厚生常任委員会委員長報告(3月24日)
厚生常任委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を報告いたします。
最初に、議案第21号のうち本委員会に関係する部分についてでありますが、この議案につきましては、「つながりサポート女性支援事業について、来年度、新しい施策はあるか」との質疑に対し、「今後については、連携するNPOの数を増やし、ネットワークを拡充していく中で連携会議などを開催し、様々な分野の情報や課題を共有して、本市の女性への相談支援につなげていきたい」との説明がありました。
また、「若者の自治会加入に向けて、どのようなことに取り組むのか」との質疑に対し、「若者世代の意見や思いを自治会長の方々に伝える場をつくりたいと考えている。具体的には、まちづくりをテーマに学習している大学生に、ワークショップに参加してもらい、自治会長と直接意見交換して、若者の地域デビューの手法などを考え、若者世代の積極的な自治会の活動参加につなげていきたい」との説明がありました。
また、この議案につきましては、「保健所の人員体制、経済格差や貧困に対する手当等に問題があるため、この議案には反対である」との意見がありました。
次に、議案第22号についてでありますが、この議案につきましては、「人間ドック・脳ドックは、認知症等の早期発見にとても有効な事業であるため、より積極的に受けていただく必要があると考えるが、いかがか」との質疑に対し、「人間ドック・脳ドックは、疾病や生活習慣病の早期発見に有効な手段であり、さらに、健康維持や医療費を抑える側面もあるため、特定健康診査と併せて推進していきたい」との説明がありました。
次に、議案第23号についてでありますが、この議案につきましては、「地域包括ケアシステムの第2層協議体について、地域包括支援センターの職員が全体をまとめ、仕切っていく必要があると考えるが、今後、どのように進めていくのか」との質疑に対し、「すべての第2層協議体に地域包括支援センターは関わっており、本市職員も協議体の会議に参加している。地域における支え合い活動の創出に向け、各協議体の先進的な取組などの情報共有を進めながら、引き続き、第2層協議体の全地区への設置を目指していきたい」との説明がありました。
以上の議案3件は、起立採決の結果、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第24号は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第25号についてでありますが、この議案につきましては、「後期高齢者医療制度そのものに反対であるため、この議案には反対である」との意見がありましたが、起立採決の結果、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第43号から第48号までの議案6件は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
次に、陳情第89号についてでありますが、この陳情につきましては、「燃料費の高騰や人件費などで資金的に切迫しており、事業を継続するため、事業費の増額を検討してもらいたいことから、この陳情は採択したい」などの意見がありましたが、「補助金の額は、公衆浴場の利用料金に相当する額を上回っている。また、類似事業として、老人福祉センターにおける送迎バス付の無料入浴事業もあり、当該事業の援助額の増額は必要ないと考えられることから、この陳情は不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
これをもちまして、厚生常任委員会委員長報告を終わります。
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