文教国体常任委員会委員長報告(3月24日)
文教国体常任委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過と結果を報告いたします。
最初に、議案第21号のうち本委員会に関係する部分についてでありますが、この議案につきましては、「星が丘中学校校舎長寿命化改修工事について、工事期間中は校庭の敷地の半分を仮校舎が占めることになるが、運動会などのイベントや部活動を実施する際の子どもたちへの配慮はどのように考えているか」との質疑に対し、「校庭の使用できる部分はかなり狭くなり、イベントに関してはどのように実施するか、学校と詰めている状況であるが、50メートル走など、計測が必要なものが実施できるだけのスペースは確保したところである。また、部活動については交互に校庭を使用するとともに、近隣の3つの小学校の校庭を借りるなど、活動自体への影響を最小限に抑えられるよう調整を行っている」との説明がありました。
また、「来年度、国体を開催するに当たって、現在の状況はどのようになっており、課題などはあるか。主催は栃木県になるが、本市としてどのような取組を行うのか」との質疑に対し、「来年度、国体を開催するに当たり、23億円程度の予算を計上しており、選手監督の輸送や会場設営などが主な内容となっている。開催に当たっての課題については、新型コロナウイルス感染症がいまだ収束していない状況の中で、感染対策をしながら観客を受け入れることであり、県と相談しながら進めているところである。また、選手監督へのおもてなしとして、地元の土産物などを提供することにより、ネットでの購入を促進するなどの地域経済に貢献するような取組や、未来を担う子どもたちのために、競技会場で小中学生に観戦してもらう学校観戦の取組などの準備を進めているところである」との説明がありました。
また、この議案につきましては、「スクールカウンセラーやICT支援員の体制について、さらなる強化が必要と考えることから、この議案には反対である」との意見がありましたが、起立採決の結果、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第32号、第52号と第53号の議案3件は、全会一致で原案のとおり可決いたしました。
次に、陳情第96ー2号についてでありますが、この陳情につきましては、「LRTについては、賛成と反対の意見があるため、宇都宮学の副読本にも反対の声もあることなど、深い考察を加える必要があると考えることから、この陳情は採択したい」との意見がありましたが、「宇都宮学の副読本については、まちづくり研究者や教員から成る編集委員会において、記述内容や適切性を検討しながら編集されたものであると認識している。また、宇都宮学の授業は、自分が生まれ育ったまちの未来を主体的、協働的に学ぶ総合的な学習であり、個々の情報収集や様々な意見交換を通じて、メリットだけでなく課題についても考えることで、深い学びにつながる、非常に重要なものと考えることから、この陳情は不採択としたい」などの意見が多く、起立採決の結果、不採択と決定いたしました。
これをもちまして、文教国体常任委員会委員長報告を終わります。
このページに関するお問い合わせ
議会事務局 議事課
電話番号:028-632-2608 ファクス:028-632-2613
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。