腸炎ビブリオ食中毒

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ページID1005517  更新日 令和6年3月8日

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腸炎ビブリオの特徴

腸炎ビブリオ食中毒

 腸炎ビブリオは海にいる菌で、海水温が上がる夏場(6月から10月)に海水中で大量に増殖します。海に住んでいるだけに塩分(約3%)を好みますが、真水には、弱い性質があります。
 他の細菌は普通30分から45分に1回分裂して増えますが、この菌は条件さえよければ10分間で分裂し、他の食中毒菌の倍以上の速さで増殖します。ですから、わずかな時間、食品を冷蔵庫の外に放置しておくだけで食中毒をおこす菌数に増加します。
 細菌一般にいえることですが、加熱に弱く、また低温では増えにくい菌です。

主な原因物質

海産の魚介類(刺身、寿司、ゆでかに等)、二次汚染を受けた食品など
(注) 二次汚染:食中毒菌に汚染された食品から調理器具や手指などを介して他の食品が汚染されること

主な症状

激しい水様性下痢、腹痛、嘔吐など

潜伏期間

平均14時間前後
(注) 潜伏期間:菌が付着している食品を食べてから発症するまでの時間のこと

予防のポイント

  • 魚介類は、短時間でも必ず冷蔵庫で、できれば4度以下で保管しましょう。
  • 冷凍魚介類の解凍は、冷蔵庫もしくは電子レンジを活用しましょう。(室温解凍は厳禁!)
  • 刺身用にさばく魚介類は調理前に流水(真水)でよく洗いましょう。
  • 調理後、まな板などの調理器具はよく洗浄消毒しましょう。また、手指は石けんを使ってよく洗いましょう。
  • スーパーマーケットなどで購入した寿司や刺身などは、すぐ持ち帰り、速やかに食べるようにしましょう。
  • 寿司や刺身などが入った仕出し料理を頼んだら、すぐ食べましょう。また、食べる時間にあわせて出前してもらいましょう。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 生活衛生課 食品衛生グループ
電話番号:028-626-1110 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。