菊池 徹平(きくち てっぺい)さん
宇都宮市(うつのみやし)には、スポーツや芸術(げいじゅつ)をはじめ様々(さまざま)な分野(ぶんや)で、日本一(にほんいち)になったり日本(にほん)を代表(だいひょう)する活躍(かつやく)をしている人(ひと)がたくさんいます。そんな、輝(かがや)いている「宮(みや)っこ」を紹介(しょうかい)します。
自分(じぶん)に打(う)ち勝(か)ち 高(たか)みを目指(めざ)す
菊池 徹平(きくち てっぺい)さん
今年(ことし)1月(がつ)に駒沢(こまざわ)オリンピック公園(こうえん)体育館(たいいくかん)で開催(かいさい)された、全日本選手権大会(ぜんにほんせんしゅけんたいかい)の出場者(しゅつじょうしゃ)など、限(かぎ)られた選手(せんしゅ)のみが参加(さんか)できる「第(だい)30回(かい)JOCジュニア・オリンピック・カップ・フェンシング大会(たいかい)」。本大会(ほんたいかい)に出場(しゅつじょう)した菊池徹平(きくちてっぺい)さんが、見事(みごと)、優勝(ゆうしょう)を飾(かざ)りました。
フェンシングは、幅(はば)2メートル・長(なが)さ14メートルの細長(ほそなが)いコートで、剣(けん)を持(も)ち、突(つ)きや斬(き)りを行い、1対(たい)1で対戦(たいせん)するスポーツです。フェンシングには、使用(しよう)する剣(けん)やルール、身体(からだ)を突(つ)いて得点(とくてん)が認(みと)められる「有効面(ゆうこうめん)」が異(こと)なる「フルーレ」「エペ」「サーブル」の三種目(さんしゅもく)があり、菊池(きくち)さんは主(おも)にエペを得意(とくい)としています。エペは、全身(ぜんしん)が有効面(ゆうこうめん)で、攻撃(こうげき)は突(つ)きのみ。先(さき)に突(つ)いた方(ほう)にポイントが入ります。エペの魅力(みりょく)について菊池(きくち)さんは、「早(はや)く突(つ)いた方(ほう)が勝(か)ちなので、相手(あいて)との読(よ)み合(あ)いが頭脳戦(ずのうせん)で面白(おもしろ0)い」と話(はな)します。
本大会(ほんたいかい)は日本代表(にほんだいひょう)の選考(せんこう)に関(かか)わる4つの大会(たいかい)の内の1つで、4つのうち2つで優勝(ゆうしょう)した菊池(きくち)さんですが、直前(ちょくぜん)の大会(たいかい)はベスト16で敗退(はいたい)。「気(き)の緩(ゆる)みがあった。絶対(ぜったい)に優勝(ゆうしょう)する」と試合(しあい)の前(まえ)に、鏡(かがみ)の前(まえ)で自(みずか)らを鼓舞(こぶ)し本大会(ほんたいかい)に挑(いど)みました。「ベスト8に進出(しんしゅつ)できれば優勝(ゆうしょう)できると考(かんが)えていたので、ベスト8進出(しんしゅつ)を懸(か)けた試合(しあい)では、自分(じぶん)に言(い)い聞(き)かせ、気持(きも)ちで負(ま)けずに挑(いど)んだ」と大会(たいかい)を振(ふ)り返(かえ)ります。見事(みごと)、本大会(ほんたいかい)で優勝(ゆうしょう)した菊池(きくち)さんは、日本代表(にほんだいひょう)として、世界(せかい)ジュニアカデ選手権(せんしゅけん)への切符(きっぷ)を手(て)にしました。
世界(せかい)ジュニアカデ選手権(せんしゅけん)を前(まえ)に、3月(がつ)にウズベキスタンで行(おこな)われたアジアジュニアカデ選手権(せんしゅけん)では良(い)い成績(せいせき)を残(のこ)すことができなかった菊池(きくち)さん。コーチから「速(はや)く攻撃(こうげき)しないと海外(かいがい)では勝(か)てない」というアドバイスを受(う)け、手(て)を意識(いしき)した練習(れんしゅう)に励(はげ)みました。その結果(けっか)、4月(がつ)にブルガリアで行(おこな)われた世界(せかい)ジュニアカデ選手権(せんしゅけん)では、練習(れんしゅう)の成果(せいか)を発揮(はっき)し、見事(みごと)ベスト16に進出(しんしゅつ)することができました。
今後(こんご)の目標(もくひょう)について、「今年(ことし)から17歳(さい)以上(いじょう)20歳(さい)未満(みまん)のジュニアの部(ぶ)に変更(へんこう)になり、対戦相手(たいせんあいて)は強(つよ)い選手(せんしゅ)ばかりになるため、自分(じぶん)の力(ちから)がまだ足(た)りないと感(かん)じている。上位(じょうい)の選手(せんしゅ)が集(つど)う合宿(がっしゅく)に参加(さんか)する権利(けんり)を得(え)る、上位(じょうい)16人(にん)を目指(めざ)し、練習(れんしゅう)を続(つづ)けたい」と力強(ちからづよ)く話(はな)します。
現状(げんじょう)に満足(まんぞく)せずに、常(つね)に高(たか)みを目指(めざ)す菊池(きくち)さん。止(と)まることのない成長(せいちょう)に今後(こんご)も目(め)が離(はな)せません。
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