大気汚染状況の常時監視

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ページID1005326  更新日 令和6年3月28日

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窒素酸化物、浮遊粒子状物質などに係る常時監視

 大気汚染防止法に基づき、窒素酸化物、浮遊粒子状物質などの大気汚染物質について、市内9カ所において常時測定を行っています。宇都宮市では「宇都宮市大気環境情報システム」を構築し、測定結果は電話回線を経由して、リアルタイムでサーバに収集されています。

光化学スモッグ注意報などの発令について

 大気中の汚染物質が強い日差しにより変化し、特殊な気象条件のもとで光化学スモッグを発生させることがあります。光化学スモッグは、目のチカチカ、のどの刺激等の症状や植物被害を発生させます。毎年4月1日から9月30日に栃木県が、宇都宮市と県内の大気測定局のオキシダント濃度測定結果などから、光化学スモッグの発生を予想し注意報を発令します。

有害大気汚染物質の大気環境モニタリング

 宇都宮市では、有害大気汚染物質の大気中の濃度測定を行っており、一般環境の測定点として西小学校において21項目、固定発生源周辺の測定点として清原東小学校において10項目、沿道の測定点として平出測定局において6項目を、毎月1回、24時間の測定を行っております。

有害大気汚染物質等調査の結果

環境基準について

  • ベンゼン1年平均値が0.003mg/m3以下であること。
  • トリクロロエチレン1年平均値が0.13mg/m3以下であること。
  • テトラクロロエチレン1年平均値が0.2mg/m3以下であること。
  • ジクロロメタン1年平均値が0.15mg/m3以下であること。

環境基準とは、環境基本法に基づき設定される、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準のことです。

指針値について

  • アクリロニトリル 1年平均値が2μg/m3以下であること。
  • 塩化ビニルモノマー 1年平均値が10μg/m3以下であること。
  • クロロホルム 1年平均値が18μg/m3以下であること。
  • 1,2-ジクロロエタン 1年平均値が1.6μg/m3以下であること。
  • 水銀 1年平均値が40ngHg/m3以下であること。
  • ニッケル化合物 1年平均値が25ngNi/m3であること。
  • ヒ素及び無機ヒ素化合物 1年平均値が6ngAs/m3以下であること。
  • 1,3-ブタジエン 1年平均値が2.5μg/m3以下であること。
  • マンガン及び無機マンガン化合物 1年平均値が140ngMn/m3以下であること。
  • 塩化メチル 1年平均値が94μg/m3以下であること。
  • アセトアルデヒド 1年平均値が120μg/m3以下であること。

指針値とは、有害性評価に係るデータの科学的信頼性において制約がある場合も含めて検討された、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値であり、現に行われている大気モニタリングの評価にあたっての指標や事業者による排出抑制努力の指標としての機能を果たすことが期待されるもののことです。

過去の調査結果

 各年度の調査内容や調査結果は、宇都宮市オープンデータポータルサイトと「宇都宮の環境(環境状況報告書)」に掲載しています。

全国の結果

 全国の有害大気汚染物質について、環境省が取りまとめた調査結果です。

有害大気汚染物質測定方法マニュアル

 本マニュアルは、ベンゼンをはじめとする多数の有害大気汚染物質の中で健康リスクが高く、大気中濃度を調査する必要がある物質について、すでに開発され実績のある測定方法の中から、検証試験を行ってその基本的性能が確認できた手法を、手分析によるモニタリングの標準的方法として提示したものです。

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境保全課 調査指導グループ(市役所12階)
電話番号:028-632-2420 ファクス:028-632-5279
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。