スプレー缶のガス抜き作業による火災にご注意ください

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ページID1030671  更新日 令和6年3月8日

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スプレー缶やカセットボンベによる火災・爆発に注意

 近年、全国でスプレー缶(エアゾール製品)やカセットボンベのガス抜き作業中に火災・爆発が発生する事例が増えています。スプレー缶の取り扱いに注意し、火災・爆発の発生を未然に防ぎましょう。

スプレー缶(エアゾール製品)・カセットボンベ

 【エアゾール製品】

 エアゾール製品とは、気化した液化ガスまたは圧縮ガスの圧力によって、内容物を容器の外に自力で霧状や泡状などにして放出させるもので、一般的にはスプレー缶と呼ばれています。

 身近にあるエアゾール製品

 ・家庭用品(消臭剤、芳香剤、クリーナー類、ワックス・ポリッシュなど)

 ・化粧用品(化粧品のヘアスプレー、シェービングクリームなど)

 ・塗料用品(工業用、自動車補修用、プラモデル用など)

 ・殺虫用(殺虫剤)

 ・その他(スポーツ用品など)

スプレー缶を廃棄するときの注意点

 エアゾール缶やカセットボンベは、誤った方法で廃棄すると火災や爆発を引き起こす可能性がありますので注意しましょう。

 廃棄方法は各自治体によって異なります。宇都宮市においては下記の3つの事項に注意しましょう。

 なお、廃棄方法の詳細については、下記のリンクにてご確認ください。

 

(1)中身を最後まで出し切ってから廃棄する

中身を出し切る様子

 スプレー缶の中身(可燃性ガス)が残った状態で、釘などで穴をあけると火花が発生し漏れ出た可燃性ガスに引火する恐れがあります。また、中身を使い切ってスプレー缶を廃棄するときは、屋外の風通しの良い場所で、スプレーボタンを押すなどして、中身を完全に出し切ってください。

(注意)最近の製品には残ガスの排出機構(ガス抜きキャップ)が付いたものがありますので、スプレー缶の表示に従って処理を行ってください。

(2)専用の器具で穴をあける

穴をあけた様子

 中身を完全に使い切った缶に穴をあける際には、次のことに注意しましょう。

 ・火の気のない風通しの良い屋外で行うこと

 ・専用の器具を用いて行うこと

(3)「危険ごみ」の収集日に出す

ごみ出しの様子

カセットボンベやスプレー缶は危険ごみになります。 危険ごみの収集日に透明か半透明のポリ袋に入れてお出しください。 

火災事例

 宇都宮市でスプレー缶、カセットボンベが原因で発生した火災事例を紹介します。

(1)台所でガス抜き作業をしていたところ、漏れた可燃性ガスがガステーブルの火に引火した

(2)室内でガス抜き作業をしていたとろ、漏れた可燃性ガスが石油ストーブの火に引火した

(3)中身が残っていたカセットボンベをゴミ収集車が回収した際、圧縮時に発生した火花に漏れ出た可燃性ガスに引火した

このページに関するお問い合わせ

消防局予防課
電話番号:028-625-5505 ファクス:028-625-5509
住所:〒320-0014 宇都宮市大曽2丁目2-21
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。