情につきましては、「市内には様々な団体の慰霊碑があり、平和月間で特定のものを取り上げるのではなく、引き続き、平和都市宣言に基づく活動を広く推進することが望ましいと考えることから、不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
続きまして、本日の会議において付託されました議案第147号のうち本委員会に関係する部分は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
これをもちまして、厚生常任委員会委員長報告を終わります。
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