宇都宮北高等学校(うつのみやきたこうとうがっこう)大久保 琉唯(おおくぼ るい) さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
努力(どりょく)を惜(お)しまず 輝(かがや)くベルトをつかみ取(と)る
宇都宮北高等学校(うつのみやきたこうとうがっこう)大久保(おおくぼ) 琉唯(るい)さん
昨年(さくねん)8月(がつ)に東京都(とうきょうと)で開催(かいさい)されたK −1甲子園(こうしえん)2021 高校生(こうこうせい)日本一(にほんいち)決定(けってい)トーナメント。本大会(ほんたいかい)の55キログラム以下(いか)の階級(かいきゅう)に大久保(おおくぼ)琉唯(るい)さんが出場(しゅつじょう)し、初出場(はつしゅつじょう)ながら優勝(ゆうしょう)を果(は)たしました。
K −1甲子園(こうしえん)は、高校生(こうこうせい)キックボクサーの日本一(にほんいち)を決(き)める大会(たいかい)で、東日本(ひがしにほん)と西日本(にしにほん)の予選(よせん)トーナメントを勝(か)ち上(あ)がった高校生(こうこうせい)が集(つど)い、体重(たいじゅう)ごとに分(わ)かれた階級(かいきゅう)で戦(たたか)います。また、プロへの登竜門(とうりゅうもん)として知(し)られ、出場者(しゅつじょうしゃ)には第一線(だいいっせん)で活躍(かつやく)する選手(せんしゅ)が数多(かずおお)く名(な)を連(つら)ねます。
大久保(おおくぼ)さんの出場(しゅつじょう)した55キログラム以下(いか)の階級(かいきゅう)の出場者(しゅつじょうしゃ)は16人(にん)で、厳(きび)しいトーナメントを3回(かい)勝(か)ち上(あ)がり、決勝戦(けっしょうせん)に挑(いど)みました。決勝戦(けっしょうせん)の相手(あいて)は、東日本(ひがしにほん)予選(よせん)トーナメントの決勝(けっしょう)で戦(たたか)った選手(せんしゅ)。予選(よせん)ではかなりの接戦(せっせん)で勝利(しょうり)したものの、1度(ど)戦(たたか)ったことのある選手(せんしゅ)との試合(しあい)に「トーナメントの中で、1番(ばん)緊張(きんちょう)した」と話(はな)します。
試合(しあい)は序盤(じょばん)から激(きび)しい打(う)ち合(あ)いになり、大久保(おおくぼ)さんは強烈(きょうれつ)な攻(せ)めを何度(なんど)も繰(く)り出(だ)しました。しかし、両者(りょうしゃ)譲(ゆず)ることなく、試合(しあい)の結果(けっか)は判定(はんてい)に。判定(はんてい)の結果(けっか)、見事(みごと)、勝利(しょうり)を収(おさ)めた大久保(おおくぼ)さんは、満面(まんめん)の笑(え)みを浮(う)かべ、高々(たかだか)と勝利(しょうり)の拳(こぶし)を突(つ)き上(あ)げました。「中学生(ちゅうがくせい)の頃(ころ)からK −1甲子園(こうしえん)での優勝(ゆうしょう)を目標(もくひょう)にしてきた。心(こころ)に残(のこ)る大会(たいかい)だった」と振(ふ)り返(かえ)ります。また「しっかりと練習(れんしゅう)ができていたので、自信(じしん)を持(も)って戦(たたか)えた」と納得(なっとく)の表情(ひょうじょう)です。
大久保(おおくぼ)さんは、予選(よせん)トーナメントで優勝(ゆうしょう)したにもかかわらず「このままではいけない」と練習(れんしゅう)への意識(いしき)を改(あらた)め、本選(ほんせん)への準備(じゅんび)を重(かさ)ねました。トーナメントが発表(はっぴょう)されてからは、過去(かこ)の試合(しあい)の動画(どうが)で対戦(たいせん)する相手(あいて)を徹底的(てっていてき)に研究(けんきゅう)し、「対戦(たいせん)する選手(せんしゅ)を意識(いしき)し、試合(しあい)の組(く)み立(た)てを考(かんが)えながら練習(れんしゅう)した」と、毎朝(まいあさ)の10キロメートルのランニングに加(くわ)え、毎日(まいにち)3時間(じかん)打(う)ち込(こ)みました。
この努力(どりょく)は、K −1甲子園(こうしえん)での初出場(はつしゅつじょう)初優勝(はつゆうしょう)という結果(けっか)だけでなく、その後(ご)のアマチュア大会(たいかい)での優勝(ゆうしょう)をも引(ひ)き寄(よ)せ、さらには今年(ことし)2月(がつ)に、念願(ねんがん)のプロデビューを果(はた)たしました。次(つぎ)の目標(もくひょう)は「高校生(こうこうせい)で新(あら)たなチャンピオンベルトを巻(ま)くこと」と力強(ちからづよ)く話(はな)します。
「プロキックボクサーの父(ちち)のようになりたい」と小学(しょうがく)1年生(ねんせい)でキックボクシングを始(はじ)めた大久保(おおくぼ)さん。夢(ゆめ)へと向(む)かい戦(たたか)い続(つづ)けます。努力(どりょく)を惜(お)しまずさらなる高(たか)みへ、次なるラウンドのゴングが鳴(な)り響(ひび)きます。
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