宇都宮東高等学校　中村有花さん

宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

日々の努力でつかんだ文部科学大臣奨励賞

　　「受賞の連絡を受けたときは、ただただ驚きました。その後、賞状が手元に届いたときに初めてうれしさを実感しました」と話す宇都宮東高等学校書道部の中村有花さん。
　第42回サンデー毎日学生書道コンクール中学生・高校生部門で、約2万点の応募作品の中から、最高賞の文部科学大臣奨励賞を受賞しました。

　中村さんが書道を始めたのは高校生から。書道部の雰囲気が気に入ったことと楽しそうだったのがきっかけでした。初めの頃は、書道に関する知識がなく、話にも付いていけず苦労しました。しかし、少しでも分からないことがあれば、積極的に先生や先輩に質問し、毎日約2時間の練習に取り組みました。
　「書道は練習すればするだけ上達します。努力が目に見えて分かるので楽しいです」と笑顔の中村さん。
　今回受賞した作品は、隷書で書いた「柔剛」。約2カ月間集中して取り組み、作り上げました。「柔らかく、それでいて力強くと、両方の文字の雰囲気を大切にして書きました」と話します。

　「書道を通して、部活動の友達にも出会えたし、文字はこれからの自分の人生にも役に立つと思います。今後は、12月に行われる栃木県高等学校書道展での入賞を目指します」と、目標に向かって今日も真摯に書と向き合います。