渡邊 諭さん

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ページID1029636  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

公平・公正を心掛け 研さんは続く

渡邊 諭さん

わたなべさんの写真

バスケットボール女子日本リーグ「Wリーグ」の年間最優秀審判に贈られる「レフェリー・オブ・ザ・イヤー」。今年4月、渡邊諭さんが、この栄誉ある賞を初受賞しました。
「レフェリー・オブ・ザ・イヤー」は、Wリーグ全13チームのヘッドコーチによる投票で決定されます。そのため、受賞について「皆さんから評価され素直に嬉しく思う」と振り返ります。また、双子の兄も同じS級審判として活動し、「この賞ができてから7回の表彰のうち、兄が4回、自分が1回と大半を兄弟で受賞できている」と誇らしげに話します。
渡邊さんは、小学4年生からバスケットボールを始めましたが、高校2年生の時に交通事故の影響で選手としての活躍を断念。それでも、バスケットボールに関わり続けたいと審判の道を志しました。
現在は、作新学院高等学校教諭として男子バスケットボール部の監督を務める傍ら、週末を中心に、審判として、Wリーグのみならず、小学生のミニバスケットボールや、中学生・高校生の部活動の試合など、幅広く活動しています。教員と審判の両立について、「自身の活動で不在にすることもあるが、活動に理解がある生徒・学校・同僚のおかげで続けることができているので、感謝している」と話します。
審判の魅力について、東京2020オリンピックにおけるバスケットボール女子日本代表の銀メダル獲得など、選手の活躍に間接的に携わることができていることを挙げる渡邊さん。また、審判をする上で「公平・公正であること」を心掛け、選手にあわせて動き、プレーを自身の目で確認することで、正確な判定につなげています。「選手・コーチに敬意を払い、選手らと話をしてコミュニケーションをとることを大切にしている。たとえ選手らが判定に納得できないことがあっても、丁寧に説明することで次のプレーに気持ちを切り替えることができる」と円滑な試合運営のポイントを話します。
今後の目標は、「1人でも多くの選手やベンチ、観客に判定を理解してもらえる審判になれるよう、正しい判定を心掛けることや、その姿勢を見せ続け、後進の育成につなげること」と話します。審判として公平・公正を心掛け、今後も研さんを続けます。

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