作家(さっか) 門井 慶喜(かどい よしのぶ)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
「銀河鉄道(ぎんがてつどう)の父(ちち)」で直木賞(なおきしょう)受賞(じゅしょう)の快挙(かいきょ)
作家(さっか)・宮沢賢治(みやざわ けんじ)の生涯(しょうがい)を、父(ちち)である政次郎(せいじろう)の視点(してん)から描(えが)いた小説(しょうせつ)「銀河鉄道(ぎんがてつどう)の父(ちち)」で、第(だい)158回(かい)直木賞(なおきしょう)を受賞(じゅしょう)した本市出身(ほんししゅっしん)の作家(さっか)・門井慶喜(かどい よしのぶ)さん。「受賞(じゅしょう)できてほっとした。ずっと欲(ほ)しかった賞(しょう)なのでうれしい」と笑顔(えがお)で振(ふ)り返(かえ)ります。
昔(むかし)から読書(どくしょ)が好(す)きで、宇都宮(うつのみや)で過(す)ごした10代(だい)の頃(ころ)には、2・3カ月(かげつ)で100冊(さつ)もの本(ほん)を読(よ)んでいたという門井(かどい)さん。「特(とく)に、自分(じぶん)の慶喜(よしのぶ)という名前(なまえ)から、歴史(れきし)に関心(かんしん)を持(も)つのは必然(ひつぜん)だった。歴史(れきし)を解釈(かいしゃく)するということは、自分(じぶん)が生(い)きることだと感(かん)じた」と、話(はな)します。歴史(れきし)をより深(ふか)く学(まな)ぶため通(かよ)った大学(だいがく)で出会(であ)った恩師(おんし)の影響(えいきょう)を受(う)け、「自分(じぶん)は本(ほん)を出版(しゅっぱん)し生(い)きていく」と、作家(さっか)を志(こころざ)しました。 現在(げんざい)は大阪(おおさか)で執筆活動(しっぴつかつどう)をしている門井(かどい)さん。「宇都宮(うつのみや)に帰(かえ)るとやっぱりいいなぁと思(おも)う。街中(まちなか)の看板(かんばん)や本屋(ほんや)、オリオン通(どお)り、全(すべ)てに思(おも)い入(い)れがあり、ふるさとのありがたさを感(かん)じる」と青春(せいしゅん)を過(す)ごした宇都宮(うつのみや)に思(おも)いを馳(は)せます。
「これからも、歴史(れきし)に関(かん)する作品(さくひん)を書(か)いていきたい。文(ぶん)を紡(つ)ぐ担(にな)い手(て)として、何度(なんど)読(よ)んでも新(あら)たな発見(はっけん)がある作品(さくひん)を生(う)み出(だ)したい」と話(はな)す、門井(かどい)さんの今後(こんご)の作品(さくひん)が楽(たの)しみです。
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