星が丘中学校(ほしがおかちゅうがっこう)2年(ねん) 中村 陸人(なかむら りくと)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
豊富(ほうふ)な練習(れんしゅう)が実(み)を結(むす)んだ 世界一(せかいいち)の演技(えんぎ)
星が丘中学校(ほしがおかちゅうがっこう)2年(ねん) 中村 陸人(なかむら りくと)さん
昨年(さくねん)6月(がつ)にドイツで開催(かいさい)された「トリックラインワールドカップ2022インシュツットガルト」。本大会(ほんたいかい)に出場(しゅつじょう)した中村陸人(なかむらりくと)さんが見事(みごと)、初優勝(はつゆうしょう)を飾(かざ)りました。
スラックライン(トリックライン)は、制限時間内(せいげんじかんない)に、幅(はば)5センチメートル、長さ20メートル程(ほど)のベルト状(じょう)のラインの上(うえ)で、ポーズをとったり、トリックと呼(よ)ばれる回転(かいてん)やひねりのあるアクロバティックな技(わざ)を披露(ひろう)したりして、難易度(なんいど)や表現力(ひょうげんりょく)を競(きそ)うスポーツです。
大会(たいかい)には年齢(ねんれい)による区分(くぶん)がなく、中村(なかむら)さんよりも年上(としうえ)の選手(せんしゅ)が多(おお)く出場(しゅつじょう)していましたが、「年上(としうえ)の選手(せんしゅ)と体格差(たいかくさ)はあるが、その差(さ)を埋(う)めるために人一倍(ひといちばい)練習(れんしゅう)に取(と)り組(く)んでいた」と中村(なかむら)さんは振(ふ)り返(かえ)ります。
小学(しょうがく)5年生(ねんせい)で前回(ぜんかい)の大会(たいかい)に出場(しゅつじょう)し、今回(こんかい)はリベンジの出場(しゅつじょう)でもあった中村(なかむら)さんは本大会(ほんたいかい)の出場(しゅつじょう)に向(む)けて、胸(むね)からスタートし、後方(こうほう)に2回転(かいてん)宙返(ちゅうがえ)り半(はん)ひねりして胸(むね)で着地(ちゃくち)する「イーグルフリップ」という技(わざ)の練習(れんしゅう)を重(かさ)ね、本番(ほんばん)でこの技(わざ)を繰(く)り出(だ)し、見事(みごと)に成功(せいこう)させました。
また、同大会(どうたいかい)には中村(なかむら)さん以外(いがい)にも宇都宮市(うつのみやし)出身(しゅっしん)の選手(せんしゅ)が男女(だんじょ)ともに日本代表(にほんだいひょう)として出場(しゅつじょう)しました。他(ほか)の選手(せんしゅ)について、「一人一人(ひとりひとり)、繰(く)り出(だ)す技(わざ)が異(こと)なり、女子(じょし)の場合(ばあい)は男子(だんし)より柔軟性(じゅうなんせい)があるなど、参考(さんこう)になる部分(ぶぶん)が多(おお)く、刺激(しげき)にもなった」とお互(たが)いの活躍(かつやく)が力(ちから)になっています。
中村(なかむら)さんは、幼少期(ようしょうき)から毎日(まいにち)スラックラインの練習(れんしゅう)に励(はげ)み、現在(げんざい)は、中学校(ちゅうがっこう)の弓道部(きゅうどうぶ)でも活動(かつどう)しながら、週(しゅう)3日(みっか)、市外(しがい)の祖父宅(そふたく)にある施設(しせつ)でスラックラインの練習(れんしゅう)に取(と)り組(く)んでいます。弓道(きゅうどう)との両立(りょうりつ)について、「体幹(たいかん)が大切(たいせつ)で、集中力(しゅうちゅうりょく)が必要(ひつよう)なところは、スラックラインと弓道(きゅうどう)の両方(りょうほう)に共通(きょうつう)している」とそれぞれの活動(かつどう)が競技(きょうぎ)に生(い)きていると語(かた)ります。
中村(なかむら)さんはスラックラインについて「飛(と)んだり回(まわ)ったりといった、普段(ふだん)感(かん)じることができない空中(くうちゅう)での感覚(かんかく)が魅力的(みりょくてき)」と話します。
大会(たいかい)で優勝(ゆうしょう)し、世界(せかい)チャンピオンとなった中村(なかむら)さん。今後(こんご)について「自分(じぶん)にしかできない技(わざ)をできるようになって、見(み)ている人(ひと)に競技(きょうぎ)の魅力(みりょく)や感動(かんどう)を与(あた)えられるようになりたい。ゆくゆくは海外(かいがい)を転戦(てんせん)していきたい」と次(つぎ)の目標(もくひょう)を語(かた)ります。
目標(もくひょう)に向(む)けて取(と)り組(く)む中村(なかむら)さんの飛躍(ひやく)が今後(こんご)も期待(きたい)されます。
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