宇都宮北高等学校 大久保 琉唯さん

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ページID1029250  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

努力を惜しまず 輝くベルトをつかみ取る

宇都宮北高等学校 大久保 琉唯さん

大久保さんの写真

昨年8月に東京都で開催されたK −1甲子園2021 高校生日本一決定トーナメント。本大会の55キログラム以下の階級に大久保琉唯さんが出場し、初出場ながら優勝を果たしました。
K −1甲子園は、高校生キックボクサーの日本一を決める大会で、東日本と西日本の予選トーナメントを勝ち上がった高校生が集い、体重ごとに分かれた階級で戦います。また、プロへの登竜門として知られ、出場者には第一線で活躍する選手が数多く名を連ねます。
大久保さんの出場した55キログラム以下の階級の出場者は16人で、厳しいトーナメントを3回勝ち上がり、決勝戦に挑みました。決勝戦の相手は、東日本予選トーナメントの決勝で戦った選手。予選ではかなりの接戦で勝利したものの、1度戦ったことのある選手との試合に「トーナメントの中で、1番緊張した」と話します。
試合は序盤から激しい打ち合いになり、大久保さんは強烈な攻めを何度も繰り出しました。しかし、両者譲ることなく、試合の結果は判定に。判定の結果、見事、勝利を収めた大久保さんは、満面の笑みを浮かべ、高々と勝利の拳を突き上げました。「中学生の頃からK −1甲子園での優勝を目標にしてきた。心に残る大会だった」と振り返ります。また「しっかりと練習ができていたので、自信を持って戦えた」と納得の表情です。
大久保さんは、予選トーナメントで優勝したにもかかわらず「このままではいけない」と練習への意識を改め、本選への準備を重ねました。トーナメントが発表されてからは、過去の試合の動画で対戦する相手を徹底的に研究し、「対戦する選手を意識し、試合の組み立てを考えながら練習した」と、毎朝の10キロメートルのランニングに加え、毎日3時間打ち込みました。
この努力は、K −1甲子園での初出場初優勝という結果だけでなく、その後のアマチュア大会での優勝をも引き寄せ、さらには今年2月に、念願のプロデビューを果たしました。次の目標は「高校生で新たなチャンピオンベルトを巻くこと」と力強く話します。
「プロキックボクサーの父のようになりたい」と小学1年生でキックボクシングを始めた大久保さん。夢へと向かい戦い続けます。努力を惜しまずさらなる高みへ、次なるラウンドのゴングが鳴り響きます。

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