自然環境基礎調査

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ページID1005384  更新日 令和6年3月8日

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調査の目的

長岡湿地の谷戸

 宇都宮市には、豊かな自然環境が残されており、たくさんの動物や植物が生息・生育しています。市では、そのような自然の現状を調べるため、自然環境基礎調査を行っています。この調査は、過去に2回行っています。1回目を平成2年から平成3年に、2回目は平成11年から平成12年に実施しました。3回目となる今回の調査は、平成21年から平成22年にかけて次の3つのことを目的として行いました。

  • 合併した町(旧上河内町、旧河内町)を含め、自然環境の調査を行い、現状を把握すること。
  • 10年前の調査と比較して環境の変化を見ること。
  • 調査結果をもとに、今後の生物多様性の保全に役立てること。

主な調査の結果

 植物、ほ乳類、鳥類、は虫類・両生類、魚類、昆虫類、底生生物の調査結果の概要について以下のとおり紹介しています。

シルビアシジミ

  • 植物1,287種(うち重要種(注意)84種)、動物2,076種(うち重要種104種)が確認されました。
  • 10年前の調査と比較して、植物の重要種の生育環境は維持されていますが、動物の重要種であるシルビアシジミなどは、外来植物であるシナダレスズメガヤの分布範囲が広がったことや人による採集で生息が脅かされています。
  • 今回初めて調査した上河内・河内地域においては、豊かな自然環境が維持されています。
  • 暖かい場所に生育するカラタチバナなどや南方系のチョウ類であるツマグロヒョウモンなどが10年前より多くの地域で確認されており、地球温暖化と関係している可能性があります。 

             (注意)重要種・・・天然記念物や環境省レッドリスト等掲載種など

 特に優れた自然を有し、他では見られない重要種が生息・生育している地点として、日本有数のれき河原である「鬼怒川上小倉・下小倉周辺の河川敷」など12地点を紹介しています。

「うつのみやの自然」パンフレット

 自然環境基礎調査結果の概要につきましては、「うつのみやの自然」パンフレットで紹介しています。
   このパンフレットの中で、宇都宮市の豊かな自然環境を次の世代に引き継いでいくために、私たち一人ひとりにできる取組を「豊かな自然環境を守るために・・・私たちにできること」として紹介していますので、ぜひご活用ください。

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境保全課
電話番号:028-632-2405 ファクス:028-632-5279
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。