小坂 光さん

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ページID1028547  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

地道な努力とあふれる闘志で返り咲いた王者の座

小坂 光さん

小坂さんの写真

 昨年12月に茨城県で行われた、国内最高峰のオフロードレース「第27回全日本選手権大会シクロクロスin土浦」。シクロクロスは、芝生の上や、障がい物が置かれた未舗装のコースを、時にはシクロクロスバイクを担ぎながら走ります。本大会では1周2.7キロメートルの周回コース10周で争われ、小坂光選手が、4年ぶりに全日本王者に返り咲きました。
 全日本選手権は、自転車競技者にとってシーズン最大の目標となるレース。レース前は「今シーズン結果が出ていなかったので、自信があまりなかった」という小坂選手ですが、1周目から抜け出し、先頭集団を引っ張ります。3周目では1人の選手が勝負を仕掛け、一時、10秒ほど離されてしまいましたが「この日は体の調子が良かった」と粘りの走りで再び先頭へ。最終周では小坂選手がラストスパートを掛け、そのまま単独でフィニッシュラインを通過し、見事2017年以来2度目となる全日本選手権優勝を飾りました。
 小坂選手はレースの勝因を「相手に離されても踏ん張れたこと」と振り返り「結果よりもベストを尽くして走ろうと思い、レースに臨んだ。やっと今シーズンの良い結果が出せてほっとした」と安堵します。また「これまで支えてくれた人たちに、少しでも恩返しできたので良かった」とサポートしてくれた人への感謝の気持ちも忘れません。
 そして、本大会の優勝者だけが袖を通すことができるチャンピオンの証し、「ナショナルチャンピオンジャージ」を1年間着用する権利を得た小坂選手は、「チャンピオンとして恥ずかしくない走りをしたい。ジャージを着て、もっと強くなりたい」と力強く話します。2月に今シーズン最終戦を控える中、「やるからにはトップを目指し、レースに勝つ」と闘志を燃やし、レース後も引き続き平日2時間、休日は4時間のトレーニングを欠かしません。
 シクロクロスを行う選手の中ではベテラン選手に当たる小坂選手は、今後の目標として「自分自身の成績はもちろんだが、若手の育成や競技の発展にも貢献したい」と競技全体に目を向けます。
 大一番で力を発揮し、王者に返り咲いた小坂選手。どんな障がいにも臆することなく、力強くペダルを踏み込みます。

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