渡邊 諭(わたなべ さとし)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
公平(こうへい)・公正(こうせい)を心掛(こころが)け 研(けん)さんは続(つづ)く
渡邊(わたなべ) 諭(さとし)さん
バスケットボール女子(じょし)日本(にほん)リーグ「Wリーグ」の年間(ねんかん)最優秀(さいゆうしゅう)審判(しんぱん)に贈(おく)られる「レフェリー・オブ・ザ・イヤー」。今年(ことし)4月(がつ)、渡邊(わたなべ)諭(さとし)さんが、この栄誉(えいよ)ある賞(しょう)を初受賞(はつじゅしょう)しました。
「レフェリー・オブ・ザ・イヤー」は、Wリーグ全(ぜん)13チームのヘッドコーチによる投票(とうひょう)で決定(けってい)されます。そのため、受賞(じゅしょう)について「皆(みな)さんから評価(ひょうか)され素直(すなお)に嬉(うれ)しく思(おも)う」と振(ふ)り返(かえ)ります。また、双子(ふたご)の兄(あに)も同(おな)じS級(きゅう)審判(しんぱん)として活動(かつどう)し、「この賞(しょう)ができてから7回(かい)の表彰(ひょうしょう)のうち、兄(あに)が4回(かい)、自分(じぶん)が1回(かい)と大半(たいはん)を兄弟(きょうだい)で受賞(じゅしょう)できている」と誇(ほこ)らしげに話(はな)します。
渡邊(わたなべ)さんは、小学(しょうがく)4年生(ねんせい)からバスケットボールを始(はじ)めましたが、高校(こうこう)2年生(ねんせい)の時(とき)に交通(こうつう)事故(じこ)の影響(えいきょう)で選手(せんしゅ)としての活躍(かつやく)を断念(だんねん)。それでも、バスケットボールに関(かか)わり続(つづ)けたいと審判(しんぱん)の道(みち)を志(こころざ)しました。
現在(げんざい)は、作新学院(さくしんがくいん)高等学校(こうとうがっこう)教諭(きょうゆ)として男子(だんし)バスケットボール部(ぶ)の監督(かんとく)を務(つと)める傍(かたわ)ら、週末(しゅうまつ)を中心(ちゅうしん)に、審判(しんぱん)として、Wリーグのみならず、小学生(しょうがくせい)のミニバスケットボールや、中学生(ちゅうがくせい)・高校生(こうこうせい)の部活動(ぶかつどう)の試合(しあい)など、幅広(はばひろ)く活動(かつどう)しています。教員(きょういん)と審判(しんぱん)の両立(ちょうりつ)について、「自身(じしん)の活動(かつどう)で不在(ふざい)にすることもあるが、活動(かつどう)に理解(りかい)がある生徒(せいと)・学校(がっこう)・同僚(どうりょう)のおかげで続(つづ)けることができているので、感謝(かんしゃ)している」と話(はな)します。
審判(しんぱん)の魅力(みりょく)について、東京(とうきょう)2020オリンピックにおけるバスケットボール女子(じょし)日本代表(にほんだいひょう)の銀(ぎん)メダル獲得(かくとく)など、選手(せんしゅ)の活躍(かつやく)に間接的(かんせつてき)に携(たずさ)わることができていることを挙(あ)げる渡邊(わたなべ)さん。また、審判(しんぱん)をする上(うえ)で「公平(こうへい)・公正(こうせい)であること」を心掛(こころが)け、選手(せんしゅ)にあわせて動(うご)き、プレーを自身(じしん)の目(め)で確認(かくにん)することで、正確(せいかく)な判定(はんてい)につなげています。「選手(せんしゅ)・コーチに敬意(けいい)を払(はら)い、選手(せんしゅ)らと話(はなし)をしてコミュニケーションをとることを大切(たいせつ)にしている。たとえ選手(せんしゅ)らが判定(はんてい)に納得(なっとく)できないことがあっても、丁寧(ていねい)に説明(せつめい)することで次(つぎ)のプレーに気持(きも)ちを切(き)り替(か)えることができる」と円滑(えんかつ)な試合(しあい)運営(うんえい)のポイントを話(はな)します。
今後(こんご)の目標(もくひょう)は、「1人(ひとり)でも多(おお)くの選手(せんしゅ)やベンチ、観客(かんきゃく)に判定(はんてい)を理解(りかい)してもらえる審判(しんぱん)になれるよう、正(ただ)しい判定(はんてい)を心掛(こころが)けることや、その姿勢(しせい)を見(み)せ続(つづ)け、後進(こうしん)の育成(いくせい)につなげること」と話(はな)します。審判(しんぱん)として公平(こうへい)・公正(こうせい)を心掛(こころが)け、今後(こんご)も研(けん)さんを続(つづ)けます。
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