宮の原小学校(みやのはらしょうがっこう) 添野 智恵美(そえの ちえみ)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
優(やさ)しく 素直(すなお)で きれいな音色(ねいろ)人生初(じんせいはつ)のコンクールで最高賞(さいこうしょう)
昨年(さくねん)11月(がつ)に、千葉市(ちばし)で開催(かいさい)された日本学校合奏(にほんがっこうがっそう)コンクールソロ&アンサンブルコンテスト全国大会(ぜんこくたいかい)で、添野智恵美(そえのちえみ)さんが、見事(みごと)に最高賞(さいこうしょう)の文部科学大臣賞(もんぶかがくだいじんしょう)を受賞(じゅしょう)しました。コンクールに参加(さんか)するのは初(はじ)めてだった添野(そえの)さんは、受賞(じゅしょう)の発表(はっぴょう)を聞(き)いたとき大変(たいへん)驚(おどろ)いたそうです。指導(しどう)する音楽講師(おんがくこうし)の高橋美智(たかはしみさと)さんは「ホールの大(おお)きさに負(ま)けず、純粋(じゅんすい)に、精一杯(せいいっぱい)に演奏(えんそう)する姿(すがた)が本当(ほんとう)に印象的(いんしょうてき)でした」と振(ふ)り返(かえ)ります。
添野(そえの)さんは3歳(さい)のときに病気(びょうき)で左目(ひだりめ)の視力(しりょく)を失(うしな)いましたが、5歳(さい)のときに通(かよ)っている保育園(ほいくえん)を訪(おとず)れ演奏(えんそう)してくれた高橋(たかはし)さんの音色(ねいろ)に惹(ひ)かれ「音(おと)がとてもきれい。やってみたい」と、自分(じぶん)からマリンバを始(はじ)めました。
心(こころ)の中(なか)で歌(うた)いながら弾(ひ)くことを心掛(こころが)けているという添野(そえの)さん。その演奏(えんそう)について高橋(たかはし)さんは「マリンバは、音色(ねいろ)に性格(せいかく)が出(で)ます。彼女(かのじょ)の音色(ねいろ)は、優(やさ)しく、素直(すなお)できれいなんです」と話(はな)します。
次(つぎ)の目標(もくひょう)は「コンクールの時(とき)よりも良(よ)い演奏(えんそう)をすること」と言(い)います。添野(そえの)さんのお母(かあ)さんも「賞(しょう)を取(と)ることだけでなく、これからも音楽(おんがく)を楽(たの)しんでほしいです。マリンバが、心(こころ)が落(お)ち着(つ)く癒(いや)しの時間(じかん)になって、そして一生(いっしょう)の友達(ともだち)になってくれたら」と話(はな)します。今回(こんかい)の受賞(じゅしょう)で一回(ひとまわ)り成長(せいちょう)した添野(そえの)さん。今日(きょう)もマリンバの素敵(すてき)な音色(ねいろ)を奏(かな)でます。
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