浸水した食品営業施設の営業再開に向けた衛生管理

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ページID1021819  更新日 令和6年3月8日

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浸水した食品営業施設の営業再開に向けた衛生管理について

水害時の営業再開に向けた衛生管理について

水害により調理場や食品製造施設に汚水が浸水すると、食中毒や感染症の原因になる細菌に施設が汚染される可能性があります。

また、使用している水が井戸水の場合には井戸水がこれらの細菌等に汚染される恐れがあります。

そのため、水害後に営業を再開される場合には、お客様に安全な食品を提供するために次の事項を点検しましょう。

最初に実施すること

  • 調理場、食品製造施設の被害状況の確認を行いましょう。
  • 停電により温度が上がってしまった冷蔵庫、冷凍庫内の食品や水につかって傷んだ食品は廃棄しましょう。
  • 浸水を受けた衛生備品(マスク・ふきん・ペーパータオル・衛生手袋)などはすべて廃棄しましょう。
  • 洗浄、乾燥、消毒が難しい木製の器具等は廃棄しましょう。

準備するもの

薬剤

希釈して使用するものがあるので、製品説明書で使用上の注意を確認の上、使用してください。

  • 洗浄剤
  • アルコール製剤
  • 次亜塩素酸ナトリウム

(注意)これらは、普段使用している消毒剤や洗浄剤を使用して行うことが可能です。

備品

被害の規模、施設の規模に応じて用意しましょう。

  • バケツ
  • ナイロンブラシ、デッキブラシ、スポンジ、ワイパー
  • ゴーグル、衛生手袋
  • ペーパータオル、ふきん(使い捨て)
  • 延長ホース、高所清掃用具

調理場・食品製造施設内の洗浄消毒を行いましょう

洗浄

清掃作業をされる場合は、丈夫な手袋や底の厚い靴などを着用し、目や口を保護するゴーグルやマスクをしましょう。

  1. たい積した泥やバケツ等でくみ出す。
  2. 洗浄剤を使って洗浄する。
  3. 流水で十分すすぐ。

消毒

洗浄・乾燥後、消毒するようにしてください。消毒は洗浄後でないと効果を発揮することができません。

  1. 次亜塩素酸ナトリウム(0.1%濃度)を散布するか、浸した布でよく拭く。(注意)市販品10%の製品の場合、本剤10ml水を加え1lとする。
  2. 風通しをよくしてそのまま乾燥させる。

なお、消毒方法については「一般家屋や食品営業施設における浸水後の消毒の相談について」を参照してください。

調理器具の洗浄、消毒をしましょう

まな板、包丁などの調理器具、食器類は水洗いした後、煮沸または次亜塩素酸ナトリウム(0.02%=200ppm)溶液に5分以上浸し、自然乾燥させる。

(注意)市販品10%の製品の場合、本剤2mlに水を加え1lとする。

冷蔵庫、冷凍庫などの設備が正常に動いているか確認しましょう

冷蔵庫が浸水した場合、庫内を洗浄後、消毒用アルコールを噴霧してください。

温度計で温度を確認してから使用しましょう。

使用水の確認をしましょう

井戸水を使用している場合、濁りの有無や滅菌機が適切に作動しているかを確認し、必要に応じて水質検査を受けましょう。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 生活衛生課 食品衛生グループ
電話番号:028-626-1110 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。