先人たちへの感謝(歴史)

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ページID1002684  更新日 令和6年3月8日

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水道の歴史

 宇都宮市の水道は、今から約100年前の大正5年、全国で31番目の近代水道として給水が開始されました。
 宇都宮市で1番目に整備された浄水場が今市浄水場で、当時、水源に恵まれなかった市街地中心部に、念願の水道水を届けることができました。
 

水道の歴史

 大正末頃には、水道使用量の増加などから水道の拡張が検討されましたが、戦時体制に入ったことなどから実現はされず、昭和20年の宇都宮大空襲で水道施設は壊滅的な被害を受けてしまいます。これを受け、昭和24年から水道の拡張・復旧工事が開始されます。同年の12月には今市地震で再び大きな被害を受けますが、それを乗り越え、昭和28年3月に整備が完了しました。

 その後、市内人口の急増に伴う水需要の増加に対応するため、昭和30年から令和2年に至るまで、6期にわたる拡張事業を実施しました。
 

下水道の歴史

 宇都宮市の下水道は、昭和32年12月、国から公共下水道事業が認可され、市街地のほぼ中央を流れる田川の西側で下水道管きょの整備が始まりました。
 また、昭和37年には、田川処理場(現:下河原水再生センター)の建設に着手し、昭和40年8月、中心市街地(田川第1処理区)での下水処理が開始されました。
 

下水道の歴史

 その後も市街地の拡大にあわせて、トイレの水洗化などを推進するため、下水道の整備区域を拡大していきました。昭和53年には、本市最大規模の田川第2処理場(現:川田水再生センター)で下水処理が始まり、昭和56年には大谷地区で整備事業に着手しました。

 また、平成12年には、清原処理場(現:清原水再生センター)で下水処理を開始しました。さらに市町村合併により、平成19年3月から旧上河内町と旧河内町の下水道事業を統合し、処理区域内に編入しました。
 

水道100周年・下水道50周年記念事業

宇都宮市は、平成27年度に水道通水開始100周年、下水処理開始50周年という記念すべき節目を迎えました。

水道通水開始100周年、下水処理開始50周年記念横断幕を作成しました。

上下水道事業の沿革

  1. 水道事業
     本市の水道は、良質な飲料水を求める市民の声に応え、大正5年3月に国内で31番目の水道として今市浄水場から市中心部への通水を開始しました。
     その後も、町村合併による市域の拡大や水道需要の増加に対応するため、昭和30年度から6期にわたる拡張事業を継続し、新たな水源の確保と浄水場や配水場などの施設の整備を進めたことにより、現在では市のほぼ全域を給水区域としています。
  2. 下水道事業
     本市の下水道は、昭和32年12月に公共下水道の事業認可を受け、昭和40年8月に田川処理場(現下河原水再生センター)での下水処理を開始しました。その後、市街地の拡大にあわせて認可区域を広げ、昭和53年度には田川第2処理場(現川田水再生センター)での処理を開始しました。
     また、市街化調整区域においても、昭和56年度に大谷地区における特定環境保全公共下水道の事業認可を取得して以来、13地区での整備を進めてきました。
     市南部においては、栃木県の鬼怒川上流流域下水道(中央処理区)の事業開始に伴い、流域関連公共下水道として昭和62年度に処理が開始されました。
     市東部では、平成7年度に鬼怒川左岸の清原地区の事業認可を受けて建設に着手し、平成12年度に清原処理場(現清原水再生センター)において処理を開始しました。
     さらに、市町合併により、平成19年3月から旧上河内町と旧河内町の区域を新たに処理区域に編入しました。
     これら汚水処理のほか、雨水については、市街地における浸水被害を解消するため、緊急に整備を要する重点地区などを定め、平成13年度から雨水幹線の整備を進めています。

水道100周年・下水道50周年記念キャッチフレーズ

 平成27年度に水道通水開始100周年、下水道処理開始50周年という記念すべき節目を迎え、キャッチフレーズを作成しました。

上下水道局庁舎への懸垂幕によるキャッチフレーズの掲示

おいしい水と 澄んだ川
未来に届ける 宮の水

宇都宮市水道百周年 下水道五十周年史

記念誌

 本市上下水道が、平成27年8月に下水処理開始から50年、平成28年3月に水道通水開始から100年を迎えたことを記念し、本市初となる「宇都宮市水道百周年 下水道五十周年史」を発行しました。

 本史は、「給水人口の急増に伴う水道拡張事業」や「治水対策における釜川改修事業」など「先人の方々のたゆまぬ努力と功績」をはじめとした、これまでの本市上下水道の歴史を市民とともに振り返ることにより、「上下水道が市民生活を支える最も重要なライフラインである」ことをあらためて認識するとともに、次の50年・100年の後世の人たちのために本市上下水道が発展し続けることを目的として発行したものであります。

 また、今回、水道事業・下水道事業を併せた史実の編纂は初の試みとなりました。

水道100周年・下水道50周年記念式典

記念式典

 平成28年6月4日土曜日に、宇都宮市役所14階大会議室にて、宇都宮市水道100周年・下水道50周年記念式典を開催しました。

 当日は、厚生労働省、国土交通省、栃木県、下野市、上三川町、また、元事業管理者の皆様の来賓をお迎えし、関係団体の方々を含め111名のご出席者のもと盛大に開催することができました。

このページに関するお問い合わせ

上下水道局 経営企画課
電話番号:028-633-3230 ファクス:028-633-3264
住所:〒320-8543 宇都宮市河原町1-41
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。