カンピロバクター食中毒

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ページID1005520  更新日 令和6年3月8日

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カンピロバクターの特徴

カンピロバクター

 カンピロバクターは、鶏や牛などの家畜や野生動物、ペットなどの動物の腸管内に存在し、これらの動物の排泄物により汚染された食品や水を介して人に感染します。
 鶏の保有率は高く、生鶏肉の50パーセント以上に本菌の高率な汚染がみられることがあり、本菌の主要な原因食品となっています。
 この菌は微好気的条件(酸素が少量の状態)下で良く増え、酸素が十分ある通常の状態では徐々に死滅していきます。また、この菌は乾燥と加熱に弱く、60度1分以上の加熱で死滅します。しかし、100個程度の少ない菌量で食中毒を起こします。

主な原因物質

生肉、特に鶏肉等の生食(鶏わさ、レバー等)や加熱不十分の調理食品(ささみの湯引き等)、その他二次汚染を受けた食品や水など
(注) 二次汚染:食中毒菌に汚染された食品から調理器具や手指などを介して他の食品が汚染されること

主な症状

下痢、腹痛、発熱(37度から38度台、40度以上もある)、頭痛、筋肉痛など

潜伏期間

2日から7日程度
(注) 潜伏期間:菌が付着している食品を食べてから発症するまでの時間のこと

予防のポイント

  • 「生食用」として適切に表示された食肉以外、生で食べない。
  • 食肉を調理するときは、十分加熱しましょう。
  • 使用した調理器具は使用後に十分洗浄消毒し、良く乾燥させる。
  • 生肉に触ったら、十分に手を洗浄消毒しましょう。
  • 生肉の冷蔵庫等保管の際は、ビニール袋やふた付き容器に入れ、他の食品に触れたり、汁を介して二次汚染しないよう注意する。

このページに関するお問い合わせ

宇都宮市保健所 生活衛生課 食品衛生グループ
電話番号:028-626-1110 ファクス:028-627-9244
住所:〒321-0974 宇都宮市竹林町972
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。