作新学院高等学校(さくしんがくいんこうとうがっこう) 黒柳 禅(くろやなぎ ぜん)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
ボクシングで培(つちか)った強(つよ)さと人間力(にんげんりょく)で 高校(こうこう)最後(さいご)に3冠(かん)達成(たっせい)
8月(がつ)に開催(かいさい)された第(だい)71回(かい)国民体育大会(こくみんたいいくたいかい)のボクシング少年男子(しょうねんだんし)ウエルター級(きゅう)で優勝(ゆうしょう)した黒柳(くろやなぎ)さん。「優勝(ゆうしょう)できてほっとした。きつい練習(れんしゅう)も、勝利(しょうり)のためと思(おも)えば乗(の)り越(こ)えられた」と、先(さき)に行(おこな)われた全国選抜大会(ぜんこくせんばつたいかい)、全国高校総体(ぜんこくこうこうそうたい)と併(あわ)せて3冠(かん)を勝(か)ち取(と)り、笑顔(えがお)をのぞかせました。
中学(ちゅうがく)3年生(ねんせい)の時(とき)に、父(ちち)の勧(すす)めでボクシングを始(はじ)めた黒柳(くろやなぎ)さん。高校入学後(こうこうにゅうがくご)も厳(きび)しい練習(れんしゅう)に食(く)らいつき、着実(ちゃくじつ)に力(ちから)を付(つ)けていきましたが、1年生(ねんせい)の時(とき)に勝(か)ちを確信(かくしん)していた一戦(いっせん)でまさかの敗戦(はいせん)。「手(て)を抜(ぬ)けない環境(かんきょう)で練習(れんしゅう)をしたい」と、この経験(けいけん)をきっかけに、部活(ぶかつ)の空(あ)き時間(じかん)でも監督(かんとく)に練習(れんしゅう)の相手(あいて)を頼(たの)み込(こ)み、貪欲(どんよく)に自(みずか)らを高(たか)めていきました。
「強(つよ)さだけではなく人(ひと)との関(かか)わり方(かた)や礼儀(れいぎ)の大切(たいせつ)さを学(まな)び、ボクシングは自分(じぶん)を人間的(にんげんてき)に成長(せいちょう)させてくれた」と話(はな)す黒柳(くろやなぎ)さん。たった3年(ねん)というキャリアで全国(ぜんこく)レベルの選手(せんしゅ)に成長(せいちょう)した秘訣(ひけつ)も、「自分(じぶん)は監督(かんとく)についていっただけ」と、謙虚(けんきょ)な姿勢(しせい)を崩(くず)しません。
「将来(しょうらい)は、全日本(ぜんにほん)で一番(いちばん)になって、東京(とうきょう)オリンピックにも出場(しゅつじょう)したい」と、真(ま)っすぐな瞳(ひとみ)で未来(みらい)を見据(みす)え、今日(きょう)も練習(れんしゅう)に励(はげ)みます。
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