星が丘中学校2年 中村 陸人さん

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ページID1030826  更新日 令和6年3月8日

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宇都宮市には、スポーツや芸術をはじめ様々な分野で、日本一になったり日本を代表する活躍をしている人がたくさんいます。そんな、輝いている「宮っこ」を紹介します。

豊富な練習が実を結んだ 世界一の演技

星が丘中学校2年 中村 陸人さん

中村さんの写真

 昨年6月にドイツで開催された「トリックラインワールドカップ2022インシュツットガルト」。本大会に出場した中村陸人さんが見事、初優勝を飾りました。
 スラックラインは、制限時間内に、幅5センチメートル、長さ20メートル程のベルト状のラインの上で、ポーズをとったり、トリックと呼ばれる回転やひねりのあるアクロバティックな技を披露したりして、難易度や表現力を競うスポーツです。
 大会には年齢による区分がなく、中村さんよりも年上の選手が多く出場していましたが、「年上の選手と体格差はあるが、その差を埋めるために人一倍練習に取り組んでいた」と中村さんは振り返ります。
 小学5年生で前回の大会に出場し、今回はリベンジの出場でもあった中村さんは本大会の出場に向けて、胸からスタートし、後方に2回転宙返り半ひねりして胸で着地する「イーグルフリップ」という技の練習を重ね、本番でこの技を繰り出し、見事に成功させました。
 また、同大会には中村さん以外にも宇都宮市出身の選手が男女ともに日本代表として出場しました。他の選手について、「一人一人、繰り出す技が異なり、女子の場合は男子より柔軟性があるなど、参考になる部分が多く、刺激にもなった」とお互いの活躍が力になっています。
 中村さんは、幼少期から毎日スラックラインの練習に励み、現在は、中学校の弓道部でも活動しながら、週3日、市外の祖父宅にある施設でスラックラインの練習に取り組んでいます。弓道との両立について、「体幹が大切で、集中力が必要なところは、スラックラインと弓道の両方に共通している」とそれぞれの活動が競技に生きていると語ります。
 中村さんはスラックラインについて「飛んだり回ったりといった、普段感じることができない空中での感覚が魅力的」と話します。
 大会で優勝し、世界チャンピオンとなった中村さん。今後について「自分にしかできない技をできるようになって、見ている人に競技の魅力や感動を与えられるようになりたい。ゆくゆくは海外を転戦していきたい」と次の目標を語ります。
 目標に向けて取り組む中村さんの飛躍が今後も期待されます。

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